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2009年11月28日

「けしからん!!! おわり。」(2)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000570-san-soci
>>> ヤマト運輸が函館でメール便1万7000通未配達 委託配達員解雇へ
11月24日16時43分配信 産経新聞

 ヤマト運輸(東京)は24日、北海道函館市内の配達を受け持つ委託配達員の男性(46)が平成19年2月から今月にかけ、配達予定だった商品カタログやダイレクトメールなどのメール便1万7321通を配達せずに自宅に放置していた、と発表した。

 同社では今年8月、10月にも兵庫県などでメール便の放置が発覚。社をあげて点検作業を進めるなかで新たな未配達が発覚した。

 同社によると、この配達員は19年2月ごろから、ほかの配達員の分も自らすすんで配達を申し出るようになり、配達しきれなかったメール便を自宅の物置にため込むようになったという。未配達の場合に苦情が来そうな定期刊行物や個人間の配達物は優先的に配達し発覚を逃れていた。

 委託配達員は「お金がほしかった」などと話しているという。同社は近く懲戒解雇する方針。
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 10月15日づけ「「けしからん!!! おわり。」」に続くヤマト運輸の配達不祥事。今回はコメ欄がついていなかったので、リンクされている記事(現時点で14件)を読みましたが、「運送員の意識を上げよ」(裏を返せば「けしからん」)といったレベルの感想しか見られませんでした。

 私としましては、前回の記事にも書いたように、この問題は決して「けしからん」とか意識云々で済ませられる問題ではなく、背景において経済的な構造があるのではないかと思います。少なくとも、その可能性を検討する必要はあると思います。すなわち、本件に焦点をあわせるならば、「お金がほしかった」という動機に基づき「ほかの配達員の分も自らすすんで配達を申し出るようにな」り、そして案の定、破綻すれば「配達しきれなかったメール便を自宅の物置にため込むようになっ」た、という本記事の文脈に、昨今の運輸業界の低価格競争、たとえば、たびたび報じられるライバル社:郵便局の「ゆうパック」運送員の疲弊振りを付け加えて考えれば、あるいはヤマト運輸の運送員は、このような無茶をしない限りたいぶ収入的に苦しい環境にあるのではないか、という仮説をたてられるのではないでしょうか。

 にもかかわらず、例によって今回もまた「けしからん」レベルの感想でテキトウに済ませてしまった「世論」。実はそれほど問題だと思っていないんじゃないかとも思わないでもありません(飲酒運転死亡事故の遺族のように、問題は痛切であっても、最近はちょっと変わってきたようですが、それでも基本的に「けしからん」路線を貫いている人たちもいますから、分かりませんけどね)。

 ところで、このような「環境原因説」とか「構造原因説」と言い得るような仮説をたてると、たとえば「派遣村」においても顕著だったように、「がんばっている人もいる」という風な「反論」をいただき、それを以って「にもかかわらずこういうことをやるのは、やはり、当人がけしからん人間だからだ!」という結論を導き出そうとする人がいます。今回はサンプルが少なかったので、直にそういう議論を展開している人はいませんでしたが、先にも書いたとおり、「派遣村」ではそういう議論の展開を見せた人がいたことは、皆様も良くご存知かと思います。

 確かに「けしからん」かと言えば「けしからん」のですよ。しかし、私が繰り返し申し上げているのは、「果たして『けしからん』 だ け で済ませてよいのか」と言うことなのであります。すなわち、たとえば本件では、もし経済的環境が本件のような不祥事の原因であるならば、もちろん経済的に困窮しているからといってこういうことをやってよいという免罪符にはならないものの、こういうことが起き続けることは避けられません。その点において私は、本件を「けしからん」で済ませてはならず、「経済的環境原因説」に基づいて実証的に分析することは重要であると考えます。また、もし「経済的環境原因説」が正しいならば、昨今の低価格競争がその根本にあることは疑いないことになると思われます。とすれば今後、更にキチガイ染みた低価格競争が続けば、単にこういう不祥事が続くのみならず、「けしからん」で物事を済ませたがる人がしばしば引き合いに出す「がんばっている人」たちが、市場から退出することもありえることは、実に容易に想像できることであり、その点においては、あるいは本件は、このままの状態が続いた場合における運送業の将来を示す「シグナル」ともいいうる問題であるともいえるでしょう。やはり、決して「けしからん」で済ませられる問題ではありません。

 ところで、では何故、「世論」は何事につけ「けしからん」で済ませようとするのでしょうか。私としましては、「世論」の思考回路においては、物事の「分析」に際して「規範的に分析する」ということと「実証的に分析する」ということに分化しておらず、常に何事も「規範的」に分析しようとする傾向にあるからなのではないかと考えております。

 「規範的に分析する」ということと「実証的に分析する」ことの違いとは何か。どのように見極めるのか。それほど難しい話ではありません。典型的な前者的分析の語尾は「べきである。」であるのに対して、後者のそれは「である。」という違いです。すなわち、前者は事実に対して主体が如何思うか(どうあるべきか)というレベルであるのに対して、後者は事実を述べている(どうであるか)という点において相違があります。

