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2009年07月29日

純潔趣味

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090726-00000534-san-soci
>>> 墜ちたスポーツマンシップ AV出演する体育会系学生たち
7月26日18時11分配信 産経新聞


 【衝撃事件の核心】

 大阪経済大学(大阪市東淀川区)ラグビー部員、OBと立命館大(京都市)アメリカンフットボール部員が過去にアダルトビデオ(AV)に出演したことが相次いで明らかになった。伝統ある体育会系クラブで発覚した風紀の“汚染”は、学生スポーツ界に大きな波紋を呼んでいる。大経大によると、学生らが出演していたビデオは、いわゆる「ホモセクシュアル」な内容だったという。大学スポーツで鍛え抜いた体は、特定のマーケットで根強い人気があり、学生たちの間で「お金になるバイト」としてひそかに広がっていたという。

 ■保護者らからメール40件

 大阪経済大ラグビー部員のAV出演は、7月10日に同大で開かれた会見で明らかになった。大経大では、1日にラグビー部員3人が大麻取締法違反(譲り受け)容疑で逮捕されており、この日の会見では、不祥事を受けて、ラグビー部の活動を無期限停止処分にすることが発表された。が、現場に集まった記者の関心は、新たに発覚したAV出演に移り、質問が集中した。

 「何年の何学部か?」

 「何本のビデオに出たのか?」

 「何本出荷されているのか?」

 大学によると、AV出演発覚は、学生の保護者からとみられる1本の電話がきっかけだった。「学生がAVに出ているのではないか?」。電話があったのは7月3日。その後は、続々と同様の事実確認や不安を訴えるメールが寄せられ、その数は40件に上ったという。

 報告を受けて、大学側はただちに事実確認に着手。出演ビデオの存在を把握したあと、8日、出演した学生のヒアリングを行い、口頭で注意(叱責)したという。学生の話によると、出演は2年ほど前で、4人が同一作品に出たのではなく、別の作品に出演していたらしい。OBは現役時代に出演していた。

 ■金欲しさから出演

 創部70年以上の歴史あるラグビー部だけに、風紀の乱れは衝撃的だった。といっても、いわゆる違法行為、事件とは異質な案件であるため、会見に出席した重森暁学長、木村俊郎学生委員長の歯切れは悪かった。

 −出演しているビデオを見られたのか

木村委員長「ビデオのパッケージですか、表紙がありますね、あれで確認はしております」

 −AVという定義づけが、わいせつをどう認識するかということによって違うかとは思うのですが、いわゆる性行為を描写する内容だったのか

 木村委員長「男性同士の、ホモセクシュアルな…です」

 −ホモセクシュアルの、いわゆる性行為の描写ということですね

 木村委員長「……中身までは確認をしておりません」

 −大学としてはどのようなとらえ方なのか

 木村委員長「大学としては、ビデオについては刑事上の問題はないかとは思います。条例の問題なんかもありますし確定はしておりませんが、刑事上の問題はないと。ただ、今回問題になりましたのは、学生の本分ということで、検討を始めたということです」

 −学生の処分は

 木村委員長「2人の学生については叱責(しっせき)です。処分ではありません」

 −叱責とは

 重森学長「厳重注意です」

 −出演した動機は。お金が欲しかったということですか

 木村委員長「まあ、そうです」

 ■氷山の一角か?

 今回のラグビー部活動の無期限停止処分については、「かなり厳しい処分」との見方もある。木村委員長は「今後クラブが健全な形で展開していくことを見守りながら判断を出したいということで、無期ということになりました。競技力の向上だけでなくて、アスリート精神に還るということについてもう少し時間をということで…」と理由を説明した。

 体育会系学生のAV出演では、立命館大(京都市)のアメリカンフットボール部員の4年生男子学生が過去に出演したとして、退部処分になっていたことも7月12日に発覚した。同大広報課によると、部の関係者が6月14日、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」に男子学生が出演していたとする書き込みがあるのを発見。本人に確認すると「1年生の時に計6本出演した。金になるアルバイトとしてやってしまった」と認めたため、6月15日付で退部処分とした。

