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2010年01月31日

秋葉原事件公判を巡る「相変わらず」2題

 秋葉原無差別殺傷事件の28日の初公判について。以下、複数引用するので、記事の冒頭に整理番号:「(通信社・新聞社名)−(数字)」をつけます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000019-jij-soci
>>> 時事−1 記事
きょう、加藤被告の初公判=責任能力争う方針−秋葉原無差別殺傷・東京地裁
1月28日5時10分配信 時事通信

 東京・秋葉原で2008年6月、17人を無差別に殺傷したとして、殺人罪などに問われた元派遣社員加藤智大被告(27)の初公判が28日、東京地裁(村山浩昭裁判長)で開かれる。加藤被告側は殺傷の事実は認めた上で、刑事責任能力などについて争う方針。

 検察側は責任能力について、起訴前の精神鑑定結果から、事件当時、加藤被告に完全責任能力があったのは明白だと主張するとみられる。

 一方、弁護側は、被告が犯行当時、何らかの精神障害のため、心神喪失か心神耗弱の状態だった疑いがあると訴える方針。

 弁護側はこのほか、負傷者1人については殺意がなく、殺人未遂罪は成立しないと主張。取り押さえようとした警察官に対する公務執行妨害罪の成立についても争う。

 公判期日は8月までに22回指定され、被害者や目撃者ら計42人の証人尋問などが予定されている。

 加藤被告の起訴は裁判員制度施行前だったことから、審理は裁判官のみで行われる。
<<<
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000067-jij-soci
>>> 時事−2 記事
加藤被告「間違いありません」=弁護側、責任能力争う方針−秋葉原無差別殺傷
1月28日10時30分配信 時事通信

 東京・秋葉原で2008年6月、17人を無差別に殺傷したとして、殺人罪などに問われた元派遣社員加藤智大被告(27)の初公判が28日、東京地裁(村山浩昭裁判長)であり、加藤被告は「わたしが犯人であることは間違いありません」と殺傷の事実を認め、弁護側は刑事責任能力などについて争う方針を示した。検察側は冒頭陳述で、「無視されたことへの復讐(ふくしゅう)のため」と動機を指摘した。

 罪状認否で加藤被告は「この場を借りておわびさせてください」と被害者や遺族に謝罪した。

 検察側は冒頭陳述で、加藤被告が交際相手ができない悩みなどを携帯電話サイトの掲示板に書き込み、不満の唯一のはけ口にしていたと指摘。08月5月末ごろから無意味な書き込みをする「荒らし」が多発して居場所がなくなったと感じ、「みんな死んでしまえ」と怒りを募らせたとした。

 事件3日前には、派遣先の工場で作業着が見つからなかったことに激高。掲示板への書き込みに思いやりのある返事がなく、自分の悩みや苦しみが無視されたと怒りが爆発し、大きな事件を起こして存在をアピールすることで、無視した者に復讐したいと考え、犯行を決意したと指摘した。

 犯行当日には、トラックで現場を3回通ったが実行できず、「やらなくてよかった」「何でやれないんだ」と何度も葛藤(かっとう)した上で犯行に及んだとした。

 弁護側は、被告の責任能力には疑いがあると主張。負傷者1人への殺人未遂罪や、警察官への公務執行妨害罪の成立を争うとした。冒頭陳述では「なぜ事件を起こしたのかを明らかにしたい」と述べ、加藤被告の生い立ちや、掲示板の役割に着目する必要があると指摘した。 
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000067-jij-soci
>>> 時事−3 記事
「息子の人生返せ」=遺族、被告に変わらぬ怒り−対話求める被害者も・秋葉原事件
1月28日5時12分配信 時事通信

 「息子の人生を返せ」。7人が死亡、10人が負傷した秋葉原無差別殺傷事件から1年7カ月がたった。遺族の中には心の傷が癒えず、加藤智大被告(27)への変わらぬ怒りを口にする人もいる。一方で、被告と対話を求める被害者も現れた。28日の初公判を、遺族らはさまざまな思いで迎える。

 大学生の息子を亡くした父親(55)は、今でも事件当時のことをよく思い出す。大学病院で遺体と面会したこと、遺骨の前で家族が泣き崩れたこと…。「もっと勉強したり、友達と遊んだりしたかったろうに、突然人生を奪われた。そんなことをする権利があるのか」と憤りをあらわにする。

 加藤被告から受け取った謝罪の手紙への感想は複雑だ。犯行当時の記憶がないとしていることは許せないと思う一方、「死刑は当然だ」と書いたことに、「ようやく人間らしさが芽生えたのかもしれない」とも感じる。公判では遺族として意見陳述し、これまでの思いを直接ぶつける予定だ。

 一方、加藤被告に手紙を返したのは右脇腹を刺され重傷を負った元タクシー運転手湯浅洋さん(56)。「受け取った手紙の内容もまとまっているし、印象は普通の子だということ。どうしてあんな事件を起こしたのか、もっと知りたかった」と理由を説明する。

 便せん4枚に、刺された時の状況や事件への思いを書き、最後に「もっと君を見せてくれませんか」とつづった。「被告がどんな人物かが分かることが、再発防止の第一歩。公判が始まっても手紙を出し続けるつもりです」と話した。 
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 そして例によってコメ欄。
>>> 時事−1 コメ欄
2010年1月28日 5時44分dek*****さん
私もそう思う1,691点 私はそう思わない43点

本人も極刑を望んでるんだし また被害者遺族も望んでるんだから。。
躊躇せず トントンと進行してほしい。。

1部の報道で かなり長期化の裁判になると言われているが
何のために 裁判員裁判を導入したのだろうか?
こういった 凶悪事件でましてや 現行犯逮捕されているのだから
冤罪もないし粛々と進めてほしい。。
<<<
>>> 時事−2 コメ欄
2010年1月28日 10時33分tsu*****さん
私もそう思う598点 私はそう思わない76点

時間掛けなくていい、即死刑判決でもいいくらいだ。
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>>> 時事−3 コメ欄
2010年1月28日 5時26分jkj*****さん
私もそう思う662点 私はそう思わない42点

人権派弁護士は加害者の人権を守るために
被害者遺族の心も踏み躙る。

犯した罪には相応の罰が必要。
早々に死刑にして貰いたい。
<<<
 アレだけの大事件だったのに、コメ欄が妙に静かな点もそうなんですが、それ以上に、確かに遺族は最終的には死刑を求めているものの、一方で事件の真相の究明も求めており(前掲「時事−3」、後掲「産経−1」参照)、その点において「即死刑!」としか言っていないコメ欄の中の人たちは、相変わらず「被害者・遺族のために!」と言いつつも、実は当の被害者・遺族のことなんてまるで気にかけていないんですね。

【参考】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000076-san-soci
>>> 産経−1 記事
秋葉原無差別殺傷初公判 遺族「なぜ事件起こしたのか」
1月28日15時52分配信 産経新聞

 どうして息子が死ななければならなかったのか。秋葉原無差別殺傷事件から1年半余り。大学生の長男=当時(19)=を奪われた男性(55)は「真相を知りたい」との思いを胸に、28日の初公判を迎えた。

(中略)

 昨年11月、加藤被告から手紙が届いた。その時は読む気になれず、約1カ月後に目を通すと、謝罪する一方で「事件のことはよく覚えていない」と記されていた。怒りがよみがえった。男性は「死刑にしてほしいのは当然だが、多くの人を苦しめた事件をなぜ起こしたのか、本人の口から聞きたい」と、公判の傍聴を続けるつもりだ。
<<<
 さて、続いて「事件の真相」に関する記事と、そのコメ欄を見ておきたいと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000099-jij-soci
>>>> 時事−4 記事
「誰かに止めてほしかった」=返事なく、犯行実行−検察側冒頭陳述・秋葉原事件
1月28日13時19分配信 時事通信

 「誰かに止めてほしかった」。秋葉原事件の冒頭陳述で検察側は、加藤智大被告(27)が無差別殺傷を決意した後、携帯電話サイトの掲示板に書き込んだ予告に対し、犯行を止める返事がないまま、当日に至った経緯を示した。

 冒頭陳述によると、加藤被告は2006年8月ごろ、携帯電話のサイトで女性と知り合ったが、顔写真を送ると返事が来なくなり、容姿にコンプレックスを持つようになった。

 不安定な仕事やコンプレックスに悩み、掲示板への書き込みを開始。当初は期待通り慰めの返事があったが、無意味な「荒らし」に怒りを深めていたところに、自動車工場から派遣期間の終了を告げられた。

 その後、掲示板で「無視」されたこともあり、報復として、行ったことのある秋葉原での無差別殺人に思い至った。捕まれば自分の人生は終わりだと考えたが、「もう生きていても仕方がない」と自暴自棄になった。

 犯行を決意した当日、掲示板に「スローイングナイフを通販してみる 殺人ドールですよ」、翌日には「やりたいこと…殺人 夢…ワイドショー独占」と書き込んだ。「誰かに止めてほしい」という気持ちがあったが、思いとどまるように促す返事はなかった。

 犯行前日にも、「意外に冷静な自分にびっくりしている」と心境を掲示板に記したが、返事はないまま当日を迎えた。
<<<
>>> 時事−4 コメ欄1
2010年1月28日 13時27分iro*****さん
私もそう思う337点 私はそう思わない10点

止めなかった奴の責任みたいな発言をしないで欲しい。
<<<
>>> 時事−4 コメ欄2
2010年1月28日 13時21分hid*****さん
私もそう思う245点 私はそう思わない13点

何を言っても無駄だろ。苦しいのは加藤被告だけじゃない。みんながんばってるんだ。

極刑を望む。
<<<
 コメ欄1について。この発言は、「責任転嫁」と読もうと思えば読めるし、そう読もうとしなければそうは読めない、どうにでも転びうる発言だと思うんですが、以前にも書いたと思いますが、あえてそこで「責任転嫁」の文脈に読み取ってしまうところに、コメ欄の中の人における深刻な思考回路の問題があると思います。

 以前にも書きましたが、コメ欄の中の人の思考の基準はひたすらに「オレ」であり、自分の感覚を「庶民感覚」と称していることからも分かるように、他人も自分と同じような思考回路をしていると信じ、他人の行動を自分の感覚で予想するという傾向があります。その点を考えると、コメ欄1のような、どちらにも転びうる発言を取り出してあえて責任転嫁の文脈で読み取っているのは、自分自身が責任転嫁ばかりしているということの証左なのかもしれません。

