「弥生さん、あんた人間的にどうなのよ」といいたくなるくらい酷い内容であり、且つ、弥生さんの知人たちへの悪口に関しても伏字もイニシャル表記などの配慮も一切無く発行されてしまったあの『天国からのラブレター』が、東京都内で確認できただけでも143冊も所蔵されているだなんて、弥生さんもそうだけど、なによりも、あの本のせいで、色々な醜聞を全国的にバラされてしまった、弥生さんの「友人」たちが一番、可哀想だなあ。
東京都内だけでもこれだから、他の地域の公立図書館を含めたら、一体どれくらいの『天国からのラブレター』が所蔵されているのか。
前にも『天国からのラブレター』関係の記事において書きましたが、私が弥生さんだったら、勝手にラブレターの内容を出版して全国にバラ撒いた張本人である本村洋氏を呪いますよ、ホント。
ところで、所蔵した本をどのカテゴリーに分類するかは各図書館の自由裁量らしく、図書館によっては分類がちょっと面白かった。
墨田区立あずま図書館
https://www.library.sumida.tokyo.jp/clis/detail?NUM=000588119&CTG=1&RTN=01&SID=003493442
[日本文学]に在庫しています。「文学」じゃねーだろwwwwwwwwww
三鷹市立西部図書館
http://www.library.mitaka.tokyo.jp/clis/detail?NUM=000016025&CTG=1&RTN=01&SID=cK!UnJkBJrxjh3Z
[2分類(歴史)]に在庫しています。何の「歴史」だよwwwww「1990年代後半、Yの部屋にはナプキンカスが転がっていた」ってかwwwwwwwwww
新宿区立中央図書館
https://www.library.shinjuku.tokyo.jp/opac/cgi-bin/detail?biblioid=0002092248&type=0&count=10&before=select
ノンフィクション・ルポJ6−モこの本が「ノンフィクション」だとすると、映画は「フィクション」ということになりますね。
新宿区立中央図書館公認のフィクション映画、劇場版『天国からのラブレター』は絶賛自主上映中!(←全国公開はやらないかもしれない)
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私も検索してみましたら、一般の図書館どころか奈良県立橿原高校はじめ各地の学校図書館の蔵書にも入っておりました。
あのような教育上宜しくない本を学校に備えるとは、司書教諭は何を考えているのかと呆れております。
因みに、この本は日本十進分類法の3次区分で、915(日本の日記・紀行文・書簡)に属するかと存じます。
この場合、2次区分が91(日本文学)ですので、文学作品と呼べる代物でないとはいえ、日本文学の棚に並ぶのは仕方のない事でしょう。
バラとは似ても似つかぬ桜が、分類上バラ科に属すのと同じようなものと思います。
本村氏にどういう心情があったかは知りませんが、遺族が自ら、マスコミによって暴かれたわけでもない被害者の(それも誰も知りたくないような)プライバシーをここまで事細かに晒してどうするのだ、という気がしてしまいます。
>「五葉」さん
公立図書館が所蔵するのは分からないでもないですが、学校図書館に所蔵って、本当に司書教諭は何を考えているんでしょうかね。これは驚きです。
分類の件、了解いたしました。
わざわざ解説有難うございます。
>「ニュースコープ」さん
同感です。
特に、あの本は初版が事件から1年経ったか経たないかのうちに出版されていました。つまり、事件から1年も経たないうちに既に出版に向けた編集作業と、出版社との打ち合わせをしていたはずです。私の偏見かもしれませんが、その点を考えると、本村洋という人物は本当に理解に苦しみます。
しかし、自分の若い頃のプライバシー、勤務先から性関係や服のサイズまで全国に公表されるどころか、公共の機関に数十年、さらに死後まで資料として保管され、不特定多数に閲覧可能にされたらと思うと、実に恐ろしいものがあります。本村氏もさることながら、何よりこんな形での企画を実行してしまった出版社の判断を問い詰めたいところです。
長らく放置して申し訳ありません。
>「amanoiwato」さん
ええ。初版に限って言えば、本人も恐らく悪意とかそういうのはなく、仰るとおり、あまり深く考えることなく出版してしまったものと思われます。
ただ、2007年に登場した、例の原作歪曲映画、また新潮文庫版の『天ラブ』については、「悪質」とは言いませんし、言えませんが、ちょっと私には理解できないシロモノです。
出版社の判断、またこういう書籍を学校図書館に蔵書した図書館司書の判断というのを問い詰めたい気持ちは共通するものがあると思われます。
>ただ、2007年に登場した、例の原作歪曲映画、また新潮文庫版の『天ラブ』については、「悪質」とは言いませんし、言えませんが、ちょっと私には理解できないシロモノです。
本村氏の立場や心情をあえて想像してみれば、なまじ全国クラスでの注目や期待、幻想を一身に浴びせられたせいで、色んな意味で後へ引けない状態になってしまったのではないかと。仮に自分の身に置き換えて考えてみると、自分の為に全国ネットでの記者会見をホテルの広間貸し切りで用意されたり、それなりの知名度のある役者やスタッフを揃えた上での映画化企画を熱心に持ち掛けられたりしたら、実際ちょっと断りにくいし、期待に応えようと必要以上に気負って要らんリップサービスやパフォーマンスをやらかしてしまいそうです。
加えて、やはり遺族として加害者に対する憎悪や復讐心を持つ以上、少しでも重い刑を科したい、その為にはマスコミでも世論でも何でも利用したい、と考えること自体は否定できないと思います。結局、被害者遺族に的確な行動や意見を要求するのは限界があるし、だからこそ、マスコミも含めた第三者がより冷静になる必要があるんだな、と自戒も含めて思います。
これまた随分と放置してしまってすみません。
>amanoiwatoさん
後に引けないというのもあるのでしょうが、何か違和感があるんですよね。
遺族として、あらゆる手段を用いて加害者に対して重罰を科したいという気持ちは良く分かります。私も実は、「感情屋」の方々を散々馬鹿にする記事を書いてきていますが、実は心境的には感情屋の方々の発狂にも共感できたりすることが少なくありません。もちろん、民主社会の法体系こそが第一であり、それを放棄してしまったら、民主社会は成り立ちませんので、感情屋の発狂に共感しながらも、「でも民主社会はそういう社会じゃない」と割り切っています。
仰るとおり、遺族はもはや復讐の鬼であり、そもそも、あらゆる面において「キレイゴト」の上に成り立っている民主社会に相応しい対処の仕方を求めるほうが無理です。だからこそ、「第三者」が心を鬼にして、あくまで他人事という姿勢を貫き通して、冷静に対処する必要がありますね。そうじゃないと民主社会は成り立ちません。