一方で、今回の一件について、日本語ネット界隈では、報道収集による事実確認と平行して、日本の「平和団体」がチベット暴動について抗議声明を発表していないという言説が出回り、その手の言説を要約したコピペがあちこちの板に絨毯爆撃の如くされています。
しかし、このコピペは本当に正確なものなのでしょうか。検証した反論コピペが出回っています。
904 名前: 文責・名無しさん [sage] 投稿日: 2008/03/17(月) 08:12:14 ID:TmZbB8DK0確かに沈黙しているところもありますが、そもそも死んでいるサイト、ただ単に「ピースウォーク」の告知をしているだけのサイトも含まれており、水増しが印象操作の意図がみえみえです。
九条の会 → 無視 → 最終更新3月11日でしたが?
http://www.9-jo.jp/
9条ピースウォーク → 無視 → 歩く日程を書くだけのサイト 印象操作の為に水増し?
http://homepage3.nifty.com/peace_walk/Welcome.html
ピースウォーク → 無視 歩く参加者募集のサイト 印象操作の為に水増し?
http://pwkyoto.com/
ピースウォーク金沢 → 無視 → 無視 歩く参加者募集のサイト 印象操作の為に水増し?
http://ameblo.jp/yes-peace/
平和を望む東大生の会 → 無視 → 最終更新2005年だけど?
http://peacetea.hp.infoseek.co.jp/
ストップ!「報復」戦争・市民の会 → 無視 → 最終更新2006年だけど?
http://www1.ocn.ne.jp/~sinryaku/stophoufukuwar.htm
不戦のネットワーク → 無視 → 最終更新3月12日
http://www.jca.apc.org/~husen/index.htm
反戦・平和アクション → 無視 最終更新 2004年 ですが?
http://peaceact.jca.apc.org/
反戦な家づくり → 無視 → 最終更新 3月12日
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/
反戦共同行動 → 無視 → 最終更新 2006年
http://www.anti-war.jp/
反戦と生活のための表現解放行動 → 無視 → 最終更新 3月5日
http://d.hatena.ne.jp/posada/
反戦塾 → 無視 → 3月17日に取り上げている
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/
結論印象操作乙!リンク先くらい確認してコピペしたら?
また、同時に「中国のチベットに対する行いを如何思いますか」というような、妙な論点誘導手法もよく見られるようになって来ました。しかし、彼らは一体、どういう答えを望んでいるんでしょうか。単に妙な質問を大量にぶつけて、管理者が処理に困るのを見て楽しんでいるようにしか見えません。
彼らの言動を見ていると、現実にチベット自治区内で何が起きているのかを追いかけるよりも、日本の「平和団体」を攻撃するコピペ作りや「平和団体」のサイトへの突撃を繰り返しているように見え、彼らの真の目的は中共覇権主義の侵略に晒されるチベット人民との連帯と言うよりは、むしろ、便乗して騒ぎたいだけなのではないか、とも思えたりします。
ちなみに、当ブログでは、15日の日記において、中共覇権主義のチベット占領正当化論理はウヨさんたちの朝鮮併合正当化論理と同一のものである以上、日帝覇権主義の朝鮮植民地化政策に厳しい態度をとる人間として、同様に中共覇権主義によるチベット侵略には厳しい立場をとるものであると言明しました。
また、この場において「護憲派」の立場をとるものとして更に付け加えると、私の場合、現在の改憲論議はアメリカの要求が深く絡んでいるため、現状での改憲策動への支持は、たとえ自衛隊を専守防衛のための軍事組織として正式に認めたいが故の支持であっても、その支持の意義は自衛隊の立場の法的定義づけには止まらない可能性が高いという観点、軍隊というのは本質的に厄介な存在であるため、できる限りの「歯止め」を規定する必要があり、その「歯止め」は、やはり「硬性憲法」という、そう簡単には変えられない国家の最高法規にも概要(すなわち、専守防衛だけに限るか、国連議決に伴う行動も良しとするか、はたまた二国条約程度でも良しとするか)だけでも明示しておく必要があるのではないかという観点から、護憲派の立場をとっており、日本の独立を維持するために必要な軍事力を否定するつもりはなく、また、中国がチベットで何をやっていようとやっていなかろうと、あくまで自国の軍事組織に対する法的な「歯止め」を求めているに過ぎないので、はっきり言って関係ありません。また、「自衛隊」が「自衛軍」だろうが「日本国軍」だろうが「日本人民軍」だろうが、法的な「歯止め」があれば何でも良いです。
また、
>日本の「平和団体」を攻撃するコピペ作りや「平和団体」のサイトへの突撃を繰り返しているように見え、彼らの真の目的は中共覇権主義の侵略に晒されるチベット人民との連帯と言うよりは、むしろ、便乗して騒ぎたいだけなのではないか、とも思えたりします。
このことが全世界的に知られたら、それこと国際問題になるのではないでしょうか?他国の人権問題をたんなるm9(^Д^)プギャー のために使用しているなんてことは、道義的に許されない事態ですし。てか、連中はネットが文字通り全世界につながってることに対する自覚ってあるんでしょうか?インターネットは単なる内輪のバカ騒ぎのためにあるのではないんですけど…。
>mashさん
仰るとおり、左派系がどうも及び腰なのは、この問題の主導権をヘイトウヨが握っていることに一つの原因があると思われます。以前、ウヨさんたちが格差問題について否定的なのは、格差問題の主導権を左派が握っているためではないか、と書きましたが、それと同じ現象が起きているのだと思います。
しかし、そんな情勢でも少なくない左派系の、特にブログなど、比較的身軽な立場の人たちによる、中国に抗議しチベット人民と連帯する言論活動が繰り広げられているのは、素晴らしいことだと思います。また、22日にはアムネスティ日本も関わる抗中デモがあるそうなので、私としては、ウヨさんたちとは一線を画す、というかウヨさんたちからは「サヨク」として忌み嫌われているアムネスティ日本を中心に、中共覇権主義に抗議し、チベット人民と連帯する左派の運動を展開できたら、と思います。
ぶっちゃけ、私個人としては、ウヨさん反中デモのデモに飛び入ったり、あるいは知り合いの民青同盟員に誘われて護憲デモに参加したりと、趣旨が合えば左右双方の集会に顔を出しているので、ウヨさんとの共闘には特に拒否感は無いのですが、まあ、そうは行かない人もいるでしょうね。
ウヨさんたちによるチベット問題の取り上げ方については、国際社会に知れたらえらいことになるでしょうね。つくづく、日本語ってマイナーな言語でよかったと思いますよ。