 大経大、立命館大…。相次ぐAV出演に、「明らかになったのは氷山の一角に過ぎない」と指摘する関係者もいる。

 ■人気の「ガチムチ系」短時間で数万円のバイトに…

 それにしても、なぜ、体育会系の男子学生のAV出演が目立つのか。事情通によると、ホモセクシュアルなビデオは通常のAVより数は少ないものの、古くから特定のマーケットが存在するという。美少年系、体育会系などさまざまなジャンルが存在し、体育会系の中でも特に体格のいい選手の多いラグビー、アメフット部に所属する学生は、「ガチムチ系」と呼ばれ、人気が高いのだという。 

 インターネットなどで出演者を募集するケースもあり、出演内容にもよるが、数時間で数万円の報酬をうたっている。保護者や教育者の知らぬところで、学生たちは金欲しさのあまり「軽い気持ち」で“危ないバイト”に出てしまったのだろうか。

 「アスリート精神の自覚、高揚とそれに向けての相互研鑽(けんさん)が不徹底」 

 大経大は、AV出演を含めたラグビー部の処分理由について、こう断じた。大学スポーツを志す者のモラルが今、改めて問われている。
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 「スポーツマンシップ」とか「アスリート精神」なんてまるで分からない私ですが、先日も書いたように、「相手」が存在する問題において、自分の視点、自分の思考回路のみで物事を考えた場合に行き着く先は「モンスター」なので、本件についても私は、彼らの理論と思考回路を理解しようと必死に努力したつもりなのですが、結局いまいち理解できませんでした。特に、本記事は大阪経済大学のラグビー部員のAV出演”問題”を取り上げているにもかかわらず、なぜか同大学同部部員が大麻取締法違反容疑で逮捕された件について記者会見する同学学長の写真が挿入されている点、「関連記事」の欄に先日の京都教育大学学生の集団強姦事件がなぜかリンクされている点、ますます理解に苦しむ次第です。いやあ、大麻・集団強姦とAV出演は、前者は犯罪行為である一方で後者は風紀上の問題なんだから、次元が全く違うだろうよ。

 しかし、産経が一枚噛んでいる点を含めて考えると(本来は余り好ましい分析方法じゃないんですけど)、結局これって、例によって純潔趣味な方々の「業績」ということになるんでしょうな。いやはや、なんというか。こういう思考回路って、結局、セックスワーカーの方々を一段低く見る思考回路と根底においては同じものがあるんでしょうし、また、本件もそうだし、あるいは児童ポルノ単純所持規制問題においてもそうですが、純潔趣味な価値観を最優先するがために、実際の運営上の問題点や手続きにおける正当性を完全無視することをはじめとした、もろもろのぶっ飛んだ反応を見せてくれることにもつながるんでしょうな。本件なんて、人一人をスポーツマンとして生かすか殺すかというときに、「中身までは確認をしておりません」とか堂々と言っていますし、先にも書いたとおり、犯罪行為と風紀問題を同列に扱う、まともな感覚なら絶対にやらないようなサプライズな反応をみせてくれるんですから。

 「純潔趣味な価値観を最優先する」といえば、先日はこんなこともありました。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090702/trl0907021323006-n1.htm
>>> レンタルお姉さん号泣 同名ポルノ映画に配給差し止め仮処分申請
2009.7.2 13:20

「レンタルお姉さん」のポルノ映画流用に記者会見するNPOニュースタート事務局のレンタルお姉さん 引きこもりの社会復帰を支援する「レンタルお姉さん」の名称が、ポルノ映画のタイトルにそっくりそのまま流用されたとして、“お姉さん”を派遣するNPO法人が映画配給差し止めの仮処分申請を決定。1日会見したお姉さんたちは「誇りにしていた名前を地に落とした」と号泣した。