 本来ならば、「規範的な分析」を下すためには「実証的な分析」が不可欠であることは言うまでもありません。しかし、「規範的な分析」と「実証的な分析」の違いが分化していないがゆえに、こういう「実証的な分析」が不可欠な問題に対して、単に「けしからん」で済ませてしまったりする。この傾向がひどくなると、「規範的に分析」しようにも実証の下積みが無いために、結果的に妄想で穴埋めしたりすることに繋がるのではないでしょうか。

 「なぜ、常に何事も『規範的』に分析しようとする傾向が生まれるのか」については、ちょっとまだ見解を公表するほど資料が集まっていないので、その点については今後の研究課題としたいと思います。
posted by s19171107 at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月24日

法曹各者の「事なかれ主義」に対する反応・対策の違いについて

http://www.asahi.com/special/080201/TKY200911190485.html
>>> 被告に裁判員が「むかつく」裁判長「もうそのへんで」2009年11月19日22時48分

 強姦(ごうかん)致傷事件を審理している仙台地裁の裁判員裁判で19日、男性裁判員の一人が「むかつくんですよね」と男性被告(39)を法廷で非難した。真剣に反省しているかを確かめようとして、被告の返答が煮え切らないのに憤ったとみられ、裁判長から「もうそのへんで」とさえぎられた。

 この裁判員は被告人質問で「逮捕は運がなかったと思っていませんか」「二度と繰り返さないという気持ちはありますか」などと質問し、被告が黙っていると「即答できないのですか」と続けた。さらに「当たり前のことしか返ってこない。もうしませんとか反省してますとか」と述べ、興奮気味に「むかつくんですよね」と声を荒らげた。被告は黙ったままだった。

 審理終了後、被告の弁護人は「反省態度を確かめようと、検察官や弁護人ができないような聞き方で真っすぐ被告に語りかけ、言葉がヒートアップしたのではないか。けしからんということはない」と話した。(堤之剛)
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 19日の記事で取り上げたのと同じネタですが、これは朝日配信記事です。最終段落。アレに対して弁護人がそうフォローしてしまうのは、ちょっとどうかと。ヒートアップするにも限度というものがあろうと思うのですが。

 これは本気で言っているのか、あるいは、鳴り物入りで始まった裁判員制度に対して、何かと持て囃される「庶民感覚」に対して意見しにくく、結果、迎合する発言をせざるを得ないためなのかは分かりませんが、もし後者であるならば、裁判員制度導入の根拠とされてきた「事なかれ主義の職業裁判官による司法の歪曲を正す」という理論に従えば、「事なかれ主義の職業弁護人による司法の歪曲を正す」必要も出てくると思うのですが、本件に限らず一般論としても、あまり聞きませんね。

 同じような問題であるのに、職業裁判官の事なかれ主義ならびに判例硬直主義に対する批判は激しく、ついに裁判員制度を作るに至ったに対して、職業弁護人の事なかれ主義に対する批判はそれほどでもなく、特に制度改正の動きも無いのは、世の注目点は依然として「勧善懲悪」だからなんでしょうかね? そういえば、職業検察官の分野についても、勧善懲悪の要素がかなり強い、先の検察審査制度強化は実行されたのに、冤罪防止のための取調べ可視化は未だに、一部市民がきゃーきゃー言っているレベルだし。

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http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/saiban.html
posted by s19171107 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月21日

教訓が生かされていないような、いるような

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091119-00000037-maip-soci
>>> 市橋容疑者 「違法な取り調べ」主張 弁護団が改善要請
11月19日21時18分配信 毎日新聞

 千葉県市川市の英国人女性殺害事件で、死体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者(30)の弁護団は19日、違法な取り調べが行われ、処遇にも問題があるとして、千葉地検と県警行徳署に改善を求める通告書を出した。千葉市内で記者会見し、明らかにした。

 菅野泰弁護士らによると、市橋容疑者は18日の接見で取り調べの様子を記したノートを持参。県警の調べについて「『親族のところにマスコミが取材に行った。お前が黙っているからだ』と言われた」という。17日の地検の取り調べでは「このまま黙秘を続ければ社会に出られない。死刑もあり得る」「黙っているなら親が死刑になるべきだ」という発言もあったという。

 市橋容疑者は「こうしたことを言ってもいいのか」と質問。接見弁護士が、違法な取り調べで、捜査当局側への通告も可能なことを伝えると、「お願いします」と話したという。会見で菅野弁護士らは「死体遺棄容疑の取り調べで死刑などという発言が出るのは問題。黙秘権の重大な侵害だ」と指摘した。

