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2008年06月25日

「法律に従って」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000099-jij-soci
 13人の死刑を執行した鳩山邦夫法相を「死に神」と表現した朝日新聞の記事について、「全国犯罪被害者の会(あすの会)」は25日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「死刑執行を望む犯罪被害者遺族も死に神ということになる。侮辱的で感情を逆なでされた」とする抗議文を、同日付で朝日新聞に送ったことを明らかにした。
 抗議文で同会は「法律に従って執行を命じたにすぎない法相を非難することは、法治国家を否定することになる」と批判。記事の意図などについて同社に回答を求めた。 
 正論。ついでに言えば、同様に、刑事弁護人も法律に従って被告人を弁護したにすぎないので、その弁護士を非難することは法治国家を否定することです。
 以下のようなコメント欄書き込みに6500点もついている割には、各刑事裁判における刑事弁護人に対するバッシングが酷いのは何で?
朝日新聞は抗議されて当然!

マスコミの割には空気が読めてませんな・・・。

鳩山邦夫法相は法に従い、執行しただけです。

朝日新聞は、今まで執行しなかった
へたれ歴代法相を責めるべきでしょう。


司法関係関連記事一覧
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/saiban.html


posted by s19171107 at 21:42| Comment(6) | TrackBack(1) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
以前に光市母子殺人事件の判決文を提供した者です。

「法の支配」の貫徹ていう観点から死刑執行をしない法相への批判が多いようですね(法哲学者の井上達夫氏も同様の問題提起をしていましたが)。
ただ、死刑執行をしない法相には実際的な理由もあるようです。
というのも、組閣や政治動向により法相が頻繁に変わる際はそもそも死刑執行をしたくともできないという事情があるのです。
死刑を執行するには判決の確定後に法務省刑事局が検察の未開示証拠も含めて子細に是非を検討するので、それだけでも大変な時間を要するのです。
ですから、法務省としては頻繁に入れ替わる法相よりも長期に渡って在任している法相のほうが望ましいというのもあるのでしょう(鳩山法相の死刑執行回数が多いのは在任期間の長さと法相個人の刑罰観の問題なのでしょう)。

ところで、「あすの会」の批判で解せないのは「犯罪被害者・遺族=死に神」として件のコラムを認識したようですがこの見解には若干異論がありますね。
というのも、刑事訴訟で死刑の判決が出るには被害者や遺族の処罰感情も一つの要素ですがやはり最終的には被告人の犯した刑事責任や結果の重大性に依拠しているように思います(死刑の基準として頻繁に引かれる永山基準も被害者の数と残虐性を重視しています)。
ですから、死刑判決というのは被害者や遺族のインテンションだけで決している訳ではないですし最終的に死刑判決を決するのは裁判所ですから必ずしも先に挙げた「犯罪被害者・遺族=死に神」という図式が成立するのだろうかという気がします。
むしろ、現状に即して言えば「裁判官=死に神」という図式のほうがまだしも成立しそうな気がしてなりません。

長文の書き込み申し訳ありませんでした。
Posted by 福岡在住の名無しさん at 2008年06月26日 00:40
>各刑事裁判における刑事弁護人に対するバッシングが酷いのは何で?

全くです。刑事弁護人は「法律に基づいて」「仕事として」被告を弁護してるんですよね。それに対する攻撃は法治国家への重大な挑戦なんですがねぇ。まさか自分らのやってることは「いいこと」だから許されると思ってるとかwww
ところでトートツに「あすの会」の名前が出てきたことが興味深いですな。

>死刑執行を望む犯罪被害者遺族も死に神ということになる

白状してますな。自分らが死刑を望む団体だとwww
Posted by mash at 2008年06月26日 07:35
国や社会によっては、死刑執行を望む事が良い事とはされないのも事実だと思うのです。勿論、死刑執行を望む自由が、我らの国では保障されているのでしょうけれど、私は、それを望ましい事とは思えません。
Posted by tired at 2008年06月26日 23:51
ほかのニュースサイトに掲載された抗議文には
「死刑を待ち望む遺族」とあるのですが、待ち望むという表現にひっかかりますね。
お祝い事じゃないんだから…
それと、元のコラムには被害者遺族については
触れてもいないのに、どうして抗議するのか理解できません。こういうのを過剰反応と言うのでは。
Posted by けら at 2008年06月27日 23:01
まず訂正を。

>白状してますな。自分らが死刑を望む団体だとwww

は、「これじゃ、国家権力と繋がりがあるということを自ら白状してるようなもんですなwww」

に訂正してください。
寝起きのボケた頭で一気にUPしたもんで、それこそ朝日のコラムのようなひねりのないことしか書けませんでした(笑)

で、横レスです。

>福岡在住の名無しさん

おっしゃってることは、非常に興味深く読ませていただいたんですが、

>鳩山法相の死刑執行回数が多いのは在任期間の長さと法相個人の刑罰観の問題なのでしょう

というのが気になりました。
鳩山(敬称略)の法務大臣就任は、確か昨年九月ですし、それ以前においても法務大臣は勿論大臣職そのものに就任したことはないです。となると福岡在住の名無しさんのおっしゃってる「法務省刑事局が検察の未開示証拠も含めて子細に是非を検討するため、(法務大臣は)長期の在任が望ましい」と矛盾するんですが。この点についてどう思われますか?
Posted by mash at 2008年06月29日 20:02
>>mashさん
わざわざコメント有難うございます。
確かに、ご指摘の通り私のコメントを再読すると現状から見て矛盾していますね。
法務省刑事局云々の話は以前に読んだある本(残念ながら書名を失念しましたが)にあった死刑執行に関わった検察官のインタビューにあったかと思います。

ただ、2000年代に入って死刑判決の急増(これはオウム事件の影響もありますが)とそれに伴う死刑囚収容人員の急増(何せ100名を突破していますから)に法務省が危機感を募られているのは事実のようです。
その意味では、法務省の危機感と現法相のインテンションが一致していることが近時の死刑執行回数の増加の背景なのでしょう。

最後に再度長文の書き込みをして申し訳ありませんでした。
Posted by 福岡在住の名無しさん at 2008年06月30日 17:17
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