 コメ欄2について。「オレも苦しんでいるからオマエも苦しめ」という発想から導出されやすい言説です。本件がその原因に「格差社会」が挙げられていた関係もあって事件当初から見られた言説ですし、雇用問題においても、というか雇用問題においてこそ良く見られる言説です。

 この手の言説については、いろいろな角度から何度も批判してきましたが、一言で言えば「あなたと私は違う」んですよね。ある人にとって辛いことでも他人にとっては「何だその程度のことで」ということは、ごくありふれたことです。

 この辺もやはり、物事の基準が「オレ」で固定されているところから発生するものなのではないでしょうか。そして、先日も少し触れましたが、こういう思考回路をしている人が少なくない限りにおいては、自殺者年間3万人で高止まりってのも当然かもしれません。

関連記事一覧
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/saiban.html
posted by s19171107 at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月30日

オレ基準の労働教

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100130/plc1001300029000-n1.htm
>>> 首相の施政方針演説 過剰演出? 「理念」だけで「現実」語らず
2010.1.30 00:28

(中略)

 もう一つ、首相が引用したのは、昨年末のインド訪問で立ち寄ったガンジー廟に刻まれていた「7つの社会的大罪」。首相は「理念なき政治」「労働なき富」「良心なき快楽」などの7つの大罪を一つ一つ読み上げた。

 ただ、実母から月1500万円のお小遣いをもらっていた首相が「労働なき富」を「社会的大罪」と紹介することは、ブラックジョークでしかない。

 施政方針演説とは、時の首相が1年間の基本方針を示す演説だ。パフォーマンスよりも政策論に重点が置かれるケースが多い。

 鳩山首相の演説で政策はどう語られたのか。首相は演説で「いのち」という言葉を24回用いた。だが、年間3万人を超える自殺者対策に関しては「いのちを守る基盤として、自殺対策を強化するとともに…」とひとこと触れただけだった。


(以下略)<<<
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-01-30/2010013002_01_1.html
>>> 「労働なき富」
合わない引用すると自らに降りかかる典型
鳩山首相演説で志位氏指摘


 鳩山由紀夫首相の施政方針演説の感想を語った29日の日本共産党の志位和夫委員長の記者会見で、そのコメントを聞いて記者団から笑いがおきました。

 鳩山首相がマハトマ・ガンジーの言葉を引用したなかで「労働なき富」をあげたことに記者の一人が「『労働なき富』とは、母親からの資金提供問題を彷彿(ほうふつ)させるような表現だったが…」と、実母から12億6000万円の資金提供を受けた鳩山首相とだぶらせて質問しました。

 これに対し志位氏は「引用というのは、時と場合によっては非常に効果的で、その人の知性や理性の深さを示すものになるが、あわない引用をすると自らに降りかかってくる。その典型のような引用だったという感じをうけています」。ここで笑いがおきました。

 「ただ、政策論・政治論でみた場合、『労働なき富』は追及していくべき問題だ」と続けた志位氏。政府の「新成長戦略」でも一部の企業に富が集中したと分析していることをあげ、「では集積した富をどう社会に還元するかは景気問題の対応の焦点だ」として、今後の衆院本会議での代表質問や予算委員会の質疑でとりあげることを予告しました。
<<<
 資金提供を受けること自体が悪いことだというのは初めて知りました。法的に不適切な処理や経済秩序を破壊するような行為はもちろん駄目だけど、資金提供そのものを否定するとなると、いよいよ財産処分の自由に触れるような気がします。

 「たとえ法的に適切処理をしていたとしても、小遣い月1500万は多すぎる!」? その1500万円の出所が誰かを踏み台として搾り出したものなら問題ですけどね。「『財産・収入規模が違えば支出規模だってそりゃ違う』というのが庶民感覚だ! 結果平等は悪平等!」と以前どこかで耳にしたのですが、最近は変わったんですか?

 この辺の区別なくこういうコメントが出てくるところを見ると、やっぱり、オレ基準の労働教は相変わらずなんだなあと感じます。

【関連記事】
J98/08/30「政権交代」は「画期」になり得るか―日本人の単純勧善懲悪の視点から
J98/09/01なぜ労働教的単純勧善懲悪ではいけないのか
posted by s19171107 at 18:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月28日

そして何も生かされなかった

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000634-san-soci
>>> 鳥取連続不審死 上田容疑者のウソで固めた人生
1月28日20時27分配信 産経新聞

 強盗殺人事件に発展した鳥取の連続不審死。28日、電器店経営、円山秀樹さん=当時(57)=に対する強盗殺人容疑で再逮捕された元スナック従業員、上田美由紀容疑者(36)は「元看護師」を自称して大量の睡眠導入剤を持ち歩き、言葉巧みに男性に近づき金銭的な援助を求め、一部の交際相手には睡眠導入剤を飲ませていたという。6人の男性が謎の死を遂げた事件の真相解明が始まった。

 「ちゃんと薬を飲んで!」。昨年10月26日夜。上田容疑者は、昏睡状態になった男性の口元へ多量の錠剤を押し込んだ。介抱と思える姿だが、一部始終を目撃した上田容疑者の知人は、錠剤が男性の常備薬だったカプセル薬と違うことに疑問を抱いたという。

 男性は翌朝に急死。知人の話によると、上田容疑者は知人に警察に疑われていると打ち明けた上で、「薬は飲ませてないよね。警察から聞かれてもそう言って」と頼んだという。

 急死した男性は無職の田口和美さん=当時(58)。捜査関係者によると、田口さんの遺体から、円山さんや昨年4月に水死したトラック運転手、矢部和美さん=当時(47)=と同じハルシオンなど睡眠導入剤2種類と風邪薬の成分が検出された。一連の不審死は連続殺人だった公算が大きい。

 この知人によると、上田容疑者は「昔は看護師だった」と話し、持病や健康管理のアドバイスと称し、出所不明の薬を配っていた。しかし、県警によると看護師だった経歴はなかった。元看護師と信じ込んで薬を飲んだ人たちはその後、体調を崩したり、意識を失ったりしたほか、病院で治療を終えて帰宅すると財布の中身が無くなっていることもあったという。

 上田容疑者は鳥取県北栄町出身。県内の高校を中退し、平成5年ごろ大阪で結婚して子供をもうけたが、離婚し地元に戻った。その後、鳥取市内のスナックで働き、最初の詐欺事件で逮捕された昨年11月当時は共犯として起訴された男(46)と5人の子供と一緒にアパートで暮らしていた。

 死亡した6人とはスナックの従業員と客として知り合った。同僚によると、「ほれっぽいところがあり、よくしゃべり愛嬌があるので人気があった」。客と2人きりになると、「一緒に暮らそうか」などと甘い言葉をささやき、身の上話を聞かせたという。

 交際が始まると、すぐに「結婚」を口にし、自分自身や家族の病気の治療費などの名目で金銭的な援助を求めた。中には別れるまでに渡した総額500万円相当の現金や貴金属が返済されず、民事訴訟を起こした男性もいる。男と共謀した詐欺事件では1千万円近い不正な利益を得たとみられる。

 手に入れた現金は浪費された。毎日のようにアパートの隣人を夕食や銭湯に誘い、代金1〜2万円を負担した。また、近所のコンビニでは漫画本や菓子、飲料に毎回現金5〜6千円を使った。美容院では3女の七五三の際に子供全員に着物とドレスを着せると告げ、料金約6万円を提示したスタッフに、「安いわね」と大声で話しかけたという。

 捜査幹部は「身の上話も経歴も全部うそ。でたらめだらけの人生」と断じた。
<<<
 先ほどのNHK「ニュースウォッチ9」でも本件はトップニュースで報じられ、時間枠(合計5分)の関係上、ここまで詳しく踏み込んだ内容・表現はしなかったものの、「人となり」とか「連続不審死との関連について」といった内容は織り込んで放送していました。

 せっかく足利事件受刑者釈放に際して各社各局あんな立派な方針を立てたのに。あの方針に従えば、これこそ一番してはいけない報道手法になると思うんですがねえ。やはり発行部数稼ぎ・広告収入稼ぎ・視聴率稼ぎの誘惑に負けたのかな。産経記事なんて事件とそれほど関係なさそうな浪費癖云々といった耳目だけは集める部分も随分しっかりと「取材」しているし。

2010年01月24日

いただいたコメントへの返信を完了しました

コメントへのレス頻度が半年に一回はまずいですよね。ごめんなさい。

チュチェ98年6月28日『何も変わってないなあ』
http://s19171107.seesaa.net/article/122439604.html
mashさん

チュチェ98年6月30日『何も変わってないなあ(2)』
http://s19171107.seesaa.net/article/122496301.html
mashさん

チュチェ98年7月26日『悠長な「対策」を言う人の危険性』
http://s19171107.seesaa.net/article/124334351.html
ponponさん

チュチェ98年8月5日『先入観』
http://s19171107.seesaa.net/article/125083357.html
ポールさん、mashさん

チュチェ98年8月19日『まだ刑事弁護がカネになるとか思っているのがいるのか』
http://s19171107.seesaa.net/article/126053424.html
ポールさん

チュチェ98年8月30日『「政権交代」は「画期」になり得るか―日本人の単純勧善懲悪の視点から』
http://s19171107.seesaa.net/article/126787111.html
ポールさん

チュチェ98年10月15日『「けしからん!!! おわり。」』
http://s19171107.seesaa.net/article/130355375.html
匿名希望さん

チュチェ98年11月3日『進歩していない』
http://s19171107.seesaa.net/article/131959032.html
amanoiwatoさん、mash_plusさん

チュチェ98年11月6日『犯罪に対する日本社会の関心の程度と公訴時効存廃問題』
http://s19171107.seesaa.net/article/132202727.html
amanoiwatoさん

チュチェ98年12月27日『不幸自慢・貧乏競争』
http://s19171107.seesaa.net/article/136650583.html
衒学鬼さん
posted by s19171107 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 運営連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月23日

誰か「保守」を保守して><

http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010011801000285.html
>>> 「もともと日本人じゃない」 平沼氏、蓮舫氏を批判

 平沼赳夫元経済産業相(衆院岡山3区)が岡山市で17日に開かれた後援会パーティーのあいさつで、政府の事業仕分けで注目された民主党の蓮舫参院議員について「言いたくないけれども、もともと日本人じゃない。帰化して国会議員になって事業仕分けでそんなことを言っている」などと発言した。