 また、市橋容疑者は絶食を続けているため医師に栄養剤のブドウ糖を注射されたことについて、「具合が悪くなった。生命が危険な状態ではない」と話したという。

 市橋容疑者は19日も食事をとらず、栄養剤の注射も拒否。菅野弁護士は「依然、事実関係は話さず、絶食の理由は分からない。黙秘の理由は少しずつ話している」と語った。

 弁護団の通告書に対し、県警捜査1課は「法にのっとり適正な捜査をしている」としている。【中川聡子、神足俊輔】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091119-00000203-jij-soci
>>> 「取り調べ不当」捜査当局に抗議=市橋容疑者側−英女性死体遺棄
11月19日21時31分配信 時事通信

 千葉県市川市のマンションで英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者(30)の弁護団が19日会見し、不当な取り調べが行われているとして、千葉地検と県警捜査本部に通告書を送付し、抗議したことを明らかにした。
 弁護団によると、地検の取り調べで市橋容疑者は「今のままの態度だと社会に出られない」「死刑もあり得る」と指摘され、捜査本部の調べでは「姉のところにマスコミが取材に行った。お前が黙っているからだ」などと言われたという。
 同容疑者が18日の接見で、調べの内容を記したノートを持参したため、弁護団が抗議の意思を確認した。
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 足利事件受刑者釈放からまだ半年、あの杜撰捜査・脅迫取調べが白日の下に晒されてからまだ半年しか経っていないのに、取調官の皆様におかれましては、お元気そうで何よりです。

 そしてコメ欄の皆様におかれましても、このような取調べが足利事件のような「自白」を引き出し、結果的に無実の人を18年間、拉致監禁した上に、極悪真犯人を取り逃がしたということをすっかりお忘れになられたようで、私としましては、「あの」幕田英雄検事正に対して「菅家さんに謝っている暇があったらお前が18年間刑務所に入れ」と、光市事件の「御恩」(幕田検事正は最高裁検事時節に光市事件を担当されました)をすっかり忘れて暴言を吐いていたのがつい先月のことだとはとても思えない次第でございます。
>>> 2009年11月19日 21時35分crd*****さん
私もそう思う7,157点 私はそう思わない1,630点

不当も何も、文句は言えん事(殺人)をしたんだろうが?
黙っていればそれで済むとでも思っているようだが、絶食しようが、黙秘しようが、誰もお前を許さない。
それだけは間違いない。
<<<
>>> 2009年11月19日 21時34分nar*****さん
私もそう思う5,660点 私はそう思わない1,325点

本当の事を言われて抗議ですか(笑)

>「今のままの態度だと社会に出られない」「死刑もあり得る」と指摘され、捜査本部の調べでは「姉のところにマスコミが取材に行った。お前が黙っているからだ」などと言われたという。」

そのうち、親にも行くと思いますが?それは自分が捜査に協力しないからでしょう
<<<
>>> 2009年11月19日 21時37分han*****さん
私もそう思う2,051点 私はそう思わない397点

人権第一
殺人死体遺棄容疑二の次
みたいな感じですか?
弁護団のみなさん。
<<<
>>> 2009年11月19日 21時41分jdf*****さん
私もそう思う1,113点 私はそう思わない451点

不当な抗議をするなっ!

ゼニ儲け主義の強欲弁護士!
<<<
>>> 2009年11月19日 22時5分ear*****さん
私もそう思う790点 私はそう思わない194点

黙秘するだけしておいて、不当はないでしょう。
亡くなったリンゼイさんのほうがよっぽど不当な行為を受けてる。
どこまでも自己中心的ですね。
<<<
>>> 2009年11月19日 21時59分jir*****さん
私もそう思う650点 私はそう思わない249点

取調べ不当だと。ふざけるのもいい加減にしろ。
きちんと話せよ。
この期に及んでふてくされるのは虫けら以下。

市橋の弁護士さんよ。
なくなったリンゼイさんの人権はどうなんだ。
<<<
 更に言えば、逮捕容疑からして何か重大な認識間違いがあったり、いまだに刑事裁判が金儲けになるとか思っている方もいるようで、これはなお一層深刻な事態だなあと思ったり。

 しかし一方で、以下のような教訓を汲み取った、それなりに冷静なコメントも、少なくない賛同数を得ているのを見ると、ある程度、「学習」しているのかもしれないな、とも思わないでもありません。
>>> 2009年11月19日 22時3分t03*****さん
私もそう思う2,352点 私はそう思わない814点

皆さんの意見を見ていると少しおかしくないか。
本人のやったことは決して許されることではない。
しかし親、兄弟姉妹を死刑にするなどは絶対に言ってはいけないことだし、それに対して批判せず、当たり前のように言うコメントも理解できない。
警察は正攻法で本人の自白を引き出すべき。
これを許せばいつ冤罪事件がわが身に振り変えるか非常に恐怖を感じる。
<<<
>>> 2009年11月19日 21時50分lov*****さん
私もそう思う1,743点 私はそう思わない232点

取調べは適法になされなければならない。
足利事件に学びましょう。
<<<
>>> 2009年11月19日 22時13分ham*****さん
私もそう思う1,167点 私はそう思わない243点

