諸君は知っているかどうか分からないが、安倍晋三は総裁選期間中、何一つといってよいほど具体的論策は述べず、討論会でも頓珍漢(「階級史観」の件など)なことをのたまった男である。
また、他の候補者、谷垣・麻生両氏は自身が総裁となった場合の展望について20ページほどの冊子を作って、それなりに具体的数値を入れてそれなりに緻密に戦略を練ってきたのに対し、安倍晋三はたった2ページの、冊子というかパンフレットを発表しただけであった。
この総裁選挙を見て、私は諸君に次のことを強く訴えたい。
世の中、幾ら頑張っても、幾ら緻密に計算しても、幾ら具体的方策を述べたとしても、それは報われないということである。
諸君も、今までレポートなどで様々な数値資料や、問題提起に対する、自分なりの具体的な解決策などを書いてきただろうし、書かされてきたと思う。
しかし、そんなもの世の中に出てしまえば無駄なのである。世の中は利権で動いているのであり、コネの無い人間が幾ら頑張ったところで、幾ら計算したところで、幾ら具体的方策を述べたところで無駄なのである。
もし、諸君の中で「こんな世の中はおかしい」と思う同志がいるのならば、ともに闘おう。
安倍晋三のような人間は二度と生むまい。
ほんと、教育に悪い総裁選挙でした。
こんな人間が「再チャレンジ」だなんて、ソ連並みのアネクドートですな。