 蓮舫議員の事務所は18日、取材に「直接聞いたわけではなく、コメントする立場にない」としている。

 平沼氏は次世代スーパーコンピューター開発事業の仕分けで、蓮舫議員が「世界1位でなければ駄目なのか」と発言したことを「政治家として不謹慎だ」と指摘。「科学技術立国の予算は世界1位じゃなきゃいけない。つけを払わされるのは有権者だ」と強調した。

 パーティー終了後、平沼氏は記者団に「差別と取ってもらっては困る。テレビ受けするセンセーショナルな政治は駄目だ」と説明した。

 ホームページによると、蓮舫議員は父親が台湾人、母親が日本人で、1985年に日本国籍を取得した。

2010/01/18 23:59 【共同通信】
<<<
 平沼氏のいう「日本人」がどういう基準で識別する「日本人」なのか、つまり、「日本民族の血を継承する人間」という意味での「日本人」なのか、「日本国籍保持者」という意味での「日本人」なのかという語句の定義をまずしないといけせんが、「もともと」という語句とあわせて考えると、「元来より日本民族の血を継承する人間ではない」という意味になると思います。「元来より日本国籍保持者ではない」というのは、現実と照合する限りにおいて意味不明です。

 「元来より日本民族の血を継承する人間ではない」という意味であるならば、これはチュチェ98年6月14日づけ「国籍・民族と帰属心・忠誠心」における議論をなぞることになります。すなわち、前掲過去ログで私は、「帰化しているとはいえ、韓国人」という表現を含む産経新聞記事をもとに、この手の連中が「日本人」か否かを識別する際に用いる最重要の基準が「血」であることを明らかにすると共に、「血」を基準とすることの無意味さを指摘しました。

 今回の平沼氏の妄言も前掲過去ログにおいて取り上げた産経の妄言と同根のモノであると言えると思いますが、産経の妄言の元ネタになった出来事においては、焦点の「日本に帰化した韓国人男性」は「親が韓国人」という点において、確かに血統的には全く「日本人」の要素はなく、「血」の継承を何よりも重視する連中のような思考回路をした人間にしてみれば「彼は日本人ではない!」と言いたくなるのも分かります(もちろん、同意はしませんよ)。しかし、今回の平沼氏の妄言で焦点となった蓮舫氏の場合、母親が日本人であるという点において、「日本人の血」は入っているわけです。にもかかわらず、「もともと日本人じゃない」と言ってのける。「血」は「血」でも「純血」と言う点において、いよいよ「いつの時代だよ」という念を強くします。

 ちなみに私としては、「『日本民族の血を継承する人間』という意味での『日本人』」という識別基準を持つことは、もちろん余り好ましいことではないし、そもそも「日本人」と呼ばれる人々は混血の雑種である点において、「血」を判断基準にすることはブーメランでしかないのではないかとは思いますが、「日本人」を自称する人たちの意識の発展段階から考えて、今しばらくは仕方ないと思います。しかし、政治や行政といった国家権力の現代的行使の場面においては、これを基準として持ち込むべきではないと考える次第です。

 無意味な点に拘り、持ち込むべきでない領域に周回遅れどころの騒ぎではない論理を持ち込む平沼氏。こういうのが「保守」とか言っている日本の保守業界は大丈夫なんでしょうかねえ。
posted by s19171107 at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 左的憂国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月21日

危機への対応としての自殺問題

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100120-OYT1T00435.htm
>>> 説得5時間、「ごめんなさい」と男性投身自殺

 19日午後3時5分頃、静岡県西伊豆町安良里の黄金崎公園展望台近くで、海に面した斜面の手すりの外側に60〜70歳くらいとみられる男性がしゃがみ込んでいるのを観光客が見つけた。

 通報で駆けつけた松崎署員や町役場職員らに対し、男性は「がんの痛みが続いて耐えられない。死にたい」などと自殺をほのめかしたため、同署員ら約30人がかりで説得。

 「生きていればいいことがある」などと言葉をかけ続けたが、男性は午後8時10分頃、「ごめんなさい」と言い残して約30メートル下のがけ下に身を投げた。

 漁船が出て、約1時間半後に岩場で倒れていた男性を収容したが、全身を強く打ってすでに死亡していた。

 男性は、身長約1メートル70。中肉で、黒色のナップサックを持っていた。同署で身元を調べている。

(2010年1月20日11時37分 読売新聞)
<<<
 松崎署員らの「説得」の拙さや、あるいは終末期医療のあり方、更に危機への対応の問題など、短い割にはテーマが詰まっている記事であります。

 私としては、5時間にわたる「説得」では「生きていればいいことがある」のほかには何を言っていたのかとても気になるところですが、まあたぶんこれ以上の詳報は無いんだろうなあ。もし、「生きていればいいことがある」だなんて中学生のホムペ(笑)レベルのことしか言っていないんだとするなら、自殺者3万人で高止まりってのも当然だろうなあと思います。やはり、以前にも書きましたが、日本人がしばしば口にする「他人の立場に立って考える」「他人の境遇に共感する」は、本来は「当人の思考回路を取り入れ、その立場を踏まえつつも、第三者としての客観的視点は失わずに合理的かつ建設的な方策を検討し、その結果を当人に提案する」というものであるべきなのに、実際は「当人の立場に自分を置き換え、自分の思考回路のみを以って検討し、その(当人の思考回路は取り入れていない、よってその立場も正しくは踏まえていない)結果を当人に提案」しているにすぎなかったのかな。

 もちろん、他者の思考回路を取り入れると言うのはそう簡単な話ではなく、特に既に今まさに自殺せんとしている初対面の人の思考回路把握などなおさらです。であるからこそ、ここは警察署員だとか町役場職員などといった、その道の素人さんが寄ってたかって説得するのではなく、専門家を呼ぶべきだったんじゃないかと思うのですが、この記事を読む限りは、呼んだのかどうかは分かりませんね。危機への対応としてこの対処は如何なのかと思います。

 ちなみに、「自殺志願者に『生きていればいいことがある』と言うだなんてアホか」として、警察署員や役場職員を批判するコメントが「某所」では少なくありませんでしたが、私としては、もろちん自殺志願者に「生きていればいいことがある」と面と向かって言うことが禁句であることは近年、浸透してきているところであり、その点における彼らの勉強不足は否めず、苦言を呈したくなる気持ちも分かりますが、しかしそれでもやはり、彼らを責めたいのならば、責めるべきはそこではなく、早いところ自分たちだけによる説得は諦めて専門家を呼ぶべきだったのにそれをしなかったところであると思います。説得していた署員・職員らは恐らく最大限、死亡した男性の「立場に立って」色々と説得のセリフを考えていたのだろうと思いますが、先ほどから書いている「『共感』と『置き換え』をごっちゃにしていること」については、多くの日本人は気がついておらず、であるからこそ、日本の大人たちは「他者への共感の重要性」と称して「置き換え」を子供たちに教え込んでいる、すなわち、「共感」と「置き換え」の混線がある種の「文化」的なものとして継承されているのではないかと仮定すると、小さい頃から吹き込まれ、今まで疑問にも思わなかったことを突然自力で気付けと言われても難しいものがあり、あまり強く責めたてることはどうかと思います。

 ところで「危機への対応の拙さ」つながりに話を戻すと、以下もその一つとしてあげられるのではないかと思います。すなわち、「漁船が出て、約1時間半後に岩場で倒れていた男性を収容した」。

 私は事件現場には行ったことが無いし、検索しても明瞭な地図や参考写真が無い(まあ景色自慢の場所らしいですから写真なんて無くても当然でしょうけど)のですが、そんなに険しくて難しい地形なんでしょうか? 5時間もあれば、落ちた場合のおおよその着地・着水点が分かるのならば、あらかじめ船を出しておいても良かったのではないかと後知恵であることは承知ながらも疑問に思ったりします。

 まあ、後からでは何とでも言えるのが、危機への対応の問題を卓上で議論する際の難しいところですが、自殺問題は社会問題のみならず、場合によっては危機への対応の問題ですから、そういう角度から検討することも必要だと思います。
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2010年01月19日

「同志」

日本共産党第25回大会における新中央委員紹介(17分ごろ〜、特に19分50秒以降)
http://www.youtube.com/watch?v=gQjpXn5Mcw0
「同志」って呼んでいるのに、むしろ新鮮さすら感じるwwww
「ドンジ」(朝鮮語)なら毎日のように聞いているけど、「どうし」(日本語)は久々だわー
posted by s19171107 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月17日

「無知」の問題はある種の教育の問題

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100106-OYT1T01499.htm
>>> 「ギャー…ゴキブリ」“迷惑”110番4万件

 「隣家の洗濯機の音がうるさい」「蜂の巣を駆除して」。

 警察の業務と無関係な、こんな苦情や要望の110番が増えている。昨年は1日平均127件に上り、統計を取り始めた2003年の92件から約40%増加。これを含め、埼玉県警には1日に約1800件の通報があり、回線がすべてふさがるオーバーフローが1日平均18回も起きている。10日の「110番の日」を前に、県警は「一刻を争う事件事故に対応できないと取り返しがつかない」と、苦情、要望の110番を控えるよう呼びかけている。

 「ギャー」。昨春、110番を受ける県警通信指令課職員のイヤホンから、耳をつんざく若い女性の叫び声が響いた。叫び続ける女性の向こうで子どもの泣き声も。パトカー数台が急行する大騒ぎになったが、約3分間の通話の末にわかった悲鳴の原因は何と「ゴキブリが出た」だった。

 「車にひかれた猫の死骸(しがい)を片づけて」「庭に出た蛇を退治して」など、動物に関する110番は特に多く、警察官が出動するのは日常茶飯事。一般的に動物の死骸の撤去は市町村のごみ収集担当の役目で、警察官が出動するのは、本来は、野生動物が住宅地などに入り込んで人に危害が及びかねない場合などに限られる。

 「敷地に車を止められる。注意してほしい」と近所同士のもめ事の処理を求めるものもあり、同課では「通報があれば、現場確認のために出動するのが原則なのだが……」と困惑。「警察が道路工事を許可したから渋滞している」という対処のしようのない苦情や「電車もタクシーもない。パトカーで家に送って」という非常識なものもあるという。