多くのコメントの論調に違和感がある。
全く感情的な意見ばかりだ。

市橋への思いと、この問題は別でしょう。
別の記事にあったが親が死刑になるとか、全く筋違い。
こんなことやってるから冤罪を生むのだ。

冤罪から守るには黙秘権は必要だ。
これを逆手にとる事例があったとしても、
それを上回る利益があるから。

都合よく解釈するのはやめた方がいい。感情的には理解できる部分もあるが。
警察、検察も、己の能無しぶりをさらけ出すことはやめたほうがいい。
焦っているのかもしれないが、市民のおかげで時効前に逮捕できたことに感謝しなさい。
<<<
>>> 2009年11月19日 21時54分nbl*****さん
私もそう思う743点 私はそう思わない616点

コメントに彼を殺人者と断定する内容が見られる。

容疑は死体遺棄であり殺人は立証されていない。

彼を殺人者と断定する論調はいかがなものか?
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 これくらい冷静な視点を持てる国民が増えれば、裁判員制度ならぬ「検察員制度」みたいなのもあったほうが良いかもしれません。

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http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/saiban.html
posted by s19171107 at 17:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

ある意味「庶民感覚」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091119-00000562-san-soci
>>> 「むかつくんです」裁判員が性犯罪の被告を詰問、裁判長が制止
11月19日14時44分配信 産経新聞

 「むかつくんです」−。宮城県内の路上で女子高生(当時15)を乱暴し、手首骨折の重傷を負わせたとして、強姦致傷罪に問われた大崎市の無職、結城一彦被告(39)の裁判員裁判。仙台地裁(川本清巌裁判長)で19日に行われた公判の被告人質問で、男性裁判員が感情をむき出しに被告を問いつめ、裁判長に制止される一幕があった。

 裁判員の被告人質問では男性4人が質問。中年の男性裁判員が声を上げた。

 「この裁判は長いと感じる?」。結城被告はか細い声で「長いです」と答えた。続けて男性が「裁判が面倒くさいと思わないか」と訪ねると、結城被告は「自分でやったことだから仕方ない」。さらに男性は声のトーンを上げて「俺的にはやばいとか、(捕まって)運が悪いとか感じる。そうは思わなかったの?」。結城被告は「そうは思わなかったです」と答えた。

 厳しい目で結城被告をにらみながら男性は「二度と繰り返さない気持ちはあるか」と問いかけ、「(その気持ちは)どれくらいか」と続けると、うつむいていた結城被告は30秒ほど沈黙した。

 ここで男性が「即答できない…。昨日から『反省します』とか当たり前の答えしか返ってこない。被害者に対して反省とかこれからですよね。(被告が女性の首を絞めたかどうかの争点について)両手だった片手だったかは関係ない。あなたはむかつくんです」とまくし立てるように非難した。これに対して川本裁判長は苦笑いで「その辺で」と制止すると、男性は「わかりました、すいません」と言って質問を止めた。

 起訴状などによると結城被告は昨年10月2日、自転車に乗った女子高生の自転車の前かごをつかんで転倒させ、カッターナイフを首に突きつけたり、首を手で締めて「死ぬか」などと脅迫。女性を乱暴し、右手首骨折の重傷を負わせたとしている。
<<<
 裁判員制度は、8月の第1号裁判以来、各地で数多く行われており、ここ最近は報道も落ち着いてくるようになって来ました。私としましては、その実際は、功罪両面あるなと思っており、そこそこに判例も蓄積されてきたので、そろそろ判断を下そうかと思っていたのですが、ここにきて案の定な展開が見られました。

 中年の男性裁判員の発言。順番に問題点を挙げるとすれば、「『反省します』とか当たり前の答えしか返ってこない。」「(被告が女性の首を絞めたかどうかの争点について)両手だった片手だったかは関係ない。」「あなたはむかつくんです」の3つが挙げられると思います。

 一つ目。じゃあ逆に言うと何が「反省」なんでしょうかね? まあ、日本人の言う「反省」の意味するところが極めて曖昧で、半分イチャモン状態になっているのは本件に限らず、たとえば光市事件においても顕著に見られた話ですが、それにしても「当たり前の答え」をすると怒られるとかもう訳分からんですな。まあ「訳分からん」で済ませちゃ困る、その「訳分からん」を導き出す思考回路を解き明かさなくてはならないというのは、以前より書いてきているとおりですが、ちょっとすぐには解き明かせそうにありません。

 ところで、こういう「当たり前の答え」を評価しないってのは、「反省」に限らないんですよね。たとえば、政治においては、当たり前の答えをすると「どこかヒトゴト」とレッテルを貼られる一方で、最初の総裁選のときだったかの小泉元首相のように、結局何も具体的に言っていなくても、何か耳に残るフレーズを繰り返せば、皆の支持を得られるといったように。あるいは、「おみおつけ」のように、もはや敬意のインフレとしか言いようの無い言葉遣い(語源の一説による)が普通に使われているように。その点においては、日本人の持病なのかしもれませんね。まあ相変わらず「思考回路の解き明かし」にはなっていませんけど。

