当ブログは移転しました。詳細はこちらに掲載してありますので、ご参照ください。

2010年07月23日

「国民が主人公」

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-07-19/2010071901_02_1.html
>>> 公共サービス 民間まかせ拡大
政府が基本方針


 菅内閣はこのほど、「市場化テスト」の名で行政サービスの競争入札・民間委託を大幅に拡大する公共サービス改革基本方針を閣議決定しました(6日)。対象を当初の6分野11事業から14分野90事業へと拡大。事業費ベースで自民党政権時代に比べて約3倍の1000億円台にのぼることになります。

 「市場化テスト」は、安倍政権下の2007年度に開始。社会保険庁による年金保険料の徴収や法務局の証明書発行業務などで民間参入が始まりました。「官から民へ」といって国の責任を投げ捨て、公共サービスを民間まかせにするものでした。

 今回の基本方針は、これまでの市場化テストの実績について「従来の質と同水準を概(おおむ)ね達成している」と評価。市場化テストに限らず、「より包括的な広義の公共サービス改革にも広げる」としているのが大きな特徴です。

 地方自治体での委託拡大、行政刷新会議との連携もすすめることを打ち出しています。

サービス低下
 しかし、市場化テストの3年間を見れば、拡大どころか中止こそ求められていることは明りょうです。

 とりわけ民間委託で浮き彫りになったのは公共サービスの水準や質の低下です。

 法務局の証明書発行業務では、参入業者による不適正な事務処理が発生。短期間で委託業者が入れ替わり、経験ある職員がいなくなって待ち時間が長くなるなどサービス低下が指摘されています。

 一方、行政と民間企業を競争させる「市場化テスト」として行われたハローワークの求人開拓事業では、圧倒的に行政の優位性が明らかとなっています。

 北海道と青森で行われた求人開拓(2008年度)では、開拓求人数でも充足数でも、1人あたり経費でも、すべてで行政が民間を大きく引き離し、すでに委託の対象業務から除外されています。

低価格競争
 基本方針は、これまで入札を実施した事業では年間347億円かけていたのが157億円と半額以下ですませることができたと自慢しています。しかし、それは低価格競争によって不安定雇用に置き換えられ、賃金低下など労働条件が低下したからにすぎません。

 法務局の証明書発行業務を担ってきた民事法務協会は、低価格競争で落札できなかったため全国的に職員の大量解雇や賃金切り下げが行われました。落札した派遣会社に雇用されても、不安定な有期雇用となるなど大幅な労働条件の低下が起きています。国土交通省の車両管理業務でも同様の事態が起きています。国が「官製ワーキングプア」をつくりだしているのです。

 「官から民へ」の名で小泉政権下からすすめられた「構造改革」路線に対し、国民はノーを突きつけ、政権交代につながりました。しかし、基本方針は、政権交代があっても公共サービス切り捨ての自民党政治を民主党が引き継いでいることを示しており、この点でも国民の期待にそむく姿を示しています。(深山直人)
<<<
 「市場化テスト⇒サービス低下、低価格競争による官製ワーキングプア製造⇒中止こそ求められていることは明瞭」というのが、この記事の伝えるところということになるんでしょうかね。

 市場化テストって、本来は、要するところ「官・民の垣根なく、一番うまくできる人にやってもらう」「民でできるものは民へ」であります。確かに「民でできるものは民へ」が、いつの間にか、単なる「官から民へ」の原理主義に摩り替わっていたりすることは否定できないわけですが、抽象的な理念としては、別に間違っちゃいないでしょう。公務員に限らず、全ての人に国家建設に参加する機会を保障する。国民が主人公。共産党の口癖ですね。

 そういうわけで私なんかは、むしろ、「拡大か中止か」ではなく「原点回帰」こそ求められていることは明瞭だといいたいところですが、共産党は、「国家回帰」を主張しています。

 かかる「国家回帰」に対する批判・反論は色々な立場から多様な内容でなされていますが、私としては、「『国民が主人公』と言っている『共産党』として如何なのか」という角度から検討したいと思います。

 先にも書いたとおり、市場化テストは、使いようにもよりますが、「国民が主人公」を実現する条件を整備します。であるならば、今現在、市場化テストによって公共サービスを委託されている民間企業が、思うように職務を遂行できていないのだとすれば、それを理由に安易に「国家回帰」するのではなく、「志ある人全てに対してスキルアップする機会を与える」という方策もあり得ます。むしろ私はそっちのほうが筋が通っているし、筋云々は別にしても、現実的であり効果的であると思います。もちろん、その結果として、「官」が一番優れたていることが実証されたとするのならば、「官」に引き続きやってもらうということは、結構なことだと思います。「官・民の垣根なく、一番うまくできる人にやってもらう」ですから。しかし、「結果としての『国家回帰』」と、「スキルアップの機会」も与えないことによる「原理主義的な『国家回帰』」とは根本的に異なります。

 このように考えると、前掲記事のような反応は、本当に「国民が主人公」と思っているのか、懸念を表明せざるを得ない反応であります。
posted by s19171107 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月18日

共産党とみんなの党

 日本共産党(以下、「共産党」)の話。

 よく共産党支持者は、党の政策が余り支持されない、というか余り広まっていない原因について、「メディアが共産党をスルーするせいだ!」とします。当ブログでは、今まで、必ずしもそうではないのではないかとして、色々と記事を書いてきました。余りに非現実的であったり、あるいは、途方もなく時間のかかる案であり、そんなものが実現されるのを待っているほど余裕はない、などなど、、、

 しかし、共産党が常に斜め上の政策を口にしているかというと、必ずしもそうではありません。たとえば、本日づけ『赤旗』の主張は、以下のような内容でした。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-07-18/2010071801_05_1.html
>>> アナログ放送停止 「難民」生まないため延期を

 テレビのアナログ放送を停止する「デジタル完全移行」が1年後に迫っています。政府はそれまでに、テレビの買い替えやアンテナの設置などを終えるよう、国民に求めています。

 完全移行にはさまざまな問題が残されているのに、政府は無理を承知で計画を強行しています。このままでは、テレビが見られなくなる「テレビ難民」が大量に生み出されます。政府は、視聴者を切り捨てる「2011年7月24日完全移行」へのこだわりをやめ、問題解決を優先すべきです。

(以下略) <<<
 たしかアメリカでも、普及不調を理由に地デジ移行が延期されたので、共産党の思いつき的・非現実的な主張ではないと思います。

 このように、共産党が、実現がそれほど困難ではない現実的な正論を口にすることも少なくはありません。にもかかわらず、支持されない、相手にされない。何故でしょう?

 たとえば前掲の地デジ移行についてみれば、これについては共産党とは別に、以下のような動きがありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100717-00000675-yom-bus_all
>>> TVデジタル化延期、放送専門の有識者ら提言
7月17日18時23分配信 読売新聞

 1年後に迫った地上波テレビの完全デジタル化について、放送を専門とする有識者らが17日、東京都内で記者会見を開き、デジタル放送の完全移行を2、3年延期すべきであるとの提言を発表した。

 提言をまとめた発起人はジャーナリストの坂本衛さん、清水英夫・青山学院大学名誉教授ら。

 提言では、来年7月までに見込まれる地上デジタル放送の受像機の普及台数から、テレビが見られなくなる世帯や事業所が数百万規模に上る恐れがあることなどから、アナログ放送停止を延期するのが得策としている。

最終更新:7月17日18時23分
<<<
 つまり、ほとんど同じようなことを専門有識者が語っているのです。

 この事態が代表するように、(珍しく)共産党が現実的な主張をするとき、非共産党系人士、あるいは、共産党以外の政党も同じようなことを主張しているということが、今まで多々ありました。共産党はそのことを逆に「我が党の主張が正しいことの根拠!」とか「我が党が議論のキッカケを作った!」「〜党の主張は、もとはと言えば我が党が言い出したこと!」などとしていますが、常識的に考えて、共産党と専門家・非共産党が同じようなことを言っていた場合、専門分野に関する学問的信頼がよりある専門家、政策実現力がよりある非共産党のほうに注目が行くのは当然です。国民が求めているのは、信頼性のある主張と実現力です。学問的信頼の無い共産党(まあ、普通、政党に学問的信頼なんてないもんですけどね、共産党に限らず)が何か言っていたところで、「それって本当なのかな? 学者の意見求む」と思いますし、たとえ学問的に正しい主張であっても、実現力のない政党が言っているのと、実現力のある政党が言っているのでは、意味が全く異なり、「〜党の主張は、もとはと言えば我が党が言い出したこと!」といったところで、「でも、実現できるのは〜党のほうだよね」と言い返されるがオチです。それが競争というもんです。

 独自色を出すと「非現実的」として相手にされない、現実的なことを言うと、より実現力のあるほうに支持が行って自分たちは全く相手にされない。今回の参議院選挙の惨敗を受けて、党中央は「捲土重来を期したい」などと言っていますが、今のままの思考・政策方針では、道のりは相当、困難なのではないでしょうか。選挙のたびにくだらない言い訳ばっか考えている暇があったら、どうしたら構ってもらえるか、要するに「現実的な独自色」を考えればよかったのにね。ここまで一気に得票数・得票率を落としてから慌てても、ちょっと遅い気がします。

 とりあえず目先の党勢を維持するためには、「ルールある経済社会」ならぬ「節度ある公務員制度改革」みたいなのやってみるといいかもしれないですよ。今現在、公務員問題を前面に押し出して取り上げている政党は、例外なく「小泉文革路線」の血統を継ぐ党です。共産党の主張する「公務員削減は公共サービス低下をもたらす」というのは、大枠においては正しい主張です。しかし、ある程度においては必要なことです(あんだけ公務員叩きに反対する記事を書いておいて今更ですけど)。公共サービス低下をもたらさない程度の節度ある公務員制度改革は、今のところ誰も手をつけていない分野です。国家的必要性も高く、有権者需要も高いこの問題について参入するのが、共産党が支持を繋ぎとめる最後の「現実的独自色」かもしれません。なーに、公約集のトップの「大企業の利益と内部留保が国民のくらしと日本経済に還元される経済システムに――“ルールある経済社会”を築きます」の「大企業」を「公務員」に、「利益」を「給与」に、「内部留保」を「埋蔵金」に変えるだけで大丈夫ですよ。みんなの党の政権公約と余り変わらない印象がしますので、「節度ある」というのを特に強調しなければなりませんが(最近思うのが、共産党とみんなの党が、「絶対悪の敵との対決」という点で親和性があるなということ。あくまで印象ですが)。

 もちろん、これが共産党のアイデンティティと両立するかという大問題はあります。また、たとえ、「節度」を掲げてみんなの党との違いを際立たせたとしても、共産党には、みんなの党の(「公務員制度改革」と並ぶ)主軸である「規制緩和による民力活用を通じての成長戦略」は、逆立ちしたって出せない以上、「規制緩和信仰」がある限り(まあ無くならない、少なくとも今更「組織化信仰」が再来するとは思えないけど)、結局は、みんなの党の後塵を仰ぐのが精一杯だと思います。やっぱり厳しいかな。
posted by s19171107 at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月13日

選挙のはなし

 選挙関連の記事を全く書いていないのに結果について書くのも何だかなあ、といったところですが、その辺は気にしない。皆様、お久しぶりです。生きています。

 生きてはいるものの、結果関係の記事を一気に書けるほど元気でもないので、気分次第でつらつらと書こうと思います。

 とりあえず一番書きやすいのが、共産党の言い訳。
 チュチェ96(2007)年参院選チュチェ98(2009)年衆院選と、得票率を下げ続けているにもかかわらず、96年参議院選に至っては議席数を減らしているにもかかわらず、「得票数にて前進!」などと言い訳を吐いてきた同党ですが、今回は意外なことに敗北を認めました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-07-12/2010071201_02_1.html
>>> 一、わが党の選挙結果自体については、現有議席を確保することは、かなわないという状況です。多くの方々が応援してくださり、また奮闘していただいたにもかかわらず、それを議席に結びつけられなかったことは、私たちの力不足であり、つぎの機会に必ず捲土(けんど)重来を期したいと考えています。 <<<
 まあ、『赤旗』つまり、共産党中央が自己弁護記事を飛ばすのは、選挙の翌々日あたりからなので、選挙翌日である12日づけの記事だけでは判断しがたいのですが、「私たちの力不足」とまで言っておいてその翌日には「実は前進!」などと言ったら、それこそ笑いものなので、これはこれで確定なのかも。

