当ブログは移転しました。詳細はこちらに掲載してありますので、ご参照ください。

2008年02月13日

気になる報道だけピックアップ

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080213AT2M1203212022008.html
米ゼネラル・モーターズ(GM)が12日発表した2007年通期決算は最終赤字が387億ドル(約4兆1000億円、前年は20億ドル)に達した。赤字は3年連続で、損失額は過去最大。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の影響で今後の業績見通しが悪化し、会計上の一時損失を計上したことが響いた。北米自動車事業の回復も鈍っており、全米規模の早期退職制度など追加リストラを実施する。

 GMは7―9月期に収益見通しの悪化から、税効果会計に基づき計上してきた繰り延べ税金資産の取り崩しで383億ドルの一時損失を計上していた。10―12月期は最終損益が7億2200万ドルの赤字(前年同期は9億5000万ドルの黒字)で、2四半期連続の赤字。

 07年通期の赤字額は米メディア大手のAOLタイムワーナー(現タイムワーナー)が02年決算で計上した約990億ドルの最終赤字に次ぐ規模とみられる
 自動車屋のくせに、それも本業は大して振るっていないのに、余計なとこに手を出すから、こんなことになるんだよwww
 しかしこれ、完全に経営の失敗なのに、しわ寄せは従業員に来たね。いつも、リスクは従業員に、リターンは経営者と株主に。まあ、資本主義ってそういうもんだから、今更どうこう言うもんでもないけどさ。

http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080212/asi0802121930006-n1.htm
オーストラリアのラッド首相は13日、先住民であるアボリジニに対し、過去の政権が行った政策について公式に謝罪する。同国首相がアボリジニへの政策で謝罪を表明するのは初めて。12日には首都キャンベラの連邦議会に史上初めてアボリジニを招待して記念式典が催され、ラッド首相は「きょう私たちは過去の誤りを正すため、小さいが意義のある一歩を踏み出した」と強調した。

 この日、議会内のホールで行われた式典ではアボリジニたちが「歓迎」を意味する舞踊を披露。先住民であるアボリジニたちが所有していた土地に、首都キャンベラが建設されたことが公式に認められた格好となった。

 アボリジニは、「原住民」を意味する英語のABORIGINEに由来し、現在の人口は島嶼(とうしよ)部を含めると約46万人で、豪州の全人口約2000万人の2%強に当たる。

 アボリジニたちは18世紀以降、英国からの流刑者を中心とした白人の入植過程で、「ハンティング」と称して殺害されたり、土地を奪われたりするなど、さまざまな迫害に遭ってきた。20世紀に入ると、白人優遇の「白豪主義」のもと、隔離政策が実施された。


 特に、1910年代から70年代にかけて、アボリジニの子供たちを親元から引き離し、白人の家庭などで養育させる同化政策が続いた。「盗まれた世代」と呼ばれたこうした子供たちは約10万人に上るとみられている。

 ラッド首相が13日に連邦議会で謝罪を表明するのは、隔離・同化政策についてで、豪州の報道によると、「『盗まれた世代』とその家族たちが受けた苦しみや痛みに対し謝罪する」「誇りある人々と文化が受けた侮辱に対し謝罪する」などと表現されるという。

 これまでハワード前保守連合政権は謝罪に応じてこなかったが、労働党のラッド党首は昨年11月の総選挙でアボリジニへの謝罪を公約に掲げて圧勝、政権を奪取した。

 ただ、ラッド首相はアボリジニに対する補償金の支払いには応じない方針で、その代わり、教育や医療、経済面における、アボリジニとその他豪州国民との格差是正に全力で取り組む決意を表明する見通しだ。
 さて、日豪捕鯨論争における、日本側の一部による「白豪主義」批判がこれで崩れたことになりますね。
 次の一手はどうするつもりなんでしょうかwww

http://news.livedoor.com/article/detail/3505867/
 店長など管理職の肩書が付くだけで残業代などが支払われない問題で日本労働弁護団は11日、「名ばかり管理職110番」を実施した。日本マクドナルドに対し、店長に残業代を支払うよう命じた東京地裁判決を受けて行い、約5時間で130件が寄せられた。


 東京都の金型製造の男性(19)からは、高卒1年目で管理職にされ、基本給13万円に1万円の手当が付き、毎日2時間以上の残業代は出ていないとの相談があった。茨城県のコンビニ店長(42)は定時にタイムカードを押してから残業、休日出勤の際はタイムカード自体は押さずに働いていると訴えた。店長になり年収が下がった。


 千葉県の女性の夫は、建設・土木関連の仕事で現場監督をしていたが、月5万円の役職手当だけで、月110時間残業し、今年1月に過労が原因で自殺したという。男性は妻に「おれが死んだらタイムカードを見たら分かる」と伝えていた。


 弁護団の棗(なつめ)一郎弁護士は「『名ばかり管理職』が予想以上に存在することが分かりあぜんとした。残業代不払いもそうだが、長時間労働を強制する下地になっている。企業は従業員の命を削るような働かせ方はいいかげんにやめるべきだ」と話している。


 労働弁護団による電話相談は毎週火、木曜日の午後3〜6時(03・3251・5363)。


http://www.asahi.com/international/update/0213/TKY200802130284.html
 東ティモールのラモス・ホルタ大統領とシャナナ・グスマオ首相が武装集団に銃撃され、ホルタ氏が重傷を負った事件で、モンテイロ検事総長は13日、少なくとも18人の容疑者の逮捕状を裁判所に請求していることを明らかにした。政府は同日、治安の悪化を懸念し、非常事態宣言を14日から10日間延長した。

 11日早朝の銃撃戦で死亡した武装集団の指導者アルフレド・レイナド少佐と仲間1人以外は現在も逃走中。このため政府は容疑者らに投降を呼びかけるとともに、国家警察を中心に身柄の確保を目指す。

 一方、最大野党の東ティモール独立革命戦線(フレティリン)幹事長のアルカティリ元首相は13日記者会見し、「政府は攻撃の情報が3日前に入っていたのに予防策をとらなかった」と主張。グスマオ首相に対して、兼務する国防・治安相を辞任するよう求めた。また、国防と治安を担当する2人の国務相にも辞任を求めた。

 AFP通信などによると、ホルタ氏は同日、入院している豪州ダーウィンの病院で3度目の手術を受けた。病院の医師は「極めて深刻な容体だが安定している」と語った。
 「あんな小さい島で何を争っているんだ馬鹿らしい」と思う方もいらっしゃるでしょうが、そもそも権力闘争なんてもんは馬鹿らしいものです。
 国の規模が大きくなると、「馬鹿らしい」と一言では片付けられなくなりますが、規模の大小なんて関係ありません。
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高挙毛沢東思想偉大紅旗!

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20080213-320680.html
 大阪府の橋下徹知事は、教育現場の実態を知り、1人1人の個性に合わせた教育の在り方を探ろうと13日、公立学校を視察した。橋下知事は視察後、記者団に「基本的なクラスのほかに、科目ごとに習熟度に応じた少人数のクラスもあるべきだ」と述べた。

 東大阪市の府立布施北高校では朝、正門付近で登校してくる生徒に「おはよう」と声を掛けた。携帯電話を手にした女子生徒に取り囲まれる場面も。

 パソコンでホームページを作成する授業では教壇から「世の中で一番必要なのはあいさつ」と熱弁を振るい、習熟度別に編成された数学の少人数授業も見学した。

 高槻市の柱本小学校では習熟度別授業を見学した後、児童と給食。

 橋下氏は小学1、2年生で実施されている35人学級について、教員増などに要する30億円の年間費用に疑問を投げ掛けているほか、習熟度別の指導導入に前向きな姿勢をにじませていた。

 橋下氏は、知事選で府立高校の学区制廃止や、大学進学に偏らない多様な進路を確保する高校教育を主張していた。

[2008年2月13日10時56分]
 35人学級がダメで習熟度別がおkって、その基準はなんなんだと思っていたら、、、
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20080213-320868.html
 大阪府の橋下徹知事は13日の記者会見で、府立高校の学区制廃止や小学校の35人クラスの再検討などの教育施策について「机上の空論だった。反省している」と述べた。