 二つ目。この言説は恐らく、ちょうど昨日の記事に従えば、「『結果』というインパクトに偏重した思考」による反応と「犯罪者は悪いやつだから何を言っても・やっても良い」という思考が合わさって発現したものでしょう。

 これが「庶民感覚」と言ってしまえばそれまでなんですが、しかし、自分の言い分を「結果が全て」として斯くも足蹴にされて不満を抱かない人間はおらず、その点において、この男性裁判員の発言は、被告人の刑期を「反省の日々」ではなく「不満の日々」に変えてしまいかねません。彼はそんな重大なことをやらかしたのです(「犯罪者だって人間であり、何をやっても良いと言うわけではない」というのは、単なる人権思想の要請ではなく、こういう実利的な意味合いも含まれています)。

 このように、裁判員制度でやたら持て囃されている「庶民感覚」というのは、決して持て囃すべきものではありません。

 そう考えると、裁判員裁判導入賛成者におかれましては、「裁判官は自分が偉いと思ってふんぞり返っている」から「裁判員を法廷に入れて裁判官の驕りを正そう、庶民感覚から乖離した判決を正そう」みたいなことを仰ります(その点に対する価値判断はここでは行いません)が、たとえそうだとしても、送り込む裁判員に対して「是非あなた様の庶民感覚を生かして、極悪犯罪者に対するダメ裁判官の判決を庶民感覚に沿った正しいものに是正してください。法的知識は余り必要ではありません。」みたいな言い方をすると、逆に今度は庶民のほうが自分の「感覚」を過信して、驕り高ぶってしまい、法廷において裁判官のみならず被告人に対しても高圧的な態度をとり、結果的に、人間である被告人に裁判と判決、そして社会に対する不満と敵対心を植えつけてしまうのではないかと危惧します。

 最後。結局、色々と理屈捏ね回していましたが、その全ては単に感情的に気に食わないからであるということを自ら暴露してしまった部分。さすがにここまでハッキリ言ってしまうと、なかなか擁護しにくいものがあるでしょう。まあそれでも擁護する人はいますけどね。

 私が裁判員裁判に懐疑的で、慎重な姿勢をとっていたことは以前より当ブログをご覧になっている方におかれましては良くご存知かと思います。その理由はさまざまですが、ひとつに、「『ハズレ』を引いた場合のリスクが職業裁判官の『ハズレ』よりも大きすぎる」という点が挙げられます。

 職業裁判官は判例を重視します。この点に対する批判は根強く存在し、この点の「是正」を掲げて裁判員制度を支持する言説も少なくありません。しかし私としては、判例を重視してくれたからこそ、たとえ裁判官個人が「ハズレ」であっても、それなりに一定の範囲内に量刑が収まるという点において、「まだよかった」という肯定的な判断もできると考えています。

 対する本件。ここまで感情基準で裁判をされるというのは、それにしても「ハズレ」の程度がひどいと言わざるを得ません。裁判員制度というのは、こういう、職業裁判官の「ハズレ」よりも甚だしい「ハズレ」が実際に審理に参加してしまいうるのです。

 もちろん、このことは逆に言うと、ものすごい「アタリ」に出くわすことだってありえるわけです。しかし、「『アタリ』と『ハズレ』の差が甚だしく、特に『ハズレ』のハズレ具合は目も当てられない」と、「『アタリ』『ハズレ』の差は余りなく、どれも同じようなもの」はどちらが良いかと言うと、後者のほうが、その差はわずかではあるものの、まだ良いのではないかと思います。

 ぜひ「アタリ」多き制度になってくれると良いんですが、「感情屋」とまでは行かずとも、感情基準の程度が甚だしい方がいる限りは、やっぱり心配ですね。

 裁判員制度に関するその他の論点に関しては、その判例に関する情報収集・分析の後に取り上げる予定ですが、例によって、いつになるのかは私も分かりませんw

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posted by s19171107 at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

結果結論偏重ですらない

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091112-00000064-jij-soci
>>> 虚偽証言で捜索、署長が謝罪=偽千円札使用事件−奈良県警
11月12日11時14分配信 時事通信

 奈良県橿原市のショッピングセンターで10月、奈良市立中学2年の女子生徒(14)が偽千円札を使用していた事件で、県警橿原署が女子生徒の虚偽の証言をもとに、全く無関係の男性宅を家宅捜索していたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、女子生徒が逮捕された際、「隣にいた男子大学生にやらされた」などと話したため、県警は通貨偽造容疑で、男子学生(19)の逮捕状を請求。10月末、橿原市内の男性宅を家宅捜索した。
 男性宅から偽札が見つからず、女子生徒の自宅からカラーコピーされた偽札が数十枚発見されたため、女子生徒を問いただしたところ、証言は虚偽と判明した。
 男子学生の両親が同署に「犯人扱いされた」と抗議したため、藪内公夫署長が男性とその両親に謝罪した。 
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 コメ欄上位。1位(7000点台)2位(約6000点)は良いとして、3位以降がちょっと。。。
>>> 2009年11月12日 11時19分 skz*****さん
私もそう思う5,177点 私はそう思わない31点