 こうした苦情・要望の110番は、2003年の3万3477件から年々増え、09年は過去最高の4万6382件に達した。一方、110番の総件数は、この間、76万797件から65万3846件へと15%近く減少しており、警察業務の範囲外の110番は、件数が増えているだけでなく割合も大きくなっている。

 県警には、緊急性の低い相談や要望を受け付ける専門ダイヤル(#9110)もあり、同課は「110番は、今まさに危機に直面している人の命綱。急がない場合は専門ダイヤルへ」と協力を求めている。

(2010年1月7日12時27分 読売新聞)
<<<
 「迷惑」だとか「非常識」といった語句が並ぶ記事では、決まって、「(自称)常識的庶民」の皆様が、いろいろとお説教コメントをつけてくださるものですが、本件にしても、某所(お察しください)で検索する限りにおいても、例によって「ケシカラン」で済ませる方々が少なくありませんでした。また、公共広告機構も、この問題を「モラルの問題」と捉え、東京地域キャンペーンとしてCM放映しています(参照)。

 しかし、この読売新聞配信記事を読む限り、私としては、もちろん「モラルの問題」として処理すべき部分はあるものの、それだけで済ませるべき問題ではないと言えるのではないかと考えます。

 たとえば、「車にひかれた猫の死骸(しがい)を片づけて」という問い合わせは、記事にも「一般的に動物の死骸の撤去は市町村のごみ収集担当の役目」とあるように、確かに管轄が違います。しかし、おそらく通報者はそのことを知らないのではないでしょうか。また、「敷地に車を止められる。注意してほしい」というのは、おそらく、「文句があるなら警察を呼ぼうか?!」を地で行ったものでしょうが、何か紛争が起きた場合、警察に仲介を求めると言うのは、日本人に広く広まっている、それこそある種の「常識」ではないでしょうか。さらに、「警察が道路工事を許可したから渋滞している」というのは、一言文句を言ってやりたい(たぶん、旧社会保険庁に年金問題に関する抗議電話をかけるノリでやっているんだと思います)のだが、地元の警察署の電話番号を知らなかったがために、110番にかけてきたのではないでしょうか。

 このように、「通報者の無知」が問題の根底にあるのではないかという視点から改めて本件を見直すと、やはり単純に「モラルの問題」として片付けられる問題ではないのではないでしょうか。

 もちろん、だからといって、以前にも書いたように、「無知」を免罪符とすべきではありません。しかし、「無知」の問題はある種の教育の問題であり、先日も書いたように、その責任を全て本人に押し付けることもまた、すべきではありません。

 その点を考えるとやはり、公共広告機構や(自称)常識的庶民の皆様の反応は本件を部分的にしか捉えておらず、また、問題の所在を「モラル」に帰する人は往々にして、そして例に漏れず今回も、結局のところを丸投げにしている点において、本気で問題を憂慮しているのか疑問にすら思います。飲み屋での愚痴じゃないんだから。
posted by s19171107 at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月16日

次回作にご期待ください

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100114-00000059-mai-soci
>>> <日教組>加入率27.1% 過去最低を更新
1月14日17時54分配信 毎日新聞

 文部科学省は14日、09年10月1日現在で公立学校に勤務する常勤教職員の教職員団体加入状況を公表した。日本教職員組合(日教組)の加入者数は27万8733人(前年比6126人減)、加入率は27.1%(同1.0ポイント減)で、いずれも前年に引き続き過去最低を更新した。

 ほかの教職員団体も含めた全体の加入率は34年連続減となる42.3%(同1.8ポイント減)で、加入者数は計43万5908人だった。また、新採用教職員の全体の加入率は前年を下回る25.6%(同1.9ポイント減)で、日教組への加入率は20.6%(同1.8ポイント減)だった。【本橋和夫】
<<<
 以前より折に触れて繰り返し書いてきましたが、教育問題を日教組のせいにするのは、いよいよ難しくなってきたようです。

 でも、まだ言っている人がいるんですよねー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100114-00000173-mailo-l31
>>> 選挙:参院選 幸福実現党が細川幸宏氏を擁立 /鳥取
1月14日15時0分配信 毎日新聞

 幸福実現党は13日、次期参院選鳥取選挙区(改選数1)で、「幸福の科学」東中国本部広報部長の新人、細川幸宏氏(41)を公認候補として擁立すると発表した。細川氏は昨年の衆院選鳥取1区にも出馬している。「民主党による国難から国民を救い、日本を発展させる」と出馬の理由を述べた。
 県庁で会見した細川氏は、民主党政権について、経済成長の戦略がない▽日米同盟が決裂する流れに入っている▽日教組の影響力が増し、公教育が力を失っていると批判。幸福実現党が掲げる富国、強兵、学問のすすめの3点の施策を説明した。

(中略)

1月14日朝刊
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 そろそろ次の口実を考えはじめないと、たぶん10年後には組合組織率は今よりかなり減るでしょうから、流石のウヨさんたちのおつむでも影響力を及ぼすには至らないことに気がつくと思いますよ。

 私としては、社会の問題の根本を、最大勢力である「大衆」とは別の何か特定の勢力に擦り付けられる時代はもう終わったと思うんですよね。ウヨさんたちのいう「日教組教育の害悪」(で良いんだっけ? 正式名称は忘れたけど)は、そのうちのいくつかは、日教組のせいかどうかは別として、何となく分からんでもないなと感じることは無いと言えば嘘になります。しかし、それはもう既に「日本人の習性」と化していないか。まあウヨさんお好みの「そもそも〜〜のせい」「もとはと言えば〜〜のせい」という、そもそも論に基づく批判に終始するならば、今後も日教組批判を続けていれば良いと思いますし、「こんな日本にしたのは日教組だ!」という論理展開をする上では妥当でありましょう。しかし、それは単なる年寄りの愚痴、「昔は良かった」レベルの愚痴にすぎず、何ら実効的意味を持ちません。

 ウヨさんたちが本当に国を憂えているならば、ぜひ、「そもそもの諸悪の根源」である「日教組」ではなく、「現在の諸悪の根源」たる「大衆」に対して、その批判の矛先を向けていただきたいと思ったりします。

 ウヨさんに限らず昨今の情勢を見ていて大変不思議に感じるのは、世の中に不条理を感じている人たちのうちの少なくない人たちは、最多数派である「大衆」以外の何かに「諸悪の根源」を求めようとし、大衆については、「本来は『良い人』たちなのに、諸悪の根源のせいで一時的におかしくなってしまっているが、それさえ根絶すればきっと正しい姿に戻る」という筋書きで話を進めているということなんですよね。

 私なんかはむしろ、「大衆の身勝手さ」「『庶民感覚』の胡散臭さ」を以前から繰り返し指摘し批判してきているように、「諸悪の根源」を設定するならばそれは紛れも無く「大衆」であるという認識に立っています。「感情屋習性研究」もその関連事項であります。ちなみに、これはすなわち、(以前に書いたかはちょっと記憶が曖昧なのですが)私自身もかなり感情屋的な要素がある(残っている)点において、自己分析でもあります(ふだんの日記の記述からは、自分のことを棚に上げているように見えるかもしれないけど、一応、自分自身も研究対象に含めているのよん)。
posted by s19171107 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月10日

「根拠の無い楽観主義」は教育問題の一種

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100109-00000068-jij-soci
>>> 日本の未来、8割「暗い」=自分については6割楽観−新成人調査
1月9日16時7分配信 時事通信

 日本の未来について、新成人の8割が「暗い」とする一方、自身の未来は6割が「明るい」と思っていることが9日、インターネット調査会社「マクロミル」(東京)の調べで分かった。同社は昨年も新成人への意識調査を行っているが、数字はほぼ同じだった。
 調査は昨年12月下旬、今年成人式を迎える男女を対象に実施。男女半数ずつの計516人の有効回答を分析した。
 日本の未来に関しては、17.8%が「暗い」、61.4%が「どちらかといえば暗い」と回答。理由としては「景気が悪くなる一方で、年金問題などの解決のめどが立たない」や「政権交代でも、特に大きな変化がない」などの声が寄せられた。
 一方、自分の未来については「明るい」が8.9%、「どちらかといえば明るい」も51.4%を占め、全体の6割が楽観的な見通しを示した。理由として挙げられたのは、「これから何でもでき、可能性がいっぱいある」「明確な目標がある」などだった。
<<<
 コメ欄。
>>> 2010年1月9日 16時11分wcn*****さん
私もそう思う3,812点 私はそう思わない577点

実際は楽観主義者だが悲観主義的な奴はたちが悪い、悲観的な未来に対応する努力を怠る傾向がある。
未来は暗いが自分は大丈夫というのは、まずい。
努力の結果自分は大丈夫ならいいが、実際は根拠のない楽観主義。
派遣村の連中はこういう連中だったのではなかろうか?
<<<
 集団を一括りで処理しようとする困った習性には変化はありませんが、しかし、良い所に目をつけることができるようになったという点においては一歩前進かもしれません。

 「根拠の無い楽観主義」が派遣村村民を「村民にした」。たしかにそういう人もいるかもしれませんね。そうだとすると、では何故、彼らが「根拠の無い楽観主義」を持つようになったのかについて考えた後に、続いて何故「根拠の無い楽観主義者」であり続けているのかについて考えてみることをお勧めします。

 結論から言えば、「根拠の無い楽観主義」というものは、結局、当人が「世間知らず」であるからこそ陥るものではないでしょうか。現実を知っていれば、根拠の無い楽観主義者には、なりたくてもなれませんから。

 では、なぜ人間は「世間知らず」になるのか。これについては、世間知らずに「なる」というよりは、もともと「世間知らず」である人間が、次第に知恵をつけて「世間知」になるというのが妥当だと思います。

 ということはすなわち、適度に知恵をつけていかないと世間知にはなれず、これはすなわち「根拠の無い楽観主義者」が「根拠の無い楽観主義者」であり続ける要因であると言えるでしょう。

 このような視点に立てば、結局この問題は、広い意味での「教育」ということになると思いますが、そうであるならば、ここに自己責任だけでは処理しきれない社会的な責任も発生します(教育というものは「本人の意識」と「周囲の援助」の2つがあって完成するものです)。少なくとも、社会として適切な教育的環境を用意してきたのかという点検は行わなくてはならないと思います。

 コメ欄のような言説は、以前から見られる言説です。しかし、未だに何も行動が取られていない。点検すらない。良い所に目をつけられるようになったという点については、先にも書いたとおり、一歩前進かと思うのですが、いま一歩物足りないですね。
posted by s19171107 at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月09日

