当ブログは移転しました。詳細はこちらに掲載してありますので、ご参照ください。

2008年05月03日

「憲法」という存在そのものの危機

 当ブログにおいては、自分でも良く分からないのですが、昨秋あたりから、「感情屋習性研究」を中心とした刑法関係と「改憲派論理研究」を中心とした憲法関係の記事を書くことが増えてまいり、その過程で、特に刑事裁判関係の「世論」の中に、法律を専門的に勉強したことが全く無い私でさえも「えっ、それは違うでしょ」といいたくなるようなものを数多く見、そしてその中から「選りすぐり」のものをご紹介してまいりました。

 しかし、今回ご紹介する「世論」は、今までとは一味違います。今まで当ブログにてご紹介してきた「世論」は、感情的になりすぎる余り、条文の本来の狙いとか、あるいは、厳格すぎる立法によって生じうる逆効果についての考察が不十分であるものが主体でしたが、今回は法律そのものの意義までも否定視するものであります。

 今回の「世論」の元ネタは、以下の記事です。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080420k0000m040074000c.html
イラク活動違憲:「関係ねえ」発言で防衛省に抗議文 原告
 航空自衛隊のイラクでの活動の一部を違憲とした名古屋高裁判決を巡り、航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長が、お笑いタレントの流行語を引用して「私が心境を代弁すれば『そんなの関係ねえ』という状況だ」と発言したことについて、原告団は19日、防衛省に抗議文を送付した。近く田母神氏に面談を申し入れるという。

 抗議文は「発言は憲法を無視してイラク派兵を強行し続けている政府や防衛省の『本音』を端的に示したものであり、『憲法なんて関係ねえ』と述べたに等しい」と指摘している。

 原告団は、元文部科学相の中山成彬衆院議員が18日、「問題のある裁判長で、変な判決だった。3月末で辞め『最後っぺ』(おなら)を出したようなものだ」などと語った件でも、中山議員に抗議文を送るという。【大場弘行】

毎日新聞 2008年4月19日 21時18分
 それでは、ご覧ください。
イラクでの兵員輸送にしろ、インド洋の給油にしろ、作戦行動の後に違憲とされていたら、自衛隊は何もできなくなる。
そして、補給活動を自国の都合で勝手に止めたら、最悪、前線で戦う他国の部隊が全滅する可能性もある。
現場を預かる防衛省が「憲法9条など関係ない」ときれたとしても仕方がないことをしていると思う。
とにかく、軍事行動を一度やると決めた後は、憲法9条違反などという死んでいる法律を根拠に止めてはならないと思う。
 どこから突っ込んでよいのか分からなくなるほど、法律とか憲法ってものについての理解が根本的にズレている「世論」であります。

 以前、何で読んだのかは忘れましたが、日本人にとっての「法律」というのは、「一応定められているもの」であって、必ずしも常に適用しなくてはならないものではない、という意識が否定できない、という話を聞いたことがあります。

 もちろん、本来の法律というものは、そんなものではなく、まして「法律の法律」たる憲法について「一応定められているもの」という認識を持つことは、「現代国家」は勿論こと「近代国家」ですら許されないことでありますが、今回ご紹介した「世論」を見る限り、やはり「一応定められているもの」という意識を持っている方もいらっしゃるようです。

 本日は5月3日、憲法記念日です。昨今は民間での憲法論議が何だか盛んだとか、隣のオジサマが読んでいた朝日新聞に書いてあったのを、本当にチラッとだけ見ました。私は自身が護憲派であるということを以前から明らかにしておりますゆえ、これらの憲法論議には当然、護憲派として参加するものであり、基本的に改憲派の方々とは対立する立場に立つものと自認しておりますが、今回ご紹介したように、そもそも憲法に対する認識からして誤っている方に対しては、所謂「護憲派」「改憲派」の枠を超えて、憲法という存在そのものを守るという意味での「護憲」運動を展開したいと思います。ご協力ください。
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2008年03月19日

改憲派論理研究:「非武装中立派」は護憲陣営の多数派ではないことをやっと分かってくれたらしい

 当ブログにて昨年10月から進めてきた「改憲派論理研究」シリーズに際してヲチしてきた討論会場では、私は繰り返し繰り返し「非武装中立平和主義者は護憲派であるが、護憲派は非武装中立平和主義者であるとは限らない」と主張してまいりました。しかし、1月11日の記事などでも書いたように、何度言っても改憲派論客の皆様は分かってくれず、今年も年初から、「自衛隊を解散せよ」系の護憲論者は護憲陣営の多数派かどうかという議題で、非・非武装平和主義の護憲派論客と改憲派論客が自身の実感(=客観的根拠無し)をもとに繰り広げてきていました。

 これらの討議は本当にくだらなすぎるので、この場においては取り上げませんが、この議題について数値資料を投下したところ、やっと改憲派論客の方も、「非武装中立平和主義者は護憲派であるが、護憲派は非武装中立平和主義者であるとは限らない」ということをご理解いただけました。

42 s19171107
 「"9条実現"や"軍隊をなくす"系の護憲派」、私が「社民党型護憲派」と読んでいる連中は護憲派の多数派がどうかという論点に関して。
 双方とも、「実感」と「経験」をもとに話しているおり、一行に平行線なので、数値資料を燃料として投下いたします。

 「マガジン9条」という、まさに「社民党型」な方々が2年前に行ったネットアンケートです。
http://www.magazine9.jp/vote/index.html
 ちょっと選択肢が悪い気もしますが、このうち、選択肢4は「現状支持」、選択肢5は「自衛隊解散」、選択肢6は「憲法はそのままに最小限の抵抗力を保持する」であります。日本共産党の見解なんかは選択肢6に近いんじゃないですかね。便宜上、「共産党型護憲派」と呼ばせてもらいます。

 さて、今、その存在について討論している所謂「社民党型」は、選択肢5に当てはまるかと思いますが、この統計上では、「社民党型」は「共産党型」の65%くらいなので、私としては「社民党型」が一定数いることは紛れも無い事実ですが、それが多数派であるとは言いがたいと思っています。
48 改憲派論客
s19171107 さん>

 とある護憲派コミュに資料をお見せしたところ、計算すると護憲派の三分の一が「非武装中立」支持者ではないかと反撃されました。

 やはり護憲派にはある程度の非武装中立論者が多いようです。

 私にはとても理解できませんが。
50 s19171107
>>48さん
 お久しぶりです。
 そうですね。1705/(499+1705+2552)*100≒35.8ですね。65%って私は一体何の計算をしてたんでしょwwwwサッパリ覚えてません。
 まあ、結論としては「一定数いるのは確かだが、多数派とは言い切れない」というのに変わりありませんが。
51 s19171107
 あ、65%って何の65%か分かったww
選択肢6(「共産党系護憲派」)を基準としたときの、選択肢5(「社民党系護憲派」)の割合ですね、これは。そうじゃないと数字が合わない。

 >>50にて改めて算出した「35.8」といのは、護憲派全体(選択肢4+選択肢5+選択肢6)を基準としたときの選択肢5の割合。

 数字的にはどちらも間違ってはいませんが、資料としては>>50の方が妥当でしょうね。
 ちょっと計算の仕方がまずかったですが、結論は同じなので気にしないw

 まあそういうわけで、昨年10月から一貫して主張してきた、「非武装中立平和主義者は護憲派であるが、護憲派は非武装中立平和主義者であるとは限らない」という私の持論については、やっとご理解いただけたようです。実際は全体の3割強に過ぎないのに、あんだけ大々的に「護憲派は丸腰志向!」と言いふらしてしまったんだから、誤りを認めざるをえなくても、「やはり護憲派にはある程度の非武装中立論者が多いようです。」と書かざるを得ないよね☆

 2chなどでは、昨今話題のチベット問題に関連して、改憲派が中心になって護憲派サイトなどへの突撃が繰り返されていることは、以前の記事でご紹介しましたが、当シリーズの討論会場については、私をはじめとした数人の非・非武装平和主義の護憲派による積極的な言論活動の成果か、改憲派による嫌がらせはまだ受けていません。恐らく今後も来ないでしょうし、もしノコノコとやってきて「非武装では中共に対抗できない」と口走っても、「誰も非武装にしろなんて言っていない」と反論しますし、「殆どの護憲派は丸腰志向じゃないか」と反論されても、今回ご紹介した数値資料を挙げて更に反論する所存です。

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http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/BLOGINDEX/kaikenha-ronri.html
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2008年01月21日

給油貢納

http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/politics/CO2008011901000559.html
 新テロ対策特別措置法に基づく海上自衛隊のインド洋での給油活動について、日本政府が要求した使途の検証の明文化を米政府が拒み、給油に関する取り決め文書である日米の交換公文に盛り込まれないことが19日、分かった。米側は「作戦行動に影響を及ぼし、現場の負担になる。決して受け入れられない」とはねつけた。日米関係筋が明らかにした。燃料の使途限定が有名無実になるとの批判が出そうだ。
燃料の使途限定が有名無実になるとの批判が出そうだ
そもそもアメリカは、使途を限定する気なんて無いわけで。

http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/article.aspx?id=20080104000024
 米政府が新テロ対策特別措置法案の1月成立を前提に、海上自衛隊によるインド洋での給油対象について、テロリスト海上阻止活動に参加の艦船に限定する日本の条件の明文化を拒否していることが分かった。米側は給油に関する取り決めの交換公文をめぐる調整で「活動の制約は絶対に受け入れられない」と伝達した。複数の日米関係筋が3日、明らかにした。

