※えらい記述ミスをしたので、2月12日23時50分頃に「3つ目の理由」の部分を訂正しました。
一週間近く前の記事で恐縮だけど、空港への外資規制について、今朝の"国営"放送の解説コーナーを見て、記事として取り上げる予定だったをすっかり忘れていたのに気がつきましたww

(クリックで拡大 赤枠処理は当方による)
この問題については、3つの驚くべき論理があります。
一つ目は、「来てみたら門が閉まっていた。二枚舌といわれかねない」という部分。
この論理で行くと、客人を呼んだら勝手口からベランダのガラス扉まで扉という扉を全て開けなくてはならなくなりますよ。つまり、際限の無い「規制緩和」が必要となる。何のための行政なんでしょ。もし、「二枚舌」といわれるのが嫌なら、門の横に但し書きをしておけば良いじゃない。空港などのインフラに対する外資規制は、日本独特の閉鎖的慣行ではなく、国際的にはむしろ標準的なもの。但し書きさえ、ちゃんとしておけば、理解が得られないということはないはずだし、そもそも外資勢力だって、何から何まで門戸が開いているとは思っていませんよ。
二つ目は、今回の外資規制問題について、閣内で反対している面々について。皆、経済金融系の連中ばかりじゃないですか。
私は、特にウヨさんの、たとえば、政治的対立を理由に対中断交を主張するような妄想にも近い主張について、「もっと経済的に物事を見よ」と指摘してきました。これは、政治的なものは希望・願望が織り交ざることによって往々にして現実離れすることが多いのに対し、経済的視点は、常に財源を意識することによって嫌でも現実と強固に結び付けられるがために、現実離れすることが少ないことによります。
そういう意味で、私は経済金融系の人は、基本的に訳の分からない発狂をするようなことは無いと思っていましたが、この記事を読む限り、むしろ経済金融屋の発狂のほうが酷いという認識を持つに至りました。
「規制緩和」による多用な資本や人材の登用は、空港よりも経済金融行政指導部のほうに必要かもしれないですねw
そして、更に驚いたのは、近頃、外資規制反対派を中心に「外資規制に賛成する国交省の真意は、天下り先を確保するためだ」というようなネガティブキャンペーンを張りはじめたことであります。先の郵政選挙において散々、郵政民営化反対派を「守旧派」とか「抵抗勢力」などと言って、小泉と歩調をあわせてきたワイドショー型のテレビ番組も、さすがにこれはナンセンスすぎることに気づいたのか、このネガティブキャンペーンに歩調をあわせているところは少ないですね。
ちなみに、この記事を書くことを思い出すキッカケとなった、"国営"放送の解説コーナーでは、安全保障の観点から外資規制することに賛同する立場を明確にしていました。
posted by s19171107 at 20:57|
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