雲南省昆明市内の富民県で、同県林業局がペンキを使って山の岩肌数千平方メートルを「緑化」していたことが明らかになった。新華社は13日付で「周辺住民も当惑を隠せない」などと報じた。下記サイトによると、どうも、「塗料で緑化」の発想は欧米発らしい。
現場は石の採掘場跡で、約10人の作業員が20日以上かけてペンキの塗布を行ったという。周辺は冬期であるために、低木などがくすんだ色を見せているが、「緑化作業」の対象地帯だけは鮮やかな緑色だ。
低木地帯と岩肌の境目では、岩石の灰色を少しでも出さないよう、低木の枝や葉にも丁寧にペンキが塗られており、放置された空き缶が転がっている。ペンキの成分の環境への影響は明らかになっていないが、除去するのは不可能だという。
新華社は「漫才のネタにもあった『ペンキで緑化作業』。失笑してしまうような話が、現実に行われていた」と批判。「それだけの費用があれば、山全体に植樹することも可能だったはずだ」という周辺住民の憤りの声を紹介している。
このニュースに接した中国人からは「森林を保護し、植樹などを率先して行うべき林業関連部門が、緑化の大切さを理解していない。レベルの低さにがっかりしてしまう」といった声も聞こえる。
http://www.o40.org/blog/archives/2005/08/post_233.php
http://www.sandmantopdressing.com/TurfPaint1.htm
まあ、どこが最初にやろうと、同じことやった人はみんな同類なんだけどね。
アホの考えることは洋の東西を問わず同じだということが良く分かった事件なり。
また、中国といえばスターリン官僚主義国。「歪曲された労働者国家」。欧米の場合、「塗料で緑化」なんてアホが自宅の庭をチョイチョイと塗るくらいが精一杯だけど、官僚主義構造体にアホが混ざるとこういうとき大規模にアホやってくれるから困る。
中国の、一刻も早いスターリン官僚主義体制打破による正常な労働者国家への政治革命が必要だと改めて必要だと思った次第なり。