 政府、与党は活動再開の根拠となる同法案を憲法規定に基づき、1月中旬に衆院で再議決し成立させる方針。米側の強硬な姿勢を受け、日本側は条件の明示を断念せざるを得ない状況だ。

 日本側は「明示しないことが米側の自由な使用にはつながらない」(政府筋)とみているが、提供燃料のイラク戦争転用疑惑が日本国内で問題化した経緯もあり、来週の再開国会で論議を呼びそうだ。
 アメリカにしてみれば、もらったもんをどう使おうと勝手だけど、日本にしてみれば、名目を定めて譲渡したものを名目外に使われるのは、よくない。
 にもかかわらず、給油を継続するとは、日本の対米追従ぶりが良く分かりますな。

 しかしまあ、日本は憲法解釈を捻じ曲げてまでアメリカへラブコールをしているのに、つれないねぇ。散々貢いで切り捨てられるのが目に見えるよ。
posted by s19171107 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 憲法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月16日

改憲派論理研究:パッと見「差」が分からなくなってきたが、根底の部分において大きな違いがある

某所での討論は移動の混乱が収まり、また最近、にわかに参加するようになってきた、所謂「自衛隊は違憲だから解散」系の護憲派の方が、ここ数日いらっしゃらないもんで、やっと落ち着いた討論になってきました。

そして、最近また、「非武装中立平和主義の立場をとらない護憲派」と「改憲派」の論理の違いというのが見えなくなってきました。
戦争反対で、軍隊を持たないというのは人類史上、みんなが持つ夢です。
何千年も世界中で考えられてきて、いまだに成し遂げられていない途方もない夢です。

月に行くよりも、空を飛ぶよりも難しいってことですね。

私も戦争は反対ですが、近所の国がああだとどうしても防衛力は必要かと思います。
外国と戦争をしなくたって、テロリストに対応するのには軍隊は必要だと思うんですよね。
警察の豆鉄砲じゃテロリストの装備には勝てません。

だから、
・9条1項はそのまま
・自衛と国際平和活動のための戦力は持つ
・出動の要件は法律で定める

これでいいんじゃないかとも思うんですよね。
改憲派 : 軍事力が高ければ攻めてこない。もっと軍拡するべきだ。

→軍事力が高ければ侵略行為をあきらめさせる効果は大きい。ただし、軍拡を進めれば現在の税率では軍事力を維持する事は難しいだろう。軍事力は現行のまま9条を改憲し、侵略行為に対しては毅然として報復すべき。そういう姿勢なくば領土問題のみならずどこまでもつけこまれるだけだ。


護憲派 : 軍事力で攻めてこない保証はできない。軍縮を進めて世界的な平和を目指すべき

→これはだいぶ現実に沿った護憲派の意見。多くは軍を持つこと自体違憲とする護憲派が多い。軍縮自体は別に問題はないと多くの改憲派も考えている人が多い。無駄を省き質の向上を目指せば軍縮は可能だからだ。問題は9条の足かせだ。これがある為に軍としての正常な行動に歯止めがかかり過ぎている。自然権としての戦闘もできない。外交にも悪影響を与える。
以前の記事でも、この手の改憲派言説を取り上げて分析しましたが、やはり改憲派の皆さんは純粋な気持ちで国防について考えていらっしゃるのでしょう。しかし、現在の改憲論議はアメリカの要求が深く絡んでいるため、現状での改憲策動への支持は、たとえ自衛隊を専守防衛のための軍事組織として正式に認めたいが故の支持であっても、その支持の意義は自衛隊の立場の法的定義づけには止まらない可能性が高いという論点、軍隊というのは本質的に厄介な存在であるため、できる限りの「歯止め」を規定する必要があり、その「歯止め」は、やはり「硬性憲法」という、そう簡単には変えられない国家の最高法規にも概要(すなわち、専守防衛だけに限るか、国連議決に伴う行動も良しとするか、はたまた二国条約程度でも良しとするか)だけでも明示しておく必要があるのではないかという論点に対する認識が護憲派に比べて薄いがために、「現状でも改憲派」「出動要件は憲法規定ではなく一般法で十分」という立場なのかもしれません。


では、こういう思考に至るのは何故なのか、これに関してはチュチェ96年11月10日づけの日記にて一応の分析をしてあります。すなわち、同日の日記において収録した改憲派の言説に対して、「民主主義」の国家社会を「共同体」的なものとして捉えているのではないかと指摘し、更に「もしこの討論における改憲派論客が、共同体的民主主義、すなわち「民主国家」を「一つの大家族」くらいに思っているとしたら、自国の軍事組織の暴走に対する危機感の低さも納得できますね。」と書いたとおりです。

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2008年01月11日

改憲派論理研究:頼むから人の話をちゃんと聞いてくれ

久々の討論かと思ったら、また同じこと繰り返しています。
976
改憲派も護憲派も戦争を起こさないって考え方は同じなのですが、実現手法が違うんですよね。たぶん

護憲派 : 丸腰なら攻めてこない。そんなひどい国は無い (外国性善説)
改憲派 : 攻めてこない保証はできない、防衛力を憲法に明示して保持すべき(外国性悪説)

どっちが現実的なのでしょう?
 たしかに、こういう護憲派はいますけど、あそこにおいて私、以下3つのことを少なくとも2回ずつは書いたと思いますが。
非武装中立平和主義の考えを持つ人は護憲派であることは間違いないでしょうが、護憲派だからと言って、非武装中立平和主義の考えを持つかと言うと、必ずしもそうではないのでは。(勿論、彼らが考えている『持つべき軍事力』の程度の違いは色々ありましょうけど)
自分は、自衛隊については現状では必要不可欠であると認識していますが、その自衛隊による軍事活動が際限なく行われないようにするための歯止めの一つとして、9条の存在を肯定的に捉えています。
現状での改憲策動への賛同が、自衛隊を国防のためだけの軍隊として法的に認めることだけに止まるかどうか、特に米国などの圧力により変なことにならないか今ひとつ不安であるがために、現状での改憲には慎重な態度であります。
 本当に人の話を聞いていないのでしょうか。1000書き込み近く、護憲派陣営相手に直接やりとりしているのに、全く進歩してないですね。あるいは以前から考察しているように、護憲派は非武装絶対平和主義者じゃないと都合が悪いから、あえて無視しているのでしょうか。私の論理が頓珍漢過ぎるという可能性もありますが、もしそうなら、それこそ鬼の首を取ったように騒ぐはずなのに、実際は騒がないどころか、チュチェ96年12月31日の研究記事において収録した改憲派論客の書き込みにいたっては、改憲派(今回取り上げた>>976の改憲派とはHNが別)のほうからも一定の理解を得られたようなので、少なくとも改憲派陣営にとって、全く取るに足らない言説ではなさそうです。

一応、以下のように返信しておきましたが、書き込み制限数を越えて、次の討論会場に移ったドサクサに紛れて、またも無視されました。
998
>>976さん
>護憲派 : 丸腰なら攻めてこない。そんなひどい国は無い (外国性善説)
ついでに>>935にて私が申し上げた要素+「対米自立と自主的且つ戦略的外交力をつけることが最優先」という観点も追加していただけると幸いです。

私は自身は護憲派に分類されると考えておりますが、歴史的に見ると、いくら「止むに止まれぬ」とはいえ、最大の貿易相手国であり、当時世界トップクラスの工業国であった米国に銃を向けた戦前日本のような、いろんな意味ですげえ国もありますゆえ、「丸腰なら攻めてこない」という認識は持っていません。
参考:>>935の書き込み
935
私自身は改憲そのものは嫌ではありませんし、ここの論議を通して、むしろ自分は広義の改憲派かもしれないと思うようになってきた次第であります。しかし、現状での改憲策動への賛同が、自衛隊を国防のためだけの軍隊として法的に認めることだけに止まるかどうか、特に米国などの圧力により変なことにならないか今ひとつ不安であるがために、現状での改憲には慎重な態度であります。そういう意味では護憲の立場を取っています。


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2007年12月31日

改憲派論理研究:改憲派も認めざるを得ないらしい

11月23日の記事にて、改憲派による、1000書き込み近いやりとりの全てを振り出しに戻す発言に対して、無気力ながら反論を書きました。それに対する返答が戻って来ましたので、収録します。

936
s19171107 さん

> 現状での改憲策動への賛同が、自衛隊を国防のためだけの軍隊として法的に認めることだけに止まるかどうか、特に米国などの圧力により変なことにならないか今ひとつ不安であるがために、現状での改憲には慎重な態度であります。そういう意味では護憲の立場を取っています。


 実際に自衛隊員は戦場にいくのですからね。戦場にいくのであれば 少なくとも大儀名文と国家を背負うだけの理由が欲しいです。 政争の具になって 死んではほしくない。

 これから先の日本は 当然 冷戦構造のときの日本とは違うものになっていかなければいけない。 今の日本の力を維持発展させる為には、アメリカとも 利益の反することをうまく切り抜けなければならない。