正式に入れ替わったのかな

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100108-00000657-yom-int
>>> 北朝鮮のジョンウン氏、誕生日に祝杯の歌
1月8日12時54分配信 読売新聞

 【ソウル=竹腰雅彦】ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮の朝鮮中央放送と平壌放送は8日朝、定時ニュース終了後、「祝杯を上げよう」と題する歌謡曲を放送した。

 8日は、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の後継候補とされる三男、金ジョンウン氏の誕生日で、後継問題との関連が注目される。

 歌謡曲は、昨年1月1日に朝鮮中央テレビが初放送し、同月8日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」に歌詞が掲載されたもの。歌詞は「同志よ、祝杯を上げよう」で始まり、「我々は永遠に党に従い、戦って勝たん」「喜びの祝杯」などの言葉が含まれている。

最終更新:1月8日12時54分
<<<
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100108-00000172-jij-int
>>> 「祝杯」の歌、後継と関連か=金総書記三男の誕生日−北朝鮮
1月8日19時16分配信 時事通信

 【ソウル時事】北朝鮮の金正日労働党総書記の後継者に内定したとされる三男、ジョンウン氏の誕生日を迎えた8日、朝鮮中央テレビなど同国メディアは「祝杯を挙げよう」と題する歌謡曲を放送した。同日付の労働党機関紙・労働新聞にも、このフレーズや同氏をたたえるとされる歌の題名「パルコルム(歩み)」の文言を含む「政論」が掲載されており、後継問題との関連が注目される。
 ラヂオプレス(RP)が伝えた。歌は「同志よ。祝杯を挙げよう」の歌詞で始まり、「喜びの祝杯」などの言葉が含まれている。ただ、誕生日を祝う記念行事などに関する報道はない。
 また、韓国のニュースサイト「デーリーNK」は消息筋の話として、平壌で7日に同氏の誕生日を記念する中央報告大会が行われたと報じた。8日には工場など職場別に「忠誠の歌の集い」が開かれ、「パルコルム」も歌われたという。
 同サイトによれば、この日は「民族最大の慶祝日」の一つと宣伝され、休日に指定された。ただ、RPは、テレビの放送開始時刻は通常と同じで、平日扱いとなっているもようだとしている。 
<<<
 歌詞から判断する限り、『勝利の祝杯』(参考音源)であるにもかかわらず、曲名は『祝杯を挙げよう』。『祝杯を挙げよう』って既にその名称の歌あるじゃん(参考動画@ようつべ)。

 昨年1月10日にも、同様に「曲名は『祝杯を挙げよう』なのに歌詞は『勝利の祝杯』」というのが、KCTVの映像を引っ張ってくる形で、ようつべにアップされていた(参考動画@ようつべ)ていたけど、本当に、正式に入れ替わったみたいですね。

 個人的には古いほうの『祝杯を挙げよう』はとても好きな曲だったんだけど、今回、こうして入れ替わったとすると、どこにいっちゃったんだろう(´・ω・`)

 あ、ちなみに「同志(ドンジ)よ。祝杯を挙げよう」じゃなくて、「同務(トンム)よ、祝杯を挙げよう」だと思う。

一応関連
http://www.geocities.jp/s19171107/KIKAKU/DPRKMUSIC/RYOKSA/index.html
posted by s19171107 at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ウリ共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月07日

ある意味安心した

>>> 【産経抄】1月6日
2010.1.6 02:31

 若いころは、「偽善」がどうにも許せなかった。赤い羽根はつけたためしがなかったし、どこかのテレビ局がやっているチャリティーのための24時間テレビも見なかった。視聴率稼ぎのために芸能人が100キロも走って(歩いて)何の役に立つのかと。

 ▼記者稼業をやるようになってから、たとえ「偽善」であったとしても、何もしないよりよほどましなことに遅まきながら気付いた。一人一人の募金額はわずかでも塵(ちり)も積もれば山となるし、第一、喜んでいる人が数多くいる。

 ▼残念ながら、東京都が失業者らの年越しのため宿泊場所と食事を提供した「公設派遣村」は、偽善の域にも達しなかった。入所者833人のうち、就労相談をした人は1割にも満たず、あげくは「希望者全員のホテルを用意しろ」と騒ぐ者もいたという。

 ▼衣食足りて礼節を知る、とはよくいったもの。職もカネもなければ、人の心はささくれ立つ。それはわかっていても「ごね得」という嫌な単語が頭に浮かぶ。しかもカプセルホテルの宿泊費も食費もすべて税金で賄われた。

 ▼もし、派遣村が人々の善意や企業、労働組合からの寄付をもとに「開村」できていたら、利用者の気持ちはもっと違っていただろう。すべて税金で運営してしまったがために、利用者にも納税者にも不満を残す結末を招いてしまったのではないか。

 ▼昨冬、日比谷公園で「派遣村」の村長を務め、脚光を浴びた湯浅誠氏の内閣府参与としての仕事は、人目につかないところに失業者を集めることだったのか。困っている人を助けるのは、人間として当たり前だが、いま政治に求められているのは、失業者を減らし、未来に希望を抱かせる政策だ。ただカネをばらまくのは、怠け者を増やすだけだ。
<<<
 産経新聞社社員のこの冬のボーナスの平均額が30万円台に落ちたということで、私としては、ここ数ヶ月産経の行く末を大変心配しておりました。そして今日の産経抄にいたっては、アレだけ「偽善」という言葉がお好きな保守(と言って良いレベルかはさておき)系の新聞であるにもかかわらず、その「偽善」を肯定するような内容をかましたのを見て、産経は思想的にも崩壊し始めたのかと、いよいよある意味における危機感を感じるに至りました。いやだって、ネタの供給が途絶えたら詰まんないじゃん。

 しかし、3段落目以降を読み進めたところ、なんのことはない、いつもの産経抄で大変安心しました。やっぱ産経抄はこうじゃないとね。今年も正常運転を期待できそうです。

 でも、欲を言うならば「怠け者」批判で終わらせてほしくなかった。あんだけ裁判報道に力を入れている産経ならば、「疑わしきは罰せず」という原則は知っていると思うのですが、その派生概念として、「10人の真犯人を逃がしても1人の無辜を罰してはならない」というのがあります。これは、「1人の無辜を冤罪から救うためには10人の犯罪者を逃がすのは必要経費である」とも読むことができないこともないと思うのですが、この概念を、かなり乱暴であることは承知の上で拡大すると、「『1割の意欲ある失業者』を救うためには『9割の怠け者』に対しても救済の手を差し伸べるのは必要経費である」という結論にも至ると思います。

 その点において私としては、是非、産経抄には「『怠け者』を救うことは、連中の中に埋もれて一見しては判別できない『意欲ある失業者』を救うための必要経費なので仕方ない。であるからこそ、権利ばかり主張し、『怠け者』を量産してきた日教組教育の罪深さを感じるのである」くらいのことは書いてほしかったなあと思うのであります。もちろん、文字数制限というのもあるのだろうけど、しかしここ一番で重要なところに切り込みきれていないというのはねえ。ちなみに、どうしても経済政策にいて言いたいなら、「日教組→教育の重要性→米百俵の精神→将来の経済成長」という手順をオススメします。まあかなり無茶な展開ですけど、今更無茶も何も無いでしょw

 でもまあ、この辺の詰めの甘さが産経抄が産経抄たる所以だから、これもまた正常運転の証拠なのかもw
posted by s19171107 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月05日

世間様と供給側政策

h ttp://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20100103/1262506703
(虫食い引用)
>>> 現実の中で世間知のフィルターがかかるとどういうわけか常にサプライサイド政策により重点が置かれる傾向があるように思える。つまり反応の非対称性を感じてしまうのだ。「目先の」「短期的」処方箋としての需要側より、「根本的」「長期的」処方箋としての供給側がより「正統的な」イメージを獲得してしまっている、そんな感じがする。 <<<
 経済政策の話とかは余り詳しくない(必要に応じてつまみ食いしているだけだからね)のですが、「世間」だとか「庶民」だとか「常識」という話になる俄然食いつくワタクシでございます。もっといろんなテーマに直に反応できるようになりたい。

 それはさておき、なんで世間様は「『根本的』『長期的』処方箋としての供給側政策により重点をおくのか」という話ですが、私は、2種類の異なる習性それぞれが全体において1つの動きとして現れているのではないかと考えています。2種類の異なる習性とはすなわち、「他人に利益を供与する(特に『カネを配る』)のが嫌い」という習性と、「『米百俵の精神』が大好き」という習性です。

 前者については、当ブログでは以前より何度も取り上げてきた話題です。その「根底」については、単なる嫉妬と大して変わらなかったり、あるいは、効率原理主義と言い得るものであったり、「『強者』でなければならない」という発想(←保守層が結構好きっぽい)に基づくものであったり、はたまた、過度な平等主義と言い得るような発想に基づいたりと色々あります。詳しくは、前述のように、この話題については以前より何度も取り上げてきた話題なので、過去ログをテキトウに漁っていただければ書いてあると思います。

 後者、すなわち「『米百俵の精神』が大好き」について。「米百俵の精神」という言葉を目にした読者のなかには、「小泉カイカクのスローガンだ!」とお気づきになった方も少なくないと思います。今では、小泉カイカクに対して手のひらを返したような評価を下す人も少なくありませんが、しかし、「米百俵の精神」というのは、いまだに健在であるといえると思います。それは、たとえば「定額給付金」や「子ども手当て」に反対する言説が、要するに「米百俵の精神」と大差ない発想に基づいているところからも容易に推測できるでしょう。

 ところで、これら2つの習性は、もちろん両方をそろえている人もいるとは思いますが、本質的に関連の無い習性です。また、特に前者的習性の「根底」を巡っては議論の余地が大いにあるはず(保守層好みの「『強者』主義」と、左翼的色彩がどうしても強まって見える「平等主義」が何の衝突も無く並立するとは考えにくい)であり、この点について議論が始まれば、とても1つの動きとしては機能しないと思われます。にもかかわらずなぜ1つの動きとして現れるのか。これは、こちらをはじめとして以前からその可能性を指摘しているように、日本人の「インパクト偏重」のなす業ではないかと考えます。すなわち、それぞれの個人が口にする、表層としてのサプライサイド政策偏重の言説に同志的な注目を寄せすぎるがために、その背後にある習性にまでは目が行き届かないのではないか。

