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2009年07月22日

リスク判断に際して忘れがちなこと

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090722-00000107-jij-pol
>>> 米国産牛肉に危険部位混入=再開後2例目、国内流通なし
7月22日17時54分配信 時事通信

 農水、厚生労働両省は22日、食肉加工・販売業者スターゼン(東京)の子会社が輸入した米国産冷蔵ばら肉などから、BSE(牛海綿状脳症)の特定危険部位である脊柱(せきちゅう)を含む肉(約50キロ)が見つかったと発表した。2006年7月の同国産牛肉の輸入再開以降、危険部位の混入は2例目。問題の肉は港に到着した21日の検査で発見され、国内には出回っていない。
 米政府は日本に対し、牛肉輸入制限の撤廃を求めている。こうした状況での今回の混入は、両国間の交渉に影響する可能性がある。
 出荷元は、食肉処理業者クリークストーン・ファームズ・プレミアム・ビーフ社のカンザス州にある工場。日本政府は同工場からの輸入を停止し、米農務省に対して調査を要請した。農水省によると、日本の米国産牛肉輸入量に占めるクリーク社のシェアは6%前後と低く、外食産業やスーパーなどで品不足による混乱は起きないとみられる。
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 例によってコメント欄。
>>> よく発見しました。
それよりアメリカはもっとしっかり検査しろ!
検査体制がなってないんじゃないか?
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>>> 水際ギリギリセーフでしたが、
国民の健康、生命にかかわる事においては
アメリカのいいなりにならず、毅然とした態度でお願いします。
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>>> アメリカにぺこぺこしてないで、輸入制限と検査の徹底化を強くさせて下さい。
検査を徹底出来ないなら輸入も認めないで下さい。
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>>> 撤廃どころか、何故全面禁輸にしないのか疑問。
これも「たまたま」発見出来たからいいが、もし発見出来ていなかったらどうなっていたか。
おそらく、消費者の口に入っていただろう。
だから自分は米国産牛肉は絶対に買わないし、米国産牛肉を使用している店も絶対利用しない。
しかし、それでも100%防げているか、甚だ疑問だ。
(もちろん、それでも米国産牛肉を積極的に食べるより、リスクが少ないのは間違いない)

日本政府が米国の言いなりで機能していないなら、何故民間サイドで拒否しないのか。

牛丼を例に挙げると解り易い。
吉野家は米国産牛肉を使用し、安全だと言い張っているが、保障については一切言及していない。
一方、すき家は米国産牛肉拒否を全面に出し、安全面でも価格面でも吉野家を上回る。

ならば、消費者が、強い意志の元で米国産牛肉に「NO」を突きつけなければならない。
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>>> 米国産牛肉を食べないのが最善。

アメリカ政府は日本人の健康なんか気にしていないから。
日本政府もキミの健康なんかどうでもいいと思っているから。
輸入業者が求めているのは利益であって、キミの安全な食生活ではないから。
彼らは安全のため、自分自身は食べないだろうから。

あとは私たち日本人がひとりひとり考えれば良いだけのこと。
美味しいから食べるのもよし、安いから食べるもよし、スリルを求めて食べるのもまたよし…。
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 本件もそうだし、あるいは所謂「北の脅威」もそうですが、どうも日本人の「リスク対策」における思考回路といのは、リスクによる損失(L)とリスク予防費用(B)だけで考えてしまう傾向があるように思います。しかしながら、本来、リスク計算というのは、(L)と(B)を比較するのではなく、(L)に(P:蓋然性)をかけたものと(B)を比較すべきです。もちろん、かくいう私も日本人ですので、そういう思考をする気持ちはとても良く分かるのですが、こういう思考回路は仕舞いには「宇宙人の地球侵略の危険性から地球を守るために、世界の総生産の9割を割いてでも地球防衛軍を作るべきだ!」というような際限のない「予防」に走る危険性がある(「宇宙人による地球侵略」だって、可能性としてはゼロではありません)、きわめて非合理的且つ非効率的な結論に至る可能性があります。リスクを正しく判断しなくてはなりません。少なくともアメリカ人は単に損害の大小だけではなく、そのリスクの蓋然性を考慮に入れているから、日本の要求する全頭検査はとらないのだと思われます。なんたって「ハンドの定式」の国ですから。
posted by s19171107 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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