 ここを考えるとき、日本のおかれた地理的条件がまずうかびます。
 アメリカ、中国、ロシア この世界3大覇権国家に囲まれているのが日本です。しかも、日本は今でも世界2位の経済大国です。 3大覇権国でなくとも 様々な国が 日本に複雑に絡んできています。

 もう一つ、中国、インド等の発展 石油の生産量の減少(?)により 資源の争奪が起きている資源は鉱物資源と食料です。 この資源を日本は確保する必要がある。

 また、日本国内での日本文化というか日本の社会を維持発展させていかなければいけない。 アメリカの圧力による 市場の無選別な開放というのは 日本社会と文化を崩壊させる。 国際協調は必要だが 無差別な市場開放は 非常に問題だとおもう。

 確かに、今の日本人も政治家も 自国の軍隊を戦場にやる。ということの意味を 考えていないとおもう。 国の為に命を危険にさらせて頑張ってこい。 という以上 おくる国民にも覚悟がいる。 靖国に総理大臣が堂々と参拝できない状況で 戦場に自衛隊員を送っているのが今の日本だ。

 s19171107 さんの懸念することは 良く分ります。 しかし このままでは来るべき 争奪競争、覇権国の争いに 無駄に巻き込まれる。時間がない。 

 外交というのは 力と力の激突です。 真摯な話し合いの背景には 下手なことしたら ただじゃあすまないぞ。という緊張感がなければいけない。 政治家の一言一言は国民の命がかかっている。 究極な事ですが アメリカが没落しようとも 日本は生き延びなければいけない。そう考えます。アメリカを助けることはある程度は賛成ですが、アメリカに巻き込まれて一緒に沈むのは御免です。

 日本は 真の独立をしなければ、この先も 覇権国家にいいように利用される。 次のアメリカ大統領の第一候補は クリントンです。 日本は地に足をつけていなければ いけないのです。 その為にも 軍隊が必要です。 侵略しようというのではない。  軍隊をもち 中国大陸を侵略しようと考える人なんていません。
対する当方の返答
942
>>936さん
>このままでは来るべき 争奪競争、覇権国の争いに 無駄に巻き込まれる。時間がない。

同感です。
一刻も早い、外交的な対米自立が、まず求められるものと思います。
返答来ませんでした。
日本の真の独立・自主外交が、改憲より先決であり、自主外交なき改憲は一層の対米追従でしかないという護憲派の主張を認めざるを得ないということでしょうか。

思わぬところで改憲派にとって指摘されたくないポイントが顕になりました。

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2007年12月08日

改憲派論理研究:治安維持法

 随分前に、予告しておいた、治安維持法関係の討論抜粋してご紹介します。

 本当は、ある程度、話に区切りがついたら抜粋しようと思っていたのですが、討論参加者の護憲派論客が、治安維持法を擁護する改憲派陣営のキチガイ論理が嫌になったのか、もう2週間近く討論が中断しています。たぶんもう、この討論は続かないと思うので、見切り発車で抜粋掲載します。

なお、今後また動きがあれば、また追加でご紹介する所存です。

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2007年11月23日

改憲派論理研究:あほらしくなってきた

以下の書き込みを見て、ここ2ヶ月ほど、ほぼ毎日のように動向を見守り、反論し、定期的に書き込みを抜粋してきた一連の行動があほらしくなってきた。
914
ナがーークなってしまったので 護憲派の人たちに もう一度聞きたいのですけど 9条改正して 軍隊をもつことが 何故 嫌なのですか?
今までの反論はなんだったのかと思う書き込み。相当に分かりやすい言葉遣いとクレーマー対応マニュアルを参考にした「相手を怒らせない説得調の書き方」を努めてきたのに、まったく通じていなかったようです。

一応、めげずに返答。
935
私自身は改憲そのものは嫌ではありませんし、ここの論議を通して、むしろ自分は広義の改憲派かもしれないと思うようになってきた次第であります。しかし、現状での改憲策動への賛同が、自衛隊を国防のためだけの軍隊として法的に認めることだけに止まるかどうか、特に米国などの圧力により変なことにならないか今ひとつ不安であるがために、現状での改憲には慎重な態度であります。そういう意味では護憲の立場を取っています。
ぶっちゃけ、広義の改憲派かもしれないというのは、かなりの誇張だけど、私の脳内改憲派と現実の改憲派の論理のギャップには「意外だなぁ ちょっと認識の共通点あるかも」と思ったのは事実。

しかし、なんか虚しいなあ。
今までの合計935の書き込みを読み返して、私のように書き込み抜粋をすれば、多分見えてくるはずだけどねぇ。。。

一応、あと65書き込みで1000書き込みを突破し、書き込みできなくなります。
継続討論になるかは不明ですが、今後もめげずに反論と書き込み抜粋を続けてゆく方針です。

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2007年11月17日

改憲派論理研究:在日認定

きました。在日認定。
ある護憲派論客が、わざわざ挑発のためか、竹島のことを「独島(竹島)」と呼称していました。長いこと改憲派論客も言葉遣いについては枝葉でしかないのでスルーしてきました(彼ら、読解力ないし脳内護憲派とのシャドーボクシングばかりやる頭の残念な方たちだけど、枝葉をスルーする姿勢は評価する)が、討論が行き詰まったために、ついに伝家の宝刀・在日認定で乗り切ろうとしはじめました。

823
あなたの正体が在日であることは、もう明白ですけどね・・・。
特に独島(竹島)という発言から・・・。
 すばらしい。苦境打開のための在日認定なんて余りに古典的過ぎて、むしろ最近はお目にかからなかったくらいです。それを、よもや護憲改憲討論という、ウヨサヨ討論とはまた別の討論においてお目にかかれるとは。。。改憲派論客の絶望的なまでの読解力の無さにめげずに粘着してきた甲斐があります。

しかしまあ、この改憲派論客、典型的なネトウヨ型思考回路でおもしろいのなんのって。
あなたは何か外国人、特に日本との間に問題のある国の人たちには、特別な偏見を持っていて、彼らは全て、あなたにとって「自分に明らかに危害を加えようとする人」なのだと信じているのですか?

あるいは、人種差別主義者なのですか?


→あのーすいません…私はいつそんなことを言いましたか?
人種差別をするなんてもっての他です。
中国人や韓国人は嫌いではありませんが・・・政治的にあのような態度を取られてしまったら自分はそのつもりはなくてもそういう態度を取らざるをえないのでは・・・。
中韓の国内向けパフォーマンスにマジになってるアホ発見www

ちなみに、今度は「治安維持法が必要」という改憲派も登場しました。現在討論が始まったばかりなので、ある程度の分量が溜まり次第、抜粋して記録します。

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2007年11月10日

改憲派論理研究:「民主主義」をめぐる不毛な討論と改憲派による「プロフィール訓詁学」

今度は話が「民主主義」とか「国家と個人の関係」へ。
ここ数日の討論を見ていると、10月9日の記事にて少し触れた、この討論における改憲派論客の、自国の軍事組織の暴走に対する危機感が薄い原因は、どうやら「民主主義」というもの対する認識がちょっと違うからなのではないのかと思えてきました。

今回の参加者
「A」=護憲派、すくなくとも改憲派ではない
「B」「C」=自他共に認める改憲派

721 C
> ただ、みなさんのご主張なさる内容は、かなり微妙な軍備拡大についてであり、また、とても克己精神にあふれた軍隊編成についてのように思えます。はたして、こんな理想的な制御がきちんと実現するでしょうか?暴走しないようにコントロールができるのでしょうか?

 日本は議会制民主主義の国です。国民の支持を取り付けないことには 軍隊の派遣はできませんよ。 選挙というものがあり、国民の支持を得られなければ選挙で当選しません。

(後略)
(途中、話が脱線したため一時討論断絶)
782 A
> 常にね、話題になるのが 個人と公の関係です。 個人と公を切り離すことは不可能なことは Aさんでも同意するでしょう。 

> 「祖国があなたに何をしてくれるかを尋ねてはなりません、あなたが祖国のために何をできるか考えて欲しい」 ケネディの有名な演説ですが、個人の集合体が国家を支えている以上 とても 重要な言葉だとおもいます。


いまだにこういう時代遅れの原理で動いているから、アメリカはダメになるのです。
アメリカの自由は、すでに国家主義の貸付に過ぎませんし、私たちはこんなものを今さらありがたがる必要は全くありません。


ケネディの時代ならいざ知らず現代の状況では、個人の集合(集合体ではない)は、雑多な群集とみなすべきです。

個人が可能な範囲においては、いかなる方向の行動も「有り」のランダムな存在です。

そのランダムな存在をあくまで肯定した上で、全体として社会機構の安定を志向するのが政治というスキルです。

国として例えば経済とか文化とか、少子化の解決とか、こういう方向に行くのが望ましいというのは、それはあるでしょうが、個々人の選択はまったく別の次元の問題なのです。

そこには、確かな「断絶」がなければなりません。それが民主主義の基本中の基本ですから。

「断絶」という事が分かりにくければ、一例をあげましょう。
例えば国としては少子化を解決しようとしている時に、独身主義や子供を持たない主義の夫婦、あるいは全く異性を愛せないという人もいるでしょう。
こういう「非協力」は、当然あって当たり前のものです。
国はいくら少子化を解決して国の将来を明るくしますと言っても、こういう人たちも含んだ雑多な群集が住民なのだという事は、認めなければならないのです。
そこには、国のレベルの方針とここの現実との間の、鋭い亀裂が常時有るのです。
787 B
>Aさん