 このように、「世間様の習性」という角度からこの問題について考えると、経済政策というのは、その経済学的妥当性を巡って反対者を論破するのみならず、「世間様」を如何に説得するかというのもかなり重要な課題であり、そして「世間様」の行動原理というのは「習性」といっても過言ではないものである関係上、結構大変なのではないかと思う次第であります。特に最近は、世間様の習性を「庶民感覚」としてもてはやす傾向にありますし。
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2010年01月03日

単純勧善懲悪と実効性

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091231-00000010-sph-ent
>>> 赤坂容疑者12月中旬以降に数回使用か…勤務先でのりピー話も
12月31日8時0分配信 スポーツ報知

 覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで29日に逮捕された人気アイドルグループ「光GENJI」の元メンバー・赤坂晃容疑者(36)が、同法違反(使用、所持)の罪で執行猶予中の元女優・酒井法子さん(38)の話題に触れ、「一緒じゃん」と話していたことが30日、分かった。働いていたカラオケバーの店員が明かした。また、赤坂容疑者が今月中旬から少なくとも数回は覚せい剤を使用していたことも判明。千葉県警では“常習性”があったか調べている。

 赤坂容疑者が店長を務めていた新宿・歌舞伎町のカラオケバー「Luxor(ルクソール)」の店員2人が、同容疑者の様子を明かした。

 高校の同級生だった店員(36)によると、赤坂容疑者は、酒井法子さんが介護士になると聞いて、驚いた様子で「一緒じゃん」と話したという。同容疑者は前回の判決後に1年半、介護施設で働いていた。また、店員が「シャブシャブを食べに行く」と言ったところ、赤坂容疑者は「(注射を打つしぐさで)こっち?」とも。判決時には「浅はかな行動をとってしまい、大変申し訳ない」と話したが、本当に反省していたのか。自虐的に“シャブ”ネタを披露していたようだ。

 薬物に関する話はよく2人でしていたが、赤坂容疑者は「(薬物は)やってない。(執行猶予期間が)あと1年あるから」と話したこともあった。

 逮捕のきっかけとなった70代の男性については、赤坂容疑者とともに3人で食事したことがあったが、「何者か分からなかった」(店員)という。また、一緒にいた知人女性については「前に店で働いてた女性かもしれない」(同)。最近の赤坂容疑者は、父親の介護や来年早々の新店オープンに向けたトラブルなどで「疲れがたまっていたかもしれない」と指摘した。

 赤坂容疑者が将来的に芸能界復帰を考えていたことも判明。元ジャニーズJr.の店員(31)は「近々、(赤坂容疑者の)個人事務所をたちあげるつもりでした。芸能界に復帰できればいいな、と考えていたんですが…やっちまったな」と語った。

 また、テレビ朝日によると、赤坂容疑者は今月中旬から、少なくとも数回にわたって覚せい剤を使用したことも判明。千葉県警は“常習性”があったか調べる。

 この日、東京・立川市の赤坂容疑者の自宅には、午後2時53分に捜査員6人が入り、約1時間半後に押収物と見られるバッグ2つを手に退去。カラオケバーには午後3時15分に捜査員6人が入ったが、押収物はなかった。同容疑者は31日に千葉地検に送検される。
<<<
 本文3段落目の「本当に反省していたのか。自虐的に“シャブ”ネタを披露していたようだ。」という記述も気にはなる(自虐ネタ程度で「反省」が疑われるってのも、なんかねえ)んですが、今回は敢えてスルーして例によってコメ欄。
>>> 2009年12月31日 8時5分rta*****さん
私もそう思う6,588点 私はそう思わない125点

執行猶予をつけるから結局こうなる。

再犯率も高いし覚せい剤使用は初回から実刑にした方がいいと思う。
<<<
>>> 2009年12月31日 8時27分wes*****さん
私もそう思う6,299点 私はそう思わない258点

こればかりは中国を見習って
日本でも最低でも実刑にした方がいいし
販売、譲渡したものは死刑もしくは重罪にした方がいい

好きな国ではないが中国はアヘン戦争の教訓があるのか
薬物に厳しくてそこは評価できる
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>>> 2009年12月31日 8時16分mer*****さん
私もそう思う5,335点 私はそう思わない203点

麻薬だけは中国ルールを見習え!
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>>> 2009年12月31日 8時6分sak*****さん
私もそう思う5,161点 私はそう思わない108点

薬物は再犯率が高い。初犯でも実刑にすべき。
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 薬物乱用初犯者に対する再販率の高さを根拠にした実刑要求。最近の例では酒井法子さんの件を筆頭に、以前から見られる要求であります。

 たしかに薬物乱用の再犯率が高いことは、統計的にも証明されているところであり、解決に対する問題意識を抱くことは良いことであります。また、現行の「初犯=執行猶予=釈放」という処置、すなわち乱用者本人を全く同じ環境に帰すという処置に対する問題意識をもつことも良いことであります。しかし、「初犯=執行猶予=釈放」を否定する代替案として「実刑」を挙げることは、果たして実効的なのでしょうか。

 このテーマを考える上で有益となろう報道が先日なされました。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122601000069.html
>>> 治療重視、異例の保釈 覚せい剤事件で実刑の2被告 

 覚せい剤使用・所持事件の一審で実刑判決を受けた後、服役せずに薬物依存症の治療を受ける目的で控訴した2人の被告に対し、横浜、東京両地裁が、医療機関への「居住」を条件に保釈を認める異例の決定をしていたことが26日、分かった。

 弁護人が「治療を終えれば服役する」と約束した保釈請求を受け入れた措置で、2人は治療後に依存症が改善したとして控訴を取り下げ、既に収監された。

 弁護人は、再犯率が高い薬物依存症者に配慮した両地裁の判断を「画期的」と評価。薬物依存からの回復を支援する特定非営利活動法人(NPO法人)アパリ(東京)の尾田真言事務局長(48)は「刑罰を与えるだけでは同じことを繰り返す恐れがある。実刑判決を言い渡しながら治療を重視して保釈を認めた決定は重要な先例になる」と話している。

 芸能界への相次ぐ摘発など薬物汚染が深刻化する中、新たな対策として注目されそうだ。

 裁判記録などによると、横浜地裁のケースは、覚せい剤取締法違反(所持)の罪に問われた30代の男性。所持や使用の前科があり、今年6月に懲役2年の判決を受けた。

2009/12/26 08:45 【共同通信】
<<<
 そもそも違法薬物乱用者の再犯事件というのは、(程度の差はあれど)薬物に対する依存症を発症しているがために起きる事件であり、そして、薬物依存というのは医学的措置を要する病気です。その点において、本質的に医療施設ではない「刑務所」は、薬物依存者の収容先としては適当な選択であるとは言いがたいものがあると思います。

 その点において前掲の決定は、薬物乱用というものの本質的な部分を捉えた措置であると思われ、少なくとも、単に実刑を科すだけよりははるかに良い方策であると考えます。

 にもかかわらず、「再犯防止のために初犯でも実刑を!」と単純に繰り返すコメ欄。あるいは、「もしかしたら予想外に実効的な理由があるかもしれない」という御意見もあるかもしれませんが、しかし、薬物犯罪に対して「排除」に偏向している嫌いの強い中国の措置を彼らが肯定的に評価している点において、その主張も中国のそれと大差ないといわざるを得ず、やはり実効性において疑わしい主張を繰り返しているに過ぎないと言えると思います。

 結局ここでもまた、昨年10月29日づけの記事においても触れた、「悪いものは悪い」の一点張りの勧善懲悪趣味のなすわざなのでしょうか。であるならば、前掲過去ログにおいては、「実際に犯した罪の割には騒ぎすぎなのではないか」という点において「世論の勧善懲悪趣味」について触れましたが、今回は、「実効性に乏しい措置をひたすら題目のように提唱している」という点において「世論の勧善懲悪趣味」の一例とすることができると思います。

 本件については別の切り口からもう一回取り上げたいと思いますので、(たぶん)続きます。

関連記事一覧
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/saiban.html
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2010年01月02日

各報道機関の「特定一面の全体化」に関する資料

 ホリエモンが逮捕されてから遠からずして4年になるみたいです。うひゃあ、そんな前になるんだ。

 最近はすっかり報じられなくなったライブドア問題(まあ動きが数ヶ月スパンだから仕方ないけど)ですが、先日、LDHと堀江氏の間での和解が成立したそうで、報道されました。私としては報道された件そのものについては正直、特にコメントしたいことは無いのですが、報道記事における堀江氏の呼称について気になるところがあったので、今回はその点について取り上げようと思います。いやあ、我ながら如何でもいいところに噛み付くもんだ。

 まず読売。なお、以下すべての引用において、カギカッコ内の表現は検討対象外とします。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091225-OYT1T01015.htm
>>> 堀江被告、208億引き渡しでLDHと和解

 旧ライブドア(現LDH)の粉飾決算事件で損害を受けたとして、LDHが、ライブドア元社長・堀江貴文被告(37)(上告中)ら旧経営陣5人と元会計監査人2人に総額約363億円の損害賠償を求めた訴訟は25日、東京地裁(菅野博之裁判長)で、堀江被告との間で和解が成立した。

 LDHによると、堀江被告が保有するLDHの約181万株と支払いが留保されていた株式の配当金など、計約208億7000万円相当の資産を引き渡し、一切の紛争を解決するなどの和解内容。他の6人との訴訟は継続していく。

 LDHは2008年8月、事件で中止を余儀なくされた新規事業の損害など約35億2330万円を求めて提訴。その後、事件で株価が暴落したとしてLDHに損害賠償を求めた株主への和解金支払額などを上乗せした。

 LDHの話「堀江氏の資産のほぼすべてに相当するもので、損害回復を最大限果たしたことになる。堀江氏への責任追及を完遂できたことに満足している」

(2009年12月25日20時37分 読売新聞)
<<<
一貫して「堀江被告」です。

 朝日。
http://www.asahi.com/national/update/1225/TKY200912250303.html
>>> 堀江元社長、旧ライブドアと和解 208億円相当支払い 2009年12月25日19時1分

 ライブドアグループの持ち株会社「LDH」(旧ライブドアホールディングス、東京都新宿区)が、証券取引法(現・金融商品取引法)違反の罪で一、二審で実刑判決を受けた堀江貴文元社長(37)=上告中=ら7人に約363億円の損害賠償を求めた訴訟で25日、堀江元社長との和解が東京地裁(菅野博之裁判長)で成立した。LDHによると、堀江元社長が約208億円に相当する株式などを同社に引き渡すとの和解内容。

