あれから1週間たちました。この件、すなわち「共産党と民主党との共闘」についてはこの間色々考えていりました。
また、先日の補選の結果と、それに対する共産党支持者氏への常軌を逸した罵声なども読ませていただきました。それなりに的を射た指摘もあるのですが、どうしても一つだけ解せないことがあります。
それは、いくら党の中央執行部や地方執行部が候補者を出しても、実際に投票するかしないかを決めるのは党員・支持者個人の自由意志なのではないか、ということです。
そりゃ、党の方からは、自党候補者に投票するように「お願い」が党員・支持者に来るでしょうが、某地上の楽園の投票制度じゃあるまいし、実際に誰に投票しようとそれを阻むものは居ません。
そもそも共産党自体、意欲があり、共産党の綱領を了解する人が、その人の意志に基づいて入党するものです。SEDみたいに「入れ」じゃないんです。
ゆえに、例の「共産党が候補者出したせいで民主党候補者が落選した」というのはお門違いの批判なのではないでしょうか。
もし、それでも民主党の敗戦責任を共産党とその関係者のせいにしたいのならば、「民主党候補者に投票しない共産党員のせいだ」と言うのが精々のところでしょうが、それを言うなら雀の涙の如き共産票なんかより、こんなこと言っている公明党の党員・支持者に食いかかるほうが先なんではないでしょうか。