 しかしまあ、左翼の老舗がいよいよ崩壊へ向かっているのは、何だか時代の変化を感じるのであります。読売の世論調査を見る限り、「社会保障の充実」というニーズは決して衰えていないのに、その受け皿(まあ左翼の場合は「受け皿」というより「前衛」か)になりきれていないどころか、あの「みんなの党」に抜かれていることについて、いよいよ危機感を持ったほうが良いと思いますよ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100623-OYT1T01084.htm
>>> 社会保障の充実望む52%…読売世論調査
世論調査

 読売新聞社の全国世論調査(面接方式、12〜13日実施)で、自分の暮らし向きに政府の政策が影響していると思う人は71%となり、「影響していない」27%を大きく上回った。

 暮らし向きや景気を良くするため、政府に期待する政策を複数回答で聞くと、「年金など社会保障の充実」52%、「医療・介護負担の軽減」51%が際だって多かった。

 自分や家族の仕事の現状や将来に不安を感じている人は83%に達した。前回2009年4月調査の78%を上回り、同じ質問をした1996年2月以降計12回の調査では、02年1月と並ぶ過去最高となった。

 暮らし向きが昨年の今ごろに比べて「楽になった」は4%に過ぎず、「苦しくなった」34%、「変わらない」62%となった。「苦しくなった」は前回から20ポイント減ったが、「変わらない」が19ポイント増え、「楽になった」は1ポイント増で横ばいだった。1年後の日本の景気は「良くなる」17%(前回19%)、「悪くなる」21%(同26%)で、「変わらない」59%(同51%)が最も多かった。

 暮らし向きや景気の先行きに対する閉塞(へいそく)感が、仕事の現状や将来への不安を強めているようだ。

 調査は全国の有権者3000人を対象に行い、1831人から回答を得た(回収率61%)。

(2010年6月23日22時48分 読売新聞)
<<<
 「みんなの党」については次回以降、私が死ぬか同党がなくなるかまでに書きたいと思っていますが、「社会保障の充実」を求めつつも「みんなの党」支持というのが微妙に解せません。そういう党だったっけ? 「とにかく景気さえ回復すれば全てが上手くいく」という「景気回復信仰」みたいなのでもあるんですか? 最近、世論調査とかそんなに真面目に見ていないので良く分かりません。。。
posted by s19171107 at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月10日

「理性派」の「感情屋」的側面

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-02-07/2010020704_02_0.html
>>> 2010年2月7日(日)「しんぶん赤旗」

金権政治を擁護するのか
“検察の片棒担ぎ”の暴論


 東京地検特捜部が民主党の小沢一郎幹事長を不起訴にしたことにかかわって、疑惑を追及してきた日本共産党にたいして「検察権力の片棒を担いできた」などと非難する議論が一部に出ています。

 たとえば、夕刊紙「日刊ゲンダイ」6日付は、「…共産は司法権力の片棒担ぎか」との見出しで、「今回、とくにおかしいのが共産党だ」として、「共産党までが、戦前・戦中、特高警察に嫌というほど痛めつけられた歴史があるのに、自民党などと歩調を合わせ、検察権力の味方になっていた。非常に残念です。ガッカリした人が多いと思いますよ」という、ジャーナリストの大谷昭宏氏のコメントを掲載しています。


(中略)


疑惑追及は当然
 小沢氏をめぐる疑惑は、それだけにとどまりません。土地取引購入の原資にゼネコンからの闇献金がふくまれている疑惑があり、さらに小沢事務所がいわゆる「天の声」として東北地方の公共事業の受注に決定的な力をもっていたのではないかという疑惑も提起されています。政治のあり方の根本、国民の税金の使い方にかかわる大問題です。

 日本共産党は、検察の捜査とは別に、それ以前から、小沢氏と岩手県の胆沢(いさわ)ダムをめぐる疑惑を追及してきたのをはじめ、「しんぶん赤旗」が小沢氏をめぐる「政治とカネ」の疑惑を独自に調査・追及してきました。

 今回の事件にかかわる中堅ゼネコンの水谷建設からの闇献金疑惑についても、「しんぶん赤旗」が独自に詳細な証言を得たものです。日本共産党がこうした大問題、疑惑を追及するのは当然のことです。

 それを“検察の片棒担ぎ”と非難するような立場は、結局のところ、金権政治擁護に通じるものといわなければなりません。

 さらにいえば、戦前・戦中の日本共産党への弾圧と、金権腐敗の摘発・追及を同列に置くような「日刊ゲンダイ」などの主張は、非常識きわまりないものです。


(以下略) <<<
 あんま小沢問題は深く追っかけていないので、当然ながら詳細は良く知らないので、その内容については云々しないでおきますが、しかし、私も「がっかり」とはいかないまでも、「意外だなあ」とは思いますよ。だって、権力がその気になれば犯罪の一つや二つは平気ででっち上げるってのは、少なくとも左翼業界では常識であり、その点において左翼業界の老舗たる共産党がその角度から何も言わないんですもの。「大々的な事情聴取の末の小沢氏不起訴は現代検察権力の横暴の証!!」と言って、戦前・戦中を含めた権力の横暴の歴史の特集くらい組んでほしかったです。ついでにニーメラー特集とかも。一般紙とは違う角度から書くのが赤旗の赤旗たる最大の強みじゃないんですかねえ。

 それはさておき、本題。なんでも、「疑惑追及しない」のは「金権政治擁護」なんだそうです。

 まあ、シロクロ二分法が大好きな共産主義者にこういうこと言っても仕方ないのかもしれませんけど、問題になっているのは「検察と歩調を合わせた疑惑追及」であって、すべての疑惑追及ではないんですよね。まあ、この赤旗の反論記事を読む限りにおいては、赤旗としては独自に疑惑追及しているつもりらしいので、この違いを見抜けなかった大谷氏・ゲンダイ編集部もどうかとは思いますが、一方で、この違いを見抜かせなかった(「せ」は使役)赤旗編集部も、言葉の商売人としていま一歩甘いところがあり、正直、おあいこだったのに、そこで「金権政治を擁護しろというのか!」という、ぶっ飛んだ解釈に至ってしまったのを見ると、「『自分を批判するもの、自分に対立・敵対する者』はすべて『敵の手先・擁護者』」という、共産主義者の思考回路のうちでも最も厄介なシロクロ二分法的思考回路を垣間見たような気がします。

 もっとも、こういう思考回路は共産主義者に限らず、たとえば刑事裁判でも良く見られているというのは以前より当ブログでもたびたび指摘してきたとおりですから、あるいは、共産主義の教義に由来する思考回路ではなく、広く一般に浸透しているものが共産主義者にも例外なく浸透しているにすぎない、とも言いえますけど。

 最近、所謂「感情屋」が感情的なのは当然として、一方でそういう「感情屋」を理性的に批判する人(「理性派」とでも呼びましょうか。所謂「人権屋」も場合によっては含む。)もまた感情的な部分が相当にあるのではないかという疑念が生じてまいりました。また、「理性派」に関連して、「左派勢力」とか「共産主義者」についても同様の疑念が生じております(「左翼思想」「共産主義思想」は要するに「理性信仰」ですから)。そんな中で発見した今回の赤旗記事、まるで感情屋が勢いで書いたんじゃないかというようなレベルの記事は、その疑念を更に強めることになりました。つきましては今後は、もちろん従来型の「感情屋」関連記事、「『庶民感覚』批判」記事も書いてまいる所存ですが、並行して、「『理性派』の『感情屋』的側面の研究と批判」もしてまいろうと思います。ちなみに、以前にも書きましたが、「感情屋」分析・批判が自己分析・批判であるのと同じように、この研究についてもまた、自己分析であり自己批判になると思います。
posted by s19171107 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月19日

「同志」

日本共産党第25回大会における新中央委員紹介(17分ごろ〜、特に19分50秒以降)
http://www.youtube.com/watch?v=gQjpXn5Mcw0
「同志」って呼んでいるのに、むしろ新鮮さすら感じるwwww
「ドンジ」(朝鮮語)なら毎日のように聞いているけど、「どうし」(日本語)は久々だわー
posted by s19171107 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月28日

「変革の思想」が不在であるから

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090925-00000519-reu-int
>>> ピッツバーグG20デモに2000人、逮捕者は15人
9月25日14時24分配信 ロイター

 [ピッツバーグ 24日 ロイター] 20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の会場となっている米ピッツバーグで24日、G20に抗議する約2000人がデモに参加したが、商店の窓ガラスを割るなど一部が暴徒化した。
 バンダナやゴーグルなどを身に着けたデモ参加者は、「資本主義に希望はない」などと書かれた看板を高く掲げて抗議した。
 警察はデモ隊に向って1時間ほど拡声器などを通じ、解散するよう呼びかけた後、催涙ガスなどを使用する可能性を警告。デモ隊は警察によって別々の通りに分散させられたが、G20会場から約1.6キロ離れた場所で衝突が起きた。
 デモ隊が瓶や石などを投げたため、警察は催涙ガスなどを使用した。
 警察当局の発表によると、深夜までに15人が逮捕された。
<<<
 コメ欄。
>>> 瓶や石を投げるとは・・・節度を守らないと。

しかし、日本ではこういうの起きませんなぁ。
不満や鬱屈がいろんな場面で溜まりまくっているのにねぇ。
<<<
 「ヨーロッパではたびたび暴動が起きるのに、何故日本人は立ち上がらないのか」と言う問いは、ある程度、社会問題に興味を持ち、調べている人が一度は考えるテーマであり、長く、色々な人が色々な見解を示してきました。「奴隷根性」だとか、「お上に従順な国民性」という結論を導いた人もいました。

 私としては、「何故日本人は立ち上がらないのか」という問いに対する答えのひとつ(全てではない)は、このコメ欄に現れているのではないかと考えます。すなわち、以下。
>>> 「資本主義に希望はない」と叫んで暴徒化したデモ隊が暴れ回っているが、共産主義や社会主義にはもっと希望がない。 <<<
>>> 資本主義は確かに格差を生み出すけどさ、それでも共産主義より100倍マシなんだよ。
だから、中国なども市場経済を取り入れてきている。
単に自分の境遇が恵まれないのを、国のせいにしているだけの奴は嫌い。
<<<
>>> 資本主義に希望はない
共産主義はもっと希望がないと思うけど
<<<
>>> 「資本主義に希望はない」
資本主義国家がイヤなら中国か北朝鮮で暮らせばいいじゃない。
ただしあそこの国は政府が全てで「人権」はないけどね。
<<<
>>> 「資本主義に希望はない!」なんて言っても、それこそ独裁主義や社会主義や共産主義に
は“絶望”しかないことがさんざん立証されてるのに・・・。
<<<
 「資本主義」すなわち「現体制」に反対すればすぐに「失敗した社会主義・共産主義」が出てくる、というかそれしか出てこない。別に誰も「資本主義を廃絶して社会主義・共産主義に移行すべきだ」と説いているわけではない(少なくともこの記事からは読み取れない)のに、あたかも自明であるかのように勝手に直結させる。

 この現象は、yahooニュースのコメ欄のいつもの調子であると断じてしまえばそれまでですが、例によってその「思考回路」に迫ってみようと思います。

 私としましては、このような勝手な直結は、彼らの脳内における経済体制が「資本主義」と「社会主義・共産主義」の2つしかないことに由来するのではないかと思います。もちろん、例の、単純二項対立でしか情報を処理できない「yahooニュース脳」のなす業とすることもできなくはないのですが、このような現象はコメ欄に限った話ではなく、世の中広くに蔓延していることなので、今回はこの方向で考えてみたいと思います。

 つまり、現在の資本主義以外の経済体制、もっと言えば「変革の思想」が不在であるから、不満を持っていても如何すればよいのか分からず、よって「日本人は立ち上がらない」いや「立ち上がりたくても立ち上がれない」のではないでしょうか。もちろん、「『立ち上がる』ほど大多数の人は困窮していない」というのも十分にあると思いますけど。

 そして、「変革の思想」が不在であるということは、通常、「今の社会を変革し新しい社会を作るべきだ」という立場をとっていると言われている、いわゆる「革新」とか「左派」とか呼ばれる勢力が、彼らが否定的な現在の資本主義に対する疑念が高まっている時代はしばらくぶりで、かつ彼らの現状批判には鋭いものが少なくないのにもかかわらず、世界的に余り勢力を拡大できていない原因であるといえるのではないでしょうか。ちょうど先日、ドイツの総選挙で中道右派が勝利したという報が飛び込んできましたが、それに対する分析にも、似たようなことが書かれていました。
http://mainichi.jp/select/world/news/20090928dde007030014000c.html
>>> ドイツ総選挙:中道右派勝利 不況脱出、期待託す 経済運営に実績

