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2009年07月06日

児童ポルノ規制反対の言説についても検討してみる

ちょっと古くなり始めた話題ですが、、、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090629-00000005-jct-soci
>>> 宮沢りえのヘアヌード写真集 17歳で撮影なら児童ポルノ?
6月29日21時15分配信 J-CASTニュース

 児童ポルノの単純所持が禁止されたら、17歳で撮影ともされる宮沢りえさんのヘアヌード写真集も廃棄すべきなのか。こんな話が議論され、話題になっている。子どもの被害をなくそうと法案の審議は進んでいるものの、基準が分かりにくいとの不満があるようだ。

■与党側「分からないなら、やはり廃棄すべき」

 ヘアヌードが社会現象にもなった女優、宮沢りえさん(36)の「Santa Fe」。1991年に発売され、芸能人の写真集としては、最も多い150万部の大ベストセラーになった。

 それが20年近くたって、再び話題になっている。衆議院法務委員会で2009年6月26日に行われた児童ポルノ禁止法改正案の審議。民主党の枝野幸男議員が、この写真集を児童ポルノとして扱うことになるのか、と取り上げたからだ。

 「10年前、20年前、30年前とかに製造・販売されて手元にあるものを、そんなものをみんな調べるんですか?」と問いただした枝野議員に、法案提出者である自民党の葉梨康弘議員は、こう答弁した。

  「児童ポルノかも分からないなという意識のあるものについては、やはり廃棄をしていただくのが当たり前だと思います」

 ただ、葉梨議員は、廃棄までに1年の猶予があり、有名なものなら政府が調べるとも述べた。

 児童ポルノ禁止法の改正を巡っては、与党側が個人の趣味で児童ポルノを持つ単純所持を禁じる案を提示。これに対し、民主党が、購入したり何度も入手したりする行為を禁じる取得罪の対案を出して、平行線の議論が続いている。

 ともに、子どもの被害をなくそうという目的は変わらない。しかし、民主党は、過去に合法だったものまで問うのはどうか、その基準が分かりにくく、えん罪を生みかねない、などと与党案に反対している。

 可決の可能性がある与党案について、りえさん側はどう考えるのか。

 所属事務所のエムツー企画では、担当マネージャーが外出中としながらも、「うちの方では答えようがありません」とだけ話した。ただ、内容が内容だけに、戸惑っている様子だった。

■「児童ポルノに当たるのか、疑問」と朝日出版社

 宮沢りえさんの写真集「Santa Fe」を出版したのが朝日出版社。その制作部では、法案の動向を注視するとしながらも、「児童ポルノに当たるのか、疑問がある」と話す。

 そして、今後の扱いについては、こう説明する。

  「写真集は、もう絶版になっています。写真やネガは、所有物ではないので、こちらには一切残っていません。ただ、記録用に社内で何冊か保存してあります。もし法案が通ったら、対応を考えないといけないとは思っています」

 本や雑誌では、過去に載った写真に18歳未満の裸などがある可能性がある。「週刊プレイボーイ」など若者向け雑誌も出している集英社では、「法案ですので当然、対応しないといけないですが、今のところお答えできることはありません」(広報室)としている。

 与党案については、賛否両論に分かれている。

 日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんは、2009年6月26日の衆議院法務委員会に参考人として出席し、支持する立場から意見を述べた。児童ポルノは、ネット上でコピーされて長く残ってしまうとして、「犯罪や虐待の現場を永遠に残し、被害者の心をずたずたにする凶器」と訴えた。

 一方、日本雑誌協会は、J-CASTニュースの取材に対し、与党案については反対する考えを示した。事務局では、「単純所持を罰すれば、いくらでも拡大解釈して取り締まりが行われてしまいます」として、国会審議をみながら協会の見解を出すことを明らかにした。
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 久々に児童ポルノ規制問題。かつて私は、本問題について、「17歳と364日に撮られたモノと18歳と0日に撮られたモノでは肉体的な差異は全くない一方で、法的には大きな違いがあるわけだが、果たして画像や映像の被写体が、17歳と364日か18歳と0日であることをどうやって識別するのか」と書き、この辺があいまいであるからこそ、本規制には賛同できないとしました。が、これを見る限り、どうやら「疑わしきは廃棄、廃棄しなければ処罰」ということになるらしいです。まさに逆転の発想ですわ。