(Aさんの発言)
そこには、確かな「断絶」がなければなりません。それが民主主義の基本中の基本ですから。 「断絶」という事が分かりにくければ、一例をあげましょう。
例えば国としては少子化を解決しようとしている時に、独身主義や子供を持たない主義の夫婦、あるいは全く異性を愛せないという人もいるでしょう。
こういう「非協力」は、当然あって当たり前のものです。


→民主主義の基本は「良識ある市民の存在」です。なにをもって良識とするかは難しいですが、やはり教育の部分ではないでしょうか。
あなたのいう断絶というのはいわゆる「個人主義」のことでしょうか。
793 A
Bさん

>民主主義の基本は「良識ある市民の存在」です。

民主主義の基本は、契約の成立と遵守、別の言葉でいえば、責任と権限の一致です。

個人的な良識が基本になるような牧歌的な時代では、現代はもはや全くありません。

Cさん

これも的外れの議論です。
システムのことはシステムで解決する以外は解決にならないといっているのです。
そこに、成員の個人的な協力を見積もりに入れてはダメなのです。
非協力であたりまえ、それが前提です。
その前提で舵取りをやるのが、politicsとういスキルです。

国家が何故警察を置き、警察がなぜ犯罪者を逮捕するか。
犯罪者が多くの犯罪行為をやりっぱなしだと、社会が不安定になるからです。
国家にとって個人の福祉はその先にあるにすぎません。
そういう仕様です。
なので当然、個人もそういう仕様を理解して利用すればよいだけです。
795 B
(Aさんの発言)
>「断絶」がなければなりません。それが民主主義の基本中の基本ですから。
>「非協力」は、当然あって当たり前のものです。

(私の発言)
→あなたのいう断絶というのはいわゆる「個人主義」のことでしょうか。


(Aさん)
>民主主義の基本は、契約の成立と遵守、別の言葉でいえば、責任と権限の一致です。 個人的な良識が基本になるような牧歌的な時代では、現代はもはや全くありません。


・・・・・「非協力」があってあたりまえ、でも「契約の成立と遵守、責任と権限の一致」は必要。「個人的な良識は基本にはならない」・・・あの・・・正直言って論理滅茶苦茶なんですけど・・あなたの発言って。

 非協力があって当たり前なら、契約(法治国家のことか?)の成立と遵守が何故必要なんだ?

 単純に法治国家に従い、ある程度の教養と判断能力を持ち政治に参加する市民ならば「良識ある市民」の一言でかたずけてよいのではないでしょうか。

 民主主義の根本は良識ある国民によって支えられるものであることが牧歌的、ようするに時代遅れならば、公の意識を捨て、個人の欲求のままに生きる人々が溢れる世界での民主主義ならば国はうまく運営できるとでも?
798 C
> システムのことはシステムで解決する以外は解決にならないといっているのです。
そこに、成員の個人的な協力を見積もりに入れてはダメなのです。
非協力であたりまえ、それが前提です。
その前提で舵取りをやるのが、politicsとういスキルです。

 なるほど、国家の運営に 国民の協力を当てにしてはいけない。ということですね。

> 国家が何故警察を置き、警察がなぜ犯罪者を逮捕するか。
犯罪者が多くの犯罪行為をやりっぱなしだと、社会が不安定になるからです。

 なるほど、というと やはり 国家権力の必要性は認めているのですね。
 
 まあ、つまり、国家権力は必要だと、しかし、 国家を運営する時個人の協力を当てにしてはいけない。 となると 国家は なにを  根本的に求心力として 運営していったら良いのでしょうか?

 求心力は 必要ないのでしょうか? であれば 公務員。具体的に 警察、消防、自衛隊、海上保安庁など 仕事自体が その個人の命にかかわることもあるのですが、こういった仕事についている人は なのを報酬というか 何を 心にもって 働けばいいのでしょうか?
813 A
国家の運営に成員の協力的アクションを当てにするようなシステムは、絶対に不成功に終わります。

そんなことは、そもそも現実には不可能だからです。群集は、雑多だし、雑多であり続ける権利があるのです。
それを否定するには、北朝鮮のような体制でもしくほか仕方ないでしょう。
ミクロ的にいえば、それぞれの用件を抱えてこなすだけで精一杯なのです。
当然ですね。

卑近な例をあげれば、スーパーのレジ袋一つ、結局なくならないで何年経ちましたか。
これが、現実です。
そして、現実でないべき論をぶってみたり、偉人の功績を文学的に持ち上げても、自己満足にはなるでしょうが、こんな小さな現実ひとつ、実際には変えられないのです。

政治には、そんなものはNOTHINGです。

...

国家と住民というか成員との関係は、本質的に他人の関係でなければなりません。
他人の関係でなければ、契約を交わす意味も、そもそもなくなります。他人の関係だからこそ、契約の遵守が相互を認識する手段になるのです。

たしかに人間の本質そのものは、100年まえも現代もさほど変わっていないと見ることも出来るかもしれません。
でも、人間が自然に対して負う義務は、信じられないくらいに変わっています。
産業の動力化がまず節目で変わり、それ以降も、現代に至ってなおさら、一層重大化する方向にかわりつつあるのです。


歴史の偉人に心酔するのもよいですが、そういう精神論に耽溺しているよりは、目の前にある現実を一つ、拾い上げたほうがよほど役に立ちますよ。


ちなみに歴史を研究するなら、民衆史、生活史も立派な歴史である事をお忘れなく。
うーん、「B」「C」両改憲派論客氏は、どうも「民主主義」を共同体的なものとして捉えているっぽなあ。対してAさんは契約本位の民主主義を前提にしているっぽいから、こりゃ幾ら話し合っても無駄じゃないかな。。。

もしこの討論における改憲派論客が、共同体的民主主義、すなわち「民主国家」を「一つの大家族」くらいに思っているとしたら、自国の軍事組織の暴走に対する危機感の低さも納得できますね。

ちなみに、改憲派論客たちは、この視点が全く理解できないようで、「ただの嫌がらせだろう」とか言い始め、さらに「プロフィール訓詁学」まで始めました。
823
すでに彼は正体がばれているから
面白くないのでしょうな・・・。
余談でした。
824
どういう 正体なんだろうか??

ミクシーのプロフィール見てもらえばなんとなく分ると思うのだけど。
(まあ、どこにも中共が嫌いとか韓国が嫌いとかは書いてないけど。)

日本人で 今の政権の中共や韓国が 好きな日本人も少ないと思いますよ。

僕に 中共が嫌いだ。と 言わせるのが目的なのか??

この議論というのは 他の改憲派の人にも中共や韓国が嫌いだ。というのを言わせるのが議論の目的なのか??

 改憲派と護憲派の 論争ではないのか???

ということは

Aさんは 今の 韓国政府、中共政府を 支持しているのですね。
ということは、チベットというのは Aさんからみたら これは中共の国内問題ですか? なんか Aさんの思想と矛盾しますけど?


市民革命をやりたいのだろうか?? どこに対する市民革命なのか???
日本国家なのか????

で、革命して どのような 国?(国じゃないみたいだから)をつくるのか???
 数の上では改憲派は優勢なので、勢いづいていますが、このシリーズ記事の最初のほうで盛んに取り上げた、改憲派論客による「護憲派=非武装中立平和主義者」という勝手な構図は、護憲派の積極的な反論によって、ほぼ、粉砕されてしまったがために、改憲派としては「彼の正体」だとか「中共支持」みたいな、もはやただの誹謗中傷レベルの書き込みしかできていません。見た目上は優勢ですが、実は劣勢みたいですね。

そういえば、「現在の改憲論議に対するアメリカによる影響」という視点についての討論も数の勢いで無かったことにしましたっけ(参考)。あれ、指摘されたときは凄い答えにくそうでしたね。

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2007年11月08日

改憲派論理研究:根は純粋なんだろうけど、、、

某所より。
あちらが要点を箇条書きにしてくれた。
 で、あなたはどうすればいいとお考えですか?××さんの意見に一生懸命
反対しているみたいですが、あなたからのアイディアを読み取ることができません。

××さんと私の意見の違いは、核武装だけですが基本的に
 ・日本への侵略をためらうに十分な軍備を行う。つまり、攻めてきたらただじゃ済まないぞということをアピールすることで、日本への侵略は割に合わないと思わせる。
  これは、石破防衛大臣と同じ考えです。
  どの程度装備が必要かは、専門家じゃないとよくわかりませんが、個人的には敵の軍事施設を爆撃できるようなステルスの長距離爆撃機(B−2とか)と、ミサイル防衛装備を充実させたイージス艦を数隻必要じゃないかと思います。

 ・そのために必要な軍備を我が国が持つことを、憲法に明記する。

 ・軍が戦争に参加するための要件は、シビリアンコントロールとなるように厳密に法律に明記する。

 ・軍事裁判所を設置し、軍紀の乱れの歯止めとする。

 ・財源は、消費税の増税。国防予算で2%程度増税してもいいんじゃないでしょうか?

  国防だって立派な福利厚生ですよ。前にも書きましたが、知り合いのイスラエル人が言っていた、国を守るために税金を払うのは当たり前だと言っていたのに同意しているからです。
 細かい方策については一部同意しかねる部分もありますが、方向性としては同意します。しかし、私は10月26日の記事においてご紹介した認識を有していますので、やはり現状では護憲派であると明言しておきます。

 現在の改憲論議はアメリカの要求が深く絡んでいるため、現状での改憲策動への支持は、たとえ自衛隊を専守防衛のための軍事組織として正式に認めたいが故の支持であっても、その支持の意義は自衛隊の立場の法的定義づけには止まりません。この改憲派論客氏は、きっと根は純粋な気持ちで国防について考えていらっしゃるのでしょうけど、改憲論議の裏にある重大な点に関する認識が、恐らく欠如されているんでしょうね。詳しくは『中間報告』で論考してみたいです。

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2007年10月29日

改憲派論理研究:改憲派、「攻勢」のつもりが自爆

ある護憲派と改憲派の一対一対決。

今回取り上げるやり取りにおける護憲派論客氏は当ブログでは初めて取り上げる方ですが、対する改憲派論客氏は、この記事で、とんでもない脳内サヨク像を披露した方です。

しかまあ、ホント馬鹿なんじゃないかこの改憲派。

164 護憲派論客
問題は、必要最小限と言いながら実際に戦力をもてば、例えばどこか同盟国で戦争好きな馬鹿が大統領にでもなったら、やっぱりつきあわされる、という事なんです。
それに必ず、拡大したがる人が出てくるものです。
クリントンさんの失脚も、結局軍事費が減り続けたことで、仕掛けられたわけですから。そういう内政面も、いびつになりかねない。

また防衛といっても、程度をすぎれば周辺国には立派な脅威と見られてしまします。それを氷解させるのは至難の業です。相互に突っ張りあいになれば、その地域全域を緊張させてしまいます。そうすればさらに、無駄が無駄を呼ぶ、最低の構図になってしまいます。

だからくれぐれも、身の程を過ぎず、慎重にという事です。

改憲派の人たちの論理は、国の安全を守るというよりは、国益に名を借りた一種の見栄を守りたがっているようにしか思えません。
もういい加減、現在のアジアで存在感を出すとか、そんな力が無いことを認めて、方向転換したらいかがですか。今、内政で金をかけてでもやるべきことは、いくらでもありますよ。

今の日本に見栄を張れる余裕なんかありません
(太字化編集はs19171107による)
621 護憲派論客
生まれる前のことであっても、ちゃんと考えてください。
ソウル市内には、未だに頭の中が突発的にベトナムの戦場にフラッシュバックして、分からなくなってしまう人が居るのです。
東京にもそういう人が居たほうが良かったのですか。
638 改憲派論客
(前略)
あなたはどうして、「日本人に限って」暴走すると決めつけるんですか?
自分の国がそんなに信用できないのですか?100年以上前に生まれた3代前の人たちの罪を
なんで現代の我々若者のリスクにするのでしょうか?
それじゃあまりに、日本人がかわいそうです。

隣に軍事大国と、気違い国家が核ミサイルをこっちに向けてるのに、どうして、丸腰上等で
そんなに能天気でいられるのか教えてほしいです。

やっぱり、中国朝鮮性善説、日本性悪説の前提でしょうか?

(中略)
> 生まれる前のことであっても、ちゃんと考えてください。
> ソウル市内には、未だに頭の中が突発的にベトナムの戦場にフラッシュバックして、分からなくなって
>しまう人が居るのです。

 なんで、街中でファビョる朝鮮人のことを想像せにゃならんのですか?
 きっと、その人は軍紀に反してよっぽどベトナムで極悪非道の限りを尽くしたんでしょうね。
 自業自得です。
 その本人が、強姦とか虐殺とかやったんでしょうね。
647 護憲派論客
>どうして、「日本人に限って」暴走すると決めつけるんですか?
いつ日本人に限って、と言いました? 一度も言ってませんが。
軍隊や軍事産業の暴走と言うのは、ある種の条件がそろえばどこの国でも起きます。

(中略)
>やっぱり、中国朝鮮性善説、日本性悪説の前提でしょうか?
>街中でファビョる朝鮮人
>きっと、その人は軍紀に反してよっぽどベトナムで極悪非道の限りを尽くしたんでしょうね。
あのね、あまり人を偏見で見ると人格を疑われますよ。
戦場での体験が精神異常に繋がるかどうかと言うのは、個人差のある問題で、また体験した状況によっても違います。ただし一定数はそういう人が出るというのは事実のようです。

これは、同じベトナム戦争を闘った米兵でも、同様の体験を手記につづっていた人がいました。

それがどうして、「軍紀に反してよっぽどベトナムで極悪非道の限りを尽くした」なんていう勝手な憶測が出来るのですか。

単純に韓国人に対して優越感を持ちたいだけと違いますか。
友軍である米軍が枯葉剤を散布したところで戦って、四肢が麻痺してしまった人もいるのですよ。
しかも軍事政権時代には、この枯葉剤の被害は否定され続けていたのです。


638に書いてあることは、最初から最後まで全部、でたらめな憶測、勝手な思い込みです。

真理的な優越感を満足させたいのならば、自分の日記かゴミ箱の中でやってください。
648 改憲派論客
>>どうして、「日本人に限って」暴走すると決めつけるんですか?
>いつ日本人に限って、と言いました? 一度も言ってませんが。
>軍隊や軍事産業の暴走と言うのは、ある種の条件がそろえばどこの国でも起きます。
>また、日本の市民は戦後この方、それに対抗力をもっていません。

明確な言葉で入っていませんが、総合的に今までのあなたの発言の行間を読むとそのように言っているようにしかとらえられないのです。
あなたの発言は、中国・韓国・北朝鮮を性善説で考え、日本を性悪説にすると非常に納得がゆくのです。

(中略)
>どうして韓国人にたいしてこういう偏見を持つのですか。

 嫌いだからです。
(あーあ、言っちゃったwなお、太字化編集はs19171107による)
651 護憲派論客
>あなたの発言は、中国・韓国・北朝鮮を性善説で考え、日本を性悪説にすると非常に納得がゆくのです。
それはあなたのイマジネーションに過ぎません。
勝手な憶測です。

(中略)
>>どうして韓国人にたいしてこういう偏見を持つのですか。
>嫌いだからです。
ということはあなたの全発言は、ただの感情論と告白したというわけですね。
けっこうでした!
 憶測と感情本位をうっかり口にしたために、改憲派論客オワタ\(^o^)/
もう何を言っても「お前は憶測と感情論でしか話せないから議論しても無駄」でスルーされちゃうね。

にも関わらず、この改憲派は、なおも「攻勢」しているつもりらしい
653 改憲派論客(懲りもせずに)
誰でもいいですから明確な回答をしてくれませんかねぇ

 「なぜ、日本”だけ”が丸腰でいなければならないのか?」
 このシリーズ記事でも何度も取り上げていますが、このコミュには非武装中立平和主義者は私を含めて一人もいませんので、この質問には返答しようがありません。この改憲派論客氏のやっていることは、大企業の株主総会で「私有財産制を廃止した共産主義社会の素晴らしさを述べよ」と言っているのと同じくらい馬鹿らしく無意味な行為です。

最終的にこの質問には誰も答えないでしょうが、おそらく、ここまで勝手な思考回路をしているこの改憲派論客氏のことですから、勝手に勝利宣言を出すことでしょう。ホント、どこでどう育てば(ry


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2007年10月28日

改憲派論理研究:自身を加えない論理の実に空虚なこと

某所より。
何か話が突然、農業について飛びました。なんでも国防のために農業政策に力を入れろとか。
628
 具体的な軍備に入る前に 解決しておかなければいけないことがあります。

 食料自給率です。 エネルギーもですが こればかりは 日本が解決するには技術の発展しかありません。

 食料自給率 39% です。 まあ、無駄も多いでしょうがね。しかし 農業、漁業のことは 国の安全保障という視点からの 政策が必要だと思います。

 農業のことを言い出すと 大変なことになるでしょうが 国防を考えれば避けては通れません。
632
食料自給率39%です。まあ、無駄も多いでしょうがね。農業、漁業のことは国の安全保障という視点からの政策が必要だと思います。(628)


漁業については経済水域の事が絡むので分かりますが、
農業が国の安全保障という視点からの政策というのがよく分かりません。
輸入が止まった時に備えて自給率100%を目指すと言うことですか?
多少なりとも農業に従事している身として言わさせてもらうならそれはもはや無理です。
現状維持は可能かも知れませんが。
もし100%を目指す事を言っておられるのならその労力、金をシーレーン確保に向けた方が現実的だと思います。
635
> 輸入が止まった時に備えて自給率100%を目指すと言うことですか?
多少なりとも農業に従事している身として言わさせてもらうならそれはもはや無理です。

 私は農業については 全くのど素人です。 しかし、贅沢や無駄を省いたとしても 39%は 酷いのじゃないかと。

 石油が入ってこなくなった時点で 農業もストップするぞ といわれてしまえば そうなのでしょうけど、 いくらなんでも 70%近くには しておくべきかなとおもうんですが?