 【ベルリン小谷守彦】中道右派2党が勝利し、11年ぶりに保守政権が誕生することになったドイツ総選挙では、本来「敵」である左派と右派が政権を組み、民意が反映されにくい「大連立」に対して厳しい「NEIN(ノー)」が突きつけられた。また、有権者は金融危機の後遺症からの脱却を願い、経済運営で実績のある中道右派2党へと希望を託したとみられる。

 ドイツでは戦後、キリスト教民主・社会同盟、社会民主党という二つの大きな政党が小党と連立政権を担うケースが大半だった。

 例外は66〜69年の戦後初めての不況の際、両党が大連立したキージンガー政権で「政治停滞」が指摘された。

 メルケル首相の大連立政権は、年金支給開始年齢の引き上げ、育児手当の大幅増など社会保障改革や消費税引き上げなどで実績を残した。しかし、医療保険改革で意見が合わず、問題を先送りしたり、経営危機に陥った米ゼネラル・モーターズの子会社、独オペル救済を巡り両党が深刻な対立を示すなど、混乱もあった。

 社会保障の充実などで大きな政府を目指す社民、競争力強化など経済政策を重視する民主・社会同盟はそれぞれの本領を必ずしも発揮できず、有権者には不満がたまっていた。

 不満票は小党へと大きく流れ、大連立2党の得票は合計で五十数%しかなくなった。世論と政治の分裂は決定的となり、5党が分立する状況が強まった。

 新しく連立を組む民主・社会同盟と自民党はこれまで、戦後復興を成し遂げたアデナウアー政権下の49〜57年と61〜63年、ドイツ統一を行ったコール政権下の82〜98年などで連立経験があり、経済運営には定評がある。有権者は不況からの出口を中道右派に求めたようだ。

 ただ、自民党が主張する社会保障の見直し、所得税、法人税などの大幅軽減は民主同盟内でも抵抗感がある。有権者も既得権益の喪失には拒否反応を示すとみられ、今後の改革の行方が注目される。

 ◇社民の暫定得票率、過去最低23% 中規模政党に転落
 【ベルリン篠田航一、隅俊之】選管の暫定集計では、社会民主党の得票率は23%で、戦後のドイツ(西独)連邦議会選史上、最も低迷した53年の28・8%を下回り、過去最低となった。05年からキリスト教民主・社会同盟と「大連立」を組んだため支持者が離反、左派新党に流れた票も取り戻せなかった。社民党は従来、「国民政党」を掲げる大政党だったが、中規模政党に転落した。

 社民党の首相候補のシュタインマイヤー外相は27日、大勢判明後にベルリンの党本部に現れ「新政権に何ができるのか疑念を抱いている。野党としてじっくり注視していきたい」と硬い表情で語った。男性支持者(60)は「非常にショックだ」と肩を落とした。

 ◇「5党態勢」本格化−−野田昌吾・大阪市立大教授(ヨーロッパ政治)
 今回の独総選挙では「大政党が敗れた」印象が強い。惨敗した社会民主党の陰に隠れているが、キリスト教民主・社会同盟も戦後2番目に低い得票率だった。かつては民主・社会同盟は自営業者や農民、社民党は労働者といった固定支持層があったが、今は階級の差も不明確で、必ずしも票を得られなくなった。

 一方、他の3小政党がすべて得票率を10%台にしたのも歴史的だ。大連立への批判ももちろんあるが、社会の多様化に合わせて「5党態勢」が本格化したと見るべきだ。

 実は民主・社会同盟と自由民主党の連立は世論調査では「良くない」という人も少なくない。規制緩和や大幅な減税など新自由主義路線で社会保障レベルが下がることを有権者は望んでいない。

 メルケル首相は新自由主義路線を打ち出した前回総選挙で票を減らした。その教訓を得て、大連立政権では社民色の濃い政策を実施し、世論の支持を得た。今後、首相がどのような政権運営をするのかが注目される。

 保守政権の誕生で、欧州全体の「保守化」が指摘される。だが、「保守」の中身は必ずしも明確ではない。サルコジ仏政権も、新自由主義的な路線を唱えたが実行できていない。むしろ左派が方向性を見失った結果、保守が票を得ているのが欧州の実情ではないか。【聞き手・斎藤義彦】

毎日新聞 2009年9月28日 東京夕刊
<<<
 「左派が方向性を見失った結果、保守が票を得ているのが欧州の実情ではないか」。この指摘は、欧州に限った話ではないと思います。

 このような視点で考えると、日本国内有数の左派・革新派である日本共産党が、勢力の維持ですら精一杯である現状が、決して「メディアの2大政党制確立キャンペーン」などではないことがお分かりいただけると思います。案外「世論」はちゃんと見ているんですよ。

 ところで昨今は、各種資格の取得に熱を上げる人が少なく無く、大学は「就職までに何らかの資格を取得するための猶予期間」と捉える人が少なくありません。私としては、この「資格ブーム」の一因もまた、「変革の思想」が不在であるためではないかと考えます。本題とは直接的には関係ないので、最後に書き加える形式でメモしておきます。
posted by s19171107 at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月27日

日本共産党「党員代表」

 4様ブログにて掲載されている、元日本共産党政策委員長である筆坂秀世氏の講演要旨より一部引用。
http://shinomiya-m.txt-nifty.com/diary/2009/04/post-15e2.html
>>> 共産党内にいると思考停止に陥る。党中央が何を言うかを待っている。これが非常に怖い。党の方針は決まっているから歴史の勉強はしない。自分の頭で考えない。共産党ワールドで生きている。党にいた頃は、テレビの皇室番組が映るとチャンネルを変えた。今は違和感なしに見ている。自分でもこの変化に驚いた。党を辞めて良かったと負け惜しみではなくしみじみ思う。

今の若者がなぜ共産党に入るのか不思議。世の中は白か黒かではない。灰色もある。度量が共産党にあれば幅広い国民の支持が得られる。
<<<
 「共産党内にいると思考停止に陥る」から「党を辞めて良かったと負け惜しみではなくしみじみ思」い、また昨今、若者が共産党に新規入党することが「不思議」らしいです。

 たしかに、共産党員(民青同盟員もそうだけど)が、「自分の頭で考えない」「共産党ワールドで生きている」ことは否定しがたいと私も思います。リアルの知り合いにそっち系が多いので、日々実感しています。もっとも、共産党系以外の人にも、現実世界を認識する営みを停止させて「お花畑」の世界に生きている人は少なくないし、見ている限り、共産党系以外の人の思考停止っぷりと、共産党系の人の思考停止っぷりは大差ありませんけど。もともと自分で考える癖の無い人が共産党には少なくないんでしょうね。

 それはさておき、共産党員に対して辛口の論評をしている筆坂氏ですが、「今の若者がなぜ共産党に入るのか不思議」という部分を読む限り、そういう氏も未だに、「自分の頭で考えない」状態にあるのではないかという疑問を禁じえません。今の「若者」がおかれている状況と、それに対する「世間」の「接し方」(すなわち、当ブログにおいては「世論」と呼んで来たものです)、そして、そういう社会において「若者の側に立っている(ように見える)組織」はどこなのか。どれだけあるのか。その辺を考えると、答えが見えてくるのではないかと。どうしても分からないならば、朝日新聞1月11日づけ「派遣切り、限界集落…そこに「共産党」―ルポにっぽん」において一定の答えが提示されているので、お読みください。「党報告の情勢分析は我田引水」とか言っているけど、筆坂氏の場合は我田引水以前の問題であるような。。。

 もっとも、これは筆坂氏の発言を4様が要約しているものなので、実際はもっと詳しく話されているのかもしれないけれど、もし4様の要約が筆坂氏の発言を正確に要約しているとするならば、筆坂氏は「もともと自分で考える癖の無い人が共産党には少なくない」ことの代表例であると言えると思います。

 そのような視点から考えると、今回の一件を通して、日本共産党という政党は、これほどまでに情勢分析が出来ない人、厳しい表現をすれば、かくも頭を使う習慣の無い人に「政策委員長」なんて肩書きを名乗らせていた(過去形)政党であると言えると思います。私は以前より「容共」的な立場をとってき、またそれを公表してきましたが、ちょっと考え直さないといけないかもしれません。

 なお、「度量が共産党にあれば幅広い国民の支持が得られる」というのは同感。あと、ここには引用しなかったけど、「共産党は企業献金をもらわず地域のために奉仕する政党としての存在意義はある。地方議会で真面目に活動しているのは共産党議員。自民党の地方議員が共産党議員の半分くらい活動すれば大したもの。」というのも。「理論がない人は軽く見られる。」というのについては、理論の無い人は、共産党じゃなくても軽く見られて当然です。
posted by s19171107 at 22:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月09日

「志位和夫チャンネル」@ニコ動はチャンスであるが危険でもある

 つくっちゃったらしいwwwwwwwwww

http://www.nicovideo.jp/official/shii

 案の定、コメントが殺到しており、その内容といえば、当ブログでも時折ご紹介する「信念的反共産党の人と只の馬鹿」系統のものが目立ちます。たとえば、「共産党が政権をとったら」云々とか相変わらず書いている人がいますけど、今現在、共産党に投票している2〜3パーセントの有権者だって、「与党共産党」を望んでいる人がどれだけいるのやら。。。たぶん、全有権者の1パーセントにも満たないと思いますよ。そんな弱小政党に対して、全く非現実的な仮定(というか「妄想」だよ)をもとにした攻撃を仕掛けている人ってどういう人なんでしょうねえ。

 でもまあ、ああいう試みは新鮮。共産党といえば、かなり好意的に評価してもなお、どこか頑ななところがある組織ゆえ、ニコニコ動画というユーザーと投稿者が本当に1対1で対峙しあう場において鍛えられてほしいと思います。

 ところで皆様、金正日総書記(総秘書)が、まだ労働党書記だった1992年1月3日に発表した、『社会主義建設の歴史的教訓と我が党の総路線』という論文をご存知でしょうか。まあ知らないでしょうな。普通なら
 要するところ、金正日書記流の「ソ連・東欧圏崩壊の原因分析」といったところなんですが、そのなかで金正日書記は、崩壊の一因を「社会主義建設における"主体の強化"と"役割向上"という問題についての取り組みが足りなかった」、もっと簡単に言えば、「大衆が社会主義の必要性を理解しきっていなかったがために1989年を前後して資本主義体制に移行した」としています。そして金正日書記は、この歴史的教訓から「主体の強化」と「役割向上」を重要課題として提議しました。

 金正日書記は、この歴史的教訓から見出した重要課題を国政に盛り込んでいるようですが、実はこの「主体の強化」と「役割向上」という点について、下手すると共和国以上に積極的に取り組んでいる国があります。それが日本です。

 たとえば、チュチェ96年12月3日づけ「ベネズエラ憲法改定投票とNHKBS報道」においてもご紹介したように、今現在「社会主義」を看板にしているベネズエラ(けど実際あれってただのバラマキじゃね?)についての、かなり意図的に編集をされた番組などを通して、一般市民は、「反社会主義的な"主体の強化"」を日々されています。(一方で、中央アジアの「旧ソ連から独立した資源産出国」のハチャメチャっぷりには妙に静か。ウズベキスタンでおきた反政府デモ参加者数百人を治安部隊が虐殺した事件なんて報じられたっけ?)

 私としましては、以前から取り返し取り上げて来、今回もご紹介した「共産党が政権をとったら」系のアレな言説や、あるいは、明らかに党綱領を読まずに勝手な想像を基にゴチャゴチャ言っている方々というのも、あるいはこの「反社会主義的な"主体の強化"」によって生み出されたものなのではないかと思います。

 その点、先にも書きましたが、ニコニコ動画はユーザーと投稿者が本当に1対1で対峙しあう場です。この場を上手く活用して、「社会主義建設における"主体の強化"」を図ってほしいと思います。これはチャンスっすよ!志位さん!

