http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000019-jij-soci
>>> 時事−1 記事http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000067-jij-soci
きょう、加藤被告の初公判=責任能力争う方針−秋葉原無差別殺傷・東京地裁
1月28日5時10分配信 時事通信
東京・秋葉原で2008年6月、17人を無差別に殺傷したとして、殺人罪などに問われた元派遣社員加藤智大被告(27)の初公判が28日、東京地裁(村山浩昭裁判長)で開かれる。加藤被告側は殺傷の事実は認めた上で、刑事責任能力などについて争う方針。
検察側は責任能力について、起訴前の精神鑑定結果から、事件当時、加藤被告に完全責任能力があったのは明白だと主張するとみられる。
一方、弁護側は、被告が犯行当時、何らかの精神障害のため、心神喪失か心神耗弱の状態だった疑いがあると訴える方針。
弁護側はこのほか、負傷者1人については殺意がなく、殺人未遂罪は成立しないと主張。取り押さえようとした警察官に対する公務執行妨害罪の成立についても争う。
公判期日は8月までに22回指定され、被害者や目撃者ら計42人の証人尋問などが予定されている。
加藤被告の起訴は裁判員制度施行前だったことから、審理は裁判官のみで行われる。 <<<
>>> 時事−2 記事http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000067-jij-soci
加藤被告「間違いありません」=弁護側、責任能力争う方針−秋葉原無差別殺傷
1月28日10時30分配信 時事通信
東京・秋葉原で2008年6月、17人を無差別に殺傷したとして、殺人罪などに問われた元派遣社員加藤智大被告(27)の初公判が28日、東京地裁(村山浩昭裁判長)であり、加藤被告は「わたしが犯人であることは間違いありません」と殺傷の事実を認め、弁護側は刑事責任能力などについて争う方針を示した。検察側は冒頭陳述で、「無視されたことへの復讐(ふくしゅう)のため」と動機を指摘した。
罪状認否で加藤被告は「この場を借りておわびさせてください」と被害者や遺族に謝罪した。
検察側は冒頭陳述で、加藤被告が交際相手ができない悩みなどを携帯電話サイトの掲示板に書き込み、不満の唯一のはけ口にしていたと指摘。08月5月末ごろから無意味な書き込みをする「荒らし」が多発して居場所がなくなったと感じ、「みんな死んでしまえ」と怒りを募らせたとした。
事件3日前には、派遣先の工場で作業着が見つからなかったことに激高。掲示板への書き込みに思いやりのある返事がなく、自分の悩みや苦しみが無視されたと怒りが爆発し、大きな事件を起こして存在をアピールすることで、無視した者に復讐したいと考え、犯行を決意したと指摘した。
犯行当日には、トラックで現場を3回通ったが実行できず、「やらなくてよかった」「何でやれないんだ」と何度も葛藤(かっとう)した上で犯行に及んだとした。
弁護側は、被告の責任能力には疑いがあると主張。負傷者1人への殺人未遂罪や、警察官への公務執行妨害罪の成立を争うとした。冒頭陳述では「なぜ事件を起こしたのかを明らかにしたい」と述べ、加藤被告の生い立ちや、掲示板の役割に着目する必要があると指摘した。 <<<
>>> 時事−3 記事そして例によってコメ欄。
「息子の人生返せ」=遺族、被告に変わらぬ怒り−対話求める被害者も・秋葉原事件
1月28日5時12分配信 時事通信
「息子の人生を返せ」。7人が死亡、10人が負傷した秋葉原無差別殺傷事件から1年7カ月がたった。遺族の中には心の傷が癒えず、加藤智大被告(27)への変わらぬ怒りを口にする人もいる。一方で、被告と対話を求める被害者も現れた。28日の初公判を、遺族らはさまざまな思いで迎える。
大学生の息子を亡くした父親(55)は、今でも事件当時のことをよく思い出す。大学病院で遺体と面会したこと、遺骨の前で家族が泣き崩れたこと…。「もっと勉強したり、友達と遊んだりしたかったろうに、突然人生を奪われた。そんなことをする権利があるのか」と憤りをあらわにする。
加藤被告から受け取った謝罪の手紙への感想は複雑だ。犯行当時の記憶がないとしていることは許せないと思う一方、「死刑は当然だ」と書いたことに、「ようやく人間らしさが芽生えたのかもしれない」とも感じる。公判では遺族として意見陳述し、これまでの思いを直接ぶつける予定だ。
一方、加藤被告に手紙を返したのは右脇腹を刺され重傷を負った元タクシー運転手湯浅洋さん(56)。「受け取った手紙の内容もまとまっているし、印象は普通の子だということ。どうしてあんな事件を起こしたのか、もっと知りたかった」と理由を説明する。
便せん4枚に、刺された時の状況や事件への思いを書き、最後に「もっと君を見せてくれませんか」とつづった。「被告がどんな人物かが分かることが、再発防止の第一歩。公判が始まっても手紙を出し続けるつもりです」と話した。 <<<
>>> 時事−1 コメ欄
2010年1月28日 5時44分dek*****さん
私もそう思う1,691点 私はそう思わない43点
本人も極刑を望んでるんだし また被害者遺族も望んでるんだから。。
躊躇せず トントンと進行してほしい。。
1部の報道で かなり長期化の裁判になると言われているが
何のために 裁判員裁判を導入したのだろうか?