 政治が悪いから とか 少子化だからとかではなく、 考えられませんか?
641
現在の農業状態になったのは政治のせいや少子化のせいではありません(そりゃ一部はそうですが)。

ではなんでこんな現状になったのか?
農林水産族は大きな影響力をもち、技術進歩は生産者一人あたりの生産量を増やしたのにもかかわらず。
答えは
『国民全体の価値観、意志』です。

これは政治の影響力や技術進歩なんて比べられないほどの巨大な力です。

国民はほとんど意識してないでしょうがね。
二次三次産業に就職したがったり、街中に田畑があればビルを建てた方がいいと思ったり農家はダサイ、田舎人だと思ったり、米ではなくパンやラーメンをよく食べたり・・・。

このコメントを見ている皆さんは心当たり無いですか?
間違いなくあるでしょう。
心の奥底で、無意識のレベルで農業は工業よりも格下思われておられる。
その結果が今の現状です。
団塊の世代が農業をやりたがっていたとしても所詮それはセカンドライフです。
自分達が小さい頃、遊びに帰った時に楽しかった思い出をもう一度と思っているにしか過ぎません。既に農業をやっている者から見れば分かります。
それに農業ではなく林業を見ればわかる事です(農業と林業は大半の人は一緒にやっていたのですが山で子供を遊ばせなかった)
自給率を上げるなら屯田兵制度を再びやるしか無いでしょう。
あなたの考え、心配されていることは痛いほど良く解ります。
でももはや無理です。
国防の視点から見るのであれば自給率を上げるのではなくいかにして輸入を確保するかに軸足を移した方がいいと思います。
642
 我が国の農業政策は、ちょっとねぇ。農家の将来ビジョンをないがしろにしてきた観がございます。我が国農業の未来を正確に捉えてきたんだろうかと疑問に思いますな。誓願は、農業をやっている訳ではございませんが・・・親戚一同が農業関係者ですのでね。大変なんですよ。農業という商売はね。天候や病害虫に生産を左右されますし、都会の若者にいわすれば、汚いし、きついし、儲からないしね。

 楽して、儲けようとすれば、農業は埒外に置かれてしまいます。しかし、農業が生産するものを食べて我々は生きているのは間違いないんでございましてね。これも教育の問題かもしれないが・・・もっともっと、教育界は考えないといけないね。その根本のところが是正されない限り、日本の農業の未来は無いかもよ。シクシク(T_T)/~
643
ありがとうございます。

農業はダサい。 確かに そういう風に考えていた時がありました。

農家というだけで 馬鹿にしたふうな 事をいったり、そういうこともありました。 私の世代は まだ 「お米をのこすと お百姓さんが 丹精こめて作ったものだ、無駄にしたり 粗末にすると目がつぶれるぞ。」 そういったことを聞きながら育ちました。 

決して 遅くないです。 あきらめたら そこで おしまいです。

農業に 将来をかける 若者だって 少ないですが いるでしょう。

教育です。 あきらめずに 農業がいかに大切か すこしずづ 語っていくだけでも いいと思います。 このミクシーをみて 進路を決めかねている 若者が 「農業って何?」 と  そう 考える人がいないとも かぎりません。

 少なくとも、農業は 大切なものなんだ。そういう 事だけでも伝えるでべきす。
ご高言ありがたく賜ったわけですが、「国防の為」の食料自給率向上の意義については触れられましたが、具体的解決策を教育の問題に帰結させてしまいました(より高い利益を常に追求する人間の本性を、教育で改造できれば、旧共産圏はもうちょっと豊かだったはず)。また、その自給率向上に自身が貢献しようという意気込みを感じることは出来ませんでした。要するに、ワイドショーなんかに出てくる「評論家」とかいうのと同じく、他人任せの口先だけってやつです。
(ちなみに、意地悪な指摘をすれば、最初に言っていた「技術の発展しかありません」が、最後の書き込みでは触れられていなかったけど、あれは如何したの?)

よく、ネトウヨの論理には自分自身が加えられていないという指摘がなされます。前掲の方はネトウヨであるかは分かりません(改憲派であることは確かですが)が、ネトウヨ型の思考回路をしていることは間違いないでしょう。

こういう、自分自身を加えずに論理展開している方々が、更に脳内サヨク・脳内護憲派を前提に改憲を主張しているのです。このような自身を加えない論理展開をする人々の改憲論議は実に空虚に感じます。

そして、我々護憲派はこういう連中と論議しているわけです。26日の記事にて取り上げた、アメリカが与えている改憲論議への影響力の深さに関する護憲派から改憲派への質問は、2日たった現在でさえ、納得行く返答を頂いておりません。

こうして今まで書いてきた記事を読み返すと、このシリーズ記事を通して分析を試みてきた「改憲派の論理」というのが少しずつ見えてきた気がします。ちょうど私の本業のほうも忙しくなってき、ブログ更新に時間が割けなくなってきましたので、近いうちに一度、「改憲派の論理・中間報告」のようなものを執筆しようと思っております。

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posted by s19171107 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 憲法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月26日

改憲派論理研究:アメリカが与えている改憲論議への影響力の深さはタブー?

いつもの某所より。

某所における護憲派陣営の改憲論議に対する認識は、「現在の改憲論議はアメリカの要求が深く絡んでおるため、現状での改憲策動への支持は、たとえ自衛隊を専守防衛のための軍事組織として正式に認めたいが故の支持であっても、その支持の意義は自衛隊の立場の法的定義づけには止まらないから危険」というものです。
534 A
僕は、今の政府与党が進める改憲には、絶対反対の立場です。

なぜなら、今の改憲論というのは、国民多数の要望で始まった事では、ないという事が、まず第一点。

次に、改憲は間違いなくアメリカと共に戦争する国にするというのが、第一の目的であるという事です。

これは、安倍氏も自らが明言されています。

だからこそ、Bさんの発言は矛盾していると思うんですよ。

あなたは、家族を守るためには国防をしっかりしなければ的な発言を、しますが現実の政府はアジアの脅威に備えて改憲なんて一言も言ってないんですよ。


"アメリカと共に戦争する"

これが、最大の焦点です。では、アメリカの戦争はどんなものか?

それは、イラク戦争みたいな侵略戦争です。もう、アメリカはイランを次の標的にしてますよね?

Bさんは、この現実をどのように考えますか?

家族を守るために一番の方法は、戦争を起こさない事が一番なわけです。しかし、アメリカは次に起こす戦争では、日本の自衛隊にも戦ってくれと言って来ているわけです。根拠を示して欲しいなら、提示します。

こんなアメリカの野蛮な戦争に荷担すれば、世界が日本を敵視するのは当たり前です。

それで、"自衛のため"という論理は本末転倒というものです。
571 s19171107
Aさん
すいません、Aさんは護憲の同志ですので、その護憲論についてはある程度、理解できていると思うのですが、念のための確認をさせてください。

>>534についてです。
要するに仰ろうとしていることは、現状での改憲策動への支持は、その策動の最終目的が自衛隊の立場を法的に明確にすることではなく、アメリカと共に世界中で軍事活動が出来るようにするためであるがゆえに、たとえ自衛隊を専守防衛のための軍事組織として正式に認めたいが故の支持であっても、その支持の意義は自衛隊の立場の法的定義づけには止まらないから危険だ、ということでしょうか。

そうであるならば、私はその認識に同意いたします。

私は、現行9条の持つ法解釈的矛盾などには解決の余地があると思っており、その辺の解決のための部分的改憲については否定はしない立場なのですが、現状に関しては、たとえて言うならば、『部屋の中の空気が悪いから換気したいけど、外は排気ガスや光化学スモッグで淀んでいるから、新鮮な空気と共に余計なものが入ってきて換気にならない。しょうがないから後にしよう。』という認識を持っています。
572 A
s19171107さん、まさに、その通りです。改憲の方々の意見も様々でしょう。しかし、今の改憲の目的は、間違いなくアメリカと共に戦争する国にする事にあるんです。

そのような改憲に反対ならば、思想や立場の違いを超えて、この一点に関して団結し、国民的多数派を作ろうと、僕は思っています。
この点をめぐって改憲派が読解力無いのか読む気ないのか良く分からんけど、変な噛み付き方をしてきたので実況保存。

引用元原文では、参加者同士はお互いHNで呼び合っていますが、ここでは全てを「A」「B」「C」「D」「E」「F」に置き換えてあります。「A」「C」さんは護憲派、「B」「D」「E」「F」の各氏は改憲派です。

「B」さんは以前に正当防衛の話題を自分で持ち出しておきながら、こっちが真面目に答えると話を摩り替えた彼、「D」さんは先日の護憲派の反撃で大混乱に陥って、読解力のなさを露呈してしまった彼です。「F」さんはこのコミュでも指折りの読解力のなさと、勝手な脳内補完でひとりで論議を進める困ったさんです。平易な言葉遣いをしても、こちらの意図を理解してもらえないだなんて、どこでどう育てば(ry

なお、「595 A」というのは、レス番号595番のAさんによるコメントを指します。

590 E
 なんだか、憲法9条を改正するのは、アメリカと一緒に戦争をするためだという極端な議論がなされているようでございますが・・・それは、いかがなものでございましょうねぇ。

 どこをどうとっても、そういう極端な意見に発展する誤解を受けるのは、大変困ります。そんな極端な議論になるなら、国防の議論をしようにも出来ませんのでね。なんでもかんでも全部、アメリカのため・・・という論議になったら、「え〜!どうして・・・」ってなりますからねぇ。

 少し、冷静な議論の展開を望みますねぇ。(^_^)v
595 A
憲法改定が、アメリカと戦争するためというのは、極端な話ではありませんよ。

Cさんが、おっしゃられているように、BさんやEさんは、その事実を認めますか?

ハッキリした文書まであるわけですし、何度も言うように安倍氏、自らが明言されてるわけでしょ?

首相が、変わったからと言って、この目的は変わったわけではありませんからね。


ここまで、明白な事実に疑う余地はないと思います。

だからこそ、国防などは的外れだと思うんです。

日本は、改憲によって「守り」ではなく、「攻め」に変わろうとしているわけですから。
598 B
Aさん

なかなか 前にすすまないので

質問のしかたを変えます。

9条がいまのままで 国は国民の基本的人権を守る義務が果たせますか?

出来るというのならば その理由を教えてください。また自衛隊の戦力や行動基準も今のままで いいのでしょうか?
599 A
Bさん、こちらの質問に答えて頂けますか?


簡単な質問です。憲法改定を要求しているのが、アメリカだという認識はあるんですか?

ただ、その事を聞いているんです。

Eさんは、どうですか?

あなた方の意見ではなしに、事実として認識しているんですか?

と、聞いているだけです。
601 B
> 簡単な質問です。憲法改定を要求しているのが、アメリカだという認識はあるんですか?

 私は アメリカ も 私達も 憲法の改正を望んでいると考えています。

 アメリカが国家として 日本が憲法を改正してほしいという意見をもっているかどうかは わかりません。 もって いたとして 私には あまり 関係の無い事です。

 さて、私の質問にも答えてください。
605 C
ポイントは、単に「改憲」ということではなく、「海外で武力行使するための改憲」であるかどうかということでしょ。
微妙にズレてますよ。


国防のための改憲の議論をするのは結構ですが、改憲にはメリットもデメリットもあるとして、実際に改憲したらどういうデメリットがあるのか、ということについて、関連する認識をうかがいたかったのです。
607 D
ちょっと話はズレますが、ドイツは戦後50回以上改憲してきたそうです。日本が独立後も一回も、一行も憲法を変えずにきたことは大きな驚きをもって受け止められるそうです。

 ドイツではより明確に侵略戦争に加担しない項目を細かく設け、それまで米国追従であったが、イラク戦争への派兵は改正のおかげで断ったそうです。日本とドイツと地政学的な違いもあるので一概にそれが良いとはおもいませんが、護憲派の皆さんにも同じ敗戦国でも50回以上も憲法を変えている国があることを知っておいてほしく思います。
608 F
Cさん

横から失礼致します。


>海外で武力行使するための改憲

そこにわが国の意思がない改憲なんでしょうか?
だから、反対なんですか?
本当にそれだけのための改憲なのでしょうか?

609 C
ぼくは(広義の)改憲派です。
勝手に護憲派であると決めつけた上での発言は止めましょうよ。


しかし、だれもアメリカや政府の思惑について認識を明らかにしてくれないんですね。そんなにタブーだったんでしょうか(^_^;
610 F
確かに、アメリカも信用できません(誰も信じていないと思います)が、中国や韓国、ロシア、北朝鮮はもっと信用できません。
日本の今の状況でベストな選択は、日米同盟は堅持したほうが良いと思います。
日本は永世中立国になれと言うのでしょうか?
611 C
「アメリカとどうするか」という話はぼくはまだしていません。

「知っているのか」という話です。
知っていて認めるのなら「その通りだ」と言って欲しいし、違うというのであれば素直に「違う」と言って欲しいです。
もし知らなかったのなら、別にバカにしたりしませんから、「知らなかった」と言ってください。
よろしくお願いします。
612 A

Cさんの言う通りだと思います。

「不毛な議論」と言われましたが、僕は逆に、この認識をハッキリさせずに議論する方が、余程「不毛な議論」になると思います。
いくらこの場で、自らの国防論を語り、そこから改憲を主張したとしても、政府の考えが、別の目的にあれば、それこそ意味のない議論になるからです。


だからこそ聞いているんです。

政府の改憲の目的が、アメリカの要求によるものであるという事実を、知っているんですか?
616 B
Aさん

> 政府の改憲の目的が、アメリカの要求によるものであるという事実を、知っているんですか?

 私は 知りません。 前にも答えましたが アメリカはアメリカの思惑があるのでしょう。 

 それで、これは 事実だ。 という確証は どこにあるのでしょうか?

 また、私は アメリカとは 関係なく 改正に賛成ですが どこか まずいのでしょうか?

 それと、何故 私の質問い答えてくれないのでしょうか? 何故 先ず 私の質問に答えよと 言われるのですか?
 さて、ここで一番大切なのは、改憲派にとって、現状での改憲論議においてのアメリカの要求が与えている影響力の深さというのは都合が悪い、あるいはそういう視点そのものからして欠如しているようです。

たとえば>>601と>>616における改憲派「B」氏の「アメリカが国家として 日本が憲法を改正してほしいという意見をもっているかどうかは わかりません。 もって いたとして 私には あまり 関係の無い事です。」と「私は アメリカとは 関係なく 改正に賛成」というコメントは、都合が悪いがゆえの苦し紛れか、あるいは本当に認識が欠如しているかは分かりませんが、余り聞かれたくないことであるのは間違いなさそうです。

また、同時にこの書き込みは、このトピックにおける改憲派が、自分の主張を垂れ流しに来ているだけて、そもそも護憲派の返答なんかロクに見ていないことの証明です。なぜなら、この二つの発言は既に>>534と>>571によって取り上げられているからです。

 ちなみに>>607の「D」氏は「ちょっと話はズレますが」どころじゃないズレようです。誰も永久に改憲そのものをするなと言っているわけではなく、現状ではするな、と言っているだけです。いつも脳内サヨク・脳内護憲派とのシャドーボクシングばっかしているから、こういう頓珍漢な書き込みしちゃうんだろうなぁ。

 現在進行形の討論なので、これ以降どうなるのか実に楽しみであると同時に、適当なところで私も護憲派として参戦しなきゃならんなと思う次第。でも、これだけ話がかみ合っていないとなると、かなり平易な文章にしなくちゃならないから、今週末はこれだけで消費しちゃいそうだなぁ。

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2007年10月24日

改憲派論理研究:脳内サヨクとの闘争

昨日の記事の続き。
彼らの抱く脳内サヨクがいかなるものかが良く表れているので保存。
512
なるほど

左翼は 自衛隊は信用できないけど。

人民解放軍は信用する。(日本にミサイル向けても撃たない)(領海侵犯しても 問題ない)

天皇制を嫌う。


513
前にも書いたけど、日本人は残虐で冷酷で過去を反省しないどうしようもない
民族だから、憲法9条で足かせしておかないと、憲法を1文字でも変えたら
たちまち大政翼賛会ができて、軍備を増強して先軍政治になり、徴兵制が始まって
(特定)アジアを侵略する。

日本は過去に罪を犯していて、民族が滅びてもその罪は消えない。
だから、その償いは無制限。そのため、中国と韓国は日本に何をしてもいい。

このまえ、憲法9条改「悪」は反対のおじいさんにこんな話を聞きました。
っていうか、戦争してたのおまえだろ!って突っ込みたかったけどね。

改悪じゃなくて、改正ならOK?って聞いたら、ハゲ頭のてっぺんまで真っ赤にして
「屁理屈言うな!」って怒ってたよ(w
 私はこんな連中と討論していたのか。こりゃ話がかみ合わなくて当然だ。
ちなみに護憲派論客はこの発言を完全にスルーしています。当然だけど。


ところで、べトナムって『特定アジア』とかいうのには入っているのか? 私が最初に聞いたときは、共和国・中国・韓国の3カ国だったけど、最近は変わったのかしら。

昨日ご紹介した60年前の論文を党中央機関紙に再掲したんだから、既に認定要件は満たしていそうだけどw

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2007年10月23日

改憲派論理研究:あれ、ベトナムは?