社会に迷惑。
警察に迷惑。
隣人に迷惑。
家族に迷惑。

わかってないんだろうな。
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>>> 2009年11月12日 11時17分 yui*****さん
私もそう思う4,872点 私はそう思わない29点

通貨偽造行使に虚偽告訴
悪質です
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>>> 2009年11月12日 11時15分 mae*****さん
私もそう思う3,156点 私はそう思わない32点

虚偽はイカン、虚偽は。
<<<
>>> 2009年11月12日 11時24分 edg*****さん
私もそう思う1,437点 私はそう思わない11点

大人顔負けのえげつなさだな。これでも中学生ってことで名前も出なきゃ服役もしないって、やっぱなんか釈然としねぇ。
<<<
>>> 2009年11月12日 11時43分 a77*****さん
私もそう思う1,420点 私はそう思わない5点

もうさあ、電車の痴漢とか虚偽の証言した者は、厳罰にしようよ。
<<<
>>> 2009年11月12日 11時41分gak*****さん
私もそう思う1,377点 私はそう思わない20点

責められるべきは、女子中学生とそのガキの親!
どんな育て方したらそんなガキになるんだ?!
<<<
 この記事のテーマは、偽札使用で逮捕された女子学生の虚偽証言を鵜呑みにした警察が、無関係の人物の逮捕状を取り家宅捜索したという事件について、警察署長が被害者に謝罪したという話です。

 言うまでもなく、今の日本社会では「逮捕=真犯人」という単純すぎる図式がまかり通っており、幸いにして本件は逮捕状は出たものの実際には逮捕されなかったようですが、かなり危ないところまで来ていた、危うく警察のせいで人生を狂わされるところだったと言えるでしょう。そう考えると、奈良県警の捜査手法にはかなり深刻な問題があると言わざるを得ず、本件は警察の不祥事の1ページに記録しておいて損は無い事件であったと言えると思います。恐らく記事を執筆した時事通信記者も、「タイトルは記事内容の要約である」という一般的合意に従っていると仮定した上でタイトルを見る限り、そういう問題意識のもとでこの記事を書いたものであると予想します。

 にもかかわらず、とても予想外の反応を見せてくださるコメ欄。うーん、まあ虚偽証言も悪いと言えば悪いですが、「悪いやつ」(本当に「悪いやつ」なのかは、事件についての情報を持っていないので、例によって当然断定はしないつもりですが、少なくとも警察は「悪いやつ」だと思っているから逮捕しているので、ここでは「警察にとっての悪いやつ」「警察は悪いやつだと思っている人」と言う意味の略称として「悪いやつ」と表記します。)が自己保身のために嘘をつくなんて良くあることですからねえ。取り立てて問題にするのもどうかと。むしろ、「良くあること」なのに警戒心を抱かず、「悪いやつ」の発言を鵜呑みにした警察の捜査手法こそ問題にされるべきなんじゃないかと。記事もそういう方向性で書いているんだし。。。

 かつて私は、「世論」が、結果結論のみに偏重するがゆえに、事態の経緯や理由を無視・あるいは虫食い引用し、よって俺理論で無理矢理物事の正当性をこじつけていると書きましたが、今回の一件を含めて考えると、「世論」は結果結論偏重ですらなく、自分にとってのインパクトに偏重して反応しているにすぎないと言えるのではないでしょうか。結果結論偏重よりもダメな展開ですけど。
posted by s19171107 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月15日

必要悪の延命

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091114-00000037-sph-soci
>>> 逃走中市橋容疑者雇い、仕事逃げた…大阪の建設会社 通報があだ
11月14日8時1分配信 スポーツ報知

 英国籍の英会話講師、リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)の死体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者(30)が、逃亡中に住み込み勤務していたと公開写真を見て気付き、警察に通報した大阪府茨木市の建設会社が、取引先から相次いで契約を打ち切られていることが13日、分かった。建設会社関係者によると「社員の身元もきちんと調べない会社とは、取引できない」として契約を解除されることが続いたという。一方、千葉地裁は同日、この日も食事を口にしていない市橋容疑者の拘置を、22日まで認める決定をした。

 通報があだになった。 08年8月19日から09年10月11日に姿を消すまで、約1年2か月間、市橋容疑者を雇っていた建設会社。警察へ通報後、市橋容疑者が勤めていたことが知られるようになり、取引先数社から契約を完全に打ち切られた。ほかにも、一時的な取引中止や、新規契約交渉が難航する例もあったという。

 ただ、同社社長は「殺人犯(容疑は死体遺棄)を雇っていたということですから。結果論ですからね」と、ひょうひょうと受け止めている。社長は「通報すれば、取引停止の可能性があることは頭にあった。事前に話し合ったが、社会人の義務として通報した」ときっぱり。事業に支障が出るのでは、と社員たちと話し合った結果、決断した。