 しかし、突然に閉鎖とかコメント削除とかそういうのだけは絶対にやらないように。日本共産党はご存知の通り、ソ連共産党をはじめとした旧東欧共産圏政権与党による「言論の自由の抑圧」という悪業の数々の風評被害によって、ただでさえ言論関係においては爆弾を抱えているのに、わざわざその爆弾の近くで火遊びなんてしないように。共産党の中の人は真面目な人が多いから、イタズラ書き込みの整理をしようとして、逆に信念的反共に付け入られる隙が生じかねないから、その点ではこれは些か危険な試みかもしれません。
posted by s19171107 at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

共産党関係の世論を集めてみようと思う

http://excite.co.jp/News/politics/20080831/20080901M10.040.html
>>> 2008年8月31日 19時43分
<共産党>「蟹工船」ブームで1万人新規入党
 小林多喜二の「蟹工船」ブームに乗る共産党の地方行脚に従来の支持者を超えた関心が集まっている。格差問題に対する取り組みなどが評価され、昨年9月以降の10カ月間で約1万人が新規に入党。次期衆院選をにらんだ幹部の演説会には1カ所平均約1300人が集まる。接点のなかった業界団体や保守系地方議員との対話も行われ、国政の長期低迷脱却への期待がふくらみ始めている。

 8月28日午後、京都市伏見区にある京都府トラック協会事務所。衆院京都1区から立候補予定の穀田恵二国対委員長が初めて訪ねた。協会は杉本守専務理事が出迎え、燃油高騰に苦しむ業界の現状や環境、行政改革で1時間にわたり意見交換した。協会の陳情先は自民、民主両党が中心で、協会員で構成する政治連盟は両党議員のパーティー券を購入してきた。初めて共産党を迎え入れた理由について杉本氏は「弱者への思いやりを感じる」と率直に話した。

 保守系地方議員との接触も増えた。市田忠義書記局長は7月上旬、奈良県吉野郡などの7市町村の首長・議員と会った。下市町の森本晴男議長は「私は与党議員だが、私たちの気持ちを一番代弁してくれるのは共産党だ」と明言した。

 共産党は志位和夫委員長が就任した00年11月時点で衆院20、参院23だった国会での議席が、現在は衆院9、参院7。国会の党首討論にも参加できない低迷状態にある。旧来の支持層の高齢化も顕著で、新たな支持層の獲得が急務だ。同党は次期衆院選で小選挙区候補擁立を140選挙区程度に絞り込み、比例代表に重点を移した。広範な支持獲得を目指した演説会はすでに47都道府県135カ所を数え、参加者も計約17万人に達した。集会の盛況が選挙結果に結びつくかは微妙だが、穀田氏は「何十年も接触がなかった人たちの視野を広げられた意味は大きい」と手応えを語る。
<<<
 久々に共産党関係の「世論」収集。

 以前は「信念的反共産党の人と只の馬鹿は除外する」としてきましたが、今後以降は、「信念的反共産党の人と只の馬鹿」については、別途ではありますが、一応保管することにします。

 まずは従来基準、すなわち、「ちょっと頭の片隅に入れておいたほうが良さそうな投稿」をご紹介します。途中で面倒くさくなったので150件程度しか目を通していませんが、殆どが歓迎しない書き込みです。(150件全てご紹介するわけではありません。類似したものや、取るに足らなすぎるものはカットしました。)

続きを読む
posted by s19171107 at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月05日

共産党関係の世論を集めてみようと思う(1)

 私は自身が日本共産党(以下「共産党」と省略)支持であることを以前から明らかにしております。最近は余りこっち関係の記事は書いてきませんでしたが。しかしながら、共産党万々歳かといえば、それは大嘘になってしまいます。言わば「消去法的共産党支持者」といったところでしょうかね。

 それはさておき、私は自称共産党員の方々が集う掲示板や某SNSのコミュなんかを覗かせていただいておるのですが、どうもその手の方々は、自党への支持が思うように伸びない理由を「メディアの2大政党制キャンペーン」とか、あるいは「反共宣伝」みたいなものにばかり求めているように思います。

 まあ確かにそういう面も否定できないのですが、私としては、それはあくまで支持が伸びない要因の一つに過ぎず、ほかにも要因はあるものと考えています。

 ゆえに私は、共産党関係者の方々におかれましては、もっと色々な掲示板に顔を出して、そこでの論議の行方を採集して、自党の運動方針構築に役立ててほしいと常々思っているのですが、どうも余りそういう動きが見られません。

 まあ、共産党関係の論議といえば、党関係者が身内で自党を称えるか、あるいは反共産党の方々が妄想逞しくバッシングに走っているかくらいしかないので、共産党関係者の方々におかれましては、わざわざ妄想逞しく、いくら説得したところで意見を変えることはまず無い反共産党を信念としている方々の意見なんて聞いたところで意味は無いし、わざわざ嫌な気分になりたくないと思っているとしたら、それはそれで仕方ないと思います。

 しかし、実際はよーく探してみると、決して信念的反共論者ばかりではなく、また、ちょっと頭の片隅に入れておいたほうが良さそうな投稿もあります。

 一方で、繰り返しになりますが、わざわざ嫌な気分になりたくないと思っている方もいらっしゃるでしょう。

 そこで、これから時折、共産党関係の「世論」を、「いつものやり方」で採集してまいります。もちろん、信念的反共の「罵倒」や、あるいは関係者自画自賛系の「世論」、はたまた「もっと左の方」からの批判については、私の判断で(←ここ重要 何を収録するかは私基準で参ります)バシバシと切り捨て、理由付けなども比較的できているもののみご紹介してまいります。

その第一回は以下のコメント欄より。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080505-00000021-mai-pol
 次期衆院選で小選挙区候補を大幅に絞り込む共産党の票の行方に自民、民主両党がヤキモキしている。共産党が候補擁立を見送った4月27日の衆院山口2区補選は試金石と見られていたが、民主党が後押しを受けたと評価する一方、数字は相当部分が棄権に回った可能性も示す。民主党は「民共協力」に大きな期待をかけるが、自民党からは「それほどの影響はない」という読みも出ている。

 共産党は昨年9月、「参院選比例の得票率が8%に満たない小選挙区」などの条件での候補絞り込み方針を公表。独自候補を擁立するのは135選挙区前後とみられ、残り165前後での共産票の行方が自民、民主両党にとっての注目の的だ。

 「共産党を支持した方々も私どもに投票してくれた。野党政権をつくるという一点で共通している」

 民主党の小沢一郎代表は山口2区補選勝利の翌日、記者会見で表明。合わせて小沢氏が不破哲三前議長、鳩山由紀夫幹事長が市田忠義書記局長にそれぞれ謝礼の電話を入れた。

 05年前回衆院選の山口2区で共産候補の得票は1万3499票。補選の際の毎日新聞の出口調査によると、共産支持層の約9割が民主候補に投票したと答えており、民主党は共産票が2万1944票差の勝利に影響を与えたと見ているからこそ謝意を表したのだ。

 しかし、出口調査では自民支持層の約4分の1が民主候補に投票したと回答。自民候補が前回比9918票減で、民主候補が1万2614票増という数字を考えれば、共産票の大量棄権という見方も出てくる。自民、民主両党は今後、このあたりの詳細な分析を急ぐ考えだ。

 一方、民主党が衝撃を受けたのは、補選と同日に実施された埼玉県議西5区再選挙(旧上福岡市、定数1)。共産候補が自民、民主両候補を降し、当選を果たした。民主党は都市部の動向が次期衆院選のカギを握ると見ている中、都市部での共産党との協力の限界も感じ取っている。

 共産党の市田氏は「自民党は支持層が崩れ、民主党は自公政治への対立軸を持っていない。それを分かった人は従来の支持政党を超えて共産党に入れる」と指摘し、フリーハンドを強調している。【野口武則】
 投稿番号順に並べますから、何か気になったら当記事コメント欄でも良いですし、お手元のチラシの裏にでもメモしてみてください。単純な収集ってのも結構面倒くさい作業なんですが、何かのお役にたてれば幸いです。
2
公務員・官公労。自治労の労組分かれているだけで民主、共産、社民、同じだ。

政府の足引っ張り、政権交代もくろみ、公務員天国温存システム完成。

無駄暴き、改革の法案とめればいい。

簡単だね。

労組の利権・特権の半減制約、リストラの法案、整合性あるもの、出すまでは、偽装改革だ。
4
国政選挙と県議などの地方選挙を同列に論ずるのは意味が無い。
国政においての共産党は、特に外交や国防において正直現実性に欠ける。
だから基礎票以外に共産党へ投票する人は少ない。

しかし地方自治体選挙の場合、生活に根ざした部分や清潔さでけっこう共産党の人気は高い。
だからそんなに民主党が心配する必要が無い。むしろ埼玉県議選は共産党にさえ破れた自民党の方がショックは大きいだろう。
国政においては無党派の比重が大きくどちらに流れるかで勝敗が決まる。今の政権を投げ出した安倍さん以降、
最近の福田政権に至るまで自公連立政権に失望した人達のほうが圧倒的に多く、どう転んでも自公に有利になることはありえない。
共産党員の分析だから間違いない。
5
日本で共産党が与党になることはありえない。
そこで共産党への提案。

?自民党と共産党が手を組む、というか一派閥「志井派」として共産党が自民党の中に 入り込む。

?自共連立政権をつくり、少なくとも国家公安委員長のポストをもらう。

?野党連立政権(民主、共産、社民、国民)になれば、自公連立政権との対立軸がはっ きりとした明確な「二大連立政権制」が達成できる。
「この売国奴!」「やい、カルト宗教!!」といった野次が国会で飛び交い、国民の 政治への関心は高くなる。

共産党が存在感を高めることは重要だ。
ただ、そういった度量がないのが共産党の共産党たるゆえんだが…。
22
共産党に国政は任せられないが、批判勢力としての存在意義は大きい。
現状認識についても、一番勉強しているのが共産党。
共産党が共産党でなかったら、投票するのに。
現実的には民主党でしょう。
36
もし日本共産党が支持拡大を本気で考えるならば

「日本共産党」と「中国共産党」はどこが違うのかを明確に国民に示すべき。

「しんぶん赤旗」にちょこちょこ書いても読んでいる一般人は少ない。
44
まだ一回も共産党とも共産党の議員の名前は書いたことがないが次回の選挙では選択肢の中に入ってきた。
一番理論的でよく研究しているし筋が通っている。自民党に欠落した弱者の視点を持っている。護憲だから安心でもある。
唯一経済に関しては世界の中では通用しない
68
「野党政権を作るという一点で共通している」っつたって、野党政権という言い草も不満ですね。自民打倒だけが、最大かつ唯一のマニフェストじゃ政党としての存在価値ないですよ!
協力体制を組むなら、マニフェストのこの部分で共産党と協力体制を組める・・・という風に、政策中心に国民に説明してほしい。
多数決の民主主義ではしょうがいないのかもしれないけれど、過去の「野党政権根性」が自滅して自民政権を延命・安定させてきた事を忘れないで欲しい。
99
存在するものには理由がある。
唯一抵抗のあるのは党名のみ。
でも比例ではいいかな。
129
とうとう、共産党まで・・・。選挙権を持ってから10年強、
少なくとも働くもの、貧困な庶民の味方だと思い、悲惨な我々の生活を打破してくれるものと思い、共産党に票を投じてきましたが、選挙協力・またその後連立となるとすれば、考えざるを得ません。今の自公政権よりは確かにマシかもしれません。
しかし、民主党の大半は旧自民党ということを忘れてはいないでしょうか?仮に民主党が政権を取るようなことがあったとして、果たして真に働くものの為の世の中になるでしょうか?心配です。
共産党がだめなら、それに代わる社会の搾取層と戦ってくれる政党の誕生を期待したいですが・・・。
135
赤旗新聞をなくした共産党だったら野党第1党になってほしい気がするのだが。
民主党と連合するのなら安心して政権をまかせられそうな気がする。
共産党のタカ派はなんとしても押さえ込んでほしい
193
共産党...名称が悪い、今時共産なんて、中国と北朝鮮だけ
名前さえ変えて、政治色変えたら天下取れるかも
日本で唯一の野党で、ぶれは少ない
あとの政党は、みんな同じ色
巷では、共産党に入ると、赤旗新聞購読させられ(活動資金)警察に就職できず
大手企業にも就職できないらしぃ(幹部が職場に乗り込んでくるらしぃ)
安定した自営業でもしてない限り、党員には入れないだろうあ
207
私は支持政党は無い
世界各国で劣悪な環境を生み出した「共産主義」には反対するが、言ってる事を聞く限り共産党=共産主義というわけじゃーない。
ジャーナリストとか共産党をよく批判するが中身よくみないと。
・自民党=既得権益守護
・民主党=筋の通っていない半政権政党
・公明党=宗教団体、個人の思想皆無
・共産党=一般国民向け政策、だが現実を見ていない
他にも政党はあるが私の認識はこんな感じ

