当ブログは移転しました。詳細はこちらに掲載してありますので、ご参照ください。

2008年05月30日

携帯メール依存と群れる心理

 皆様、ご無沙汰しております。まだ生きてますよ(*゚ー゚)b

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=503125&media_id=10
 なぜ、携帯電話を持つ小中学生が出会い系サイトに走るのか? 中2の6人に1人が1日に51通以上のメールをやりとりしている。日本PTA全国協議会の調査でそんな結果が出た。「携帯メール依存」が子供たちの心をむしばんでいるからだ。

 ウチらの間では、『メールは3分以内で必ず返す』という決まりがある。もし守らないと、『アイツは使えない』と仲間外れにされちゃう。だから、トイレにいても授業中でもメールは絶対に“即レス”する」

 都内の公立中に通うA子(14)は言う。

 B子(13)が通う千葉の公立中では、「メールのやりとりは自分の返信で終わらせる」という仲間内の“オキテ”があるらしい。

「お互いに『自分の返信で終わらせなきゃ』って思ってるから、朝までず〜っとメールを続けちゃう。向こうが『お休み』ってメールを終わらせようとしても、こっちから返信しないと、『シカトされた』って嫌われるかもしれない。『親がうるさいから』とか言い訳できればいいけど、黙ってオキテを破ったせいで、イジメの標的にされちゃったコもいるし……」

“51通”どころじゃ済まなくなる。若者の“生態”に詳しいジャーナリストの田代篤氏はこう言う。

「仲間外れやイジメに対する恐怖心が、メールに駆り立てているわけです。友達に嫌われたくない一心で、だんだん携帯メール依存になっていく。5分、10分返信がないだけで落ち込み、1分、2分ごとに新着メールの問い合わせをしないと不安になるコもいる。一方で“携帯デコメ絵文字”をいっぱい持っているコが、クラスの人気者になったりする。携帯メールに死に物狂いになるわけで、授業なんてそっちのけです」

●中2の4人に1人「返信がないと不安」
 携帯メール依存が高じるとどうなるか。睡眠不足で体調を崩す、成績が下がるだけでは済まされない。

「返事がなくなるのが怖くなって、誰でもいいからメル友をつくろうと出会い系サイトに走る。そのうち、マメに返信してくれる見ず知らずの相手になびくようになる。そこから性犯罪などに巻き込まれていくのです」(田代篤氏=前出)

 ほとんどビョーキだ。

 日本PTA全国協議会の調査によると、中2の10人に1人以上が「会ったことのないメル友が5人以上いる」、2人に1人が「深夜でもかまわずメールのやりとりをする」と回答。4人に1人は「返信がないととても不安」に感じ、5人に1人が「食事中でも(携帯電話を)手放せない」という。根は深い。

●ケータイを取り上げると暴力を振るい始める
 メールの返事がすぐに来ないとイライラする、落ち着かずに立ち上がってウロウロしたり。それはもう禁断症状だ。アルコール依存症などと同じ“病気”だ。

「ひどくなると、返事が来ないだけでケータイを壊したりする。親がケータイを取り上げると、暴力を振るい始める場合もあります」と話すのは、町沢メンタルクリニック院長の町沢静夫氏。

 四六時中、テレビゲームをやり続ける「ゲーム依存」は不登校になるなど、目に見える形で表れるが、携帯メール依存は学校を休むわけでもない。本人も家族もそれと気づきにくいから厄介だ。

「何かに依存するのは、精神的に未熟で自立できず、孤独に弱いタイプ、つまり寂しがり屋です。子供が依存しやすいのは当然で、幼いうちから携帯メールを始めると、それだけ習慣化しやすく、依存も深まりやすい。親子の会話がなくてメール依存になる、逆に、友達同士でメールを続けているうちに家庭内で孤立し、依存が加速していくケースもあります」(町沢氏)

 メールでしかコミュニケーションが取れないような“いびつ”な大人になっていく……。

 すぐにケータイを取り上げるのが難しいのであれば、「時間や料金で一定のルールを設け、徐々に減らすように仕向けていく。それでダメなら、もう取り上げるしかないでしょう」と、町沢氏はアドバイスする。

 もっとも、最近はメール依存の主婦も目立つという。精神的に未熟で、孤独に弱い大人が増えたせいだ。母子揃ってでは対処するのも大変だ。


●ちなみに…
 政府の教育再生懇談会は、6月初めにまとめる報告書に、小中学生の携帯電話の使用制限を盛り込む方針だ。小中学生になるべく携帯電話を持たせないように保護者らに促すらしいが、「イマドキの親が素直に聞くか疑問」(文科省関係者)。ケータイの機能を通話と居場所チェックに限定するという話もあるが……。
 むしろこれこそ本来の日本人像だとおもうんですがねぇ。とにかく群れる。集団の中にいないと安心できない。そして、「集団の和を乱すもの」に対して示す極端な攻撃性。「黙ってオキテを破ったせいで、イジメの標的にされちゃったコ」なんてのは、その具現化ですわな。

 この辺については、裁判関係ともかなり密接に関わる問題なので、もっと深く追究したいところですが、なかなか時間がねぇ(´・ω・`)
posted by s19171107 at 22:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「いじめられる方にも責任がある」という手合いは時々見かけますが、メールの返信が遅れたくらいで標的にされては、正直たまったもんではありませんね。確かにこれは、最近の小中学生や母親に限った話ではなく、元からの(日本人)社会の問題かもしれません。
Posted by amanoiwato at 2008年06月19日 19:14
コメントありがとうございます。

 そうですね。集団の和を乱すものに対する強烈な攻撃性、あるいは、常に誰かを生贄にして攻撃したいという黒い欲望、日本人に特徴的な二つが同時に発生にしたものかもしれません。

 昨今の「厳罰傾向」も、突き詰めると根底には携帯メール問題と全く同じものがあるんでしょうね。なるほどなるほど。。。

となると、『「携帯メール依存」が子供たちの心をむしばんでいるからだ』などという分析は表面を嘗めているに過ぎない、浅い分析ということになりますな。
Posted by s19171107@管理人 at 2008年07月05日 13:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。