 結局、推進派は「ロリコン共の性的搾取から子供たちを守らなきゃ!!!!救わなきゃ!!!!」という正義感が行き過ぎて、どこかとんでもない方向に暴走しだしたということですかね。なんか「資本家共の搾取から労働者たちを守らなきゃ!!!!救わなきゃ!!!!」という正義感が暴走して、実に残念な結果をもたらした何処かの誰かさんたちの思考回路と類似するものを感じます。

 当然ながら、この狂信的なまでの規制推進派の言説には批判が集中しており、私見では規制反対派の言説のほうが理にかなっているものが少なくないと思います。しかしながら、その中にもやはり、ちょっと違うかなあという言説が一部あるので、今回は以前とは趣を変えて、規制反対派の言説について検討してみようと思います。

 まず、一番目立つのが、アグネス・チャン氏に対する個人攻撃や、日本ユニセフ(ユ偽フ)に対する攻撃です。結論から言うと、特にアグネス・チャン氏に対する個人攻撃は、実に無意味な行動です。なぜならば、アグネス・チャン氏は規制推進派陣営に属する人間の一人にすぎません。ただちょっと有名であるがために、ほかの、無数の陣営所属者たちから担ぎ上げられているだけです。つまり、アグネス・チャン氏への個人攻撃は、「本当に対決すべき相手」と対決せず、手っ取り早い相手を叩いているだけにすぎません。その辺をウロウロしている雑魚モンスターなんて、いくら倒してもゲームはクリアできません。

 同様に、ユ偽フに対する攻撃、特に「日本ユニセフはUNICEFではない」というような攻撃も、ユ偽フが規制推進派の首脳部であるならぱ話は別ですが、どうやらそうではない以上、「どうでもいい雑魚モンスターを倒しているだけ」に過ぎません。

 次に、これは本記事に特殊なのものかもしれませんが、宮沢りえさんが17歳であった当時に撮影されたとされるヌード写真を掲載している冊子の所持を禁ずることに対する「あの冊子は宮沢さんの同意の下で作られたのだから問題ない」という言説について。以前にも書きましたが、たとえそうだとしても、「子どもの判断能力」という視点から考えると、「本人が同意しているからおk」とは、必ずしも言い切れないのではないでしょうか。

 さらに、18歳未満を「児童」と定義していることについて「児童は小学生までだろう」とかそういう言説について。法的定義云々以前に、そんなのどうでも良すぎます。あちらさんはその気になれば「18歳未満ポルノ単純所持禁止法」に書き換えますって。
 ちなみに、「児童」の定義が「18歳未満」となっているのは、子どもの権利条約とかそのあたりからの影響なんじゃないですかね。知らんけど。


 あと、これは「検討」ではなく「皆様にお聞きしたいこと」なんですが、本規制に反対する方々の主張として、「本規制は遡及処罰であり、遡及処罰の禁止に反する」というものがあります。それについて。

 まあなんとなくそれっぽい感じはするのですが、「遡及処罰の禁止」あるいは「法の不遡及」の定義、すなわち、Wikiによると「実行時に適法であった行為を事後に定めた罰則により遡って処罰すること」を本問題にあてはめ、その上で、実際の規制推進派の言説とすり合わせると、私としましては、推進派ってそんなこと言っているのだろうかと思うのであります。

 前掲「法の遡及」の定義を本問題に当てはめるならば、以下のようになると思われます。すなわち、「(ポルノ入手)当時、適法であったポルノの入手という行為を、事後に定めた規正法によって、遡って処罰すること」です。

 確かに規制推進派の狂信さを鑑みれば、このようなことを口にしていても何の不思議もありません。十分にありえる話です。しかしながら、私の知っている範囲では、規制推進派陣営内部の、実際に立法権力を持っている人がそこまで主張していたか記憶が定かではないのです。少なくともこの記事だけを読む限りでは、「規正法発効の暁には、発効前の所有事実をも処罰してくれよう」という意図は読み取れず、むしろ、「規正法発効までに廃棄処分してくれればそれで良い」としているように読めるんですよねえ。

 ゆえに皆様には、規制推進派陣営内部の、実際に立法権力を持っている人は、正確な定義における「遡及処罰」を考えているのかについてご教授いただきたく存じます。

 なお、たとえ規制推進派でも、一般人(アグネス・チャンandユ偽フ含む)は、日本国における立法権力を持っていないので、この際無視すべきです。外野がいくら吼えても国会で成立しない限りは日本国の法律にはなりえません。

【追記】
 あちこち調べていたら、「遡及すべきだ」みたいなのを言っている人がいたので、この辺については自己解決しました。


posted by s19171107 at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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