各政党はしっかりとした方向性を打ち出してもらわないと所属している議員さんの主義主張も揺らいでくるぞ。
233
伊吹、古賀、二階など私利私欲の利権議員はもういい。
小泉、安倍などの似非改革(改悪)論者ももういい。
山本一太は論外だが若手には期待するが現行体制では生かせないだろうな。

かといって小沢、鳩山、菅の3羽ガラスも胡散臭い。
前原も国会運営と選挙に疑問符。
岡田も自信のなさが顔に出てるし。

共産党は足元しか見えてなく、外交・経済に疎すぎる。

社民は論外(おばちゃん集団の感じがする)。

近いうちガラガラポンッで政界再編が濃厚と思われるが、そのときは1行目の議員は間違いなく落選させて欲しいものです。
255
党名はどうあれ、過去10年の共産党の活動を見ると、今もッとも信頼できる政党かもしれない。共産=中共と党名がダブッてしまうが、党名さえ変更なれば、確実に1票を入れる!しかし万が一連立にしても政権を共産党に譲るのは怖い。しかし純粋に、政党助成金受け入れ無し企業献金無し、はクリアーな政党と思えるが、残念なことに、万年野党は残念な政党に思える。決ッして悪さをした政党ではないが、共産党という党名の響きを変えて欲しい。他国では、軍隊=共産と言うような意味に取られてしまう。自民、民主は信じる事ができない。なぜなら、彼らこそ、金でしか動かない。今こそ、時代錯誤なれど山本五十六のような、リーダーが日本には必要である。
266
共産党が政権を握ることはあり得ないと思います。国民にアレルギーがある中、いったい全体、どうやって200議席以上獲るのですか?絶対に不可能ですよ。共産党による政権奪取不安論には、反共宣伝の意味合いがあることを忘れないでください。
284
一般人にとって、共産主義者の解らない点。
1.以前、極左主義者は反イスラエル闘争していたが、共産主義自体ユダヤ人が作った思想だ。また、ナチはユダヤ人迫害したのに、反ナチの共産主義者は何故同じように反イスラエル・ユダヤ闘争したのか?
2.日本共産党は、中国やソ連とは違うと言うのに、彼らと連携をすべく、渡航暦が多いのは何故か?
3.日本の軍事を軽視するのに、仲間の中国ソ連は軍事大国である。変ではないか?
4.食料自給率が低い日本で、共産主義的鎖国により、食料不足したら、「文化大革命」のような手に出るつもりだろうか?
わからぬ点が多いですね。
285
「共産党が政権をとったら〜」とか言って不安を煽っているのがいるけど,誰も共産党に政権まで取らせようだなんて言っていない.自公にお灸をすえるために,政権をとらない程度に議席を持たせてやるかと言っているだけ.
 なるべく信念的反共はカットしたつもりだけど、それでもちょっとグレーっぽいのはあるなあ。ともあれ、今後も折を見て続けたいと思います。
posted by s19171107 at 22:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月01日

「反省のふり」でも良いから何か公式発表を

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091208964278.html
最近、「フィンランド式」と題した書籍などを見かけるようになった。

OECD(経済協力開発機構)が実施した「学習到達度調査」で、フィンランドが上位を維持していることから注目されてきているようだが、そもそも「フィンランド式教育」って、どんなもの? 
『親子で楽しく学ぶ フィンランド式脳力アップBOOK』(フォーメンズ出版)の著者・小林朝夫さんに聞いた。

「フィンランドの国の教員方針は、生活のなかで多くの知識を身につけることを重点においています。森の中に入って、実際に木や草や花を自分の目で見て、手で触れて確かめ、それらの植物の詳細について学ぶ。そんな実践的な教育を柱にして、立体的に知識と思考力を身につけていく方法が『フィンランド式』なんですよ」

実はこれ、日本も昭和60年ころまで学校で行っていたものだそうで、フィンランド政府がいま行っている教育方針とかつての日本の教育とは、非常に似ているのだと小林さんは言う。
「バブル突入で失ってしまった日本の良き教育・原点にかえるという意味を含めて、それを継続している現代のフィンランド式の教育法を提唱しているんです」

フィンランド式とは、簡単に言うと、「生活の大きな輪の中で、様々な知識や思考力を身につけていく」というもののこと。想像力や思考力を身につけるのなら、たくさん読書をすれば良いのでは? とも思うが……。
「本をたくさん読むことは、それなりに想像力が身に付き、とてもよいことだといえます。たくさん言葉を書くのもいいでしょう。しかし、人間の思考力というものは、全てが関連づけられて体系化されています。フィンランド式の学習は絵と言葉を使って、想像力が蜘蛛の巣のように放射状に広がるように工夫されていて、思考力の体系化が自然に頭の中で行われるようになっているんです。この思考力の体系化こそが、フィンランド式学習法の最大の利点であり、こどもたちにとって必要不可欠なものなんですよ」
そこで、「関連付けによる体系化」を具体的に行うために取り入れられたのが、イラストを見ながら名称を答えるドリル形式なのだそうだ。

「イラストの知識は一部に過ぎません。たとえば、傘の名称にしても、傘の柄の部分については誰でも知っているでしょうが、『石突き』などというとどうでしょうか? その部分の名称にも驚かされるこどもも、いると思います。さらに、その名称の意味を知って、理解を深めるこどももいるでしょう。一つのモノについて、蜘蛛の巣のように放射状に知識を得る。そして、それを体系化する。つまり、フィンランド式の学習法の練習として、イラストを見て考えるドリルという形式になっているんですよ」
単にイラストの名称を答えるのではなく、あくまで「解答・解説」のページを見て、自分なりにそのモノについての理解を深める作業が、重要なのだとか。

実際に、ドリルをやってみると、楽しくスイスイ進んでいくので、「勉強している」感がない。
大人も、忘れている名称を思い出したり、意外と雑学的な解説などに、フンフンと頷きながら、つい読み進めてしまう。

そうか。本来、勉強ってこういうことだったのか……と考えさせられる一冊だ。
 太字部分(当方編集)は、以前より日本共産党や民青同盟あたりが繰り返し主張してきたことです。たとえば、以下は、2006年10月14日に開催された10・14 教育基本法改悪反対大集会in東京の会場にて配布されていた民青同盟東京都委員会発行の冊子の1ページです。
97.5.1.JPG
(クリックで拡大)
 さて、この冊子は、内容的には今回ご紹介したエキサイトの記事と大体同じであります。つまり、1年半以上も前から同様の主張を民青同盟は展開してきたということであります。これは、民青同盟の着眼点の鋭さというか、「いいとこ見ている」の証左であります。

 しかし一方で、この1年半の日本の教育情勢を見るに、旧教育基本法を参考にしたフィンランドの成功例に続くどころか、むしろそれと逆行する情勢でありました。つまり、民青同盟は、この1年半の「逆行」に対して何ら手を打たなかった(打てなかった?)ということであります。

 まあこれは、日本共産党や民青同盟にはよくあることだし、あの人的勢力では大したことできないのは明らかなので、仕方ないといえば仕方ないのですが、問題は、こういう結末についての中央委員会名義の自己批判、すくなくとも「至らなくてごめんね」くらいのコメントを、私、見たこと無いんですよ。

 たとえば共産党は、昨夏の参院選で惨敗を喫しましたが、なんか「大局的に見れば」とか、「我が党の論戦が与党を追い詰めた(けど票は民主党にとられた)」みたいなコメントに終始しているわけです。しかし、政治というのは結果を残さないといけない。いくら「正攻法で頑張りました」と言われても、結果を残さないと意味ないのであります。

 その点、本日付の『赤旗』にはガッカリしました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-05-01/2008050101_01_0.html
暫定税率復活 自公が強行
共産党、出席し堂々と反対
衆院本会議 民・社欠席

 自民・公明の与党は三十日、衆院本会議で、ガソリン税の暫定税率を復活させ、今後十年間維持する租税特別措置法改定案など歳入・税制関連法案の再議決を強行し、三分の二以上の賛成で成立させました。法案が参院に送付されて六十日経過したことから、参院で「否決」したとみなす議決をしたうえでの暴挙です。参院の審議権を奪う「みなし否決」は五十六年ぶりでした。

 これにより、五月一日から暫定税率分(一リットル当たり約二十五円)など国民には約二・六兆円の大増税となります。日本共産党は衆院本会議に出席し、堂々と討論を行い、再議決に反対しました。民主党、社民党は欠席。国民新党は再議決の際に欠席しました。日本共産党は本会議に先立ち国会議員団総会を開き、志位和夫委員長が政府・与党による暴挙に厳しく抗議しました。

一片の道理もない
議員団総会 志位委員長が批判

 志位委員長は与党による暫定税率再議決について、「政府・与党のみずからの言明にてらしても、国民生活の深刻な実態にてらしても、ひとかけらの道理もない暴挙だ」と述べ、三つの角度から、批判しました。

 第一は、歳入・税制関連法案が、道路特定財源を十年間続けることを前提にしている問題です。二〇〇九年度から道路特定財源を一般財源化するとした福田康夫首相の言明と根本から矛盾するものです。

 第二は、暫定税率の復活が、二・六兆円もの増税を強いる問題です。食料など生活必需品の値上げや、後期高齢者医療制度による負担増のもとで、暫定税率を復活させれば、国民生活に重大な混乱と打撃を与えることは明らかです。

 第三は、なぜ、これほどまでに政府・与党が暫定税率復活に固執するのかという問題です。それは、「総額先にありき」で高速道路をつくり続ける計画を進めるためです。この方式にしがみ続けるかぎり、たとえ一般財源化したとしても、際限なく高速道路づくりが続くことになります。

 志位氏は「無駄な道路ではなく、福祉と暮らし、医療にこそ大切な税金を使えというのが国民多数の声だ」と強調し、道路特定財源と暫定税率の十年延長の中止、「道路中期計画」の撤回を求めました。

 次に志位氏は、今後の国会にのぞむ党の基本姿勢について、「論戦と国民運動をつうじて、福田・自公政権を追い詰め、国民要求を実現する――この立場が何よりも大切だ」と述べました。

 道路問題とともに、後期高齢者医療制度の廃止や、労働者派遣法の抜本改正、日本農業の再生、地球環境問題、名古屋高裁で違憲と断罪されたイラクへの自衛隊派兵など、国会が取り組むべき問題は山積しています。

 志位氏は「これらの国政上の問題について、国民の前でことの是非を明らかにする徹底した論戦を行うことこそ、国会の責任だ」と強調。引き続き党国会議員団が、論戦と国民運動によって政権をおいつめ、国民要求を実現するという天下の大道に立ち、真価を発揮する決意を表明しました。
 立派ですねぇ「出席し堂々と反対」とは。で、結果は?
 「頑張ったから結果はどうあれ、とりあえず良くやった」というのは小学校低学年までだと思うんですけどねぇ。

 当記事を共産党員・民青同盟員の方がご覧になっているかは存じ上げませんが、もしご覧になっていれば、こういう見出しを機関紙に堂々と掲載することや、あるいは、組織力の関係で実行出来ないキャンペーンを盛大にぶち上げることは、傍から見ると如何に組織に力が無いかが良く見えるので、ご注意ください。そして、キャンペーンに失敗したときは、必ず「反省のふり」でも良いですから、何か公式発表をつけときましょうよ。

 今の日本の政党は基本的に全部、無責任政党であり、キャンペーンに失敗しても「相手がが審議に応じなかった」といったふうに、責任の擦り付け合いに終始しています。その情勢で「主要な責任は与党にあるものの、我が党の力が及ばなかったのも、大きな問題点の一つであった」というふうに、自分から非を認める政党になれると、一歩抜きんでると思いますよ。もちろん、「大局的には〜」というような、自画自賛文句は一切抜きで。
posted by s19171107 at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月27日

「日本共産党宣言 志位和夫共産党委員長 資本主義を叱る」(『週刊朝日』)について

 24日あたり発売の、『週刊朝日』に「日本共産党宣言 志位和夫共産党委員長 資本主義を叱る」という記事が掲載されました。

 現代日本の情勢と、その根本原因である資本主義の病理について批判し、そこから目指すべき社会の輪郭みたいなのが書いてあり、全部で5ページの記事ですが、日本共産党の立場を簡単に知るには丁度良い内容と分量だと思います。
 発売中の雑誌の記事をスキャンするのは流石にどうかと思うので、今回は、要点をまとめ、それに対する私のコメントを書きます。