 橋下知事は同日午前、府立高校など公立学校を視察したことを踏まえ「現場を見ずに考えていた」と発言。学区制廃止の是非などは13日に発足した「重要政策プロジェクトチーム」にあらためて検討させる方針を示した。

 「府債発行原則ゼロ」に続く“軌道修正”だが橋下氏は「府民に影響が及ぶなら軽率に発言しない。世間に議論してもらいたい」と意図を説明した。

[2008年2月13日19時58分]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080213-00000128-mai-pol
 大阪府の橋下徹知事は13日、就任後初の定例記者会見で、知事選の公約として掲げた習熟度別クラス編成導入や府立高校の学区制撤廃について、「机上の空論だった」と述べ、根本的に見直すことを表明した。橋下氏は同日午前、中退率の高い府立高校などを視察して認識が変わったと説明し、「(学区制や学校給食導入は)議論のところで終わるような話だと思っている」と、実現性に自ら否定的な見方も示した。

 橋下氏は選挙中、小学校に習熟度別クラス編成、中学校に学校給食を導入し、府立高校の学区制を撤廃すると訴えていた。さらに知事就任後も報道番組などで、特に習熟度別クラス編成を導入する考えを表明した。

 しかし、会見では「自分の教育論はすべて、現場を見ずに頭の中で考えていた」と釈明。今後、知事直轄のプロジェクトチームや府教委と公約について議論し、その結果、実現できないとの結論が出た場合は、撤回する考えを明らかにした。

 また、当選直後のインタビューなどで打ち出した「府債発行を原則認めない」との方針についても「よほどのものしか挙げさせないため、原則ゼロという号令は必要。目標達成させるための指揮官のやり方だ」と述べた。

 発言のぶれで混乱を招いていることでは、「最終的に僕の政治責任としか言いようがない。自分自身の考え方をとりあえず発信する。皆さんに議論する機会を持ってもらう。計算していなければ単なるバカでしょう」と説明した。

 一方、橋下氏は同日、知事直轄の二つのプロジェクトチーム(PT)を発足させた。重要政策PT(8人)は、子育て支援などの重点公約の実現を検討し、改革PT(11人)はすべての事業や出資法人、府有施設をゼロベースで見直す。また、失敗した大型事業の検証作業も進める。いずれもトップは次長級で、本予算を組む6月までに結論を出す。

(2月13日20時38分配信 毎日新聞)
 35人学級再検討も撤回するそうですwwwww

毛主席は我々にこう教えられています。
 すべての実際活動家は、下の方をむいて調査しなければならない。理論だけで、実際の状況を知らないものにとっては、こうした調査活動はとりわけ必要であり、さもなければ理論を実際と結びつけることはできない。「調査なくして、発言権なし」というこのことばは、かつては「せまい経験論」だとそしられたが、わたしはいまでもそれを後悔していない。後悔していないどころか、わたしは依然として、調査がなければ発言権はありえないということを堅持するものである。多くの人は、「お着きになるやさっそく」、なんだかんだと論議をして、意見をだし、これも批判しあれも非難するが、こういう人は実は10人が10人までみな失敗する。なぜなら、こうした論議や批判は綿密な調査をへておらず、無知なでまかせをいっているにすぎないからである。わが党がいわゆるこの「勅使」のためにどれほど損をしたか、かぞえきれない。ところが、このような「勅使」は、いたるところとびまわり、ほとんどどこにでもいるといってよい。スターリンが「理論は、革命の実践と結びつかなければ、対象のない理論となる」といっているのは正しい。もちろん、かれが「実践は、革命の理論を指針としなければ、盲目的な実践となる」といっているのも正しい。盲目的な、前途にくらい、見通しをもたない事務屋をのぞいては、「せまい経験論」などとはいえないのである。

「『農村調査』のはしがきとあとがき」(1941年3月、4月)、『毛沢東選集』第3巻
 橋下も今回の一件で、この毛主席教示が身に沁みたと思う。高挙毛沢東思想偉大紅旗!

べっべつに↑のスローガンを書きたくてわざわざ橋下を引っ張りだしたんじゃないんだからねっ! といいつつカテゴリは(ry

一応、橋下府政ヲチ関連記事一覧も貼っておく
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/osaka-hashimoto.html
posted by s19171107 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 毛主席語録に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テレ朝でやらせ?

http://blog.goo.ne.jp/ginrei1/e/81c98f642b0cbd6076981fec6daf7d0e
上記ブログを読むと、なんでもテレ朝がやらせをやったそうな。
2月11日の11時25分から放映された『スクランブル』にて放映されたそうなんですが、ちょうど橋下大阪府知事とNHKの小学生レベルのケンカについての特集を録画してたもんで、一緒にレコーダーに残っていました。

ただ、うちのPC、DVD映像の取り込みも出来ない旧式なもんで、残念ながら映像を提供できません。
仕方なく、TV本体とMP3プレーヤーを、どちらの端子も凸のプラグ(正式名称失念)で接続し、音声だけを収録しましたので、提供いたします。

音声ファイル

ちなみに、途中2回CMが入ったので、その部分はカットしたかわりに、約5秒間の無音時間帯を挿入しました。

しかし、音声だけじゃ証拠として意味ないよなぁ。
物持ちがいいのは結構だけど、そろそろPCのモデルチェンジしないとなあ。
posted by s19171107 at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月12日

チュチェ96年春版の信濃町見聞録を今更ながらアップしました

チュチェ96年、つまり2007年の春に信濃町を訪問したときの記録記事を、今更ながらアップしました。
http://www.geocities.jp/s19171107/KIKAKU/KUTABARE-CULT/JUCHE96Ver/index.html
いや、随分前に完成させていたので、てっきりもうアップを完了したものと思っていたんですけど、先日、今まで書いてきた記事を見返そうと思ったら、チュチェ96年の訪問記録がサーバー上の何処探しても、どうしても見つからない。それでやっと気がついたわけです。1年近くたって。

今回アップした訪問記録は、チュチェ95年春の訪問記録と対比させる形で編集しました。1年越しの信濃町の姿、ぜひご覧ください。
posted by s19171107 at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 運営連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

外資規制

※えらい記述ミスをしたので、2月12日23時50分頃に「3つ目の理由」の部分を訂正しました。

 一週間近く前の記事で恐縮だけど、空港への外資規制について、今朝の"国営"放送の解説コーナーを見て、記事として取り上げる予定だったをすっかり忘れていたのに気がつきましたww
97.2.12-1.JPG
(クリックで拡大 赤枠処理は当方による)
 この問題については、3つの驚くべき論理があります。

 一つ目は、「来てみたら門が閉まっていた。二枚舌といわれかねない」という部分。
 この論理で行くと、客人を呼んだら勝手口からベランダのガラス扉まで扉という扉を全て開けなくてはならなくなりますよ。つまり、際限の無い「規制緩和」が必要となる。何のための行政なんでしょ。もし、「二枚舌」といわれるのが嫌なら、門の横に但し書きをしておけば良いじゃない。空港などのインフラに対する外資規制は、日本独特の閉鎖的慣行ではなく、国際的にはむしろ標準的なもの。但し書きさえ、ちゃんとしておけば、理解が得られないということはないはずだし、そもそも外資勢力だって、何から何まで門戸が開いているとは思っていませんよ。

 二つ目は、今回の外資規制問題について、閣内で反対している面々について。皆、経済金融系の連中ばかりじゃないですか。
 私は、特にウヨさんの、たとえば、政治的対立を理由に対中断交を主張するような妄想にも近い主張について、「もっと経済的に物事を見よ」と指摘してきました。これは、政治的なものは希望・願望が織り交ざることによって往々にして現実離れすることが多いのに対し、経済的視点は、常に財源を意識することによって嫌でも現実と強固に結び付けられるがために、現実離れすることが少ないことによります。
 そういう意味で、私は経済金融系の人は、基本的に訳の分からない発狂をするようなことは無いと思っていましたが、この記事を読む限り、むしろ経済金融屋の発狂のほうが酷いという認識を持つに至りました。
 「規制緩和」による多用な資本や人材の登用は、空港よりも経済金融行政指導部のほうに必要かもしれないですねw

 そして、更に驚いたのは、近頃、外資規制反対派を中心に「外資規制に賛成する国交省の真意は、天下り先を確保するためだ」というようなネガティブキャンペーンを張りはじめたことであります。先の郵政選挙において散々、郵政民営化反対派を「守旧派」とか「抵抗勢力」などと言って、小泉と歩調をあわせてきたワイドショー型のテレビ番組も、さすがにこれはナンセンスすぎることに気づいたのか、このネガティブキャンペーンに歩調をあわせているところは少ないですね。

 ちなみに、この記事を書くことを思い出すキッカケとなった、"国営"放送の解説コーナーでは、安全保障の観点から外資規制することに賛同する立場を明確にしていました。
posted by s19171107 at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月11日

橋下府政ヲチ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080210-00000938-san-pol
 大阪府の橋下徹知事は10日、当選直後に「原則認めない」とした府債発行について、4月から7月末までの新年度の暫定当初予算案に約160億円を盛り込み、生活関連の建設事業を行うことを明らかにした。8月以降の本予算ではさらに発行額は膨らむとみられる。知事の府債を巡る発言は二転三転しているが、「評価は府民に判断してもらう」と述べた。一方財政当局によると、人件費の削減は当初予算案に計上しないことも分かった。

 大阪府の19年度の府債発行額は約2400億円(普通会計ベース)。橋下知事は先月28日未明の当選直後の産経新聞との単独インタビューで「収入ベースで予算を組む。府債発行は原則認めない」と発言していた。
 しかし2日後「地方交付税で補填(ほてん)される府債があるとは知らなかった。考えたい」と撤回。さらに「ゼロにできなくも改善すればいい」などと話していたが、今月6日の就任会見では再び「府債発行は原則認めない」とする方針を示していた。
 ところが10日、府の各部局と予算査定に臨んだ後、報道陣に対して「府民生活に影響を及ぼす。(府債は)ゼロにはならない」と明らかにした。そのうえで「建設事業にかかわる府債発行で160億円くらいになる」と説明。地方交付税が伴うかどうかは「補填ゼロのものもある」とした。
 しかし、財政再建のために廃止事業を選択したうえで新たに編成する8月以降の本予算案では、「このまま行くわけではない」と述べ、さらに府債発行が増える見通しを示した。
 府財政課によると、当初予算案に盛り込むのは建設事業債などで、学校、道路、河川整備などが含まれるという。また補填がゼロとなるのは府営住宅。
暫定当初予算案に約160億円を盛り込み、生活関連の建設事業を行うことを明らかにした。8月以降の本予算ではさらに発行額は膨らむとみられる。
 どうせなら、府債増刷で財源確保より、大企業増税と同和予算全廃によって、府債依存ではなく、まずは抽出方式で財源確保を目指した梅田候補の方が良かったかもしれんね。
 もっとも、梅田候補敗北研究記事でも書いたけど、大企業増税を大阪単独でやると、大阪から大企業が逃げてしまう可能性もあるから、何らかのエサも吊るさないといかんけどね。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/121887/
 午前9時34分 前日に続き平成20年度暫定予算の知事査定のため、府庁内の特別会議室へ。
 11時50分 府が750億円の投入を決定していた住宅地・箕面森町について「お金の使い方にあまりにも裏付けがなさすぎる」と職員をいさめる声が漏れる。
 午後1時2分 知事室で合併支援を求めて訪れた河内長野市の橋上義孝市長と千早赤阪村の松本昌親村長と会談。「全面的に協力させていただく。担当者にも府としてバックアップすると伝えている」。 
 2時2分 再び特別会議室へ。
 6時1分 この日の査定を終える。
 6時33分 報道陣の取材に応じる。「府債発行原則ゼロ」を掲げながら、約160億の府債を発行することについて「朝令暮改と言うかどうかは、有権者のご判断。メディアが勝手に『ゼロ、ゼロ』と言っていただけで、僕は『原則ゼロ』と言っていた」。暫定予算を組んだことによって影響を受ける市町村については「迷惑がかかるかは市町村が判断すること。市町村への影響は最小限に収まったが、僕の口からおわびと事情説明をしたい」。
 7時10分 府庁を出る。
報道陣の取材に応じる。「府債発行原則ゼロ」を掲げながら、約160億の府債を発行することについて「朝令暮改と言うかどうかは、有権者のご判断。メディアが勝手に『ゼロ、ゼロ』と言っていただけで、僕は『原則ゼロ』と言っていた」。
 (^ω^;)
まあ、1回目は"例外"と言い訳できても、2回目以降は無理だよー
今回の暫定予算は、まだ「お手並み拝見」にもならない。6月・7月の本予算関連の動きが、本当の意味での「お手並み拝見」になるね。それまでには私が大阪府政に飽きている気もするがww

http://www.asahi.com/edu/news/OSK200802090119.html
 大阪府の橋下徹知事は9日、府が単独事業として進めている小学校1、2年生での35人学級制度について「(学級編成を)40人から35人にするだけで30億円予算が増えている」とし、見直しも含めて府教委と議論する考えを示した。

 府は入学後に学校生活に適応できない児童に対応するため、04年度から40人だった学級編成基準を見直し、1、2年生の全クラスで35人学級を実現。教員の増加配置などで経費は約30億円増えた。知事は35人学級制ではない3年生以上でも4分の3は35人以下になっていると指摘し、「30億円は他にも使い道があるのではないか」と疑問を呈した。
 それならば、「グラウンド芝生化」なんて、訳分からん公約も"凍結"ではなく"撤回"してくれ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080209-00000900-san-soci&kz=soci
 大阪府の橋下徹知事は8日、NHKの「かんさい特集」に生出演した。番組は大阪市の平松邦夫市長らと討論する形で進められたが、女性アナウンサーの進行のやり方にキレて、ほかの出演者からたしなめられる一幕があった。

 番組はこの日午後7時半スタート。国会などへの就任あいさつのため東京を訪れていた橋下知事は、約30分遅れてスタジオ入りした。

 アナウンサーが「およそ30分の遅刻で到着されました」と冗談めかして紹介すると、「遅刻といってもこちらの責任じゃない。公務を優先していた」と表情をこわばらせて釈明。「もともと、番組の最初には間に合わないと申し上げていた」と声をあらげた。

 さらにアナウンサーが財政再建策にからみ、人件費削減の具体策についてしつこく質問すると、「決まっていた予算を数日でひっくり返し、検討しているので、そこまで言及できない」と不快感をあらわに。

 「NHKのインサイダー問題だって(内部調査に)どれだけかかってるんですか」と、今年1月に発覚したNHK記者らのインサイダー取引問題を引き合いに出し、やり返した。
ほんとにバカじゃねえのか

橋下府政ヲチ関連記事一覧
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/osaka-hashimoto.html
posted by s19171107 at 06:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

デイトレを踏み台にする

たまには経済系ニュースでも。。。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008020801000327.html
 経済産業省の北畑隆生事務次官が、先月開かれた同省の関連団体の講演会で「デイトレーダー(短期取引を繰り返す個人投資家)は最も堕落した株主の典型。ばかで浮気で無責任だから、議決権を与える必要はない」と不適切な表現を含む発言をしていたことが8日、明らかとなった。北畑次官は「慎重さを欠いた」と釈明したが、今後波紋を広げる可能性もある。

 講演会は経済産業調査会の主催で1月25日に都内のホテルで開かれ、企業関係者など約130人が参加。

 北畑次官は「企業は株主のものか」という題で約2時間、自説を展開。その中でデイトレーダーについて「(経営)能力がないという意味ではばか。すぐに(株を)売るということで浮気者。無責任、有限責任で配当を要求する強欲な方」と発言したという。

 講演は市場政策について幅広く言及しており、北畑次官は「一部分だけ取り上げられるのは本意ではない」としている。
配当を要求する強欲な方
 デイトレは一日のうちの「谷」で買って「山」で売るから「デイトレ」なんであって、そもそも配当は狙ってませんぜ。

 ところで昨日、昼飯食べながらニュー速のこれに関するスレ見ていたんだけど、なんかガチのデイトレなのか、とにかくデイトレ擁護派が火病っているらしく、「デイトレが居なくなったら市場流動性が無くなる」とか騒いでいたんだけど、北畑次官は「デイトレなんかに議決権をやる必要は無い」といっているだけで、「デイトレ禁止」なんて一言も言っていないんだが。数字ばっか見ていて、いよいよ文字が読めなくなったのかね。

さらに、以下のような聞き捨てならぬ書き込みまで出る始末。
713 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/08(金) 13:20:04 ID:b/f6WwBU0

おいおい、「寄生虫」はリスクを取って会社をつくり、儲けを出して税金を払った投機家の上に乗ってるサラリーマンや役人だろw
 どーして、一方的に「あいつらは寄生虫」とか言うのかね(´・ω・`)経済社会は資金供給する投資部門と、その資金を運用して生産する生産部門の両方あって成立しているんじゃないか。
 こういう、投資部門優位説を説く資本主義マンセーな連中も、逆に労働部門優位説を説くアカい人たちも、お願いだからその辺ちゃんと理解してね。

 そうそう、北畑次官も放っておきなさいよ。私自身は投機家は余り好きじゃない(だって一時、マオイズムに傾いていたもんw)んだけど、前掲のニュー速のデイトレ擁護派のいうように、デイトレがいなければ市場流動性が失われる。結果として資金供給が滞る。つまり、個人的な道徳観としては受け入れがかったとしても、デイトレは経済においては必要な存在なんですよ。

 また、おとといあたりの夕刊フジに、かの「ジェイコム男」ことB・N・F氏のインタビューが載っていたけど、人間的には可哀想な人だなぁ、というのが正直な感想だった(まあこれは個人の価値観だけど)。詳しくは紙面参照。まあ、取引時間中はずっと引きこもってPCの画面とにらめっこしているんだからねぇ。

 まあ、デイトレの連中が、いつか大コケして負債抱え込んだところで、それは完全に自己責任。我々は、常に崖っぷちでマネーゲームに勤しむ人間的に可哀想な人たちの落とす資金を、気兼ねなく使わせてもらえばそれでいいでしょう。

 デイトレなんて労働部門にっては資金供給元の一つであり、ある意味で踏み台です。放っておけば勝手に市場機構を利用して利ざやを確保して大喜びしているカワイイやつらです。好きにさせればいいじゃないですか。
posted by s19171107 at 07:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

司法:刑事訴訟法281条

AMLから、とんでもないのが回ってきたのでメモ

初めまして。
一個人です。
ジャーナリストの大谷昭弘氏が以前報道番組「サンデープロジェクト」で刑事訴訟法281条の改悪を取り上げておられました。
ご覧になられた方々も多いと思いますが、この問題を重大視されておられる団体がなく、危機感のあまり投稿しました。
この法改悪は裁判員制度導入にともなう司法制度改革の一貫として、約3年程前におこなわれました。
その内容は裁判の証拠や資料を裁判目的以外に使用する事を禁止したもので、法を犯すと刑事罰を受けます。
この改正により第三者による、裁判に提出された証拠や資料を検証できなくなってしまいます。
冤罪の被告が自らの無実を裁判に提出された証拠や資料を使用してチラシを作成し配布する事まで禁止されています。
非常に危険な法改悪だと危機感を持っています。
この改悪の為、とある90年代に発生した重大事件の証拠に疑いがあるとして某テレビ局が証拠の入手を弁護側に依頼した結果、この改悪の為断られるといった事例も発生しています。
この改悪による処罰の対象は入手した側ではなく、流した側である弁護側になります。その為、弁護士の間では委縮感が広がっているようです。

裁判の検証ができないといった事態になりますと、更に冤罪事件の増加する可能性が極めて高いと確信致しております。
どのような団体でも構いません。この法改悪を取り上げ広く世間に周知させて頂きたく思います。
民主的な司法制度を構築する為にも何卒よろしくお願い申し上げます。
一応、この問題を取り上げた報道場面がYou Tubeで流出しておりますので、URLを記載させて頂きます。
【サンデープロジェクト動画】
裁判検証ができない−密かに進められる「言論規制」− Part 1
http://www.youtube.com/watch?v=SCdXNG6D3Pk&feature=related
裁判検証ができない−密かに進められる「言論規制」− Part 2
http://www.youtube.com/watch?v=kiR4xkSx3yA" target=
裁判検証ができない−密かに進められる「言論規制」− Part 3
http://www.youtube.com/watch?v=_kZqgsB6ZKQ
裁判検証ができない−密かに進められる「言論規制」− Part 4
http://www.youtube.com/watch?v=rpa4AWad5m0" target=
裁判検証ができない−密かに進められる「言論規制」− Part 5
http://www.youtube.com/watch?v=EK-S1zgTVNg
上記youtubeの動画では、メディア関係者が「裁判の検証が出来なくなる」と危機感を表明している。ぜひ、その心意気を半分でもいいから光市裁判報道にも傾けてほしいと思う次第。

hirotroskyさん

はじめまして。山岡@大阪です。

大切な情報ありがとうございました。
さっそくYouTubeの画像みて、こんなに重大な法律を全然しらなかったので驚きました。

ブログでも紹介しました。
http://www.mypress.jp/v2_writers/wallaby97/story/?story_id=1704215

上の画像に関連して、YouTubeで重大なことをとりあげている
ので下記に紹介します。

=============
異例の告白 袴田事件
元裁判官「私も無罪だと」
http://www.youtube.com/watch?v=yWJhCKC8xEo&feature=related

裁判官を信じられない
-人質司法と自白強要(1)(2)(3)
http://www.youtube.com/watch?v=xQadGqpLByo&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=V5ZhLk-ADfY&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=bue7l8UfwSc&feature=related

裁判長の判断は警察の意向どおり
>自白すればすぐ保釈
>自白しなければ、いつまでも保釈されない

鹿児島志布市市事件の
>中山さんは
>1年1ヶ月の拘留と
>1年10ヶ月の求刑

>警察、検察、裁判所が一体

*鹿児島志布市事件については、去年の11月に「朝まで生テレビ」検察側の正義とは?
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/
のテーマの議論でも中山さんが出演されていてとりあげられていました。

当時、地元の大手メディアは記者クラブ制度で真実を報道しようとすると、他社から記者クラブから除名するというような脅迫があったそうです。

地元メディアと警察のなれあい(記者が情報をもらうために警察にさからえない)や、警察の調書を鵜呑みにする検察官のこともでていました。

志布市事件については、テレビ朝日(だったと思います)が動いた事で、全国放送となりやっと社会問題化されたということでした。

>公務員の井田さんは拘留121日
>容疑は3万円

>認めればすぐ出す。
>否認していると1年は拘留

>東京裁判所は証拠隠滅の可能性がある
として3回の保釈請求を棄却

(2)家族をよびだし罪を認めて謝罪するように
(人質手法)
http://www.youtube.com/watch?v=V5ZhLk-ADfY&NR=1

(3)判検交流と不可解判決
http://www.youtube.com/watch?v=bue7l8UfwSc&feature=related

>国が強行した諫早湾干拓事業
>漁民が工事さしとめを求め漁業被害を訴え佐賀地方
>裁判所に提訴し、勝訴
>2005年国は抗告し福岡高裁で国勝訴

>裁判長には法務省の訟務検事(国の代理人)を
>つとめたひとがいる。
>判検交流は戦後増えている
> 2005年44人が裁判所⇔法務省
>       法務省⇔裁判所に出向

>横浜事件
>共産党員の烙印をおされ拷問をうけ、犯罪者と
された、もと被告らが名誉回復をもとめて再審をもとめたが
何度も棄却 2006年再審が開始

>2007年 横浜地方裁判所松尾裁判長で免訴
>理由:治安維持法が廃止されているため判断をくださない。
>2008年 東京高裁阿部裁判長 免訴で再審はできない
===============

********************************************



関連記事一覧
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/saiban.html
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2008年02月08日

戴いたコメントへ返信しました

以下の記事に対して戴いたコメントへの返信を完了させました。

『橋下府政ヲチ:早速マニフェストの根幹事業を凍結』(「放蕩息子」さん、「黒的九月」さん)
http://s19171107.seesaa.net/article/82707748.html

『橋下府政ヲチ:地方自治のイロハも駄目なら憲法知識もダメ』(「放蕩息子」さん)
http://s19171107.seesaa.net/article/82756274.html

『綿井健陽の『逆視逆考』トーク 第1回「光市母子殺害事件〜裁判で何が争われてきたのか」参加記録(1)』(「mash」さん)
http://s19171107.seesaa.net/article/82157874.html

『「外国人参政権に反対する保守層」が橋下当選を喜ぶのが良く分からん』(「天性の庇護者」さん)
http://s19171107.seesaa.net/article/81486598.html
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2008年02月07日

気になる報道だけピックアップ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000042-yom-soci
 都立高校の卒業式などで国旗に向かって起立し、国歌を斉唱しなかったことを理由に、定年後の再雇用を拒否されたのは違法だとして、元教職員ら13人が、都に損害賠償を求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。

 中西茂裁判長は「職務命令に従わなかっただけで再雇用しなかったのは、合理性や社会的相当性を著しく欠く」と述べ、原告1人あたり約210万円の賠償を都に命じた。一方、起立・斉唱を命じた校長の職務命令自体は合憲と判断した。

 判決によると、都教委は2003年10月、卒業式などの式典で国歌斉唱時に国旗に向かって起立し、国歌を斉唱することを義務づけ、この職務命令に従わない教職員は服務上の責任を負うという通達を出した。原告らは、職務命令に従わなかったことから、定年後の嘱託員としての再雇用で不合格とされた。

 判決は、<1>過去には起立・斉唱しなかった教職員も採用されている<2>職務命令違反は1人を除き1回にとどまる<3>定年までの勤務成績を総合的に判断した形跡がない−−などの理由から、「都は職務命令違反を過大視し過ぎており、裁量を逸脱、乱用している」と結論づけた。
 そもそも、卒業式における日の丸への起立と君が代の斉唱なんてもんは、極めて形式的なものでしかない。私としては、再雇用基準において、こんな形式的なことが定年までの勤務成績よりも上回るとはとても思えないので、被告:都教委の判断はどんなもんかと思う。そういう意味で、今回の判決は肯定的に捉えたいし、それ以前に、こんなもんのために職務命令を出すということ自体が、なんか大げさに思う。判決では合憲ということらしいし、まあ違憲だとも思わないけど。
 一方で、先にも申し上げたが、卒業式における日の丸への起立と君が代の斉唱なんてもんは、極めて形式的なものでしかなく、そんなもんを頑として拒否する原告:再雇用のうけられなかった教員も、ケツの穴が小さいなぁ、と思う。
 私なんて、『金日成将軍の歌』を音楽の授業の自由演奏の時にクラス全員の前で演奏し、「共産主義者の××さん」とか「××さんは北朝鮮の学校に行くの?」(××の部分は私の実名が入る)とか級友から言われるくらいアレな生徒だったけど、君が代くらいは歌ってやった覚えがある。まあ、教員じゃないから、今回の件とはちょっと立場が違うけど。
 確かに、常に万事に対して警戒心で臨むというのは重要だが、流石に、そろそろくだらなくなってきているし、この闘争における、双方の目標というか目的地というか、そういうものが段々わからなくなってきている。
posted by s19171107 at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

橋下府政ヲチ:地方自治のイロハも駄目なら憲法知識もダメ

AMLからこんなのが回ってきた。
太字部分を見る限り、地方自治のイロハもダメなら憲法知識もダメときた。

なお、原文には太字処理はされていない。太字化編集は当方による。
また、読みやすいように当方責任で適宜、改行を入れた。
 2月6日、橋下氏の大阪府知事就任にあたり、「しないさせない戦争協力・関西ネットワーク」などの団体は、連名で以下のように申し入れた。
当日府庁はマスコミ取材で騒々しいなか、午後2時頃から約30人の各代表および府民個人が参加し申し入れた。二階会議室での対応は府政策企画部広報室の金沢乾一氏(課長補佐)とほか一名。約30分参加者からも発言・要望があり、主旨は新知事に伝えるとのことだった。各記者室はもぬけの殻で記者会見はできなかった。
08/02/07 和田喜太郎

------------------------------------------------------
申し入れ

大阪府知事 橋下 徹様

橋下さん、あなたは、大阪府知事選直前から、米軍艦載機の移駐反対とそれが原因での市庁舎建設費援助差止めをめぐって、辞任した井原勝介岩国前市長の非難を始め、府知事当選以降も非難を強めています。これは、明らかに2月3日告示になった岩国市長選を利用した、米軍艦載機移駐を承認する悪質な政治介入です。

あなたは、米軍艦載機の移駐について、岩国市民が、基地騒音の強化、米軍兵士の犯罪の増加などを心配し、87、4パーセントもの人びとが反対に投じた市民投票を、「国の防衛政策に地方自治体が異議を差し挟むべきでない」と非難しています。

これまでも深刻な基地被害を受けてきた岩国市民が、被害が一層増強されることを心配し、拒否を表明することのどこが悪いのでしょうか。また、市長が市民投票で、市民の意思を確認し、それの基づいて市政を行い、国・政府に「もの申す」ことのどこがいけないのでしょうか。

今回政府がカットした岩國新市庁舎建設の35億円補助金は、1996年SACO合意に基づく、普天間からの空中給油機受け入れと引き換えにに確約された49億円の一部であり、今回の厚木基地からの空母艦載機移駐拒否とは、まったく関係のない補助金です。しかしそれを強引に、一方的に、国が約束を反故にしてきたことをご存知ですか。このような国のやり方に対し、府政を預かるものとして井原市長とともに、国に抗議するのが本来の首長の役割ではないでしょうか。

わたしたちは、現状を知ることなく、マスコミと自分の地位を利用して住民投票を批判するあなたの姿勢を見るにつけ、これからの大阪府の自治がどうなるのかと非常に憂慮します。

あなたは、「住民投票は議会で成立した条例に基づいて行われ、住民の意思が明確に示されたもの。とやかく言われるのは筋違いだ」という岩国市長の反論に対して、「もう少し憲法を勉強してほしい」と反論しました。これに対して政治学者や憲法学者などが、「住民の意思の確認・表明なのだから、憲法が制限することはあり得ない」「住民の声を直接聞いて、その結果を地方自治体の意向として国に示して実現を図っていい、というのが憲法の考え方だ」と、あなたの勉強不足を指摘しています。また、あなたと同じ弁護士出身の愛知県の神田知事は、「国の方針に対して地方自治体もすべて唯々諾々と飲み込むのはおかしい」「住民投票は民主主義で重要な手段のひとつ」と批判しています。
これらに対してもあなたは、「学者なんかに政治の現場での生の憲法がわかるわけがない」と反論し、「ではあなたは現場を知っているのか」との質問に「現場は知らない」とまったく矛盾する答えをしたそうですね。


わたしたちは、大阪府知事になったばかりのあなたのこの傲慢な政治姿勢に、重大に危惧をいだいています。もし、政府がこの大阪で関西空港や伊丹空港を、米軍や自衛隊に軍事使用させ、深刻な騒音被害や基地被害を生み出しても、あなたは、「それは政府の専管事項である。府民が異議を申し立てるのは筋違いだ」というのですか。それは、府知事としての任務放棄ではないでしょうか。あなたは、岩国市長、市政と市民に、そうしたことを強要しているのです。

静かで安全な生活を願う岩国市民に心を寄せ、平和を願うわたしたち大阪府民はあなたに、岩国市民に基地被害の受け入れを押しつけるこれまでの不当な発言を反省し、謝罪した上、撤回するよう強く求めます。
また、大阪府政を行うに当たっても、府民の気持ちを尊重し、府民の平和と安全のために心を尽くされるよう申し入れます。

2008年2月6日

しないさせない戦争協力・関西ネットワーク代表
増田京子/服部良一/中北龍太郎/川村賢市

関西共同行動代表/泉州沖に空港をつくらせない住民連絡会代表/石垣島白保に空港をつくらせない大阪の会代表/自主・平和・民主のための広範な国民連合/みのお・へいわのまちをつくる会代表/全港湾大阪支部委員長/大阪全労協議長/ほか「大阪府民」多数【順不同、代表名、個人名など省略】
こりゃひどいわ。

橋下府政ヲチ関連記事一覧
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/osaka-hashimoto.html
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2008年02月06日

橋下府政ヲチ:早速マニフェストの根幹事業を凍結

http://www.asahi.com/politics/update/0206/OSK200802060064.html
 橋下徹・大阪知事は6日、知事として初めての記者会見で「財政非常事態宣言」を行い、新年度予算から「赤字隠し」の手法をとらず、歳入の範囲で予算を編成するとした。マニフェストに掲げた出産・子育て支援事業など17事業も当初予算案には盛り込まない方針だ。

 宣言では、財政再建団体転落を回避するための「通常よりも多い府債借り換えの手法」から決別し、「収入の範囲内で予算を組む」という原則を徹底するとした。

 橋下知事は選挙中、校庭の芝生化や保育施設の整備など、出産・子育て支援を中心とした17の重点事業を掲げていた。だが、会見では「財政再建が第一。大阪府が転覆してしまっては元も子もない」と語り、2月議会で審議する新年度当初予算案には盛り込まない考えを表明。13日に発足する重要政策プロジェクトチームで検討し、6月までに補正予算に計上するかどうか判断する。

 府は今後、新年度から1000億円規模の歳出削減で歳入に見合った予算を編成する方針で、2月議会には7月末までの暫定予算を提出、6月をめどに本格予算を編成する。橋下知事は「府民に迷惑をかけると思うが、府政の大改革に必要なプロセスとして理解と協力をしてほしい」と語った。
 就任一日目にして自身のマニフェストの根幹事業を凍結する知事も珍しい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000053-mai-pol
 「『大阪維新』という評価を後から受けるような知事の就任期間にしたい」。6日、大阪府庁に初登庁した橋下徹・新知事は職員へのあいさつで、決意を語った。初当選後、一挙一動に注目が集めているが、知事として向き合う課題は重い。危機的な財政をどう立て直し、大阪経済をどう再生させるのか。

 橋下さんは午前9時半、濃紺のスーツに白いネクタイ姿で府庁正面玄関に到着。約300人の職員が拍手で出迎えた。約30社100人の報道陣に囲まれ、知事室の椅子に座ると「大阪を変えるという当初の思いを持ち続け、全力を尽くしたい」と表情を引き締めた。

 午前10時から知事の引き継ぎ式に出席後、府議会議場で職員にあいさつ。「大阪を立て直すためには、今までと同じようなやり方を継続していては変わらない」と強調した。そのうえで「計画や根拠のない事業には、1銭たりとも支出しない」などと注文した。

 さらに、「問題が起きた時の対応能力には、絶対的自信がある。隠すことは最悪だ。事実だけは直接知事室に報告してほしい。外部からの圧力、雑音はすべて引き受ける」などと、約30分間にわたって熱弁をふるった。

 府議会のあいさつ回りで自民、公明は歓迎したが、民主の半田實幹事長は「今日からは発言に責任を持っていただきたい」。共産の宮原威・府議団長は「見直すべきは開発と同和事業。それだけの度胸があるか見ておく」とクギを刺した。

 正午前、橋下さんは報道陣に感想を聞かれ「府庁正面に降り立った時、人生で体験したことのない感覚になり、体が震えた。自分の力で大阪を変えられるわくわく感かな」と声を上ずらせた。職員へのあいさつで「変える」という言葉を多用した点は、米大統領選に立候補した民主党のバラク・オバマ上院議員になぞらえ、「オバマさんも言い続けている。チェンジがはやりなのでは」と笑った。

 正午過ぎからの臨時部長会議では「大阪を変えるために、僕と一緒に死んでもらう覚悟で」などと話した。
問題が起きた時の対応能力には、絶対的自信がある
悪い冗談だ。発狂するくせに。

http://www.daily.co.jp/newsflash/2008/02/06/0000827890.shtml
 関西経済連合会は六日就任した大阪府の橋下徹知事に対し、危機的状況にある府の財政再建のために、総合的な産業振興策を早急に示すよう求める要望書をまとめ、寺田千代乃副会長(アートコーポレーション社長)が手渡した。

 関経連が知事の交代に当たり、文書で要望するのは異例。太田房江前知事が企業誘致などで一定の成果を挙げており、産業政策が後退しないようけん制する狙いがあるとみられる。

 要望書は、約五兆円の府債残高を削減するため、大阪の経済を活性化して雇用と所得を拡大し、歳入を増やすことが重要だと指摘。地元企業の競争力の強化や、関西空港など国際物流ネットワークの整備に重点的に取り組むよう求めている。

 橋下知事は「抽象論でなく、実行に向けた具体的な要望をどんどん出してほしい」と述べ、前向きの姿勢を示した。



橋下府政ヲチ関連記事一覧
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/osaka-hashimoto.html
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戴いたコメントへ返信しました

以下の記事に対して戴いたコメントへの返信を完了させました。


『死刑:意地になっていないだろうか』(「死刑制度に反対する一市民」さん)
http://s19171107.seesaa.net/article/81905092.html

『「外国人参政権に反対する保守層」が橋下当選を喜ぶのが良く分からん』(「天性の庇護者」さん)
http://s19171107.seesaa.net/article/81486598.html

『捕鯨の必要性とは何か?』(「ニュースコープ」さん)
http://s19171107.seesaa.net/article/80113770.html

『143冊』(「五葉」さん、「ニュースコープ」さん)
http://s19171107.seesaa.net/article/82418014.html


また、チュチェ97年2月5日づけ橋下府政ヲチについて、うっかりまだ就任していないのに「府政」と書いてしまっていましたので、「橋下(次期)府政」に訂正し、また一部記述に関して、舌足らずのため誤解を生みかねない部分がありましたので、その点を補強しました。
posted by s19171107 at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 運営連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月05日

橋下(次期)府政ヲチ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080205-00000004-yom-pol
 大阪府知事に就任する橋下徹氏(38)は4日、府幹部との協議の中で、83の府立施設のうち、中之島図書館(大阪市北区)と中央図書館(東大阪市)の2施設以外は「不要」との考えを明らかにした。

 行財政改革の一環で、大相撲春場所の会場である府立体育会館(大阪市浪速区)や、女性総合センター(ドーンセンター、同市中央区)、上方演芸資料館(ワッハ上方、同市中央区)などの施設については廃止・売却の検討を行うよう指示した。知事就任後、庁内に発足するプロジェクトチームで検討を進め、6月に結論を出すという。

 ほかに廃止・売却の対象となるのは、大型児童館ビッグバン(堺市)など。この日の協議で、橋下氏は「図書館以外、基本的にはすべて必要ない」との持論を説明。終了後、報道陣に「就任後、すべて視察しながら、選別にかけていく」と述べた。

 また、46ある出資法人についても、中小企業信用保証協会、育英会、障害者福祉事業団、西成労働福祉センターというセーフティーネット(安全網)に関する4法人を除き、全面的に見直す考えを表明。大阪高速鉄道などを対象に、民営化などの検討を進める。
行財政改革の名目でいろいろ出費を抑えるつもりらしいですが、、、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080205-00000042-yom-soci
 大阪府知事となる橋下徹氏(38)の警護のため、府警の警察官(SP)が就任日の6日から張り付くことになった。

 タレント時代に数々の「過激発言」で物議を醸してきた上、選挙期間中はインターネット掲示板に脅迫めいた書き込みもあったといい、府秘書課と府警が協議して決定。

 府知事にSPが付くのは、横山ノック氏(1995〜99年在任)以来で、現職知事では3人目となる。

 SPは要人警護の訓練を受けた専門の警察官で、皇族や閣僚、主要政党の幹部らに張り付いている。

 原則、自宅を出てから帰宅するまで警護し、必要に応じて、プライベートの外出にも同行する。
必要に応じて、プライベートの外出にも同行する。
必要に応じて、プライベートの外出にも同行する。
必要に応じて、プライベートの外出にも同行する。
 この記事の「現職知事では3人目」という記述からも分かるように、普通の知事ならばSPなんて必要ありません。もっとも、知事在任中の正当な公務活動が原因で反社会的団体に狙われたというのなら、SPが必要であることは言うまでもありませんが、橋下の場合、知事選挙前からの言動、所謂「日ごろの行い」が悪いがゆえの事態であります。
 まさに身から出た錆。費用は何処が出すのか書いてありませんが、公費でやったら許さんぞお前。

橋下府政ヲチ関連記事一覧
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/osaka-hashimoto.html
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『天ラブ』、福岡久留米で自主上映か

例の劇場版『天国からのラブレター』が福岡県久留米市の映画館で3月8日に自主上映するっぽい。
http://scala.jp/archives/64972177.html
東京渋谷のUplinkXでは観客動員数の面で大コケした当作品。久留米ではどれくらい観客を動員するのだろうか。
ちなみに、収容可能人数は250席以上あり、1日3回上映らしいが、、、私が観にいったときの経験だと、首都東京でさえ7人くらいしか入らないんだから、言っちゃ悪いけど、久留米のような地方都市で何人入るんだろう。

この映画を見に行こうと思っている方へ
昨年9月、東京渋谷にて公開されたときに見てきた者より、鑑賞のコツといいますか、ミソをお教えします。
必ず原作を一通り読んでから観に行きましょう。原作とは違う切り口で映画が作られているので、ある意味で新鮮な気分になること間違いなし。
もっとも、私は「新鮮」を飛び越えて「愕然」としたが。

ちなみに、当方による当映画鑑賞の感想は下記。ネタバレ注意。
http://s19171107.seesaa.net/article/56044605.html
書籍版と映画版の比較もしているので、鑑賞前に見てポイントを踏まえるもよし、鑑賞後に見て監督の鮮やかな 原作歪曲 編集技法に驚嘆するもよし。

できればもう1回見て、改めて原作との違いの酷さを楽しみたいが、久留米は遠すぎるなあ。東久留米ならまだしも。
posted by s19171107 at 21:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

143冊

 何が「143冊」かと言うと、日出町、檜原村、東村山市、大田区の以外の東京都内の全ての公立図書館に所蔵されている『天国からのラブレター』の冊数です。(2000年版と2007年版の合計数)
 「弥生さん、あんた人間的にどうなのよ」といいたくなるくらい酷い内容であり、且つ、弥生さんの知人たちへの悪口に関しても伏字もイニシャル表記などの配慮も一切無く発行されてしまったあの『天国からのラブレター』が、東京都内で確認できただけでも143冊も所蔵されているだなんて、弥生さんもそうだけど、なによりも、あの本のせいで、色々な醜聞を全国的にバラされてしまった、弥生さんの「友人」たちが一番、可哀想だなあ。

 東京都内だけでもこれだから、他の地域の公立図書館を含めたら、一体どれくらいの『天国からのラブレター』が所蔵されているのか。

 前にも『天国からのラブレター』関係の記事において書きましたが、私が弥生さんだったら、勝手にラブレターの内容を出版して全国にバラ撒いた張本人である本村洋氏を呪いますよ、ホント。


 ところで、所蔵した本をどのカテゴリーに分類するかは各図書館の自由裁量らしく、図書館によっては分類がちょっと面白かった。

墨田区立あずま図書館
https://www.library.sumida.tokyo.jp/clis/detail?NUM=000588119&CTG=1&RTN=01&SID=003493442
[日本文学]に在庫しています。
「文学」じゃねーだろwwwwwwwwww

三鷹市立西部図書館
http://www.library.mitaka.tokyo.jp/clis/detail?NUM=000016025&CTG=1&RTN=01&SID=cK!UnJkBJrxjh3Z
[2分類(歴史)]に在庫しています。
何の「歴史」だよwwwww「1990年代後半、Yの部屋にはナプキンカスが転がっていた」ってかwwwwwwwwww

新宿区立中央図書館
https://www.library.shinjuku.tokyo.jp/opac/cgi-bin/detail?biblioid=0002092248&type=0&count=10&before=select
ノンフィクション・ルポJ6−モ
この本が「ノンフィクション」だとすると、映画は「フィクション」ということになりますね。
新宿区立中央図書館公認のフィクション映画、劇場版『天国からのラブレター』は絶賛自主上映中!(←全国公開はやらないかもしれない)
posted by s19171107 at 21:43| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記じゃない雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

綿井健陽の『逆視逆考』トーク 第1回「光市母子殺害事件〜裁判で何が争われてきたのか」参加記録(1)

2月2日、阿佐ヶ谷のロフトAにおいて、以下の要領で開催されたトークショーみたいなのに参加してきました。
綿井健陽の『逆視逆考』トーク
第1回「光市母子殺害事件〜裁判で何が争われてきたのか」
映画『Little Birds イラク戦火の家族たち』などでも知られる気鋭のジャーナリスト綿井健陽が、毎回多彩なゲストを迎えて送るトークライブ。

※「光市母子殺害事件」の差し戻し控訴審は、昨年合計12回の公判を数えて結審した。
これまで特にテレビでは、被害者遺族の会見・発言・物語を中心にした映像が公判の度に大きく報じられた。弁護士への懲戒請求問題なども含め、「法廷外」での話題は多いが、実際の裁判の法廷では検察と弁護側の間で何が争点とされ、どんな主張や立証が展開されたのか。被告の元少年の弁護団の一員を務める河井弁護士をゲストに迎え、この事件・裁判を振り返る。弁護団会見の映像やテレビニュース報道も交えながら、来る4月の判決言い渡しを前にもう一度冷静に考えてみたい。

【Guset】河井匡秀弁護士(光市事件差戻審弁護団)
【出演】綿井健陽(ジャーナリスト)
OPEN 18:30 / START 19:30
¥1,000(飲食代別)<当日券のみ>
http://www1.odn.ne.jp/watai/
 今回のトークショーの趣旨が、被害者遺族の会見が中心に報じられるこの事件の事実関係を今一度知るために、余り報じられない弁護側の主張を中心に学習するというものであっただけあって、検察側主張の矛盾を指摘がかなりあり、光市裁判関連の弁護団出版の本を所有しながらも、なかなか時間が無くて読めない私としては、この裁判を見る上で重要なポイントを、時間的負担無く得られた思いです。また、客席に典型的な「感情屋」の参加者がいたもんで、質疑応答の時間にその方が感情的になって怒鳴り始めたりして、当ブログで昨年から進めている感情屋習性研究の格好のサンプル収集の機会になりました。なんたって、たった数メートル先にナマの感情屋がいたんですからね。今まで感情屋のブログなどはサンプル集めのために沢山読んできて、一部は司法関連記事において収録してきましたが、やはりナマの感情屋の迫力はブログの文面よりも凄いですね。まあ、いい大人が怒鳴ったりしてバカ丸出しだけど。

 途中の10分の休憩などを含めて2時間30分以上もの長時間のトークショーであり、報告記事を書くのも一苦労ですが、東京・阿佐ヶ谷は遠すぎて参加することの出来なかった方々のために、記録を基に、トークショーの要旨を何回かに分けてご報告いたします。

 何回に分け、いつ終わるのかは決めていないのですが、どんなに遅くても2月中には終わらせる予定です。今回はその第1回

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posted by s19171107 at 03:58| Comment(4) | TrackBack(2) | 突撃取材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月02日

橋下(次期)府政ヲチ

当選翌々日には信濃町へ挨拶に行くハシのシタ次期知事。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200801290011.html
 大阪府知事選で初当選したタレントで弁護士の橋下徹氏(38)は29日、自民、公明両党幹部らに国会内であいさつし、与党とのパイプ作りに動き出した。橋下氏は自民党府連の推薦、公明党府本部の支持を受けていた。府レベルの支援候補が当選直後に党幹部と会談するのは異例。衆院選を控えた与党側も「人気知事」との親密度をアピールしたい思惑が見える。

 早朝の飛行機で上京した橋下氏は午前9時半すぎ、国会内の自民党総裁室を訪れ、党4役ら約20人に拍手で迎えられた。

 出席した国会議員によると、橋下氏は「大阪を変えるために、政権与党と協力していきたい」とあいさつ。伊吹文明幹事長が「自公ならびに府議が連携し、府政運営を全力でバックアップしたい」と話したという。