いつもの某所より。
憲法論議とは直接関係無いけど、まーたサヨクがどーだとか言い出しました。
 サヨクは
  中国韓国北朝鮮は性善説で
  日本は性悪説
 この2本柱で話をすと思っています。

 中国・北朝鮮の核ミサイルはOKだけど、日本のプルサーマルにはNG
 中国・北朝鮮の軍事パレードはOKだけど、自衛隊のさっぽろ雪まつり参加はNG
 中国、韓国は日本の領土を侵略してもOKだけど、日本の自衛隊は海外で人助けするのにはNG
 毛沢東の7000万人虐殺はOKだけど、南京の30万人はNG(どっちも数には信憑性なし)


あと、サヨクの考えるアジアは、
 中華人民共和国
 大韓民国
 朝鮮民主主義人民共和国
の3カ国に限定

 親米はNGだけど、媚中はOK
サヨクの考えるアジア
言わんとしていることは日本の戦争責任に関する討論の際に出る「アジア諸国の責任追及」とか「アジア諸国の反応」という台詞における「アジア」という言葉の範囲のことを指しているんだと思うけど、その場合、ベトナムはどうなるんでしょう。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-08-20/2005082006_01_3.html
 ベトナム共産党中央機関紙ニャンザン十九日付は、日本占領軍から権力を奪った八月革命六十周年記念日(十九日)にあたって、当時のインドシナ共産党(現ベトナム共産党)のチュオン・チン書記長が執筆した論文「日仏の衝突とわれわれの行動」の全文を掲載しました。六十年前、日本軍の支配の実態と「大東亜共栄圏」のいつわりを告発したこの論文は、日本の一部勢力による「大東亜戦争」美化の誤りを明らかにしています。

 日本軍は一九四〇年に仏植民地下のベトナムに進駐し、日仏共同でベトナムを支配しましたが、四五年三月九日に軍事クーデターで仏植民地政権から権力を奪い、ベトナムを単独の軍事支配下に置きました。

 インドシナ共産党はこの情勢の変化を分析し、三月十二日付で「日仏の衝突とわれわれの行動」と題する指示を出しました。日仏を「二つの敵」とした情勢から、日本を「主敵」とするに至った情勢の変化をとらえ、日本軍に対するベトナム人民の決起を呼びかけたもの。その後、当時の党機関紙「解放旗」六月十五日付は同じ題名の論文をCGP署名(チュオン・チン氏のペンネーム)で掲載しました。

 論文は、フランス軍は日本軍に敗北したが、党は「連合軍が上陸しなくても、わが人民とともに日本に対する抗戦を続ける」と述べ、「日本ファシストに反対する任務を最優先とする」ことを明らかにしています。

 さらに「現在、飢餓が深刻になっている。日本軍はわが人民を直接、残虐に殺りくし、搾取している。人民はいまだかつてなかった苦しみに直面している」と述べ、「われわれは日本ファシストをせん滅し、人類に平和をもたらすために血肉を犠牲にして連合軍に貢献している。われわれは日本の『大東亜』論にだまされない」と強調しています。

 インドシナ共産党は八月十三日から十五日にかけて抗戦根拠地のタンチャオで全国会議を開催して全国の総蜂起を決定。ハノイで八月十九日、十万人が決起し、市内各所の権力機関を接収しました。八月末までに全国に蜂起が広がって各地の権力を奪取。九月二日にホー・チ・ミン主席がベトナムの独立を宣言しました。
ベトナム共産党=ベトナム政府(ベトナムは国家に対して党が優越している)の対大日本帝国観は戦時中から一貫しているみたいですね。

ベトナム共産党がこの論文を再掲した意図は、おそらく8月革命の歴史的正統性を改めて強調するためなんでしょうけど、元の日本帝国主義を厳しく批判する論文を再掲することの持つ意味は決して正統性強調には止まらず、日本の「アジア解放」言説の虚構をつくものでしょう。

しかしまあ、この方の脳内サヨクはすごいですねぇ。
確かにいますよ、こういうこと言う人。『スパルタシスト・日本グループ』(ICLの日本支部)って団体とか。しかし『スパルタシスト』の日本人は3人か4人くらいで、あとは大体アメリカ人ですからねぇ。日本の「サヨク」の一般的習性と断ずるには余りにもサンプル不足ですよ。


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2007年10月21日

『国』と『国民』に関してメモ

いつもの某所より。
9条論議とは直接関係無いけど、現代社会の様相について参考になりそうだからメモ。
415
>我々は、その国の恩恵を受けているから日々何事もなく生活できているとは思いませんか?
 言葉面はそのとおりだから、よく騙される理屈ですね。。
でも、これは贔屓の引き倒しでしかありません。国家機構と住民の間には、鋭い断絶があって当然なのです。
その事が理解されないから、いつまでたっても日本の社会は、個人が確立せず、良い意味での自己責任と言うコンセプトも定着しないのです。

→そうですか?
あなたは自給自足の生活をしているんですね。
家も自分で建てて、衣服も自分の手製なんですね・・・。
道路も自分で引いて、車も手作りで・・・。
立派なものだ・・・。


428
こちらの真意を理解してもらってませんね。私が言っているのは、国家機構と住民の間には、はっきりとした亀裂、と表現しましたけど、「他者意識」があって当然だといっているのです。


>あなたは自給自足の生活をしているんですね。
なんていう言葉がでるという事は、国家機構に対するあなたのイメージは、おそらくはとても牧歌的な運命共同体みたいなものじゃないでしょうか。
でもそれは、現代では通用しません。
私たちの日常を含む「民生」と呼ばれるものを担当するんは、当然主として営利目的で動く民間の業者であり、彼らとのあいだの契約でなっています。当たり前ですね。
国家機構は、その契約思想とかでバックアップはしますけど、余程のことが無い限り、それ以上には干渉しません。それをやるのは旧ソ連のような国だけです。
出来れば、余計な干渉は全くしないのが理想です。
そういう民間企業も個人も、確かに国からの恩恵を受けているとしても、行動面ではランダムな存在なのです。必ずしも国と同じ方向性をとるとは限らないし、それで当たり前の存在なのです。
そして、そこに国家機構が干渉するのは、現代では禁じ手なのです。

じゃあ国家はどうするかというと、結局財界など大手をはじめ、経済にインパクトが強いところから、大体が望んでいる方向性を割り出していくわけです。結局そのへんに落ち着くようにできているのではないでしょうか。
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2007年10月20日

改憲派論理研究:かいけんは に 100 の だめーじ

某所より。
改憲派が一方的な勝利宣言をした矢先に、痛い指摘が。
私が「ダブルスタンダード」だと非難しているのは、竹島に関しては主権を声高に主張しておきながら、アメリカに対しては主権の正当な主張よりも「実利」をとるその二面性に対してです。
果たしてあなたは、憲法を押し付けられ、安保を押し付けられ、挙げ句に毎年「年次改革要望書」なるものを押し付けられている我が国が、本当に「自主的な憲法」を作れるとお思いなのでしょうか?
改憲派の方々は「アメリカに踊らされている」と考えてみた事はないのでしょうか?

今の憲法は「アメリカが押し付けた」からこそ、アメリカに対する「盾」となるのですよ。
かいけんは に 100 の だめーじ
今現在、上手く反論できていないようです。

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posted by s19171107 at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 憲法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月18日

改憲派論理研究:改憲派が勝手に勝利宣言

 引き続き某所より。
 私がこのシリーズ化しつつある記事で取り上げている書き込みは、16日の記事で大混乱に陥ってメチャクチャなレスをした彼は勿論のこと、その殆ど全て同一人物によるものなんですが、その彼が今度は勝手に勝利宣言を出しました。
 結局このコミュでも改憲派が有利な状況になり、VSで無くなってきましたね。

 このままでは論客がいなくなり、まるで改憲派が乗っ取ったみたくなります。
 つまらないですねえ。そうなると。

 大抵左派護憲派の場合 独自の論理を展開→右派改憲派と討論→論破され、消えて行く→左派で固まって天の岩戸のむこうへ消える・・・。

 もっとこう、骨のある護憲派っていないものですかねえ・・・・。
 そりゃ、あんだけ読解力の無いあんたには誰も勝てないよ。
 ところで私の『9条歯止め論』について、勝利宣言していないでいい加減に相手してよ。読んでいないとは言わせないよ。もう3回くらい書いたから。


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改憲派論理研究:普通科の現役・OBが言うなら分るけど

いつもの某所より、いつもの彼の発言について。
護憲の立場からいえば外交力によって引いていただくしかないわけですよね。
しかし「軍」なき外交がどこまで通用するか。

護憲の為にそういう問題から目をそらそうとする勢力があります。
領土を奪還するには「軍」による威嚇、示威行動も
必要であることが必要であることを認めたくないからではないでしょうか。
誓願さんが言われているように日本が攻めてこない事を知っている方としては
やりたい放題です。手に入れた資源は手放さないでしょう。

アメとムチ、両方が必要なのではないでしょうか。
 このセリフ、自衛隊の普通科の現役やOBが言うなら分るけど、たぶん違うでしょう。

領土問題になると軍事的な解決を第一に挙げたがる人がいますが、どうも、この手の論を張る方々は自衛隊を駒かなんかのように扱っているように見えます。

「竹島奪還」「尖閣諸島死守」「北方領土奪還」と言うのは結構ですが、実際にやるときは、ぜひその戦いの最前線に自らご参加頂きたいと切に思います。骨は確りと拾わせていただき、丁重に靖国にお祀りいたします。毎年1回は参拝申し上げますので、死後のことはご心配いりません。安心して戦死なさってください。

 なお、「軍無き...」とか言っていますが、この点に関するツッコミはもう疲れたし、彼は読解能力が皆無らしいので、これ以上は言いません。


ちなみに、彼に対する反論。(私が書いたんじゃないよ)
領土問題と武力行使について私が常に思うのは、安易に武力行使を唱える人は、きっとその地域から遠く離れたり、あるいは都会のど真ん中に住んでいて、「自分の身に危険が及ばない」からそんなに簡単に言って仕舞うのだろうな、と言うものです。

私は北海道釧路に住んでいます。車で一時間半も走れば北方領土を望む事が出来ます。本当に近いです。
又私の会社の先代は志発島の引き揚げ者ですし、近所にも引き揚げの方がおりました。
あるいは「ビザなし交流」によって来るロシアの子供達を直接見てもいます。

私がこの目で見たこの子供達に危害を加え、又私が住んでいるこの釧路や根室を危険にさらして迄の武力行使には断固反対です。
第一、地元では「ろすけ」と蔑称で呼びはしますが、「武力行使」など言う人はいません。



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