 「レンタルお姉さん」は、引きこもりやニートを抱える親からの依頼を受け、20−30代が中心のお姉さんたちが手紙や電話、家庭訪問を通じて子供たちの心を開き、社会復帰を目指すというもの。NPO法人「ニュースタート事務局」(千葉県市川市)が1998年から訪問活動を開始。2007年にはNHKドラマ「スロースタート」で水野美紀(35)がお姉さん役を演じ、今月には「レンタルお姉さん物語」(比古地朔弥著、扶桑社)で漫画化されるなど、注目されている。

 だが先月、都内の劇場で「レンタルお姉さん 欲望家政婦」(姫川りな主演)が上映されていると事務局に連絡があり、ポルノ映画のタイトルとして使われていることが発覚した。

 映画は06年11月公開。配給元の新日本映像サイトによると「そんじょそこらの家政婦さんとは一味も二味も違う」という「スーパー家政婦」が掃除、洗濯はもちろん、下半身の世話までこなすストーリーで、本物とはまったく関係ない内容。

 事務局側弁護士によると「レンタルお姉さん」の名称は06年5月に商標を出願し、07年11月に登録された。それ以前に複数のメディアで紹介されており、「名称は周知されている」という。そのため、来週中にも東京地裁に配給差し止めの仮処分を申し立てる。上映中の映画館やネット配信、DVD化は「確認できていない」としている。

 1日午後、都内で会見したレンタルお姉さんの吉田寛子さん(26)は「私は中学時代にひきこもりとなり、絶望の中に生きる気持ちは当事者としてよくわかる」と自らの過去を明かしたうえで「実際の活動とは、かけ離れたイメージで憤りを感じる。レンタルお姉さんの名を地に落とした」と訴え、号泣した。

 大栗彩子さん(30)も「活動は大変だが、誇りを持っている。このような使われ方をされると支援ができなくなる」と話した。

 新日本映像は「(仮処分申請は)今、初めて聞いた。詳しいことがわからないのでコメントできない」と話している。
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 NPOのほうの「レンタルお姉さん」は、その余りほめられたことではない側面に関する言説も含めて、知識として知っていたことには知っていましたが、映画のほうについては今回はじめて知りました。大多数の方々におかれましても、今回、NPOのほうがこうして問題にしてくれたおかげで、映画のほうの存在を知りえたわけではないでしょうか?

 NPOのほうは大層お怒りのご様子ですが、そもそも、NPOのほうの活動をもじったような内容ならまだしも、「本物とはまったく関係ない内容」って、それってつまり「全くの別物」ってことなのでは? また、おそらく大多数の方々が本件を通して初めて知った本映画なんて、黙っていれば少数の物好きが観るだけの「知る人ぞ知り、知っている人は皆、観賞経験者」という超マイナー映画になるはずだったはず。そして、「本物とはまったく関係ない内容」ならば、数少ない観賞経験者ならば、NPOのほうとは全く関係ないことも理解できるということになるはずなので、誰も混同することはなく実害は無いと思うんですがねえ。それとも、こっちもこっちで当人たちは内容は見ておらず、「本物とはまったく関係ない内容」というのは記者の観賞経験から書かれた?

 以上のような本件の背景に対する分析に、NPOのほうの「号泣」会見の内容を含めて考える限り、商標云々言っていますが、結局これって映画がポルノであることが気に入らないということなんでしょうね。というか、それ以外に解釈できないわけですが。これ、映画のタイトルが「レンタルお姉さん」じゃなくて「レンタルお母さん」とか「レンタル妹」だったらNPOのほうはどういう反応を見せたんでしょうね?

 世の中、名前は何となく似ているけど内容は全く違うパチモンはあふれかえっていますが、本家のパチモンに対する対応において、これほどまでの反応が見られるのが決まって「性」絡みというところを見ると、やっぱり純潔趣味な価値観はずいぶんと浸透しているんだなあと感じます。SNYがSNYに対して号泣会見したなんて聞いたことありませんからねえ。

 ちなみに、念のために書いておきますが、商標の問題は、しかるべき法律的解決が必要であることは言うまでもありませんよ。


posted by s19171107 at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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