 まず記事は、当ブログでもちょっと取り上げた2月8日の志位質問への反響や、「R25」へのマルクス紹介記事など、日本国内でも共産主義再評価の動きがあるのではないか、という編集部の質問に対する志位氏の返答から始まりました。
 志位氏曰く、米英のメディア調査などでも、マルクスを3大哲学者するなど、マルクスの人気は世界的に急上昇していると指摘しました。

 つづいて、「資本主義の本家本元」である米英で、どうしてこのような動きが見られるのか、という編集部の質問に対して、志位氏は、貧富の格差の世界的広がり、投機マネーの国民経済破壊、不況・恐慌の制御不可など、資本主義の矛盾が深化しており、これらの解決が資本主義の枠内においては難しいという認識が広まりつつあるのではないかと指摘し、これが資本主義の本質を明らかにしたマルクスを再評価する動きに繋がっていると推測しました。
 そして日本については、労働基準法に残業上限時間がないなど、更に特殊な「ルール無き資本主義」であり、また、非正規雇用が全体の3分の1まで増え、その7割強が仕事のあるときだけ雇用される登録型派遣という不安定な状態(欧州においての派遣労働は本当に一時的なものであり、正社員と同じ労働内容の場合は均等待遇のルールが定められている)におかれており、特にここ十年、人間使い捨て型の19世紀的な野蛮でむきだしの資本主義が新たな残酷さをもって復活していると批判しました。

 つづいて、これらの問題は「資本主義の本質」に根ざしたものなのか、という編集部の質問に対して、志位氏は、資本主義の本性は利潤第一主義であり、この立場が労働者絞り上げと、それに伴う貧困化をもたらす。昨今の結婚・出産もできない若者の増加などは、この資本主義の本性に根ざした現象であり、これを放置すれば今後の日本社会は成り立たないと主張しました。

 さて、そもそも労働って何なんでしょう。この質問に対して、志位氏は以下のように答えました。
 曰く、「人間らしい労働」とは、労働を通じて自己実現をし、自分の能力を豊かにする要素が必要と。しかし実際は労働者の給与は減り続け、ついに年収200万円以下の労働者が1000万人を越えた。昨今の「格差問題」の本質は「貧困」であると指摘し、この情勢を変え、「人間らしい労働」を実現するには、まず資本主義の枠内で、たとえば、正社員化など、向きの直接雇用を進め、使い捨ての最悪形態である派遣労働のような間接雇用をなくしてゆくなど、「人間らしい労働・経済」のルールをつくることが必要だと訴えました。

 ところで、昨今は正社員の地位もあやうい情勢です。この点に関して志位氏は、現状は「板子一枚下は地獄」という正社員のあやうい立場が、正社員の際限の無い長時間労働に駆り立てており、それが過労死・過労自殺の元凶になっている。これを解決するには企業に雇用を維持する社会的責任があるとしました。また、大企業の多くは目先の利益追求に熱中しており、中長期的な社会・経済への責任を負わなくなり、結果、技術・知識の蓄積が停滞している。企業活動を無制限に自由化すれば、社会全体が不自由になり、持続可能な社会ではなくなることを自覚しなくてはならないと指摘しました。国民の暮らし自由の保障が社会の発展に寄与し、長い目で見れば企業にとっても利益であると指摘しました。

 つづいて、ライブドアや村上ファンド(M&Aコンサルティングなど)の隆盛から、社会に「競争で活力が生まれ、勝ち組が全体を引っ張る」とか「自己責任だから自由にやらせろ」などという考えが蔓延った件について、志位氏は投機荒稼ぎの原資は「人間としてのまともな生存条件さえ保障されていない人たちから搾り取ったカネ」であり、そういう人たちの痛みが分からないのは経営者として失格であると断じました。

 ライブドアや村上ファンドなどの投機・M&Aは日本だけの問題ではありません。今や世界中で投機マネーが飛び交っています。編集部は、国際的投機マネーの時代はマルクスの時代とは異なるが、昨今の投機マネーの問題についてはどうかと話題を振りました。
 志位氏は、マルクスの「資本主義は株式会社を発展させるが、それは巨大なギャンブル制度を作り出す」という『資本論』の一節(そんなくだりあったか良く覚えていないんだが)を引用し、短期の利益を最も極端な形で追い求めるのが投機マネーであり、これらは実体経済とかけ離れたところで利益を上げようとする、「商売の邪道」で「資本主義にとっても先の無い末期的症状」であり、カネもうけこそが目的の全てである資本主義の行き着く先であると断じました。

 つづいて、ちょっと哲学的な話から社会主義の展望へ。
 「人にとって幸せな生き方とはどのようなものか」という問いに対し志位氏は、本来、様々な形の発展の可能性があるはずの人間は、資本主義社会においては一部の人以外は長時間労働や雇用不安定によって発展が自由にできないでいる。社会主義社会では生産手段の社会化によって搾取を廃絶し、労働時間を抜本的に短縮することによって社会全ての人の人間的発展を保障できるようになり、それが人類全体の財産であり、社会全体を豊かにする原資となると主張しました。

 対して編集部は、「多くの人の心には、怠けたいとか、自分だけ得をしたいといった利己的な部分もあります。仮に生産を社会化しても、みんなが「誰かがやってくれる」と、あぐらをかいてしまったら仕組みは壊れませんか?」という、妙な質問をぶつけました。
 対して志位氏は「社会の発展に即して、人間の意識も変わってくるでしょう」とし、モーツァルトが作曲し、ピカソが絵を描くのは苦役ではなく喜びだったと指摘。もともと人間は、労働を通じてサルから進化してきたのだから、真の自発的労働は喜びになるはずだと反論しました。

 さて、社会主義者・共産主義者に対する風当たりは尚、強いものがあります。その原因として、ソ連や東欧など、「20世紀社会主義」が派手にぶっこわれ、それら全てが資本主義に転向したことが、人々の間に社会主義に対する悪い印象の原因になっていることは無視できません。この点について編集部は問いました。
 志位氏は、ソ連は生産手段の国有化はあったが、実際の生産者は生産の管理・運営から排除され、抑圧されており、これでは本来的な意味での「生産の社会化」とは言えず、ゆえにソ連社会は社会主義・共産主義とは無縁の社会であったと厳しく批判しました。

 20世紀社会主義については、ソ連・東欧のほかに中国もあります。編集部は、社会主義市場経済の建前を持ちながらも、それこそ「むき出しの資本主義」といっても過言では無い中国について、「貧富の差の拡大や公害など資本主義的な問題が深刻化している」と指摘しました。
 対して志位氏は、中国の「市場経済を通じて社会主義へ」という取り組みは、普遍性と合理性があり、市場機構は経済の弾力的・効率的運営を可能にし、うまく使えば経済発展のテコになると認めた上で、現状においては様々な矛盾も生じているが、それらを無視することなく、調和の取れた発展を図ろうとしているのではないかと分析し、政治上・社会上の未解決問題を残しながらも、全体的には社会主義の方向に向かいつつあるものと捉えているとしました。また、日本共産党も「市場経済を通じて社会主義へ」という路線を綱領で定めていると紹介しました。

 昨今の世界情勢について。
 経済については、冷戦崩壊後の国際情勢は米一極化でしたが、近年はEUやBRICsの重要性が増していることについて、IMFの『世界経済見通し』の統計数値を見る限り、先進国は投機マネーにのめりこんで躓く一方で、内需実物経済中心の新興国が発展しており、今や世界経済の推進力となっていると指摘。世界経済の力関係は大きく変化しているとしました。
 政治についても、ASEAN諸国が1970年代に締結した、戦争放棄と紛争の平和的解決を明記した東南アジア友好協力条約がイラク戦争を契機に参加国を増やし、EUも加盟申請しており、ユーラシア大陸全体の平和共同体になりつつある。また、他の地域でも平和共同体づくりが進んでおり、北米でもカナダは戦争反対であるから、最後はアメリカが残る形になる。このように、政治的にもアメリカは孤立化している。日本はどうするべきか、いつまで付き合うのか、と指摘しました。

 今後の運動について。
 「万国のプロレタリアートよ団結せよ!」という『共産党宣言』のスローガンは今尚有効か、という問いに対し志位氏は、国際連帯の旗印としては、「反資本主義」「反帝国主義」よりも更に広範に人々を結集できるものが必要だと指摘。「新自由主義を押し付ける経済的覇権主義は許さない、国連憲章を踏みにじる軍事的覇権主義は許さない」という旗印なら、更に広範に人々を結集できるものとなるだろうとしました。

 ブルジョアとプロレタリアの階級対立とは異なるあたらな軸が生まれたのかという編集部の問いに対し、志位氏は、根底には資本と労働の対立があるが、同時にもっと広範に人々を結集できる旗印が見つかったのだから、そのなかから資本主義から社会主義・共産主義に向かう前進が必ず生まれてくるのが21世紀という時代だと考えていると訴えました。

 志位氏自身が生きている間に資本主義から社会主義・共産主義に向かう前進が生まれてくるかという問いに対しては、「わからない」と正直に返答しました。

 先進国ではどこも共産党は振るわないことについて、日本共産党に未来はあるかという問いに対しては、社会主義・共産主義の原点は資本主義批判である以上、世界的に行き詰った資本主義には共産主義の未来があると訴えました。

 党名変更について。
 「これだけ共産主義の理想を語ったじゃないですか(笑い)。そんな間違った道は取りませんよ。」


 内容は以上です。

 私としては、この記事について、社会主義論・共産主義論に関するやりとりと、近年の中国に関する認識の2点について気になりました。

 社会主義論・共産主義論に関するやりとりに関して、志位氏の発言ではなく、編集部の、「多くの人の心には、怠けたいとか、自分だけ得をしたいといった利己的な部分もあります。仮に生産を社会化しても、みんなが「誰かがやってくれる」と、あぐらをかいてしまったら仕組みは壊れませんか?」という質問について。

 志位氏も言っているように、社会主義社会は生産手段の社会化・生産者自身による自主管理・自主運営により搾取が廃絶されるとしています。逆に言うと、生産手段が私有化されている資本主義社会では搾取が存在するわけであります。あたりまえだけど。

 で、搾取というのは、要するにピンハネと同じようなもの。つまり、搾取のある資本主義社会というのは、労働者は自分のために働いているつもりでも、実は搾取者のためにも働いているということになります。

 その点、さっきも書いたとおり、搾取の廃絶された社会主義社会というのは、労働の成果が横取りされることはないので、労働の果実が全て自分のものになる。つまり、社会主義社会における労働というのは、資本主義社会のそれとは異なり、完全に自分のための労働ということになります。論理的には

 ところで、社会主義配分原則というのは、大辞泉によると、「各人は能力に応じて働き、働きに応じて分配を受けるとされる」とあります。簡単に言うと労働比例配分ですね。そして、先ほど書いたように、社会主義社会における労働は完全に自分のための労働である以上、配分についても自分のための配分ということになります。

 したがって、自分のため労働・自分のための配分を社会制度として定式化した社会主義社会においては、「誰かがやってくれる」という期待をもつことは無いとおもうんですがね。たしかに「誰か」やるでしょうけど、それは「誰か」自身のための労働であるんですから。

 もっとも、「誰かがやってくれる」ことに期待して、結局誰も働かないという危険性は、共産主義においては考えられます。共産主義の配分原則は、またも大辞泉によると、「生産力が高度に発達」するという留保つきですが、「各人は能力に応じて働き、必要に応じて分配を受ける」とありますから。

 そして、この危険性についての回避を「社会の発展に即して、人間の意識も変わってくるでしょう」というふうに、人間意識の変化に期待してしまっているところは、確かに時代と共に人間意識は大きく変化してきていますが、旧時代的意識だって潜在化しつつも健在である以上、何かの拍子で旧時代的意識が表面化した場合、人間の善意性に期待する経済システムは、ちょっと「危ういなぁ」と思う次第です。

 私自身は以前より、自身に社会主義的傾向があることを表明しておりますが、共産主義的傾向はありません。これは、今申し上げたように、人間の善意性に期待する経済システムには今ひとつ、信頼が置けないからです。


