河井氏によると、弁護団はこの手の説明を今までメディアに向けてやってきたそうです(その点、橋下の懲戒請求は全く根拠が無かったことになります)が、報道関係者曰く、これを掲載すると視聴者の理解が得られず、社が攻撃の対象になってしまうため、幾ら現場記者が記事にしても、上層部がカットしてしまうそうです。
この点について河井氏は特にコメントはしませんでしたが、弁護団が依頼した法医鑑定などの翌日はメディアは殆ど報じない一方で、被告人質問など翌日は洪水のように報道されることだけは事実であると仰いました。
ここで、「洪水のように報道される」一例として、昨年9月の集中審理のときの、「私をなめないで戴きたい」のところを執拗に取り立てる、日テレの『ザ・サンデー』が参考資料として放映されました。
これについて、実際に法廷で一部始終を見ていた河井氏は、「相当の脚色」があるとしました。
まず、VTRでは被告が「全てにおいて証明しましょうか!」と怒鳴っているが、実際のセリフは「では、証明します」であり、怒鳴ってもいない。「異例の行動」というアナウンスがあったが、裁判長も制止しない程度の穏やかなものであったとか。(VTRどおりにやったら制止される)一方で、こういう発言をしたことは事実であると言明しました。
その上で河井氏は、弁護団が後日、被告人と接見したところ、被告は反省の弁を述べていたとか。18歳からずっと拘置所に収監され、未熟なまま26歳(07年9月現在)になった被告であるが、反省の弁を述べられる位には成長したようです。
なお、綿井氏がついでに、カメラアングルに噛みつきました。
件のVTRでは、全ての視点が裁判長からの視点で撮影されていましたが、記者を含めた傍聴者は全員、被告人の背中しか見えないはずなので、一体、あのVTRにおける目を剥いた表情はどうやって「再現」したんだろう、とのことです。
一見してどうでもいいことですが、こういうセコイ印象操作の積み重ねで今の被告の劣勢が形作られ、どっかのだれかさんはそれに便乗して言いたい放題言っているので、この事件の裁判においては、こういう印象操作こそ、見逃すことが出来ません。
ここで10分間の休憩に入りました。
休憩時間中、何人かの参加者が綿井・河井両氏へ要望などを伝えていたらしく、休憩時間後は、所謂「不謹慎な手紙」について話が及びました。こういう、参加者の要望で色々と話が聞けるのが「トークショー」の良いところなのですが、結局、強姦の計画性の有無については、話すのを忘れてしまったようですね。。。
続きは、日曜日に取材に行く関係で、今晩徹夜で書きますね☆
でもその前にちょっと一服。。。(←この「一服」が厄介者)
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