 契約打ち切りの一方、エールもあるという。社長は「『ようやった』と言ってくれるお得意さんもいる。『これからも仕事、頼むわ』とね」と明かし、より深い信頼関係を築けたケースも出ている。警察官からも「市橋(容疑者)がここで働いた金で整形したことが、整形外科医による通報を促し、逮捕につながった。犯罪人を雇っていたといわれるかもしれないが、気にすることはない」と励まされたという。また、捜査関係者は「取材活動の影響を受けたのかどうか、事態がよく分からないが、われわれが通報者を守り切れていないことは反省している」と述べ、遺憾の意を示した。

 社員らと話し合った際、社長には、昨夏放送されたNHK特番「たったひとりの反乱」が「印象にあった」という。主要取引先である雪印食品の牛肉偽装を、内部告発した兵庫・西宮市の冷蔵倉庫会社「西宮冷蔵」の水谷洋一社長が、告発後に取引先を相次いで失うなどして休業し、再建するまでを描いた内容だ。

 水谷社長を取り上げ、12日に放送された、フジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」も見たという建設会社社長は、「通報してよかったと思ってます。全然、後悔していない。建設業界自体も厳しい環境にあるが、頑張ります」と力強く笑った。
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 コメ欄上位(9000点台〜8000点台)。
>>> こういうのも一種の風評被害。
正直者が馬鹿を見る世の中にはなって欲しくない。
契約解除に踏み切った会社連中は再考せよ。

ま、その前にズサンな無責任垂れ流し報道するマスコミに
大きな問題が潜んでいる気がするが・・・
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>>> 雪印の時も、告発した冷蔵倉庫会社が仕事の殆どを失い、一時倒産の憂き目にあった事を思い出す。

正義って何なんでしょう。
じゃあ、何をしたらよかったっていうんでしょう。
どんな思い、葛藤の中で通報したと思っているんでしょう。
結局これですか。

他人の気持ちや考えに、誰も思いを馳せない。
正直者が、バカを見る。
……、生きにくい世の中。
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>>> 契約を打ち切った取引先のリストを公開してください。
みんなで契約を打ち切る対象候補としましょう。
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 社長もコメ欄、そして警察も何か勘違いをしている気がするのですが、「犯罪者を雇っていたから」という結果論、ちょうど、チュチェ97年8月6日づけ「「Ocean」設立1周年集会報告(1)」にてご紹介した、松本サリン事件被害者であり、報道被害者でもある河野義行氏の奥様の件と同じような展開による契約解除ではなく、社員の身辺調査、それも「指名手配されているかどうか」という、「身辺調査」というのも大げさなくらいの超基本的な情報確認もしていない企業なんか危なっかしくて取引できない、という主旨に基づく契約解除だと思うんですが。記事にも「建設会社関係者によると「社員の身元もきちんと調べない会社とは、取引できない」として契約を解除されることが続いたという。」と書いてありますし。

 これはもっともな言い分です。コメ欄を下のほうに辿ってゆくと、以下のようなの(3000点台)もありますが、「指名手配されているか否か」を調べる余裕も無いんですか? こんなもの興信所使うまでもありません。もし本当にこれくらいの余裕も無い業界であるのならば、それこそそういう企業は「犯罪者天国」すくなくとも「犯罪者」にとっての隠れ蓑となるので、「社会貢献」のためにも潰れてくれるのが望ましいんですが。身辺調査がきちんとできる「一部の大企業」だけで結構です。
>>> 社会貢献の為に通報した会社に対して、取引先が一方的に契約解除を申し込むとは、おかしくないだろうか?
過酷な肉体労働に根を上げて、次々に入れ替わる職業だ。バイトでまかなうしかない現場商売に、身辺調査を行う余裕など無い。そんな悠長なことが出来るのは、一部の大企業ぐらいだ。
市橋容疑者がこの会社に勤めていた時、マジメに仕事に取り組んでいたのだし、契約会社に迷惑を掛けたわけではないと思う。
この一件で、警察への通報を控えるようになれば、それこそ犯罪者天国になるよ。
社会貢献という観点から、取引先にはもう一度考え直して欲しい。
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 しかし一方で、ちょうどこのニュースは6日づの記事のコメ欄においてamanoiwatoさんも取り上げていらっしゃるように、こういうことがあると通報に対する誘因が損なわれてしまうという点において、コメ欄の言い分にもまた一理あります。

 社会的にどちらが望ましいかと言えば、どうなるんでしょうかねえ。まあ、「『犯罪者』も捕まらず、情報管理が杜撰で『犯罪者』の隠れ蓑ともなりうる企業ものさばり続ける」よりは、「『犯罪者』は捕まったが、情報管理が杜撰で『犯罪者』の隠れ蓑ともなりうる企業はのさばり続ける」ほうが良いのかな。企業は「逃げない」から、後々テキトウな理由をつけて切れば良いしね。そう考えると、珍しくコメ欄と結論だけではあるものの、意見の一致が見られたのかな。
posted by s19171107 at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月12日