 近年の中国に関する認識について。

 志位氏の「市場経済を通じて社会主義へ」という取り組みは、普遍性と合理性があり、市場機構は経済の弾力的・効率的運営を可能にし、うまく使えば経済発展のテコになるという認識については、私もユーゴ型社会主義の教訓を踏まえた上で、独立採算制の労働者自主管理企業が市場機構を通じて経済活動を行う体制の現実性について、暇なときに考えている人間であるからして、異論はありません。

 しかし、果たして中国はそういう国でしょうか。そういう意思があるでしょうか。そういう環境にあるでしょうか。

 下記は、今年2月28日の東京新聞朝刊記事です。クリックで拡大します。
97.3.27-1.JPG
 「社会主義」中国における農村地域の土地私有宣言。背景は開発業者と結託した中国共産党地方幹部による集団所有地の不法占用にあります。

 私としては、農村の土地は集団所有だからこそ、公的機関、たとえば比較的真面目な党中央の介入が受けられるのであって、これを私有化してしまったら、今度こそ開発業者の地上げに対して公権力が介入できなくなるため、土地の私有宣言は土地防衛の手段としては逆効果なんじゃないかとも思いますが、それだけ農民も追い詰められているということでしょう。

 まあ、それはさておき、この現象において重要なのは、中国共産党地方幹部が開発業者と結託しているところにあります。そして、さらにこれが全国化しそうな情勢です。

 果たして、こんな国が全体的には社会主義の方向に向かいつつあるといえるでしょうか。もちろん、法的には農村の土地は集団所有であると明記されていますが、形式的な社会主義では意味がありません。

 また、昨今のチベット情勢について考えてみても、3月23日の記事の最後のほうにも書いたように、中国の言い分はもはや覇権主義者の言い分と瓜二つであります。この記事において志位氏は「新自由主義を押し付ける経済的覇権主義は許さない、国連憲章を踏みにじる軍事的覇権主義は許さない」という立場を新時代の旗印とすべきだとしていますが、それならば、まさに今、我々の立ち向かうべき相手は中国に他ならないのではないでしょうか。それとも、中国は「新自由主義を押し付」けないから「経済的覇権主義」にはあたらないとか?それは流石に詭弁ですねー

 また、関連して中国の民族政策について考えてみても、レーニン主義的な民族平等政策というよりは、辛亥革命以降、国民党が主に主張してきた「中華民族化」の路線に沿っているように見え、やはり中国は社会主義とは相容れない国であるといわざるを得ません。


 以上2点について疑問を感じたので、メモしておきます。

posted by s19171107 at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月15日

「志位質問への反響」への反響

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-02-15/2008021503_03_0.html
志位質問 反響やまず
使い捨て派遣労働の無法を追及
ネット上で大きな話題に

 貧困と格差の広がりの背景にある雇用問題、とりわけ人間をモノのように使い捨てにする派遣労働の問題を取り上げ、大きな反響をよんだ、日本共産党・志位和夫委員長の質問(八日、衆院予算委員会)から一週間がたちます。新聞やテレビなど、一般のマスメディアがほとんどとりあげなかったのに、質問への反響、激励はあとをたちません。テレビ中継を見たり、「しんぶん赤旗」の報道を読んだ人たちを通して話題になっているほか、インターネット上で広がりつつあるのが特徴です。大反響から何が見えてくるのか―。

“地獄の日々、私も”
 志位委員長は質問で、派遣労働の深刻な実態をキヤノンなどの労働者からの聞き取りによる具体的な事実をあげて告発するとともに、労働者派遣法が労働者を守らず、悪質な派遣元、派遣先企業を保護する法律になっていることを浮き彫りにしました。そして、「労働者派遣法を“労働者保護法”へと抜本的に改正すべきだ」と迫りました。

 党本部への反響で大きかったのは、深刻な実態の告発への共感であり、自らの体験に基づいた実態の告発でした。

 以前、キヤノンの電子工場で派遣社員として働いていた人からは「将来が見えず、不安で仕方ありません。世の中こんなもんだと絶望していましたが、志位さんの質問を見て、一筋の光が見えた気がします」というメールが寄せられました(九日)。「ライン主任を任されていましたが、私以外全員外国人でした。深夜の残業は当たり前、毎週のように休日出勤です。『代わりはいくらでもいる!』これがキヤノンの口癖です。あるとき私のラインの人が流産しましたが、次の日には仕事に来ていました。休んだらもう仕事がないですから」

 「志位委員長さんの発言に涙が出ました。私たち派遣労働者は、不安定な雇用と低賃金、長時間労働の毎日に疲れ果てています。明日の希望など全く抱けません。地獄です。こんな実態を的確に代弁下さり、捨てられたような運命に落胆していましたが、エネルギーがわいてきました」(メール、九日)

 「私自身も朝九時から夜九時とか、朝七時半から夜十時などという過酷な勤務を強いられています。将来に希望などありません」(埼玉県の人からのメール、十二日)

“日本社会の大問題”
 この問題が、派遣労働者だけの問題ではなく、日本社会全体のあり方の問題だととらえた声も数多く寄せられました。

 「私は経営に携わっているが、キヤノンのようなやり方が普通になると、すべての企業がだめになる。経営者であっても、社会的秩序は必要だと思う」(長野県の男性、電話、八日)

 「若い人が二―三年勤めても、このような勤め方ではキャリアアップできないことが不安だ。私は経営に携わっており、御党とは立場を異にしているが、志位さんの質問の問題意識にそのことがうかがえた」(東京都の男性、電話、八日)

 「私の勤めていた有名な大企業でも、正社員の減少、派遣、請負の増加と、労働者の権利が守られておりません。管理職の間でも、このようなことでよいのかと疑問をもつ人が大勢います」(メール、十二日)

 「『まったくそのとおりだ』と声をはりあげてしまうほど共感しました。派遣労働という極めて劣悪で差別的な労働形態が、日本の社会全体をゆがめるものになっている実態に鋭く迫った質問に大いに勇気づけられました」(大分県の六十七歳の男性、メール、九日)

 「志位さんの質問は社会の底辺で苦しむ労働者の叫びであり、社会の明日への扉を開こうとする力強いノックです」(富山県の六十三歳の男性、メール、十二日)

“共産党ならではだ”
 「企業献金をもらっていない共産党だからこそできる追及だ」(男性)など、大企業の横暴勝手に何の気兼ねもなく正面から立ち向かえる日本共産党ならではの質問だとの声も相次いでいます。

 「世界一のキヤノンのひどい労働実態を明らかにしたのには驚きました。共産党でなければ、こういう不正は暴露できませんね」(飲食店勤務の女性、電話、八日)

 「痛快でした。経団連会長御手洗氏のキヤノンの実態を暴き、調査を約束させた。日本共産党しかできない質問ですね」(京都府の六十歳の男性、電話、九日)

 「他の党とちがい、迫力ある的を射たものでした。現場の声をよくつかんで、説得力があり、さすが共産党と思いました」(宮崎県の男性、電話、十日)

 「こんなに日本の将来を心配して政府に答弁を求める人がおられるとは知りませんでした。志位委員長さんがその実態をつぶさに調査されて、熱意をもって政府に答弁を迫る迫力は、おそらく衆院議員の中でも筆頭ではないかと感激しました」(メール、十二日)

 「すばらしい質問でした。共産党のポリシーにすべて賛同できるわけではありませんが、二大政党を選べと言われたら『自民、民主』ではなく『自民、共産』だと思っています」(メール、十三日)

◆ランク1位も
 「ありがとう! 応援するぜ!」「わかりやすい」

 インターネット上のある動画サイトでは、志位委員長の八日の質問が、「本日(十四日)の政治分野の動画ランキング」第一位。質問を見た人が感想をサイト上に次々と書き込み、四千七百以上になっています。

 「…これが厚労相の答弁? ありえないだろ」「キヤノンてこんな会社だったのか…」など、画面を見つめる人の息遣いが聞こえてくるようです。

 志位質問は五十分間という長さ。それでも「最後まで見てしまった」「論理的だったしよかったよ」と、真夜中にサイトを見た人からの感想もありました。

 目立つのが共産党に対する期待です。「共産GJ(グッドジョブ)過ぎる」「党名なんて関係ないね。C(志位委員長)応援する!」など、質問から一週間たった今も、感想は増え続けています。

◆ブログで続々
 インターネット上の個人の日記(ブログ)でも、志位委員長の質問を見た人の感想がさまざまに書き込まれています。

 車中、ラジオで質問を聞いていたという新潟県の男性は「おもわず、車を止めて目的地への時刻も引きのばして、聞き入っていた」。

 昨年十一月からキヤノンで派遣として働き、一月の中旬に突然解雇された男性のブログでは、「寮費その他抜かれて給料は十万前後」「いきなり今週で解雇するといわれた」と自らの経験を語っています。

 また、「僕個人としては、共産党と思想的に相容れることはない」という人のブログには、「日本の内政問題(格差問題)に関しては、『なんとかしたい』という思いは一緒」「共産党を応援するのは嫌です。それでも、日本のためであるのなら、共産党に『がんばれ』とエールを送りたい」と書かれています。

動画で見られます
 志位委員長の質問はインターネットの動画サイトでも視聴できます。日本共産党の動画サイト・JCPムービーは日本共産党のホームページにあります(URL=http://www.jcp.or.jp/movie/news_mov/20080209/index.html)。

 日本共産党は、インターネット動画共有サイト「YouTube」(ユーチューブ)に「JCPmovie」チャンネルを開設しています。同サイトでは、全質問51分とともに、論戦のハイライト7本(3―7分)を視聴できます(URL=http://jp.youtube.com/jcpmovie)。

「赤旗」号外発行 パンフも
 日本共産党は、志位委員長の質問の全文を、グラフや表もふくめて掲載した「しんぶん赤旗」号外(タブロイド判八ページ、カラー=写真)を近く発行します。大企業の職場門前などでの宣伝行動や各団体への申し入れへの積極的活用を呼びかけています。これとは別に、全文掲載のパンフレットを作成します。
 この記事に対して、某所での反応は、「自画自賛してるアホか」といったシラケたもの、あるいは「共産党は恐ろしい」といったネガティブキャンペーン、はたまた「"共産党"じゃなきゃなぁ」とか「共産党がまともに見えるだなんて日本オワタ\(^o^)/」に分類できるね。

 ごく一部が「派遣社員は無能でヤル気無いからこれでいい」とかゴニョゴニョ言っているけど、正社員にだって「ヤル気」のない奴はいるわけで、そんだったら派遣社員・正社員といった区別じゃなくて、同一労働同一賃金にすればいいのに。こういう批判って、格差問題とか派遣労働者問題の論点、すなわち「正社員以上に働いても正社員以下の賃金しかもらえないのはおかしい」というの、ちゃんと分かっているのかなー?
 それに、どんなに「無能」だって、需要を創出してくれる限り、全体的には「役に立つ」んだから、生存権とかそういうのは別にしても、やはりある程度の所得は得させたほうが良いと思う次第。
 ちなみに、「派遣社員を正社員化せよ」という主張に対しては、「派遣やパートに頼っている中小企業にこれ以上の負担を強いるとは鬼畜め」という批判がときどきあるけど、こちらが求めているのは、当面は、比較的余裕のある大企業についてだから、その辺は誤解なきよう。

 まあ、自画自賛で束の間の喜びに浸るのも結構だけど、非党員にとっては共産党だって手段の一つにすぎないんだから、あまり良い気にならないほうが良い。今回の自画自賛記事だって、絶対にポイント落としているよ。
posted by s19171107 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月14日

「共産党だからこその期待」と「共産党だからこその限界」

 ν速+で志位いいんちょーの質問がウケているらしい。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/02/228_8140.html
 今は5スレ目が700越えしたところなんだけど、>>1〜>>100までの書き込みをざっと見た限り、「共産党だからこその期待」と「共産党だからこその限界」が見て取れたので、書き込みを引用する形で簡単にまとめておきます。

「共産党だからこその期待」
9 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/12(火) 23:42:51 ID:R47+NXv20
共産党きたな。さすが共産党。
絶対に与党になれない政党は、やっぱり言うことが違う。

11 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/12(火) 23:43:40 ID:dY/HgDj20
このひと、言ってる事ほんと正しい。

26 名前: 名無しさん@八周年 [sage] 投稿日: 2008/02/12(火) 23:56:37 ID:gmgkKv+Z0
労働問題に関しては共産党はガチだな
自民とかモロ経営者側だからw

