http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008020801000327.html
経済産業省の北畑隆生事務次官が、先月開かれた同省の関連団体の講演会で「デイトレーダー(短期取引を繰り返す個人投資家)は最も堕落した株主の典型。ばかで浮気で無責任だから、議決権を与える必要はない」と不適切な表現を含む発言をしていたことが8日、明らかとなった。北畑次官は「慎重さを欠いた」と釈明したが、今後波紋を広げる可能性もある。>配当を要求する強欲な方
講演会は経済産業調査会の主催で1月25日に都内のホテルで開かれ、企業関係者など約130人が参加。
北畑次官は「企業は株主のものか」という題で約2時間、自説を展開。その中でデイトレーダーについて「(経営)能力がないという意味ではばか。すぐに(株を)売るということで浮気者。無責任、有限責任で配当を要求する強欲な方」と発言したという。
講演は市場政策について幅広く言及しており、北畑次官は「一部分だけ取り上げられるのは本意ではない」としている。
デイトレは一日のうちの「谷」で買って「山」で売るから「デイトレ」なんであって、そもそも配当は狙ってませんぜ。
ところで昨日、昼飯食べながらニュー速のこれに関するスレ見ていたんだけど、なんかガチのデイトレなのか、とにかくデイトレ擁護派が火病っているらしく、「デイトレが居なくなったら市場流動性が無くなる」とか騒いでいたんだけど、北畑次官は「デイトレなんかに議決権をやる必要は無い」といっているだけで、「デイトレ禁止」なんて一言も言っていないんだが。数字ばっか見ていて、いよいよ文字が読めなくなったのかね。
さらに、以下のような聞き捨てならぬ書き込みまで出る始末。
713 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/08(金) 13:20:04 ID:b/f6WwBU0どーして、一方的に「あいつらは寄生虫」とか言うのかね(´・ω・`)経済社会は資金供給する投資部門と、その資金を運用して生産する生産部門の両方あって成立しているんじゃないか。
おいおい、「寄生虫」はリスクを取って会社をつくり、儲けを出して税金を払った投機家の上に乗ってるサラリーマンや役人だろw
こういう、投資部門優位説を説く資本主義マンセーな連中も、逆に労働部門優位説を説くアカい人たちも、お願いだからその辺ちゃんと理解してね。
そうそう、北畑次官も放っておきなさいよ。私自身は投機家は余り好きじゃない(だって一時、マオイズムに傾いていたもんw)んだけど、前掲のニュー速のデイトレ擁護派のいうように、デイトレがいなければ市場流動性が失われる。結果として資金供給が滞る。つまり、個人的な道徳観としては受け入れがかったとしても、デイトレは経済においては必要な存在なんですよ。
また、おとといあたりの夕刊フジに、かの「ジェイコム男」ことB・N・F氏のインタビューが載っていたけど、人間的には可哀想な人だなぁ、というのが正直な感想だった(まあこれは個人の価値観だけど)。詳しくは紙面参照。まあ、取引時間中はずっと引きこもってPCの画面とにらめっこしているんだからねぇ。
まあ、デイトレの連中が、いつか大コケして負債抱え込んだところで、それは完全に自己責任。我々は、常に崖っぷちでマネーゲームに勤しむ人間的に可哀想な人たちの落とす資金を、気兼ねなく使わせてもらえばそれでいいでしょう。
デイトレなんて労働部門にっては資金供給元の一つであり、ある意味で踏み台です。放っておけば勝手に市場機構を利用して利ざやを確保して大喜びしているカワイイやつらです。好きにさせればいいじゃないですか。