当ブログは移転しました。詳細はこちらに掲載してありますので、ご参照ください。

2010年02月28日

TBSの津波警報の日本地図に対馬がない件

という話を聞いたのでTBSにチャンネルを合わせると、たしかに対馬っぽい島が載ってない。まあ、対馬には警報出ていないみたいだから別に実害はないけど、その筋の方々は発狂なさっています。いちいち細かいところまでお疲れ様です。

個人的にはアニメをやっているのに地図を消さないほうがよっぽど問題だと思うわ。アニメの絵の上に日本地図がかぶさっているのはちょっと笑えるけど、このアニメの愛好者にしてみれば堪ったもんじゃないだろう。

「老人性の ア レ 」と「感情屋」の関連性

http://news.livedoor.com/article/detail/4615194/
>>> 石原知事、高橋の銅メダル「まあ、銅から始めようだな」
2010年02月19日23時22分 / 提供:産経新聞
【石原知事会見詳報(2)】

 −−カナダではバンクーバーオリンピックが熱気を帯びて、日本人も大活躍をしていると…

 「してる?」

 −−してます。

 「してないじゃないか」

 −−まあ、一応がんばってると思います。

 「あ、そう?」

 −−真剣に。本番に向けて今までやり遂げてきたことを披露しようと。力を出しきれない人もいるかもしれないが…

 「なぜ出し切れないのかね?」

 −−もしかすると、それは日本国内の教育の問題で、ゆとり教育というか、学校の週5日制などが十数年にわたり行われてきている。そろそろ見直すことも考えられるのではないか

 「まあ、日本勢が不振であることは誰が見ても確かだと思いますね。でね、アスリートの世界、競技の世界ってのは、横並びってのは絶対あり得ないですよ。0・01秒の差でも1位2位が決まるわけですよね。でね、横並びってのを是とする風潮てのは論外だと思うけど。わたしね、やっぱり選手たちがね、思ったより高く飛べない、思ったほど速く走れないのはね、重いものを背負ってないからなんだよ。国家ってものを背負ってないからね、結局高く飛べない、速く走れないと私は思いますね」

 「でね、今、教育の問題が出ましたがね、修身の復活なんてのは非常に陳腐なように思えるけど、考えてみたらこのごろ、しみじみ…、その、何も教育勅語を復活するなんてバカな…、あんなものは日本人で読める人間は、総理大臣だって読めないだろう。前の総理大臣なんか」

 「ただね、やっぱ刷り込みなんだね。子供のころからね、九九と、要するに九九算と同じようにね、刷り込みでね、責任であるとかね、義務であるとかね、友情であるとかね、奉仕であるってものはね、やっぱり分かりやすくね、その、ほんとに幼児のころから…、ま、昔は教育勅語がそうだったんでしょうけども。別にあんな表現は必要としませんけどね。やっぱり、基本的な人間社会の中に人間が連帯して生きていくときに心得なくちゃいけないいくつかのルールってあると思うんだけど、そういったものをね…、やっぱり修身って言葉がいいか悪いか知りませんがね、その、九九算と同じように刷り込みをしていくってことをしない限りね、やっぱりいくら大人になって理屈で説いてもダメですよね。私はそういう感じが、このごろ改めてしてきてるんですけども」

 「ま、それからね、その一つのきっかけになると思うけどもね、自分つい近い先祖のじいさんばあさん、ひいじいさんひいばあさんがですね…、まあトインビーが言ってるみたいにね、人類の歴史の中で奇跡っていうのはちょっと、なんて言うのかな、彼自身が日本の可能性を知らないからバカなこと言ったんだけれども。でも、注目すべき近代化ってのをね、有色人種の中で、要するに植民地化されずに逆にですな…、植民地を持つようになったことはいいか悪いかは分からんが、そういう仕事をなし終えたね、なんて言うんでしょうね、事実っていうものを、近代史、現代史を知ることでね、『へえー、何でこんなことできたんだろうか。なるほど、こんな日本人がいたか』ってことのね、認識のよすがに僕はやっぱり…、その、自分のじいさんばあさん、ひいじいさんひいばあさんがやった、近い先祖のやった仕事の…、評価は別にしてですね、とにかくそういうものをこう体得することのよすがに僕は、さっき言ったみたいな、修身っていうんでしょうかね、基本的なね、高等教育というか、責任教育というんでしょうか、そういったものがやっぱり必要なんだなということを改めて感じていますけど。私、今感じても遅いわね」

 「ま、東京の教育委員会、頑張ってくれてね。都立高校では近代史、現代史、必須にしました。とにかく大学生がね、60年前の太平洋戦争があったってことを知らないでいるような時代ですから。まあ、そういう国はやっぱり非常にいびつだとしか言いようがないと私は思いますね。その結果が今度のオリンピックですよ」


(以下略) <<<
 何だか年々、残念なことになりつつあると思えてならない石原都知事ですが、いよいよ、オリンピック参加選手は「国家ってものを背負ってない」から、力を「出し切れない」などと口走るようになったようです。

 飲み屋での愚痴レベルのことを会見で口走るのは昔からずっとなので、今更、そのこと自体を云々するつもりはありませんが、しかし、その内容にあえて相手すると、今回のオリンピックに参加した参加選手のコメントを見る限りにおいては、少なくない選手は、「国家ってもの」を明白に意識した発言はしていないものの、「応援してくれた人への感謝」を筆頭に「応援してくれた人」を意識したコメントを述べています。では、その「応援してくれた人」とは? 家族、コーチ、友人、学校、そして各種費用を提供する国家も含まれることでしょう。そう、彼らは「国家ってもの」明白には意識した発言はしていないものの、しかし、念頭にはおいていると考えて良いのです。

 しかし、その辺を読み取らず(読み取れず?)に言葉の表層だけでガタガタ文句を抜かす石原知事。では何故?

 何が言いたいのか良く分からない会見内容を「解読」する限り、彼はどうやら「教育」にその原因の一端を求めているようです。要するに「最近の若いモンは、、、」ということです。(文脈ぐっちゃぐちゃで読むのも苦痛なレベルだから、今回の読解にはいつも以上に自信ないけど)

 もちろん、石原知事がケチをつけたくなるような若者がいないとは言いません。しかし、先にも書いたように、今期オリンピック参加選手はどうやら違うらしい。にもかかわらず、その辺を区別せずに「最近の若いモンは、、、」で一括りにして処理しようし、実際に処理してしまい、かつ、その処理に疑問を感じないところに、石原知事の、老人に顕著なアレ:「根拠無き演繹」思考が見えると思います。

 ところで、なんでまた石原知事の老人性戯言をわざわざ取り上げたのかというと、ここからが本題です。

 先に私は「老人に顕著なアレ:「根拠無き演繹」思考」と書きました。なんとなく読者の皆様におかれましてもお分かりいただけるのではないかと思うアレです。ほんとね、アレな老人の相手するのは苦労しますよね。自分の知っている世界で完結しているんだから何言っても効かない(聞かない)んですから。

 しかし、ネット上で活動していると、言葉遣いや流行の知識から推測するに、明らかにまだ老人ではない年齢だと思われるユーザーが、なぜか老人性のアレと殆ど違わない振る舞いを見せてくれことがあります。その典型例が、当ブログでも繰り返しその習性について取り上げてきた所謂「感情屋」の皆様です。何を言っても自分の世界・自分の基準で完結し、そして、新しい情報の取り入れ・既存知識の更新をしようとしない(演繹が帰納を阻害している)。なぜか妙に偉そうでお説教好き。(私、今ブーメランを投げました!)

 「老人性のアレ」と「感情屋」の関連性を研究すると、あの独善的な「感情屋」が如何にして形成されるのかが見えてくるかもしれません。(今回はこれが書きたかっただけ)
posted by s19171107 at 11:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月27日

分割し切れていない

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100216-00000020-scn-spo
>>> 知人のプロスノーボーダーが明かす、国母選手の一面
2月16日11時16分配信 サーチナ

 東海大は15日、札幌キャンパスで開催を予定していたバンクーバー五輪のスノーボード・男子ハーフパイプ日本代表、国母和宏選手の応援会を中止すると発表した。服装の乱れや記者会見での言動で、大学にも批判の声が殺到したことを受けての対応とみられる。

 今回の国母選手の騒動について、国母和宏選手と長い付き合いを持つプロスノーボーダー、Daze(ダゼ)こと荒井善正さんが自身のブログにつづっている。荒井さんは、10年前に当時小学生だった国母選手と出会い、それ以来の付き合いだという。

 荒井さんは、百万人に一人しかかからないという難病「慢性活動性EBウィルス感染症」に侵されていたが、スノーボードを通じて知り合った国母選手を含む、多くの仲間の協力により、ダゼ基金「荒井daze善正君を救う会」が発足され、2008年の夏に手術が行われた。その後、再びプロスノーボーダーとして活動をしている。


(中略)

 荒井さんは、スノーボードの魅力を改めて教えてくれたのは国母選手であり、「スノーボードを続けていたからたくさんの仲間が出来てたくさんの人に支えられて俺は今、九死に一生を得たと思っています。スノーボードがくれた命と言っても過言では無い」という。

 仲間からの熱い応援は国母選手に届くだろうか。オリンピックの舞台で、日本代表のスノーボーダーの滑りを世界に示すことで、騒動が鎮静化することを期待したい。(編集担当:李信恵・山田武志)
<<<
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100217-00000009-ykf-spo
>>> “腰パン王子”国母の隠された素顔 犬猿の童夢には無視
2月17日16時56分配信 夕刊フジ

 カナダ・バンクーバーへ移動中の服装の乱れがきっかけで問題児扱いされている“腰パン王子”国母和宏(21)=東海大=に意外な素顔があることが分かった。100万人に1人の確率で発病する難病「慢性活動性EBウイルス感染症」を患った友人のプロスノーボーダー、daze(ダゼ、本名=荒井善正、30)の治療のための寄付金集めを先頭に立って行っていたのだ。


(以下略) <<<
 「意外な素顔」(夕刊フジ配信記事)という表現には少し引っかかる(「意外」(=想定外)って、じゃあ想定の基準の根拠は何?)のですが、世に蔓延りつつあった、「国母選手という個人評価における特定一面の過度な全面化(「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」思考)」を「友人の闘病を支えた」という事実を以って中和せんとした点については評価したいと思います。しかしながら、コメ欄(の一部)はその意図を汲んでくれなかったようで、、、

 特に高い賛同点を得ているコメントに顕著ですが、「『友人の闘病を支えた』ことと『服装・会見問題』は別」という内容のものが見られます。
>>> 2010年2月16日 11時49分e99*****さん
私もそう思う2,197点 私はそう思わない185点

とてもいいお話ですが、それとコレとはまった別ですね。
例えばお葬式の時に喪服からシャツを出して
参加するのですかね?ありえませんよね?
コレを肯定する方の気が知れません。
仲間同士でよくても、社会一般では駄目なものは駄目なんじゃないですかね。
このような美談をもってきますが、それ自体はいいと思いますが、
だからどうしたんでしょうか?って感じなので
こういう記事はもう少し後にしてもらいたいですね。
<<<
 もちろん、「それとこれとは別」という視点はとても大切です。以下のようなコメントよりも上記のようなコメントがより多くの賛同者を得ていることは、せめてもの救いではあります。
>>> 2010年2月16日 11時43分tat*****さん
私もそう思う988点 私はそう思わない56点

ちっ、うっせーな

この言葉が、この人間の全てを語ってる。
<<<
 しかし、「それとこれとは別」であるならば、そもそも「服装問題」「記者会見問題」を持ち出す必要も無く、「ふーん、そうなんだ」で済ませれば良いはずです。にもかかわらず、「それとこれとは別」と称して「別」な話をわざわざ持ち込んでくるところに、物事を分割し切れていないことが透けて見えます。
posted by s19171107 at 08:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月21日

家庭内殺人における「遺族感情」と判決

http://www.asahi.com/special/080201/TKY201002180576.html
>>> 2歳虐待死、父に懲役11年判決「監禁法、極めて悪質」
2010年2月19日1時36分


 東京都練馬区で2008年12月、長男(当時2)をゴミ箱に閉じ込めて窒息死させたとして、監禁致死などの罪に問われた父親の建築作業員菅野美広(かんの・よしひろ)被告(35)の裁判員裁判で、東京地裁(井口修裁判長)は18日、懲役11年(求刑懲役12年)の判決を言い渡した。被告の妻も共犯の罪に問われており、裁判員の1人は判決後の取材に「被害者の気持ちを代弁する人がいないのがつらい」と語った。

 菅野被告は15日の初公判で起訴内容を認め、刑の重さが争点となった。判決は、菅野被告と共犯の罪に問われた妻理香被告(35)=公判分離=による長男優衣(ゆい)ちゃんへの虐待がエスカレートし、今回の犯行につながったと認定。「監禁の方法は危険性が高く極めて悪質で、死に至るまでの恐怖と苦しみは察するに余りある」と指摘した。

 菅野被告は公判で、優衣ちゃんをオーブンや洗濯機に入れていたことも認めた。

 検察側は「常軌を逸した虐待」として懲役12年を求刑していた。これについて、判決後に取材に応じた裁判員は、「人が亡くなっており、私の中では軽いと思った」(30代女性)、「求刑を出発点にするのが嫌だったので素人なりに計算したが、求刑は自分の想定より短かった」(40代男性)、「素人的に言えば15年とか18年ぐらいと思った」(男性)などと、求刑は軽いとみる意見が目立った。(向井宏樹)
<<<
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010021800925
>>> 2歳児監禁死、父親に懲役11年=裁判員「つらかった」−東京地裁
 当時2歳の長男をごみ箱に閉じ込めて死なせたとして、監禁致死罪などに問われた建築業菅野美広被告(35)の裁判員裁判で、東京地裁(井口修裁判長)は18日、「日常的な虐待行為がエスカレートした結果で、動機も身勝手」として、懲役11年(求刑懲役12年)の判決を言い渡した。
 裁判員を務めた6人全員が記者会見し、30代の女性会社員は「聞いていてつらかったが、虐待が起こらないように事件の裏側を知るのは大事」と話した。自営業の清木博志さん(60)は「被告と妻の言い分が違い判断が難しかった。妻の裁判も傍聴したい」と答えた。
 判決によると、菅野被告は妻理香被告(35)と共謀し、2008年12月23日、東京都練馬区のマンション自室で長男優衣ちゃんをごみ箱に閉じ込めて放置し、窒息死させた。理香被告の公判は分離され、3月に行われる。(2010/02/18-20:06)
<<<
 時事通信配信記事によると、当裁判に参加した裁判員は全員で6名だったそうですが、朝日新聞配信記事にある限りにおいては、その半数である3名が、自ら下した判決(懲役11年)よりも長い検察求刑(同12年)ですら「軽い」と思っているそうです。

 うーん、求刑が「軽い」と思うなら判決を重くすれば良いと思うんですが、むしろ軽い刑を言い渡したのはどういうわけなんでしょうか? 裁判官が誘導したから? それとも他の3名の裁判員が強硬に刑期の短縮を主張したから? この辺は守秘義務があるので明かされることは無いでしょうけど、ちょっと興味深い点です。

 それよりも気になるのが、本件が「赤の他人」による殺人ではなく、虐待という「家庭内殺人」であったということが判決に何らかの影響をもたらしたかという点です。すなわち、昨今の赤の他人による殺人事件や(悪質な)死亡事故においては、遺族は、被害者参加制度にもとづく審理参加、あるいは遺族によっては手記や記者会見(ごく稀なケースでは映画)を通して「遺族感情」を公表します。判決も、それを念頭に置いた(と思われる)ものが出されることが少なくありません。しかし、加害者と被害者遺族が同一人物である本件のような家庭内殺人では、「遺族感情」が法廷に持ち込まれることは、まず無いと言っても過言ではありません。ことに今回は両親(夫婦)そろって犯行に関わっているとのことですし。

 本件では審理に参加した裁判員のひとりが「被害者の気持ちを代弁する人がいないのがつらい」と述べたそうですが、これは、厳罰を正当化できる「遺族感情」が不在であるがために「やりにくい」ということなのでしょうか? とすれば、厳罰を声高に主張する遺族の有無が判決を左右するという懸念が現実化したと言えそうです。
posted by s19171107 at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月20日

ウヨさんとはどういう人たちか

h ttp://blog.livedoor.jp/googleyoutube/archives/51391376.html
「小沢一郎は済州島出身の韓国人」新聞のコラムにて千葉大名誉教授の清水馨八郎氏(画像ソースあり)

 wikiによると、去る1月25日の國民新聞(笑)に掲載されたものだそうです。この記事そのものが捏造でない限り、本文中からも、今年に入ってから書かれたものであろことは言えると思います。

 「今更感」を軽く飛び越し、なんというか、懐かしさすら感じるネタです。なんでこんなネタに、それも周回遅れで引っかかるかなあ?

 まあこれは、方々で指摘されているとおり、「"反日メディア"=悪・偽」にもとづく「反・"反日メディア"」に、お得意の「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の亜種というか、ひっくり返ったモノというかが相まって、「反・"反日メディア"のメディア=善・真」という単純構図が出来上がったが故の現象というのが実際のところなんでしょうけどね。また、この手の人たち(ウヨさんたち)の議論の目的が、「真相に迫るため」ではなく「相手に負けないため・相手を言い負かすため」が何よりもの最優先となっているがために、ヨタに対して、脇目も振らずに飛びついているというのもあるでしょう。「論破目的」というのは、敵陣が勉強不足などによって反論できなくなると、彼らは文字通り「勝利宣言」を出す点、あるいは逆に自陣が劣勢だと、そんなことしたところで論題の真相が変わるわけでもないのに、やたらと「在日認定」をしたがり、その上で「在日が何か言っているけど、在日の言い分は聞くに値しない」といったふうにして議論を打ち切りたがる点から推察できると思います。「何よりもの最優先」という点については、あの程度の言説を本気にするのは、考える余裕が無いからとしか言いようが無いからです。

 さて、上記はウヨさんの思考回路についての私の仮説ですが、上記仮説をお読みになった方の中には、「ん?」と思った方もいらっしゃったのではないでしょうか。「これってウヨさんの思考回路とは限らなくね?」と。たとえば、「在日が何か言っているけど、在日の言い分は聞くに値しない」という「在日認定」の運用実例は、日本人が二言目には言いたがる「言う資格」論との共通性が強いのではないでしょうか(相手の「言う資格」を云々したところで、論題の真相が変化するはずもありません)。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」云々にいたっては、もはや言うまでもありません。

 このように考えると、ウヨさんたちは決して特殊な人種ではなく、こだわっている論題とその程度が"世間一般(庶民)"から(かなり)ズレているだけで、基本的なところは"世間一般(庶民)"とそれほど変わりないのではないかと思えてなりません。少なくとも、私は親近感を感じますwww私結構、ヨタに引っかかるタイプなんでwwwww
posted by s19171107 at 12:41| Comment(2) | TrackBack(0) | ウヨがウヨウヨ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月16日

2・16

 2月の名節を熱烈にお祝い申し上げます!

 慶祝日記のついでに連絡。いままで当ブログでは、頂いたコメントに対して返信を完了したというお知らせは、通知記事を新規作成してお伝えしてまいりましたが、今後は新規記事による通知はやめることにします。そのかわり、コメントを頂いてからお返事をするまでの期間を数日(なるべく即日)に大幅に短縮(まあそれが当たり前なんですけどね)いたします。というか、なるべく迅速な返信をするためには、こまめに返信通知記事を書いているとそれだけで記事数が膨れ上がって記事の総合管理が大変になるので、こうさせていただくんですけどね。既に記事数が1000を超えているので、ただでさえ自分がいつ何処で何を書いたのか分からなくなってきている今日この頃。

 従いまして、当ブログ記事にコメントをなさったかたで当方の返信を希望される方は、画面左のメニュー欄のなかにある「最近のコメント」に御注視ください。
posted by s19171107 at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 運営連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

まるで成長していない・・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100214-00000033-jij-soci
>>> 伝統行事に「動物虐待」の声=文化財指定の当否判断へ−多度大社「上げ馬神事」
2月14日15時6分配信 時事通信

 三重県無形民俗文化財に指定されている多度大社(桑名市)などの「上げ馬神事」が、動物虐待との声を受け揺れている。県教委は「伝統だとは思うが、現代風に改める必要があるのでは」と指摘。15日に開かれる県文化財保護審議会にこれまでの経緯などを報告した上で、9月に指定の当否を判断することになった。

 上げ馬神事は、地元7地区の青年会などでつくる「御厨(みくりや)」と呼ばれる組織により大社に奉納され、高さ約2メートルの土壁を駆け上がった馬の数で豊作凶作を占う。馬を興奮させるため竹やはんてんでたたいたり、ササの葉で急所を刺激することもあるという。

(中略)

 ある御厨関係者は取材に「虐待などない」と強く否定。別の御厨関係者は「馬が痛がっているのを調子が上がっていると勘違いするOBが出しゃばり、急所を刺激するなどしてしまう」と明かし、「今の青年会のメンバーはそんなことはしない」と話す。

(中略)

最終更新:2月14日17時22分
<<<
 コメ欄。
>>> 2010年2月14日 15時16分dai*****さん
私もそう思う13,843点 私はそう思わない346点

それ言ったら闘牛士のほうが虐待だと思うんだけど…
<<<
>>> 2010年2月14日 15時11分hid*****さん
私もそう思う10,231点 私はそう思わない1,878点

伝統は伝統だ。伝統ある宗教行事である。見物人は見ない自由もある。

方法論にはいろいろあるのかもしれないが、古の姿を伝えるものであり虐待ではない。

宗教は自由だ。歴史と伝統ある宗教行事に今更三重県教育委員会が介入してくるのは信教の自由への侵害である。動物愛護の名をかたる宗教への弾圧だな。
<<<
 「動物虐待に当たる」という動物愛護団体からの指摘に対する「闘牛のほうが虐待だ!」とか「これは伝統だ!」あるいは「伝統だから虐待ではない!」などという、論点ずらし(それが何か? 仮に闘牛が虐待に当たったところで本件の論題が変わるわけではありません)や、反論になっていない思考停止レベルの「反論」(あるいは、この人の言う「虐待」の定義が私のイメージするそれと違うのかもしれないけど)をするコメ欄。後者については語句定義のズレが存在しうるので些かの議論の余地はあるものの、基本的に、捕鯨論争のときからまるで成長していませんね。特に小学生の言い訳:「xx君もやっているよ!」レベルであると言わざるを得ない前者なんてw

 ちなみに、本件が本当に虐待かどうかは知りませんし、私自身は余り興味ありません。私が興味があるのは、あくまでコメ欄の動向です。ただ、時事通信配信記事の文脈を読む限りにおいては、動物愛護団体側の些か過剰な反応の一方で、一部の祭り参加者の「勘違い」にもとづく「出しゃば」った行為がそういう誤解を増長させている、と読めると思います。まあ、時事通信の記事って余り参考にはならない(全体の字数を抑えるために、あちこち削りすぎているから)ってのは以前から書いてきているとおりなんですけどね。いずれにせよ、思考停止者たちは無視して、適切に解決していただければ良いと思います。
posted by s19171107 at 01:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月13日

事件報道の目的が

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100210-00000224-yom-soci
>>> 宮城3人殺傷、逃走18歳少年の身柄を確保
2月10日8時38分配信 読売新聞

 10日午前6時50分頃、宮城県石巻市清水町、南部かつみさん(46)宅で、同市、職業不詳の少年(18)が、南部さんの長女・美沙さん(20)ら男女3人を包丁のようなもので次々に刺した。

 3人は病院に搬送されたが、美沙さんと石巻市日和が丘、高校生大森実可子さん(18)の2人が死亡、男性(21)も肩を刺されて軽傷を負った。

 少年は、南部さんの次女・沙耶さん(18)を連れて乗用車で逃げていたが、県警は同日午後1時過ぎ、少年の身柄を確保した。石巻署は殺人容疑で少年を調べる。

(中略)

最終更新:2月10日13時34分 <<<
 本件については、10日午後放送の読売テレビ(首都圏では日本テレビ)系『情報ライブ ミヤネ屋』で、番組開始直後のトップニュースとして、合計10分程度の時間枠で取り上げられたのですが、その内容が。。。

 「宮城県石巻市の民家で女性二人を殺害し少女を連れ去って逃走していた少年ですが、先ほど身柄が確保されました」というスタジオでの一通りの状況説明まではまあ良いとして、すぐに「現場からの中継」に移ったのものの、この中継がひどい。のっけから「被疑者が逮捕されたとの(地元の宮城県警察からの)情報は現在のところ入っておりません」と口走ったかと思いきや、「被疑者2名逮捕という情報が入ってきた」「しかし誰なのかは分かりません」「複数犯という可能性も出てきたということです」と言ったりするなど、結局、誰が捕まったどころか、捕まったのか捕まっていないのかも混乱させるような内容でした。

 そして再びスタジオに映像が戻って来、昨今の事件報道ではおなじみの「事件の相関図」がモニターに映し出されるも、人物間の関係が判明しておらず、一番大切な、身柄を確保された少年と次女(連れ去られた少女)との関係性に「過去に交際?」すなわち「?」をつけたり、あるいは「次女に娘がいるという情報が入ってきているが、容疑者の少年との間の子供なのかは分からない」などと、結局何なのかサッパリな報道に終始する始末でした。

 で、こんなわけのわからない「まとめ」であるにもかかわらず、「考えたくは無い」と前置きしつつも「次女も何らかの形で関わっている可能性もありうる」(加藤譲 読売新聞編集委員)と言ってのけるコメンテーターたち。犯人を「減らす」方向のコメントならまだしも、「増やす」方向のコメントは、日本人視聴者の習性を考慮に入れる限りにおいてはやめておいた方が良いと思うんですけどねえ、、、新聞の編集委員やってんのに読者(視聴者)がどういう習性を持っているのかも知らないんですか?

 さて、昨今のメディア報道が、まだほとんど分かっていない状態から、断片的な情報をつぎはぎして勝手なストーリーを作り上げるのみならず、それを前提として「スタジオ法廷」のごとくあれやこれやと言い立て、不十分な事実認定に基づく「スタジオ判決」を出しているというのは、皆様も良くご存知のことかと思います。あるいは、その「スタジオ判決」が、ホンモノの裁判にも影響を与えているのではないかというのも一部では囁かれているのもご存知かと思います。

 おそらく上記10日づけ「ミヤネ屋」も、いつものパターンでやっていたつもりなんでしょうけど、今回ばかりは事件からまだ数時間しかたっていない段階で無理に「スタジオ法廷」を設置しようとしたためでしょうか、視聴者にしてみれば結局、何が起きたのかもいまいち分からない出来になってしまいました。

 このような拙速に過ぎる「法廷」設置を見ていると、よく「スタジオ判事」たちは、自分たちが頼まれてもいないのに「法廷」を設置するときに、「被害者の無念さを、、、」とか「事件の真相を、、、」などと大義名分を立てますが、それがタテマエでしかないことが良く分かると思います。だってこの報道、真相究明にまったく資さないような混乱っぷりだし、それどころか、前置きは確かにあるものの、被害者を加害者グループとして扱っているし。

 なんか、事件報道の目的が失われているような気がします。真相究明には資さないし、視聴率主義だとしても、報じている側も混乱しているようじゃ「ミヤネ屋は何を報じているのか自分でも分かっていない番組」と思われ、以後の視聴率に悪影響を及ぼすでしょうし。とにかく「速報すること」が目的になっているような。。。

2010年02月11日

やっと

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100206-00000036-sph-soci
>>> 自民比例に元ヘアヌード女優を公認…今夏参院選
2月6日8時0分配信 スポーツ報知

 自民党は5日、参院選の比例代表候補として、元女優の田島みわさん(46)の公認を発表した。現在は食品開発などを手がける会社社長の田島さんだが、かつては「麻生真宮子(当初は真美子)」の芸名で活躍した元アイドル。NHK大河ドラマ「春日局」に出演、ヘアヌード写真集を出版したこともある。この日、スポーツ報知の取材に応じた田島さんは「いろいろな仕事をしてきて、すべてが私の経験として今に役立っている。隠すつもりはありません」と、政界挑戦を誓った。

 麻生は麻生でも、太郎ではない。この日、自民党の大島理森幹事長(63)が党本部で会見し、田島さんの公認を発表。資料には会社社長としての経歴が記されたが、党職員が「麻生真宮子」の芸名で活躍した田島さんの過去を明らかにした。

 田島さんは82年、日テレ系「スター誕生!」でグランドチャンピオンを受賞。84年、短大を中退して芸能活動を開始した。アイドルユニット「麻生真美子&キャプテン」として「愛はロマネスク」などの曲をリリース。身長167センチ、また下80センチの抜群のスタイルで、軽快な振り付けと歌声を披露。テレビ出演も多かった。

 解散後は女優・麻生真宮子として活躍。89年、NHK大河ドラマ「春日局」に「おふじ」役で出演したほか、民放ドラマやドキュメンタリー番組にも数多く出演した。

 91年には写真集を出版。スケスケのレオタード姿が表紙の「Especially」を発売。ヘアヌードブームに乗って93年には「FAKE」で伸びやかな肢体とヘアを惜しげもなく開放。サボテンが生える荒野や砂浜でB90(Eカップ)・W60・H87センチのナイスバディーを全開させている。

 94年の「フェロモン」では、さらに過激に。ボンデージでのM字開脚や、素肌への緊縛フォトが目白押し。同書内では「自分しか出せない自分を今の写真に残したい」と記している。

 音楽活動も続け、92年にはルーマニア国際音楽祭で審査員特別賞を受賞。その後3年間イタリアで過ごし、サッカー番組に出演するなど「国際派」として活動。当時から政治に関心を抱くようになったという。

 実は、昨年の東京都議選に板橋区からの出馬が浮上していた。地元関係者によると、公認寸前までいったが、インターネットで写真集の存在が明らかになり、公認が出なかったという。しかし今回は「執行部もすべて把握済み。それでも非常に勉強家でしっかりしており、話もうまい田島さんへの期待があって公認したんです」(関係者)。

 今後「元ヘアヌード候補」として注目されることは間違いない。田島さんは「芸能界ではテレビ、映画、舞台などたくさんの仕事をしました。写真集や映画のラブシーンもありましたが、そのなかの一部に過ぎないという認識です」とした。

 その上で「そのときの仕事やストーリー上、必要不可欠なものとしてこなしました。恥とか、隠さなくちゃとか、そういうふうには思っていないんです」と説明。「長い経験があってこその、今の私。すべて、良かったと思っています」

 国会議員のヌードといえば、民主党の田中美絵子衆院議員(34)が過去に出演した映画で美乳を披露していたことが判明している。

 ◆田島 みわ(たじま・みわ)1964年2月5日、福岡市生まれ。46歳。福岡雙葉学園中・高卒業後、大妻女子大中退。「麻生真宮子」などの芸名での芸能活動の後、会社を経営。現在は食品開発などを手掛ける株式会社TAJIMAの代表取締役社長。法大大学院政策創造研究科在学中。
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 コメ欄。
>>> 2010年2月6日 8時4分yur*****さん
私もそう思う7,984点 私はそう思わない1,319点

芸能人であっても、志と明確なビジョンさえあれば、政界に打って出るのはアリだと思う。少なくとも、政治を食い物にしている小沢よりはマシだ。
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>>> 2010年2月6日 8時4分rik*****さん
私もそう思う7,774点 私はそう思わない946点

なんだ、この悪意に満ちた記事は!
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>>> 2010年2月6日 8時9分gak*****さん
私もそう思う7,154点 私はそう思わない517点

結局マスコミの興味は、今の人間性ではなく、過去の遍歴か
今の日本のマスコミの情けなさ
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 コメ欄の中の人たちもやっと、他人の経歴、特に性風俗系の経歴をネタにあれやこれや言うのをやめてくれたんだね!!
posted by s19171107 at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月10日

「理性派」の「感情屋」的側面

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-02-07/2010020704_02_0.html
>>> 2010年2月7日(日)「しんぶん赤旗」

金権政治を擁護するのか
“検察の片棒担ぎ”の暴論


 東京地検特捜部が民主党の小沢一郎幹事長を不起訴にしたことにかかわって、疑惑を追及してきた日本共産党にたいして「検察権力の片棒を担いできた」などと非難する議論が一部に出ています。

 たとえば、夕刊紙「日刊ゲンダイ」6日付は、「…共産は司法権力の片棒担ぎか」との見出しで、「今回、とくにおかしいのが共産党だ」として、「共産党までが、戦前・戦中、特高警察に嫌というほど痛めつけられた歴史があるのに、自民党などと歩調を合わせ、検察権力の味方になっていた。非常に残念です。ガッカリした人が多いと思いますよ」という、ジャーナリストの大谷昭宏氏のコメントを掲載しています。


(中略)


疑惑追及は当然
 小沢氏をめぐる疑惑は、それだけにとどまりません。土地取引購入の原資にゼネコンからの闇献金がふくまれている疑惑があり、さらに小沢事務所がいわゆる「天の声」として東北地方の公共事業の受注に決定的な力をもっていたのではないかという疑惑も提起されています。政治のあり方の根本、国民の税金の使い方にかかわる大問題です。

 日本共産党は、検察の捜査とは別に、それ以前から、小沢氏と岩手県の胆沢(いさわ)ダムをめぐる疑惑を追及してきたのをはじめ、「しんぶん赤旗」が小沢氏をめぐる「政治とカネ」の疑惑を独自に調査・追及してきました。

 今回の事件にかかわる中堅ゼネコンの水谷建設からの闇献金疑惑についても、「しんぶん赤旗」が独自に詳細な証言を得たものです。日本共産党がこうした大問題、疑惑を追及するのは当然のことです。

 それを“検察の片棒担ぎ”と非難するような立場は、結局のところ、金権政治擁護に通じるものといわなければなりません。

 さらにいえば、戦前・戦中の日本共産党への弾圧と、金権腐敗の摘発・追及を同列に置くような「日刊ゲンダイ」などの主張は、非常識きわまりないものです。


(以下略) <<<
 あんま小沢問題は深く追っかけていないので、当然ながら詳細は良く知らないので、その内容については云々しないでおきますが、しかし、私も「がっかり」とはいかないまでも、「意外だなあ」とは思いますよ。だって、権力がその気になれば犯罪の一つや二つは平気ででっち上げるってのは、少なくとも左翼業界では常識であり、その点において左翼業界の老舗たる共産党がその角度から何も言わないんですもの。「大々的な事情聴取の末の小沢氏不起訴は現代検察権力の横暴の証!!」と言って、戦前・戦中を含めた権力の横暴の歴史の特集くらい組んでほしかったです。ついでにニーメラー特集とかも。一般紙とは違う角度から書くのが赤旗の赤旗たる最大の強みじゃないんですかねえ。

 それはさておき、本題。なんでも、「疑惑追及しない」のは「金権政治擁護」なんだそうです。

 まあ、シロクロ二分法が大好きな共産主義者にこういうこと言っても仕方ないのかもしれませんけど、問題になっているのは「検察と歩調を合わせた疑惑追及」であって、すべての疑惑追及ではないんですよね。まあ、この赤旗の反論記事を読む限りにおいては、赤旗としては独自に疑惑追及しているつもりらしいので、この違いを見抜けなかった大谷氏・ゲンダイ編集部もどうかとは思いますが、一方で、この違いを見抜かせなかった(「せ」は使役)赤旗編集部も、言葉の商売人としていま一歩甘いところがあり、正直、おあいこだったのに、そこで「金権政治を擁護しろというのか!」という、ぶっ飛んだ解釈に至ってしまったのを見ると、「『自分を批判するもの、自分に対立・敵対する者』はすべて『敵の手先・擁護者』」という、共産主義者の思考回路のうちでも最も厄介なシロクロ二分法的思考回路を垣間見たような気がします。

 もっとも、こういう思考回路は共産主義者に限らず、たとえば刑事裁判でも良く見られているというのは以前より当ブログでもたびたび指摘してきたとおりですから、あるいは、共産主義の教義に由来する思考回路ではなく、広く一般に浸透しているものが共産主義者にも例外なく浸透しているにすぎない、とも言いえますけど。

 最近、所謂「感情屋」が感情的なのは当然として、一方でそういう「感情屋」を理性的に批判する人(「理性派」とでも呼びましょうか。所謂「人権屋」も場合によっては含む。)もまた感情的な部分が相当にあるのではないかという疑念が生じてまいりました。また、「理性派」に関連して、「左派勢力」とか「共産主義者」についても同様の疑念が生じております(「左翼思想」「共産主義思想」は要するに「理性信仰」ですから)。そんな中で発見した今回の赤旗記事、まるで感情屋が勢いで書いたんじゃないかというようなレベルの記事は、その疑念を更に強めることになりました。つきましては今後は、もちろん従来型の「感情屋」関連記事、「『庶民感覚』批判」記事も書いてまいる所存ですが、並行して、「『理性派』の『感情屋』的側面の研究と批判」もしてまいろうと思います。ちなみに、以前にも書きましたが、「感情屋」分析・批判が自己分析・批判であるのと同じように、この研究についてもまた、自己分析であり自己批判になると思います。
posted by s19171107 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月09日

「千里馬駆ける」とチョソン革命

http://sptv.co.kr/100207/10-0207-2220.wmv
3分23秒ごろから、朝鮮音楽の名曲『千里馬駆ける』の、最近収録されたものと思われる歌唱場面があるんだけど、『朝鮮音楽』ソンセンニムのサイトにある歌詞と動画中で歌手が歌っている歌詞が違う。具体的には、1番の「7カ年計画」の部分が「強盛大国建設」になっているし、おなじく1番の「共産主義」が「社会主義」に取り替えられている。

まあ「7カ年計画」なんて長いことやっていないのでさて置くとしても(でも、「もう生産と流通の国家管理はしても、全国的な経済計画は立てない」とも読めるなあ)、「共産主義」が「社会主義」に取り替えられたのは、昨年採択された新憲法から「共産主義」の文言が削除された一環かな? すなわち、たとえば第40条は、87年憲法は「朝鮮民主主義人民共和国は、文化革命を徹底して遂行し、すべての人間を自然と社会に対する深い知識と高い文化技術水準を有する社会主義、共産主義建設者に作り上げ、全社会をインテリ化する。」になっているのに、98年憲法では「朝鮮民主主義人民共和国は、文化革命を徹底的に遂行し、すべての人々を自然と社会に対する深い知識と高い文化技術水準を持つ社会主義建設者に作りあげ、全社会をインテリ化する。」になっているし。

【参考:憲法改正報道】
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=121136&servcode=500§code=500
>>> 【コラム】 北朝鮮憲法改正 … 政策変化は期待難

(略)

改正憲法で「共産主義」が削除されたことは注目される。社会主義圏が崩壊され、食糧問題も解決が難しい現実で、共産主義は遠い未来の理想郷だ。労働による分配を実現するという社会主義目標も果たしにくい条件で、近い将来に需要による分配を果たすという共産主義は空虚なのだ。中国は社会主義段階が100年以上必要となる長い過程で見て、社会主義初級段階論を提示して高度成長をしている。北朝鮮も我々の方法社会主義論を提示して当面課題を解決するのがもっと至急だと見たものとみられる。帝国主義との対決が持続する中、社会主義を守ることが急先務だという観点で、共産主義という目標を削除したものとみられる。

(略)

(コ・ユファン東国大学教授・北朝鮮学)

2009.10.03 13:25:49
<<<
 ちなみに、2番の「祖国統一の新しい日が明けてきた」は変化ありませんでした。統一社会主義朝鮮は目指しているみたいです。

一応関連
http://www.geocities.jp/s19171107/KIKAKU/DPRKMUSIC/RYOKSA/index.html
posted by s19171107 at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ウリ共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月08日

「クロじゃないけどシロでもない」?

http://news24.jp/articles/2010/02/04/07152936.html
>>> 小沢氏不起訴処分に「十分な証拠なかった」
< 2010年2月4日 19:58 >

 民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、東京地検特捜部は4日夕方、小沢氏の元秘書の衆議院議員・石川知裕容疑者ら3人を政治資金規正法違反の罪で起訴、小沢氏本人を嫌疑不十分で不起訴処分とした。小沢氏については、犯罪が成立するだけの十分な証拠がなかったという。

 東京地検の発表の中で、佐久間特捜部長は、小沢氏を不起訴とした理由について「共犯としての責任を問われるには、会計責任者の大久保隆規被告の行為を通じて小沢氏が自ら罪を犯す意思が必要だが、裁判で有罪を出すだけの証拠がなかった」と述べた。

 土地購入に充てられた4億円について、特捜部は少なくとも1回は小沢氏のものとなった金であり、それを陸山会が借り入れたものだと認定した。また、小沢氏が会見や事情聴取で言っている内容をそのまま認定しているということではないと付け加えている。

 その4億円の出所は「個人のものか、ゼネコンからのものかは裁判で明らかにする」という。
<<<
 証拠がないから不起訴、まあそりゃそうなるでしょうね。クロだと断ぜられないならシロとして扱う、「シロではない」というのならばクロである証拠を出す。

 しかし一方でこういうことを言う人も、、、
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100203/stt1002031312002-n1.htm
>>> 自民・石破氏「責任を問われないのは非常識な話」
2010.2.3 13:10

 自民党の石破茂政調会長は3日の記者会見で、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体による政治資金規正法違反事件で、検察当局が小沢氏を不起訴処分にする方向とされていることについて「検察とすればクロと断ぜられないが、シロだということではない。不起訴とはそういうものだ。普通に考えれば、国会議員が自分の秘書が3人逮捕されて責任を問われないのは、かなり非常識な話ではないか」と述べ、小沢氏の政治的責任を国会で追及する考えを表明した。
<<<
 この発言を導き出す思考回路をみるにつけ、事態は深刻だなあと思うのでした。

 まあ、記事自体が短いし、前後の文脈がいまいちとれないから、あるいは私が感じた語意とは違うのかもしれないけどね。
posted by s19171107 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月07日

責任転嫁型のカイカク願望

朝日新聞(東京)1月26日投書欄
>>> 通販規制は現場無視、再検討を

薬剤師
 xxx(名前は匿名処理しました) (千葉県船橋市 43)
 祖父の代から漢方相談薬局を細々と続けている。昔ながらの煎じ薬や丸薬を調合する。味、香りを含め漢方薬本来の優れた効果が出るからだ。
 処方には漢方医薬学の専門知識取得が不可欠だ。病名ではなく漢方独自の見方でその人の状況を把握するため、問診が長くなる。
 薬局には「医者にかかっているが改善しない」という方が多く見える。人生相談のような問診になることもある。長電話で耳が痛くなることもあるが、十分に話し合ってこそ処方は決められる。遠方、多忙などで薬を郵送することもあり喜ばれてきた。
 ところが、昨年の薬事法改正で「医薬品は店頭で説明を受けて買うべきだ」として、いわゆる「ネット販売」が禁止された。漢方薬を郵送することも駄目だと聞き、驚いた。
 現場を知らぬ人間の発想だ。長年の服用患者はどうしたらよいのか。近所の薬局で簡単に手に入る薬でないものもある。再検討してほしい。
<<<
 「現場無視」の施策に対する「現場」からの告発。主張していることは良く分かるのですが、しかし一方で「薬事法改正に際して現場の側は何をした?」という疑問がわいてきます。だいぶ前に改正された薬事法に対する文句を今更になって投書欄に投稿しているのを見る限り、恐らく何もしてこなかったものと思われます。

 以前から書いてきているように、自分の必要なことは要求しなければ他人には分かりません。統治者が民の全ての必要を余すところなく察してくれると思ったら大間違いです。

 まあ、自分の業界に関する法改正へのアンテナが鈍くって困るのは当事者だけなので、私としては「勝手に困っててくれ」というところなんですが(もちろん、以前から書いてきているように、再改正運動のお手伝いとかはしないこともありませんけど)、一つ懸念なのは、自分が必要事項を適切に要求しなかったのが悪いのに、このように「現場を無視する施策を決定した霞ヶ関ケシカラン!」と筋違いの文句をつける人が、カイカク派の口車に乗らないだろうかと言う点であります。

 今でこそカイカク派はかつてほどの元気がありませんが、おそらく、何年かすればまた勢いづいてくるものと思われます(既にその兆候は見られます)。そして彼らの次の「角度」は、おそらく「地方分権」だと思われます。そのとき、テレビ・雑誌・新聞は、かつての郵政民営化のときのように、中央官庁による全国規模の行政活動を「非効率」だとか「緩慢」だとか言って攻撃することでしょう。そのひとつには、あるいは「現場無視の薬事法改正」も含まれるかもしれません。

 郵政民営化のとき、いやそれに限らず当ブログでも以前から繰り返し取り上げてきた刑事事件・刑事裁判における「世論」でもそうだったように(たとえば、チュチェ98年11月19日づけ結果結論偏重ですらない)、少なくない人々は、相手の言う根拠の全て聞いた上で結論に対して評価を下すというよりも、相手の言う根拠のうちに含まれる自分も同意するところだけを聞いて、それだけで結論に評価を下す、ひどい場合には結論だけで判断を下すという傾向があるようです。

 その点を考えると、「あれ」が再来するような予感がしてなりません。

 また一方で、自分がカイカク派の言い分を全部聞かないうちにホイホイと賛成票を投じたのが悪いのに、「期待を裏切られた!」だとか「前より悪くなった!」という人も少なからずいます。世界的に見ても、旧共産圏の体制転換を喜んでいたのに、何年かすると「前のほうが良かった。。。」などと言って、旧体制の復活をもくろむ政治団体に投票している人なんてのはその典型例だと思います。こういう筋違いの「反動」も懸念するところです。
posted by s19171107 at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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