 LDHは訴えの中で、(1)刑事事件で同社が支払った罰金2億8千万円(2)事件によって事業が中止に追い込まれた損害(3)有価証券報告書の虚偽記載で株価が急落し、株主に支払った賠償金――などの損害賠償を求めていた。

 LDHは「引き渡しを受ける資産は堀江氏の資産のほぼすべてに相当するもので、当社の損害回復を最大限果たしたことになる」とのコメントを出した。堀江元社長の代理人は「コメントはない」としている。
<<<
裁判については触れているものの、呼称は一貫して「堀江元社長」となっています。

 毎日。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091225-00000149-mai-soci
>>> <堀江元社長>旧ライブドアと和解 208億円相当引き渡し
12月25日21時46分配信 毎日新聞

 ライブドア(LD、現LDH)の粉飾決算事件を巡り、LDHが元社長の堀江貴文被告(37)=1、2審実刑、上告中=らに約363億円の賠償を求めた訴訟は25日、東京地裁でLDHと堀江元社長の間で和解が成立した。元社長が約208億円相当の資産をLDHに引き渡す内容。

 LDHによると、引き渡される資産の内訳は▽元社長が所有するすべてのLDH株181万310株(約40億1600万円相当)▽元社長に支払われるべき配当金146億6300万円−−など。元社長はLDHの2番目の大株主だったが、和解で資本関係はなくなる。【伊藤一郎】

 LDHの話 引き渡しを受ける資産は、堀江氏の資産ほぼすべてに相当する。旧経営陣のうち、核心となる堀江氏への責任追及を完遂できたことに大変満足している。
<<<
一番最初こそ「元社長の堀江貴文被告(37)」となっていますが、それ以降は「元社長」と呼んでいます。

 産経。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091225-00000618-san-soci
>>> ライブドアと堀江氏が208億で和解 損害賠償請求訴訟 東京地裁
12月25日20時24分配信 産経新聞

 ライブドア(現LDH)の粉飾決算事件で会社に損害を与えたとして、LDHが同社元社長の堀江貴文被告(36)=証券取引法違反で懲役2年6月の実刑、上告中=ら旧経営陣5人と公認会計士2人に計約363億円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した訴訟で、LDHは25日、堀江被告が和解金約208億円を支払うことで和解が成立したと発表した。

 LDHによると、和解金の大部分は、堀江被告が保有する同社株約181万株(約40億円相当)と、同社が堀江被告への支払いを保留していた株式の配当金計約146億円が充てられるという。

 訴訟をめぐっては、LDHが平成20年8月、事件の影響により、一部事業の中止に伴う損失や子会社を売却した際の手数料支払いなどの損害を受けたとして、堀江被告らに約35億円の損害賠償を求めて提訴した。

 しかし、LDHが今年1月にフジ・メディア・ホールディングスに約310億円を支払うことで和解。また、事件発覚による株価暴落で損害を受けたとして株主らが訴えた複数の訴訟で和解が成立したことから、LDHは堀江被告らへの請求額にフジ側や株主らへ支払う和解金を上乗せした。

 今後は残る6人に対する損害賠償請求訴訟を続けるという。

 和解を受け、LDHは「引き渡しを受ける資産は堀江氏の資産のほぼすべてに相当し、責任の中心となる堀江氏への追及を完遂できて大変満足。これで堀江氏とは株主としての関係性もなくなった」とコメントしている。
<<<
一貫して「堀江被告」です。

 東京。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009122602000045.html
>>> 【社会】
堀江元社長 208億円分を引き渡し 『ライブドア』と和解
2009年12月26日 朝刊

 LDH(旧ライブドア)が、元社長堀江貴文被告(37)=粉飾決算事件で上告中=ら旧経営陣らに損害賠償を求めた訴訟は二十五日、堀江氏が約二百八億七千万円相当の資産をLDHに引き渡すことで、東京地裁(菅野博之裁判長)で和解が成立した。

 堀江氏は保有するほぼ全資産を引き渡す形で、LDHは「損害回復を最大限に果たしたことになり、責任追及を完遂できて満足している」としている。

 LDHによると、資産の内訳は、同社の株式約百八十一万株(四十億千六百万円相当)と配当金百四十六億六千三百万円など。配当金は二〇〇九年分で、同社が堀江氏側への支払いを留保していた。

 LDHは今後、宮内亮治元取締役ら残る旧経営陣ら六人に対し、残額の賠償を求めていく方針。

 堀江氏の代理人弁護士の話 和解条件について守秘義務があり、特にコメントすることはない。
<<<
「堀江氏」と呼んでいます。

 日経。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091226AT1G2502L25122009.html
>>> 堀江元社長が旧ライブドアと和解 株など208億円引き渡し
 旧ライブドア(現LDH)経営陣らによる証券取引法違反事件の影響で、事業停止や元株主への賠償支払いなど損害を受けたとして、同社が堀江貴文元社長(37)ら7人に約363億円の損害賠償を求めた訴訟で、同社と堀江元社長は25日、東京地裁(菅野博之裁判長)で和解を成立させた。

 LDHによると、和解条項は、堀江元社長が保有する同社の全株式(約181万株、約40億円相当)や、同社から支払いを留保されていた株式の配当金(約146億円)の請求権など、計208億円相当の資産を同社に引き渡す内容。和解により、同社と堀江元社長の係争は終結する。

 LDHが旧経営陣らを訴えた訴訟で和解が成立したのは初めて。宮内亮治元取締役ら元幹部や元公認会計士ら6人との訴訟は係属中。(25日 21:52)
<<<
「元社長」。

 最後にITmedia News。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091228-00000005-zdn_n-sci
>>> 堀江元社長、208億円相当引き渡し LDHと和解
12月28日10時0分配信 ITmedia News

 ライブドアグループの持ち株会社・LDHは12月25日、証券取引法(現・金融商品取引法)違反事件で損害を受けたとして、堀江貴文元社長ら旧経営陣に賠償を求めていた訴訟で、堀江元社長が約208億7000万円相当の資産を同社に引き渡すことで和解したと発表した。

 同社によると、引き渡し額は堀江元社長が保有する同社株式と、支払いを留保していた配当金の合計。和解内容の詳細は非開示としている。

 同社は「引渡しを受ける資産は、堀江氏の資産のほぼすべてに相当するものであり、当社の損害回復を迅速に最大限果たしたことになります。当社の責任において、旧経営陣らのうち、核心となる堀江氏への責任追及を完遂出来た事に大変満足しております」とコメントしている。

 堀江元社長はブログで「民事的な賠償責任については最高経営責任者である社長としてきっちりとるべきだと考えてきた」「時間が掛かった事については、司法の一定の評価を頂きライブドア事件とされるものの全容がはっきりして、私自身の責任がどれだけのものかということを私自身が考え、そして最後に決断した」と説明。「私自身は世間で一般的に言われているほど、拝金主義でもありませんし、もし私の金銭的な弁済で納得していただけるのであれば、資金提供を拒むものでは最初からありませんでした」という。

 訴訟で同社は旧経営陣と監査人ら計7人に対し、フジ・メディア・ホールディングス(フジテレビ)に支払う和解金など総額約363億円の賠償を求めていた。宮内亮治元取締役ら6人に対する訴訟は継続する。

最終更新:12月28日10時0分
<<<
「元社長」です。

 まとめると、読売と産経が「被告」で、朝日、毎日、東京、日経、ITmedia Newsが「元社長」あるいは「堀江氏」と呼んでいます。

 うーん、この辺の違いってのは何処なんでしょうかね?
 本件は、もともと堀江氏が違法(として現在刑事裁判中の)行為が元である点、件の刑事裁判における呼称:「被告」を持ち出すのは、まあ分からなくもありませんが、しかし、件の刑事裁判における立場を彼の全てとして広く適用させるという当ブログで以前から問題視してきた「特定一面の全体化」からも導出できる行動なので、少し引っかかるところであります。

 堀江氏つながりでもう一件。所謂「偽メール問題」の和解報道から。

 まず読売。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091231-00000499-yom-soci
>>> 「偽メール」民主が堀江被告と和解、300万払う
12月31日18時22分配信 読売新聞

 「偽メール問題」で名誉を傷つけられたとして、旧ライブドア元社長の堀江貴文被告(37)(証券取引法違反で実刑判決を受け、上告中)が、民主党に3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて東京地裁に起こした訴訟が、和解したことがわかった。

 堀江被告が12月29日、自身のブログで明らかにした。

 ブログによると、民主党が堀江被告に300万円を支払い、「メールは偽物であり、内容も全くの事実無根でした。心よりおわび申し上げます」などと謝罪する内容。

 訴状によると、民主党の複数の議員は2006年2月、堀江被告が自民党の武部勤幹事長(当時)の次男への送金を指示したという虚偽のメールを衆院予算委員会などで取り上げた。

最終更新:12月31日18時22分
<<<
またしても「被告」です。関係ない「証券取引法違反」の件をこの文脈で持ってくるのは文字数の無駄のような気もします。

 朝日。
http://www.asahi.com/national/update/1231/TKY200912310113.html
>>> 堀江元社長と民主党、300万円で和解 偽メール訴訟 2009年12月31日19時14分

 民主党の議員による「偽メール問題」で名誉を傷つけられたとして、ライブドアの堀江貴文元社長が民主党に約3千万円の損害賠償を求めていた訴訟で、和解が成立したことがわかった。堀江元社長がブログで明らかにした。民主党は和解金300万円を払い「今後は、事実関係を十分調査した上で国会の質疑等を行ってまいります」などとする謝罪文を堀江元社長に送ったという。

 堀江元社長は朝日新聞の取材に、「民主党は政権を取ったので、取るべき責任は取るという大人の対応をしたのではないでしょうか。謝罪文をもらうという当初の目的は達成したので、和解内容にはそれなりに満足しています」とのコメントを寄せた。
<<<
証券取引法違反については触れず、呼称も「元社長」としています。

 毎日は検索しても見つからなかったので産経。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091231/trl0912310130000-n1.htm
>>> 民主、堀江被告と和解 偽メール問題 300万円支払い、謝罪
2009.12.31 01:30

