今年、取材していて一番思ったのは、参拝者について。8月15日に靖国神社まで来て参拝する人の数が少しずつ減ってきているらしいということは、皆様も報道等でご存知かと思います。今年の参拝者数についてはまだ公表されていませんが、減り続けるかどうかは知りませんが、激増するということもないと思います。
しかしながら、今年は数の変化のみならず、質の面でも変化が始まっているのではないかと思いました。といいますのも、例年、8月15日には、栗林翁を中心としたコスプレ連中が出没しているということは、当ブログでも例年報じているとおりですが、例年、栗林一味には数多くの参拝者たちが写真撮影のために取り巻きのように集まっており、その人だかりは常に途切れることはありませんでした。そりゃそーですわな。あんな格好しているのがいれば、あまり靖国神社に来たことのない人ならば、写真にも収めたくなりますよ。(ちなみに私も最初のうちは物珍しさから写真を撮りまくっていましたが、今年は一味が出没したことを記録するために1枚だけ撮った以外は全く撮りませんでした。だって毎年全く同じ格好、同じ行動だし)
しかし今年は、確かに写真撮影目当ての取り巻きはいることにはいるのですが、例年よりも気持ち少なめだったように思えたし、さらに、本当に短時間ではあるものの、取り巻きがサッパリいなくなった瞬間がありました。私はこの現象を、一味に物珍しさを感じるような一般人や新参者が本当に若干数ではあるものの減ったということを示す現象なのではないかと解釈します(もちろん、それを証明するためには向こう3年間くらいは調べ続けなくてはならないわけですけどね)。
14日にも靖国神社周辺に用事があったついでに様子を見てきたんですが、各県遺族会の名義の観光バスが相当数集結し、集団参拝していました。遺族会は15日ではなく14日に参拝に来、15日に戦友たちに会いにくる元兵士たちには続々と「お迎え」が来、その数を減らし続けている。栗林一味に物珍しさを感じ、興味本位で撮影する色んな意味で一般人も減ったかもしれない。その一方で、昨年、五星紅旗が踏みつけられ、切り刻まれた挙句に燃やされた低俗なパフォーマンスがあった(去年の雑感記事がすごい鬱だったのはそれを目撃したせいなんですけど)ように、アレな人たちが15日にやってくるようになって来た。「8月15日の靖国神社」ってどうなっちゃうんだろう。私に心配されているようじゃいよいよヤヴァいよー