勤務時間中に黒大豆を乾燥させたり、タケノコをゆでたりしたとして、奈良市は31日、市青少年野外活動センターの所長(66)を減給10分の1(1カ月)とするなど、計5人を処分したと発表した。http://mainichi.jp/area/nara/news/20080401ddlk29010717000c.html
市によると、所長は今年1月までに計4回、自宅で栽培していた黒大豆を持ち込み、勤務中に事務所内で乾燥させていた。敷地内のタケノコをゆでて職員間で分けたり、ユズを取りに行ったりしたなどとして、ほかの職員や臨時職員計4人も戒告や訓告、厳重注意となった。
センターは市中心部から約15キロの山中にあり、小中学校の夏休み期間以外は、比較的暇な時間が多いという。
奈良市教委は31日、勤務時間中に黒大豆の乾燥やタケノコの洗浄などをしていたとして市青少年野外活動センター(同市阪原町)の職員5人を処分した。同センターでは、05年ごろから職務専念義務違反の常態化が指摘されていた。中室雄俊教育総務部長は「職場の風土に問題があった」と謝罪した。昨今は公務員はとりあえず叩いておけばおkという風潮ですが、これはどうなんでしょ。
男性所長(66)が減給10分の1(1カ月)、女性職員(54)が戒告の懲戒処分。学校教育課男性係長(52)=元センター主任=は訓告、女性臨時職員2人を厳重注意とした。男性所長は31日付で退職。実際に減給されなかった。
市教委の調べでは、05年10月27日〜今年1月30日までに、5人で延べ22回、8時間10分の間勤務時間中に自宅栽培の黒大豆を持ち込んで選別や乾燥の作業をしたり、センターの敷地で採ったタケノコをゆでたりした。隣家に卵やホウレンソウをもらいにいったり、異動する職員のせん別品を購入に行ったりしたケースもあった。
もちろん、その日の仕事もせずに黒大豆乾しだとかタケノコ茹に現をぬかしているのならば、それは問題外です。しかし、朝日配信記事には、最後に以下のように付け加えられています。
センターは市中心部から約15キロの山中にあり、小中学校の夏休み期間以外は、比較的暇な時間が多いというあの文脈でこういうパラグラフが挿入されるとなると、どうも、その日の仕事は完了して、もうやることが無いから、こういうことをしていたようにも読めます。もし、そうならば、そんなに責められるほどのことでも無いように思うのは私だけですか。
早く仕事が終われば所定の勤務時間より前であっても自分の時間に回しても良いとなれば、私なんて頑張っちゃいますよ☆
先の橋下府政ヲチ:新年度抱負?においてご紹介した、「甘えから脱却」を名目に導入した、何の実効的意味があるのかサッパリ分からない「府庁内全面禁煙」にせよ、この件にせよ、どうも日本人は「労働」に対して妙な信仰を持っているような気がします。
あー、ちなみに、「早く処理すれば早く帰っても良いということは、処理できないときは、いつまでも残業ってことだよね?」というような言説を以前見かけました、、、というか現在進行形でやっているところが少なくない数、あるそうですが、人間には休息があってこそ効率よく働けるのですから、「いつまでも残業」は誰のためにもならないので、やめたほうが良いですよ。(←小学生だって分かる当たり前のことなのに、実行しない奴がいるから困る、、、というか馬鹿じゃねえのか)