 公明党役員会議室では太田代表ら約20人に出迎えられた。

 橋下氏は国会内で記者の質問に応じ、「選挙のお礼とあいさつに来た。国との関係をきちんとしていなければ、大阪を変えられない」と話した。

 また、ガソリン税の暫定税率について問われ、「財源が減るのはつらい」と、税率維持を求める姿勢を示した。

 その後、東京・信濃町の創価学会本部で原田稔会長に会った。午後は福田首相や額賀財務相、各省の次官級をあいさつに回る予定だ。

 国会内では見学中の小学生から「あ、橋下弁護士だ」と声が飛び、「静かに」と笑顔を見せる場面も。自民党内には自派閥のパーティーに橋下氏を参加させようとの動きもあり、水面下での「橋下争奪戦」が行われる可能性もある。
 しがらみ全開wwwwwwwwww
しかし、橋下ごときに大作センセーが出るまでも無いらしい。

橋下府政ヲチ関連記事一覧
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/osaka-hashimoto.html
posted by s19171107 at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

死刑:意地になっていないだろうか

http://www.asahi.com/national/update/0201/TKY200802010106.html
 法務省は、3人の死刑を1日午前に執行したと発表した。鳩山法相の下では昨年12月7日の3人に次いで2回目の執行。前任の長勢法相の就任後、執行の間隔は短縮する傾向にあり、93年に、一時期止まっていた執行が再開されて以降、例がないペースで執行が進められている。

 法務省によると、執行の対象になったのは持田孝死刑囚(65)、名古圭志死刑囚(37)、松原正彦死刑囚(63)の3人。持田死刑囚は東京拘置所で、名古死刑囚は福岡拘置所で、松原死刑囚は大阪拘置所で執行された。近年の厳罰化の流れの中で、確定死刑囚の数が100人を上回る状況が続いている。今回の執行後の生存死刑囚の数は104人となった。

 発表された犯罪事実やそれぞれの確定判決などによると、持田死刑囚は、89年、強姦(ごうかん)した被害者の女性が警察に届け出たことを恨み、服役後の97年に東京都江東区でこの女性(当時44)を刺殺。現金などを奪った。被害者が1人であることなどから、一審判決は無期懲役だったが、二審が破棄して死刑とした。

 名古死刑囚は鹿児島県の徳之島で02年、兄の妻(当時40)と長女(同17)を包丁で殺害するなどした。松原死刑囚は、88年に徳島県で女性(当時61)の首を絞めて殺害し、現金を奪った。逃亡中にも愛知県の住宅に侵入して女性(当時44)を殺害し、現金を奪った。

 鳩山法相の就任以来、約5カ月間での執行人数は計6人。前任の長勢法相の下では約4カ月ごとに3回の執行があったが、鳩山法相はこれを上回るペースで死刑執行命令書に署名している。
 昨年12月18日の国連総会で死刑執行停止を求める決議がほぼダブルスコアで採択されました(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-12-20/2007122007_02_0.html)。ちなみ反対したのは日本のほかに米中朝といった、アレな国々なんですけど。
 日本は当然、そんなのは無視し、今日も「死刑は国民に支持されている」なんて国会で言っちゃったりしています。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008020100924
鳩山邦夫法相は1日午後の参院予算委員会で、国連が昨年12月に死刑執行の停止を求める決議を採択したことに関し「それぞれの国に考え方や世論がある。わが国は凶悪犯罪に厳しく当たるべきだというのが世論の大勢だ」と述べ、死刑制度は国民に支持されているとの認識を示した。社民党の福島瑞穂党首への答弁。
 捕鯨についてもそうなんですが、どうも日本ってのは、何か(それも結構どうでもいいこと)を外国から反対されると意地になる習性があるようです。
 死刑に関して言えば、特に昔は国会閉会中にこっそりとやってたのに、国会の真っ最中に3人も吊っちゃったりして、如何見ても意地になってますよ。

 また、上記の鳩山法相の「国民が支持しているから死刑を存置している」とか、検察官による死刑求刑のときに良く聞く「被害者感情も考慮すると死刑相当」など、どうも死刑を運用している人・したがっている人たちは、自論の根拠付けに他人を利用しているように見えるんですよね。「死刑には犯罪抑止力があります」とか、そういう実利面を根拠にしたり、あるいは正直に「死刑が好きです 悪い奴は嫌いなので死んでほしい」と言えばいいのに。

私自身は、以前から死刑関係の記事で書いてきているように、死刑制度に対する明確な意見はまだ形成していないんですが、他人の感情を自論の根拠付けにしている死刑存置論には、どうも賛同しきれないところがあります。


関連記事一覧
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/saiban.html
posted by s19171107 at 21:29| Comment(2) | TrackBack(3) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

橋下(次期)府政ヲチ

橋下がどこまでやれるのか、次期府政をヲチします。
http://www.asahi.com/politics/update/0131/OSK200801300095.html
 大阪府知事選に初当選した橋下徹氏(38)は30日、08年度予算案の編成方針について府側と初めて協議した。基本的に認めないとした府債発行について、後年度に国の地方交付税で補充されるものは容認する考えを示した。また、人事では三輪和夫副知事と小河保之副知事の続投が決まった。

 この日の協議で府側は、当初は暫定的な骨格予算とし、9月議会までに全事業を見直して補正予算を組む方針を提示。05年度から続けている全職員のボーナスカットを08年度以降も3年間継続し、240億円を削減する案も示した。これに対し、橋下氏は「9月では遅すぎる。6月までに見直して欲しい」とし、再協議することになった。

 府側は府債の仕組みについても説明。臨時財政対策債(07年度は653億円)など、後年度に国の地方交付税で充当されるものについて、橋下氏は発行を容認した。

 それ以外の府債についても橋下氏は「どうしようもなくなったら、私が議会や府民に説明する」と報道陣に語り、柔軟な姿勢を見せた。橋下氏は当選後のインタビューで「府債発行は基本的に認めない。収入の範囲内でやってもらう」と話していた。

 府は橋下氏の公約に合わせ、9月までに新たな行財政改革計画を策定するほか、知事直轄の重要政策プロジェクトチームや財政再建のための改革プロジェクトチームを設置、情報公開室を新設することなども提示した。
府側は府債の仕組みについても説明。臨時財政対策債(07年度は653億円)など、後年度に国の地方交付税で充当されるものについて、橋下氏は発行を容認した。
ちょっとまてwwwwwwwwww「蹴散らす」はずの役人から、府債の仕組みの説明をされて、あっさり発行容認って、あんた本当に何も勉強してなかったのね。

どうしようもなくなったら、私が議会や府民に説明する
光市事件懲戒請求騒動のときの発狂ぶりがまた見られるんですか?

http://www.asahi.com/politics/update/0201/OSK200802010051.html
 次期大阪府知事の橋下徹氏は08年度から、府の一般職員、教職員、警察職員の福利厚生のために組織されている3互助団体への補助金を全廃する方針を固めた。年間約18億円の歳出削減になる。新年度予算案の編成方針に関する府側との協議の中で、橋下氏が「公費での補助は理解を得られない」と指摘し、府も廃止に向けて検討に入った。

 府には一般職員でつくる府職員互助会(1万1918人)、教職員でつくる府教職員互助組合(5万1603人)、警察職員でつくる府警察職員互助会(2万2984人)の3互助団体がある。

 職員らの掛け金と府からの補助金を元に、一般職員の場合は出産や結婚の際の祝い金(各5万円)、死亡弔慰金(70万円)、扶養家族が6歳、12歳、15歳になった時の育児手当金(各5万円)、人間ドックなどへの助成などをしている。

 府人事室によると、07年度は職員らの掛け金は3団体で総額35億円で、府は総額18億円を公費から補助している。1人平均では2万円を受け取っていることになる。

 複数の府幹部によると、新年度予算案について、橋下氏が「府債発行は原則認めない。削れるものはすべて削ってほしい」と要望し、その一例として互助団体への公費補助を指摘。府も全国的に廃止の動きが広がっていることを踏まえ、新年度予算案から廃止する方向で検討に入った。

 総務省によると07年度までに北海道、京都府、和歌山県など21道府県で公費補助を廃止し、政令指定市では大阪市が廃止している。
 これについては「やっと」といった感じであり、特段革命的ではない。

橋下府政ヲチ関連記事一覧
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/osaka-hashimoto.html
posted by s19171107 at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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