1億総ゆとり脳

 8日の記事にてご紹介した、「NYで大手金融機関にワクチン優先接種か、波紋広がる」の記事のコメ欄について、前回とは別の話題の面から再度取り上げます。
 記事本体は既に前回記事で引用しているので、コメ欄。

>>> 2009年11月6日 16時35分 e_a*****さん
私もそう思う1,243点 私はそう思わない463点

子供と女性が優先なのが常識。お金に潰されなさい。
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これに対して、以下のような「反論」が寄せられました。

>>> 2009年11月6日 17時52分iwa*****さん
私もそう思う281点 私はそう思わない45点

>子供と女性が優先なのが常識。お金に潰されなさい。
女性は余計。男女平等の世界なんだし
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>>> 2009年11月6日 19時16分sug*****さん
私もそう思う229点 私はそう思わない10点

>子供と女性が優先なのが常識。お金に潰されなさい。

感染リスクや重症化・死亡リスクが高い人
社会的に見て罹患し倒れられたら困る人

が優先です。
だから、子供や医療関係者等が優先されるのです。

これはヒューマニズムの問題じゃなく、ドライであっても合理性で決めるべきこと。
なので「小さい子供を育児している母親」たる女性は優先していいと思いますが、申し訳ないですがそれ以外の女性は別だと思います。
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>>> 2009年11月6日 19時48分nsj*****さん
私もそう思う104点 私はそう思わない36点

sug*****さん
なので「小さい子供を育児している母親」たる女性は優先していいと思いますが、
申し訳ないですがそれ以外の女性は別だと思います。

その通りだと思います。「子供を産まない女はどうのこうの」=差別とか言われますが
子供を産むのは女性しかできないことだし、子供がいる母親は優先されてしかるべきです。
なんだかんだ言っても子供がいる母親>子供いない女性です。

男の私はまずはインフルエンザになっても死なない体づくりを目指します。
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>>> 2009年11月6日 20時49分las*****さん
私もそう思う70点 私はそう思わない7点
>子供と女性が優先なのが常識。

子供は当然だが、そこで女性もと言い切りあたり男女平等を勘違いしてる
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 医療措置は「子供と女性」、所謂「女子供」が優先であるのは常識である、という(私もそのとおりだと思う)主張に対して、「男女平等を履き違えている!」と言った「反論」。いちいち相手にするのもバカらしいですが、ここで終わらせると本題に入れないので敢えて指摘しておくと、こういう場合の「女子供」というのは、文字通りの意味、すなわち、生物学的に女性である人間や年少者のことを指すのではないことは明らかです。まともな人物の書いた文章であれば、こういう文脈における「女子供」という言葉が真に指す意味は、「弱者」です。「女子供」というのは、弱者のことを指す言葉です。

 にもかかわらず、字面どおりの解釈をし「反論」を試みたコメ欄の中の人。この展開に象徴されていると思うのですが、最近の日本人の会話において、代名詞や比喩表現の登場頻度が減少してき、次第に通用しなくなってきていないでしょうか。

 たとえば、「労働教」。労働教徒の「戒律」には、「汗を流して働く」と言うものがあると思います。「汗を流して働く」というのは、私はこれも喩えの表現だと解釈しています。すなわち、「何かを得るためには、それ相応の努力しなければならない」ということを指すのではないかと。そして、「努力」には、当然「楽をするための努力」、すなわち「発明」も含まれるはずです。

 しかし労働教はどうか。本当に汗を流す「努力」を要求していないだろうか。楽志向の発明的努力を軽視していないだろうか。「汗を流して働く」という言葉を字面どおり受け取っていないだろうか。これが喩えの表現であることに気がついているだろうか。正直、かなり怪しいと思います。

 喩えの表現が見抜けない、特に、ほぼ定型句であるともいえるような典型的な喩えの表現が分からないと言うのは、昨今、しばしば取り上げられる(そしてバカにされる)「ゆとり脳」に顕著に見られる現象だと思います。その点、以上のような反応を見せる方々は、「ゆとり脳」にかなり近いのではないかと思われます。

 そのような認識の下、労働教の反応について考えると、労働教は基本的にそれなりに社会経験のある人が「入信」しやすい信仰であると世論を分析している限り感じているのですが、「労働教徒=喩え話だと見抜けない=ゆとり脳」とすると、日本人って本質的にゆとり脳な民族なのか、あるいは、「ゆとり教育」が取り入れられる前から日本の教育は、ある意味において「ゆとり教育」だったのかなあと思ったりします。

 そういえば、共和国の対日宣伝(チョソンの声放送とか)における日本語文って、元の朝鮮語に比べるとかなり表現が、よく言えば分かりやすい、悪く言えば幼稚なんですよね。(「朝鮮労働党 万歳!」を運営なさっているvchangunソンセンニムの記事参照:h ttp://wsdprk.exblog.jp/4900562/)

 「いくら自国語にもある語彙だからといって、あいつらにこんな難しい表現は理解できねーよ」と馬鹿にされている現実。そうだ 勉強、しよう。
posted by s19171107 at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする