当ブログは移転しました。詳細はこちらに掲載してありますので、ご参照ください。

2010年09月24日

「ウッカリ」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100922-00000573-san-pol
>>> 忘れていた拉致担当をあわてて追加 自民「影の内閣」正式発足 
産経新聞 9月22日(水)18時35分配信

 自民党は22日、シャドーキャビネット(影の内閣)を正式に発足させた。21日の名簿発表時に忘れていた「拉致問題担当相」には、竹本直一「国家公安委員長」を兼務させることを決めた。

 党政調関係者によると、シャドー・キャビネットの「組閣」の際、政権を奪い返せば閣僚へ起用される可能性があるとみて、中堅議員を中心に石破茂政調会長、林芳正政調会長代理らへ売り込みが殺到。「調整に追われるあまり、拉致問題担当相の人選をウッカリ忘れた」(政調関係者)というが、大失態といえそうだ。

 党本部で開かれた「初閣議」で「首相」となった谷垣氏は「政権側よりはるかに能力が上回っている自信がある」と強調した。
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 「ウッカリ忘れた」ってのも凄い話ですが、それに対して関係者が、それほどファビョっている様子が見えないのが若干気になります。。。
posted by s19171107 at 00:13| Comment(1) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月20日

文化「小」革命

若干、古い記事ですが、、、
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100907-OYT8T00652.htm
>>> 小学英語 教材存続へ
仕分けで「廃止」 現場が猛反発


 小学校英語の必修化が来年4月に迫る中、文部科学省は、昨年の事業仕分けで廃止とされた補助教材「英語ノート」について、今後も無償配布を続ける方針を決めた。

 多くの学校現場から廃止反対の声が上がったうえ、デジタル化しての配布を検討したものの新たに著作権費用が発生することや、自治体や学校で印刷すると現在の数倍の費用が全体でかかることが判明、方針を転換した。


 英語ノートはイラストを多く使い、あいさつや数の数え方などを遊びやクイズを通して学べる内容。2009年から5、6年の全児童向けに配布されている。小学校英語では教科書はなく、指導力の高い教員も少ないことから、現場では英語ノートが貴重な教材として授業で使われている。

 しかし、昨年秋に行われた政府の事業仕分けでは、仕分け人から「なぜ小学校で英語を教えなければならないのか」「デジタル化して学校ごとに印刷すればいい」との意見が出され、30分程度の議論で「廃止」とされた。文科省は、無償配布は11年度まで行うが、以降は教材をデジタル化しインターネット経由で提供する方法を検討するとした。

 この方針に学校側は強く反発。「廃止反対」のメールや電話は、意見募集した昨年末までだけで2000件を超え、同省が全国100か所以上の教育委員会や学校に出向いて行った聞き取りでも、存続を希望する声が根強かった。

 その上、国が印刷を一括発注する現在の方法なら必要な260万冊分のコストが1冊あたり40円なのに対し、教育委員会や学校が提供されたデジタル教材を児童用に印刷すると全体の費用は3〜4倍に膨らみそうなことが同省内の試算で分かった。

 デジタル化してのネット送信も、イラストや写真の著作権使用料がかかることになり、「結局、経費節減にならない」(文科省幹部)という状況になった。このため同省は英語ノートを存続させる方針に転換、ネット利用は内容の一部にとどめることにし、関連予算を来年度予算の概算要求に盛り込んだ。

 小学校英語は、20年以上に及ぶ議論の末、必修化が決まったが、国の現場への支援策は英語ノートや、外国語指導助手(ALT)の研修費用などにとどまる。

 小学校で教科にするべきか、始める学年はどうするかなどを検討するための調査費も昨年の事業仕分けで廃止され、来年度予算の概算要求には盛り込まれていない。

 小学校英語 2011年度から小学校で必修となる「外国語活動」の一環。5、6年生が対象で、それぞれ年35時限の必修だが教科ではない。言葉や文化に触れ、会話力の素地を養うのが目的で、ほとんどの学校で先行実施している。

(2010年9月7日 読売新聞)
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 「事業仕分け」すなわち、中央の一方的決定が現場の現実を反映していなかったとして、本件を「中央集権体制の限界」として断ずるのは、一面においては正しい見解だと思います。しかし、「それだけ」なのでしょうか。かかる文革的吊るし上げ手法は、それでは、ミクロレベルであるならば有効なのでしょうか。「文化『大』革命」ではダメだが「文化『小』革命」なら良いのでしょうか。

 当ブログを以前からご覧になっている方におかれましては、私が導き出したい結論は既に見えているかとは思いますが、しばらくそのテーマをダラダラと取り上げて行こうと思います。どうせそのうち「地方分権」が騒がれるでしょうから。今日は欠く気力がないからもうやめるけど!
posted by s19171107 at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月19日

相手によって?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100917-00000081-jij-soci
>>> 暴行受け、中3女子が自殺=19歳2人を準強姦容疑で逮捕―沖縄県警
時事通信 9月17日(金)14時38分配信

 酒に酔った中学3年の女子生徒に集団で乱暴したとして、沖縄県警豊見城署は17日までに、集団準強姦(ごうかん)容疑で那覇市と豊見城市に住むいずれも無職で19歳の少年2人を逮捕した。同署によると、1人は容疑を認め、1人は「合意の上の行為だった」と否認している。
 女子生徒は事件後に自殺。関係者によると、姉らに事件について相談していたという。
 2人の逮捕容疑は7月11日午前7時半〜10時15分ごろ、豊見城市の野球場近くの公衆トイレで、泥酔し抵抗できない状態の女子生徒(14)に乱暴した疑い。
 同署によると、2人と生徒は初対面で、この日午前5時ごろから、別の10代の男女7人と現場近くで泡盛などを飲酒。同署は、現場にいたほかの男5人が暴行に関与していなかったか慎重に調べている。
 同署によると、同日午前10時ごろ、近隣住民から豊見城署に「若者が集団飲酒している」と通報があった。約30分後に同署員らが駆け付け、現場にいた生徒と男1人を保護したが、外傷などがなかったため、事件に気付かなかったという。
 生徒が自殺した後の同月15日、姉から事件について聞いた母親が同署に通報、今月3日になって2人を逮捕した。 
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 で、久々だが例によってコメ欄。
>>> 2010年9月17日 14時41分 ind*****さん
私もそう思う42,088点 私はそう思わない487点

強姦し、女の子を自殺に追いやっても保護される少年法。おかしすぎる!!
かいせいするべきだ
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>>> 2010年9月17日 14時40分lov*****さん
私もそう思う30,705点 私はそう思わない357点

この男たちが殺したようなものだよ。殺人罪も適用してほしい。
それにしてもこんなひどいことをしているのに顔も名前も出ないなんて・・・。おかしすぎます。
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 以前、(同じ)沖縄で、米海兵隊員が(しらふの)女子中学生を強姦したという事件(参照)がありましたが、そのときは、今回と同じように「米兵ケシカラン」というコメントもあったものの、それに負けず劣らぬ勢いで「ホイホイついていった女子中学生の自己責任」ってのもあったと思ったんですが、、、

 もちろん、彼女は「泥酔し抵抗できない状態」だったわけですが、我らが自己責任論者氏にしてみれば、そこは、「『抵抗できない』ったって泥酔していて抵抗できなかったんだろ。泥酔するほど飲んだ自己責任」としてくださるはず。でも、そういう角度はこの記事のコメ欄には見られないですね。以下の、本件についての第二報記事のコメ欄にはありますが、しかし、反対投票も少なくありません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100919-00000014-jij-soci
>>> 17歳少年を逮捕=中3女子集団暴行―沖縄県警
時事通信 9月19日(日)10時46分配信

 沖縄県豊見城市で中学3年の女子生徒(14)が少年に集団で乱暴され自殺した事件で、県警豊見城署は19日、集団準強姦(ごうかん)容疑で、新たに無職の少年(17)=那覇市=を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。
 同署は女子生徒への暴行に加わった少年がほかにいないか、慎重に調べている。
 逮捕容疑は、7月11日午前7時半〜10時15分ごろ、いずれも無職の19歳の少年2人=同容疑で逮捕=と、豊見城市の野球場近くの公衆トイレで、泥酔して抵抗できない状態の女子生徒に乱暴した疑い。 
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>>> 2010年9月19日 10時47分 per*****さん
私もそう思う6,982点 私はそう思わない2,987点

飲酒してる女子生徒も悪い
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 こうして、類似事件とそれに対する「世論」を比較してみると、なにやら色々と透けて見えてくるような気がします。
posted by s19171107 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月18日

「庶民感覚」

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100917k0000e040017000c.html
>>> 橋下知事:弁護士業務停止に 光母子殺害事件のTV発言で

 弁護士の橋下徹大阪府知事が、山口県光市の母子殺害事件の被告弁護団を批判し、テレビ番組で懲戒請求を呼び掛けた問題で、所属先の大阪弁護士会(金子武嗣会長)は17日、「品位を害する行為に該当する」として、橋下氏を業務停止2カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。不服がある場合は日本弁護士連合会に審査請求できるが、橋下氏は同日、請求しない意向を示した。

 会見した金子会長は処分理由について「刑事弁護に対する誤った認識、不信感、不名誉感を与えたうえ、多人数の懲戒申し立てがあれば懲戒請求が認められるかのような誤った認識を与えた」と説明した。

 橋下氏は知事就任前の07年5月、民放テレビ番組で弁護団を批判。「許せないって思うんだったら、弁護士会に懲戒請求をかけてもらいたいんですよ」などと発言。同弁護士会によると、弁護団に対し7900件を超える懲戒請求が弁護士会に届いた。この発言について07年12月、市民ら約300人が橋下氏の処分を求めて懲戒請求した。

 同弁護士会の綱紀委員会が昨年11月、「弁護士に深刻な精神的被害を負わせ、弁護士会を事務処理に忙殺させる極めて重大な結果をもたらした」と判断。懲戒委員会に審査を求める議決を出し、懲戒委が審査していた。

 橋下氏が代表を務める弁護士法人「橋下綜合法律事務所」によると、橋下氏は知事就任後は弁護士業務をしておらず、顧問契約も橋下氏名義から弁護士法人名義に変更。事務所に来るのは月に数回程度で、業務停止の影響は事実上、ないとみられる。

 一方、橋下氏は同日午前、大阪府庁で記者団に「僕の品位と(大阪)弁護士会の品位はまったく違う。(処分の基準は)大いに疑問だ。僕は一般府民が感じる品位で動いていく。北新地に行けば、品位のない弁護士は山ほどいる」と不満をまくしたてた。【苅田伸宏、田辺一城】
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 まあ予想通りの懲戒処分、予想通りの信者の反応(mixi日記にて)、そして予想通りの本人の反応です。予想通り過ぎて特にコメントすることもないのですが、あえて本人の反応について少し取り上げておこうと思います。

僕の品位と(大阪)弁護士会の品位はまったく違う。(処分の基準は)大いに疑問だ。僕は一般府民が感じる品位で動いていく。北新地に行けば、品位のない弁護士は山ほどいる」だそうです。要するに、「僕の品位=一般府民が感じる品位と弁護士会の品位はまったく違う」と「ほかにもっと品位のない奴らがいる!」との2つが、彼の言い分の主たるところでしょう。

後者については、もはや小学生の言い訳レベルで、いい年した大人がこんなこと言っているのは、こっちが恥ずかしくなってくるのでスルーするとして、前者の、特に「僕の品位=一般府民が感じる品位」という設定について。

「僕の品位=一般府民が感じる品位」というのは、彼のお得意のセリフです。彼は、庶民派を自称することによって支持を広げています。しかし、本当に彼の感覚は庶民的なのでしょうか。庶民の中に分け入って、庶民の言い分を汲み取っての感覚なのでしょうか。それとも、「僕の品位=一般府民が感じる品位」と単に思い込んでいるだけで実は自分の思いつきで行動しているだけなのでしょうか。この分析は、橋下氏のみならず、ネット上にも数多存在する自称「庶民派」の分析にも応用できるものと思います。

さて、その分析の道具として、私は以下の記事を取り上げたいと思います。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100716041.html
>>> 橋下知事 全国知事会を酷評「生ぬるい」

 大阪府の橋下徹知事は16日、消費税引き上げなどを国に求める緊急声明をまとめて閉幕した全国知事会について「自分で金を稼がないといけないという根幹を抜きに分権と言っている。仕送りをもらう大学生が親に自由にさせてくれって言っている生ぬるい感じ」と酷評した。

 橋下氏は全国知事会議で、国に一方的に増税を求めるのは無責任で地方も地方税引き上げなどを検討すべきだとする持論を展開したが、十分な賛同は得られなかった。この結果に「国がリスクを取って消費税を上げても、地方にはびた一文回ってこないし回す必要もない」と述べた。

 会議のあり方自体についても「知識をひけらかす発表会。民間のトップレベルの会議とはほど遠い」と苦言を呈した。

[ 2010年07月16日 13:44 ]
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 だいぶ古い記事ですが、7月の全国知事会についてです。橋下氏によると「国に一方的に増税を求めるのは無責任で地方も地方税引き上げなどを検討すべき」であり、そこに切り込まない知事会は「自分で金を稼がないといけないという根幹を抜きに分権と言っている。仕送りをもらう大学生が親に自由にさせてくれって言っている生ぬるい感じ」だそうです。そしてお決まりのシメ「民間のトップレベルの会議とはほど遠い」。もうおなかいっぱいです。

 恐れ多くも一言申し上げるのならば、納税者たる庶民にしてみれば、納税先が何処だろうと大した違いは無いのですが。どうせ出所は私たちの財布なのだがら、「何処に納めるか」だなんて縦割り行政の縄張り争いみたいなことは如何でもいいというのが、それこそ「庶民の感覚」ではないのかと。

 もちろん、「自分で金を稼がないといけないという根幹を抜きに分権と言っている。仕送りをもらう大学生が親に自由にさせてくれって言っている生ぬるい感じ」というのはある意味において「庶民的な感覚」といえなくもありません。しかし、「どうせ出所は我々の財布なのだから、その納税先が国か地方かだなんてそれほど問題ではない」のほうがより「庶民的な感覚」ではないのか。より「庶民的な感覚」をスルーして、「庶民的な感覚」でないことはないが本質ではない方に走る。橋下氏の「庶民感覚」がどのように形成されているのか、本当に庶民の中に入り込むことによって形成されたモノなのか、というのの一端が見えてくるように思います。

 そして、このような現実を見ると、橋下氏に限らず、自称「庶民」の「庶民感覚」というものが、本当に多数派と一致しているのかというのは、疑問符がついてしかるべきでしょう。その「庶民感覚」は本当に「庶民感覚」なのか。「庶民感覚」というのは「常識」とか「普通の感覚」と言い換えられることが多いですが、「自分は普通」というのは、実は自分が勝手に思い込んでいるだけで、本当はむしろ「異常者」かもしれない。特に日本人は他人と意見を戦わせることを好まず、雰囲気やなあなあ、事なかれ主義で済ませる民族なので、他者と意見を戦わせ、自論を洗練させる機会がそれほど多いとは思えません。果たして、他者と意見を戦わせずして「庶民の感覚」「常識」「普通の感覚」を打ち鍛えることはできるのか。その辺を考えると、ますます日本人の言う「庶民感覚」の胡散臭さが際立つように思います。
posted by s19171107 at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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