こういった 凶悪事件でましてや 現行犯逮捕されているのだから
冤罪もないし粛々と進めてほしい。。 <<<
>>> 時事−2 コメ欄
2010年1月28日 10時33分tsu*****さん
私もそう思う598点 私はそう思わない76点
時間掛けなくていい、即死刑判決でもいいくらいだ。 <<<
>>> 時事−3 コメ欄アレだけの大事件だったのに、コメ欄が妙に静かな点もそうなんですが、それ以上に、確かに遺族は最終的には死刑を求めているものの、一方で事件の真相の究明も求めており(前掲「時事−3」、後掲「産経−1」参照)、その点において「即死刑!」としか言っていないコメ欄の中の人たちは、相変わらず「被害者・遺族のために!」と言いつつも、実は当の被害者・遺族のことなんてまるで気にかけていないんですね。
2010年1月28日 5時26分jkj*****さん
私もそう思う662点 私はそう思わない42点
人権派弁護士は加害者の人権を守るために
被害者遺族の心も踏み躙る。
犯した罪には相応の罰が必要。
早々に死刑にして貰いたい。 <<<
【参考】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000076-san-soci
>>> 産経−1 記事さて、続いて「事件の真相」に関する記事と、そのコメ欄を見ておきたいと思います。
秋葉原無差別殺傷初公判 遺族「なぜ事件起こしたのか」
1月28日15時52分配信 産経新聞
どうして息子が死ななければならなかったのか。秋葉原無差別殺傷事件から1年半余り。大学生の長男=当時(19)=を奪われた男性(55)は「真相を知りたい」との思いを胸に、28日の初公判を迎えた。
(中略)
昨年11月、加藤被告から手紙が届いた。その時は読む気になれず、約1カ月後に目を通すと、謝罪する一方で「事件のことはよく覚えていない」と記されていた。怒りがよみがえった。男性は「死刑にしてほしいのは当然だが、多くの人を苦しめた事件をなぜ起こしたのか、本人の口から聞きたい」と、公判の傍聴を続けるつもりだ。 <<<
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000099-jij-soci
>>>> 時事−4 記事
「誰かに止めてほしかった」=返事なく、犯行実行−検察側冒頭陳述・秋葉原事件
1月28日13時19分配信 時事通信
「誰かに止めてほしかった」。秋葉原事件の冒頭陳述で検察側は、加藤智大被告(27)が無差別殺傷を決意した後、携帯電話サイトの掲示板に書き込んだ予告に対し、犯行を止める返事がないまま、当日に至った経緯を示した。
冒頭陳述によると、加藤被告は2006年8月ごろ、携帯電話のサイトで女性と知り合ったが、顔写真を送ると返事が来なくなり、容姿にコンプレックスを持つようになった。
不安定な仕事やコンプレックスに悩み、掲示板への書き込みを開始。当初は期待通り慰めの返事があったが、無意味な「荒らし」に怒りを深めていたところに、自動車工場から派遣期間の終了を告げられた。
その後、掲示板で「無視」されたこともあり、報復として、行ったことのある秋葉原での無差別殺人に思い至った。捕まれば自分の人生は終わりだと考えたが、「もう生きていても仕方がない」と自暴自棄になった。
犯行を決意した当日、掲示板に「スローイングナイフを通販してみる 殺人ドールですよ」、翌日には「やりたいこと…殺人 夢…ワイドショー独占」と書き込んだ。「誰かに止めてほしい」という気持ちがあったが、思いとどまるように促す返事はなかった。
犯行前日にも、「意外に冷静な自分にびっくりしている」と心境を掲示板に記したが、返事はないまま当日を迎えた。 <<<
>>> 時事−4 コメ欄1
2010年1月28日 13時27分iro*****さん
私もそう思う337点 私はそう思わない10点
止めなかった奴の責任みたいな発言をしないで欲しい。 <<<
>>> 時事−4 コメ欄2コメ欄1について。この発言は、「責任転嫁」と読もうと思えば読めるし、そう読もうとしなければそうは読めない、どうにでも転びうる発言だと思うんですが、以前にも書いたと思いますが、あえてそこで「責任転嫁」の文脈に読み取ってしまうところに、コメ欄の中の人における深刻な思考回路の問題があると思います。
2010年1月28日 13時21分hid*****さん
私もそう思う245点 私はそう思わない13点
何を言っても無駄だろ。苦しいのは加藤被告だけじゃない。みんながんばってるんだ。
極刑を望む。 <<<
以前にも書きましたが、コメ欄の中の人の思考の基準はひたすらに「オレ」であり、自分の感覚を「庶民感覚」と称していることからも分かるように、他人も自分と同じような思考回路をしていると信じ、他人の行動を自分の感覚で予想するという傾向があります。その点を考えると、コメ欄1のような、どちらにも転びうる発言を取り出してあえて責任転嫁の文脈で読み取っているのは、自分自身が責任転嫁ばかりしているということの証左なのかもしれません。
コメ欄2について。「オレも苦しんでいるからオマエも苦しめ」という発想から導出されやすい言説です。本件がその原因に「格差社会」が挙げられていた関係もあって事件当初から見られた言説ですし、雇用問題においても、というか雇用問題においてこそ良く見られる言説です。
この手の言説については、いろいろな角度から何度も批判してきましたが、一言で言えば「あなたと私は違う」んですよね。ある人にとって辛いことでも他人にとっては「何だその程度のことで」ということは、ごくありふれたことです。
この辺もやはり、物事の基準が「オレ」で固定されているところから発生するものなのではないでしょうか。そして、先日も少し触れましたが、こういう思考回路をしている人が少なくない限りにおいては、自殺者年間3万人で高止まりってのも当然かもしれません。
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