このニュースのトピックス:民主党

 ライブドア事件で上告中の元社長、堀江貴文被告(37)が、故永田寿康元衆院議員らによる「偽メール」問題で名誉を傷つけられたとして、民主党に3300万円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴した訴訟が和解していたことが30日、分かった。堀江被告が自身のブログで明らかにした。民主党が堀江被告に300万円の和解金を支払うとともに、「メールは事実無根だった」と認める謝罪文を堀江被告に送付したという。堀江被告が今年6月に提訴していた。

 訴状によると、永田元議員は平成18年2月の衆院予算委員会で、堀江被告が選挙コンサルタント費用の名目で自民党の武部勤幹事長(当時)の次男に3千万円を振り込むよう指示したとする内容の「偽メール」を読み上げた。

 メールは最終的に偽物と判明しており、堀江被告側は「事実に反する明らかな虚偽。社会的評価を低下させた」と主張していた。
<<<
読売と同様に「ライブドア事件で上告中の元社長、堀江貴文被告(37)」という主語で書き出し、その後も「被告」と呼んでいます。

 東京。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009123101000158.html
>>> 【社会】
堀江貴文被告と民主党が和解 「偽メール」訴訟
2009年12月31日 10時09分

 ライブドア事件で上告中の元社長堀江貴文被告(37)が、故永田寿康元衆院議員らによる「偽メール」問題で名誉を傷つけられたとして、民主党に3300万円の損害賠償などを求め東京地裁に起こした訴訟は31日までに和解した。

 堀江被告が自らのブログで明らかにした。民主党が300万円を支払い、謝罪文を出す内容。

 訴状によると、永田元議員は2006年2月の衆院予算委員会で、堀江被告が選挙コンサルタント費用の名目で自民党の武部勤幹事長(当時)の次男に3千万円を振り込むよう指示したとする内容の「偽メール」を読み上げた。

(共同)
<<<
共同通信からの転載みたいですが、先ほどとは異なり、産経と同様の書き出しであります。

 ちなみに、堀江氏の対LDH和解報道に際しての共同の表現は「被告」です。以下。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122501000892.html
>>> 堀江被告、資産208億引き渡し LDHと和解

 LDH(旧ライブドア)が元社長堀江貴文被告(37)=刑事事件で実刑判決、上告中=ら旧経営陣と監査法人の代表社員計7人に対し損害賠償を求めた訴訟は25日、堀江被告との和解が東京地裁(菅野博之裁判長)で成立した。堀江被告が計約208億7千万円相当の資産をLDHに引き渡すのが条件。残る6人の訴訟は継続される。

 LDHによると、引き渡しの対象は、堀江被告保有のLDH株約181万株(評価額約40億1千万円)や、LDHが支払いを留保していた株の配当金約146億6300万円など。残る個人資産については「和解条項の非開示部分に該当し、明らかにできない」としている。

 LDHは「堀江被告の資産のほぼすべてが引き渡されることになった」とし「会社の損害回復を迅速に果たした。旧経営陣のうち、核心となる堀江被告の責任追及を完遂でき満足している」とコメントした。

 堀江被告側は取材に応じていない。

2009/12/25 23:04 【共同通信】
<<<

 日経については、東京と同じく共同からの転載、ITmedia Newsについては記事自体が見つかりませんでした。

 まとめると、読売、産経、東京・日経(=共同)が「被告」、朝日が「元社長」、毎日とITmedia Newsは記事自体が存在しない、であります。

 所謂「偽メール問題」は、堀江氏による一連の犯罪行為とは関係なく、堀江氏自身がいわれない疑惑を吹っかけられたという点においてむしろ被害者ですらあります。私としては、対LDH和解報道において堀江氏を「堀江被告」と呼ぶのならまだしも、本件報道に及んでまで「堀江被告」と呼ぶのは、「特定一面の全体化」のなす業であると考え、その点を念頭に入れた上で、対LDH和解報道との呼称比較をするに、読売と産経、共同は「特定一面の全体化」を意識的に行っている報道機関であり、東京と日経については、出てきた原稿の内容を余り検討しないままに掲載している報道機関であると言えると考えます。

 「だからなんだ」といわれると、これ単体では特に意味は無いのですが、「特定一面の全体化」の一例として、各報道機関の報道手法に関する資料として、この記事をアップします。
posted by s19171107 at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月01日

時代変化の基準点

 気がついたらチュチェ99(2010)年になっていました。チュチェ98年の総括記事を書かずして。去年は総括するほど記事を書いていなかったけど、であるならば「積み残し」の一斉処理をしたかった(´・ω・`)

 まあ過ぎちゃったものは仕方ないので、今後、個別の報道記事を取り上げる際に「積み残し」に対する私の見解を無理矢理ねじ込んで処理するという「いつもの」やり方でなんとかします。遅くなりましたが、あけました、おめでたくするかはあなた次第 m9(`・ω・´)

 今年最初のネタは正月らしく(?)以下。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091228-00000015-oric-ent
>>> 「年明けうどん」各社から続々登場
12月29日10時0分配信 オリコン

 「年越しそば」で1年を締めたら、1年の始まりには“年明けうどん”を――。香川県のさぬきうどん振興協議会が提案する取り組みが、各社に広がり始めている。日清食品は早くも発売を開始しているほか、セブン−イレブン・ジャパン、ダイエーなども2010年1月1日より店頭に並べる。「純白で清楚なうどんを年の初めに食べることにより、その年の人々の幸せを願う」という“年明けうどん”が全国でさらに普及するか、注目が集まる。

 “年明けうどん”の取り組みは今年で2年目。うどんの普及と活性化を願い2008年に企画され、今年の7月には商標登録された。古来より長寿を祈る縁起物として食べられていたうどんに、紅色かまぼこや梅干しなど新春を祝う紅色の具材を加えたメニューで、元日から15日までの間に食す。

 日清食品の『日清のどん兵衛 年明けうどん』(税別170円)には大粒の梅干しと太麺で紅白を、とろろ昆布と寿かまぼこで正月のめでたさを演出。また、フタの裏には“開運おみくじ”を付けた。今月31日まで予約も受け付けるセブン−イレブン・ジャパンの『年明けうどん』(温・冷 税込各360円・590円)には海老天、赤かまぼこが入っているほか、電子レンジ加熱で食べられる『カップ年明けうどん』(398円)も用意した。同社は2009年1月に『カップ年明けうどん』を関西・中国地区で地域限定発売しており、好評だったことから全国での展開を決定。生めんには国産の小麦粉を使用し、見た目のみならず味わいにも気をくばったという。

 また、元日より営業を行うダイエーが取り扱うのは『年明けうどん(カニカマ天)』(税込228円)、『年明けうどん(海老天・カニカマ天)』(同358円)の2種類。同社はそのほかにもうどん玉や明太子、梅干、かまぼこ、キムチなどのトッピング用食材を約40品目用意し、同活動の普及を行う。また、讃岐うどんチェーンのはなまるうどんも、有頭海老の天ぷらを2本使用した商品(小399円・中504円・大609円すべて税込)を展開する。

 さぬきうどん振興協議会は今後、イベントの実施や関連商品の発売などさまざまな活動を展開し、「地元香川のさぬきうどんのみならず、全国の名産うどん活性化に大いに貢献したいと考えている」としている。
<<<
 で、例によってコメ欄。
>>> 2009年12月29日 10時39分sen*****さん
私もそう思う3,765点 私はそう思わない438点

正月は雑煮だ。くだらん企業戦略ごときで日本の文化を易々と変えようとするな。
<<<
>>> 2009年12月29日 10時30分xcg*****さん
私もそう思う2,706点 私はそう思わない250点

年越しそば食べて、年明けは雑煮。
日本の伝統。
「年明けうどん」の付け入るスキは・・。
<<<
 ふーん、「文化」「伝統」ねえ。カーギルの戦略にまんまと引っかかってすっかり獣肉食(特に牛肉食)化し、今や毎日のように獣肉を主要蛋白質源として大量に食しても誰一人として特に違和感を感じなくなっている日本人が今更何を言っているんだろうなとしか思えない私でありました。

 こうしてみると、文化・伝統とは一体なにものなのか、何を基準として言っているのか、いまいち分からなくなってきます。結局、「自分の感覚」が文化・伝統の基準であり、ルーツというのは余り考慮されていないのかもしれません。文化・伝統を軽んじているのは実は安易に文化あるいは伝統という語句を口にしている者なのかもしれません。

 そして、こういう、「自分の(時代)感覚」を基準として社会を云々するというのは、「年明けうどん」程度ならまだしも、たとえば、以前から継続して話題であり去年民主党が政権をとって更に注目されるに至った「高校授業料無償化」問題のような社会的に影響の大きい問題で、「高校は義務教育ではないから無償化する必要は無い」というような形で持ち出されると、気がついたら取り返しのつかないことになりうると。(求人情報を見ても分かるように、現在の中卒労働者に対する需要は少なく、時代は、人々の学歴が高卒(高卒程度)以上であることを事実上の義務としていると言って良い状況に至っていると思います)「年明けうどん」の件自体はどうでもいい話ですが、その背景の、批判者たちの思考回路を分析してみると、「どうでもいい話」では済ませられるものではなさそうです。

 「時代の変化」に対して敏感であることこそ昨今流行の「庶民感覚」の本領発揮なんじゃないかと思うんですけどねえ。昨今の「庶民感覚」ブームのせいで、ある一時点の社会情勢に対する「庶民感覚」を持っていることに良い気になって(変な自信を持って)、社会情勢の変化(データの更新)に対する敏感さが鈍っているんでしょうか? それとも、「良い気になってデータの更新を怠っている」んじゃなくて、私が観察している対象が単に老化しているだけ? ほら、年寄りって「今までxxだったからこれからもxx」という、かなり怪しい(←前提条件に変化が生じたらどうするの)「経験的根拠」で物事を処理したがるじゃないですか。

 とまあ、年明け早々から自分でもとんでもない話の展開だなあと感じざるを得ない記事を書きましたが、今年もこんな感じで、気分次第の不定期更新を続けてまいります。よろしくおねがいします。

 ちなみに記事の最初に「『積み残し』に対する私の見解を無理矢理ねじ込んで処理する」と書きましたが、早速、「高校無償化」についてはそうしました。いや、完全に書ききったわけじゃないけど。

※ 1月1日22時45分ごろ、第3段落の日本語がちょっと変な部分を、その意味が変わらない範囲内で書き換えました。
posted by s19171107 at 05:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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