59 名前: 名無しさん@八周年 [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 00:20:20 ID:HVn2RIxF0
共産党なのが唯一の難点なんだが、共産党でなければこういった発言も出てこないのだよな

64 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/13(水) 00:24:31 ID:IuoclMYC0
言いたい事全部、志位さんが言ってくれた
自民=金持ち資本家側
共産=庶民側、と完全に分かれた答弁だったな


「共産党だからこその限界」
15 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/12(火) 23:47:40 ID:R47+NXv20
>>11
だよな。TVの討論番組なんかでもGJなことがホント多い。
でも共産党なんだよなw

18 名前: 名無しさん@八周年 [sage] 投稿日: 2008/02/12(火) 23:48:19 ID:kFAB553C0
正論すぎるな

共産党じゃなければ支持するんだけどなー

21 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/12(火) 23:51:10 ID:CVNfys/r0
共産党は言ってる事はいつも殆ど間違っていない。
ただどうしても名前が悪過ぎる。中国、(旧)ソビエトとは関係無いと言っててもな・・・
名前を変えて新しくスタートしてみてはどうか?産共党あたりで。

25 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/12(火) 23:55:39 ID:WzcfyCqV0
【共産党】 ※共産党は、使用上の注意をよく読み、用法用量を守ってお使いください。
(AAはズレるから省略)
 【効能】 経団連肥大からくる諸症状の緩和に

 【用量】 衆院40議席、参院20議席 までとしてください
 【用法】 政権へのご使用はおやめください
 【注意】 まれに革命を起こすことがあります。公安にご相談ください

56 名前: 名無しさん@八周年 [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 00:18:53 ID:2hVEbQS00
>>51
”やつら”に対抗するにはテロリズムとかコミュニズムじゃなくてエンターテイメントだと思う。
正しい経済についての知識を知ることができて、かつエンターテイメントで、政治的に力を持てるって路線が必要だ。

政治に期待したくても共産党とか社会党は「9条ぉぉおお」とかやりだすからダメなんだよね。

62 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/13(水) 00:23:16 ID:rj7tH01XO
労働者側で保守の政党があればなぁ・・・
かつてのドイツにあったような。

76 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/13(水) 00:33:11 ID:zcY+ROIt0
アカでなければ超GJなんだがな〜

97 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/13(水) 00:43:30 ID:mDu/7grOO
アカ思想なんてもう化石に等しいんだから古い考えは捨てて労働党立ち上げろよ>共産党

まあ無理なんだろうけどさ
 やっぱり党名と、党の掲げる思想が支持拡大のネックらしいwww
 党員は、「我が党は共産主義を目指しているんだから共産党で何が悪い」というけど、それならば「共産主義とは何か」を分かりやすく解説しないと、いつまでも人々の脳内の「共産主義」は、悪平等の人民公社であったり、あるいはシベリアの政治犯収容所でしかないだろうね。

 また、>>56とか>>62を読む限り、本来、保守陣営の核心支持者となるべき人たちが、保守陣営が格差問題について消極的どころか、否定的であるがゆえに行き場を失っているという可能性も考えられそう。
 こういう層を取り込むには共産党としては、結構大きな決断が必要だと思うけど、「多数派革命」を実現したいなら、一考してほしい。

 >>100以降は殆ど読んでいないんだけど、また査問がどーだとかそういう話が出てきているっぽい。でもね、現状では絶対に与党になれない政党の党内において、「査問によって異論が排除されている」だなんて非党員に訴えたところで、非党員にとっては共産党なんて手段の一つに過ぎないんだから、「で?与党をチクチク攻めてくれれば、それだけでいいから、どーでもいいよ」としか思わないとだろうよ。

 このほかにも、今後の左派運動の参考になりそうな提案的書き込みもあったので、あわせてまとめておく。
50 名前: 名無しさん@八周年 [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 00:13:43 ID:2hVEbQS00
単にまじめな経済系のブログを作るより
「経団連とその手先が妄言を吐くたびにプリウスとか
キャノンのカメラぶっこわしてオブジェにするサイト(経済もあるよ)」
とか作ったほうがいいかもしれないと最近考えてる(´・ω・)

51 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/13(水) 00:14:07 ID:pdZbFpiZ0

●「資本主義」自体は、資本家以外には悲惨で惨めなもんだよ
  それを是正してバランスとるのが「政治」
  その過程で民意をくむのが「民主主義」
 


●市場経済ってホントは死ぬほど大変なんだよ。

 この100年ぐらいは共産主義や社会主義諸国が
 出てきたんで自由主義諸国や企業が労働者に遠慮して
 福祉政策を充実させただけ。

52 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/13(水) 00:16:33 ID:TICGsTrh0
>>50
うん、そうだな。
真面目な経済ブログだと面白みないし、ついてこれない奴もいるしな
何か象徴的なモノや行為を定めて、皆の努力で敵を叩き潰すみたいな
構図をつくれば、支持者は増えるんだよな。

56 名前: 名無しさん@八周年 [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 00:18:53 ID:2hVEbQS00
>>51
”やつら”に対抗するにはテロリズムとかコミュニズムじゃなくてエンターテイメントだと思う。
正しい経済についての知識を知ることができて、かつエンターテイメントで、政治的に力を持てるって路線が必要だ。

政治に期待したくても共産党とか社会党は「9条ぉぉおお」とかやりだすからダメなんだよね。

57 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/13(水) 00:19:00 ID:r42V9hEB0
派遣は一大勢力なんだから無産市民政党でも作って社会に働きかければ良いんだよ。
日本無産党みたいな名称で。

63 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2008/02/13(水) 00:23:44 ID:TICGsTrh0
>>56
>”やつら”に対抗するにはテロリズムとかコミュニズムじゃなくてエンターテイメントだと思う。

そうなんだよ。
小泉はそういうメソッドを確立してた、エンターテイメント的な洗脳で優勢民営化を実現した、いつの時代も大衆はそういうモノに弱い。
しかしマスコミもジブリも創価に染まりきった現状では、反体制の
担い手はいない、困ったもんだ・・・
 こういうエンターテイメント的な運動は、やはり派遣社員がまだ比較的若い世代が多めである関係もあって、20代・30代くらいの人が主体的に行うべきだと思うんだけど、左派陣営にそういう人材っているのかね?
 ちょうど、左派陣営の抱える問題について、民青を中心に2月下旬〜3月中旬くらいまでに一本記事を書こうと思っている。

 ちなみに、なぜ数多ある左派の中から、わざわざ民青にしたかというと、知り合いに民青がいて付き合った関係と、民青も泡沫組織化しつつあるけど、他の左派組織はもっと泡沫なので、運動の主体にするんだったら人数の多いほうが良いから。


 なお、共産党の経済施策に対する批判と、その批判に対する批判の書き込みについては、別記事において取り上げたので、興味のある方は以下をどーぞ。
http://s19171107.seesaa.net/article/84027772.html
posted by s19171107 at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月08日

7日づけ朝日新聞4面の共産党関連記事について

 7日の朝日新聞朝刊4面に、『共産、再興の道筋は』という、一般商業紙にしては珍しい共産党関連記事が掲載されていました。執筆は評論家の立花隆氏と、「欧州の左翼政党に詳しい」とかいう触れ込みで出てきた名古屋大大学院教授の後房雄氏でした。
 現在執筆中の不定期連載「日本共産党敗戦の弁研究」の資料として、以下、記事の流れを太字で保存すると共に、ところどころツッコミを細字で入れます。

 まず立花氏の講は、「真っ先に民主集中制を捨てよ」という見出し。記事の流れは以下のような感じです。

1.共産党の掲げる民主集中制は党内議論を封殺するもの

2.欧州の共産党がユーロコミュニズムに向かっていた時代、宮本氏は民主集中制を強化し、党中央に逆らうものを排除するようになり、共産党は党中央決定を鸚鵡返しに語る組織になった

3.東欧革命とソ連崩壊後の危機をうけて不破氏は従来の宮本綱領と異なる不破綱領を採択した(要するに柔軟化したと言いたいらしい)

4.その不破氏でさえ民主集中制は捨てられないでいる。現指導部にしてみればこの方が自分達が安泰だから(推定調ではなく断定調)

5.先の選挙では共産は議会主義政党として消滅したも同然で基本的に共産党の未来に望みは無い

6.地方選挙では若干の議席は取れるかもしれないけど、若い人が殆ど入ってこない政党に未来は無い(突然、脈絡も無く「若い世代」のことを話し始める)

7.先進国市民社会(本文ママ)に受け入れられる形で党組織を残すためには真っ先に民主集中制を捨てよ。まあ、とっくに捨てた欧州でも元共産党系は苦戦しているがなwwwwwwwwwwはやく宮本の残滓を捨てろwwwwwwwwww(およおよ、東欧の元共産党系社民主義政党は89年以前にやっていたことの重大性の割には結構いい感じじゃなかったか)

 立花さん、もうちょい穏やかに書かないと共産党員氏、最後まで読んでくれないよ(´・ω・`)


 続いて後氏の講は、「妥協して野党共闘に転換を」という見出し。記事の流れは以下のような感じです。

1.イタリア共産党ではトリアッテイ死後はユーロコミュニズムに転換したのに対し、日本共産党は70年代はまだしも80年代は孤立路線を歩んだ(唯一、手を組めそう政党といえば当時は社会党だけど、その社会党って「共産党は相手にしないよ協定」みたいなのどっかと結ばされたんじゃなかったか つまり好きで孤立したんじゃなくてハブられたんじゃなかったか)

2.今の政策を変えるため野党で自民党批判をしても仕方ないと国民は分ってきている。(「分ってきている」とは偉そうな物言いだこと)野党共闘に入るように方針転換すべきではないか。ここ10年苦境なのに独自色を言い張っている(「独自色を言い張らない良い子」の社民党がどうなったのかご存知か?)

3.衆議院小選挙区では民主党だけでは勝てない状況もある。共産党が小選挙区で候補者を立てることで自民党を勝たせていると有権者が見れば共産党を邪魔に思うだろう。また、今は単なる死票ではなく自民党補完票になっている。(じゃあ小選挙区制廃止運動でもやれよw)

4.今度の衆議院選挙が共産党にとって最後のチャンス。当選の可能性が無い小選挙区に立てないだけでもいい。(そういうことは党中央じゃなくて実際に投票する共産党支持者ひとりひとりに言ってください)要するに妥協して野党連合に入るかだ(妥協した護憲政党・社民党が改憲政党・民主党に飲み込まれつつあり、社民党の「護憲」がかつて無いほど胡散臭くなっている件について)

 ネット上での共産叩きと大差なくてワロタwwwwwwwwww私に突っ込まれているようじゃ学者・評論家生命終わりだよwwwwwwwwww全然参考にならねぇwwwwwwwww

 しかし一般商業紙って共産党を全く取り上げないわりに、時々取り上げればこれだもんな。ふつう政治団体の機関紙でも無い限り意見記事を書く場合は攻撃的なのと擁護的なのの両方を取り上げるのが筋だけど、これどっちも攻撃的じゃない。朝日も終わったなぁ。
posted by s19171107 at 21:27| Comment(0) | TrackBack(2) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月31日

第21回参議院議員通常選挙と日本共産党

 第21回参議院議員通常選挙が終わりました。日本共産党的には『躍進のチャンス』がここ何年か続いていますが、躍進どころか退潮の流れです。

 mixiのコミュや党員氏サイトなどを見ると、この退潮傾向は『大手マスコミが2大政党制推進のために共産党を意図的に除外しているため』らしいです。私もそれには一定の説得力があると思いますが、それ以外の可能性って本当にないんでしょうか。
 今回はそれについて考えてみます。

 私は第一に『共産党』というネーミングがソ連・東欧・中国などのスターリン官僚主義による低生産・抑圧社会とリンクしている方が多く、また「民主主義の対義は共産主義」という誤解をしている方が多すぎ、ネーミングで大損しています。日本共産党的には旧共産圏のスターリン官僚主義と日本共産党の掲げる科学的社会主義は別物ということらしいですし、私もその説明に一定の理解があります。しかし、世の人には全く浸透しておらず、『共産』という時点で選択肢から除外されているきらいがあります。
 ネーミングのことを話し始めると共産党氏は『日本共産党は共産主義を目指しているんだから"共産党"で何が悪い』という反論を頂きます。ごもっともです。しかし、変えたくないのならば『共産』という言葉の持つ極めてマイナスなニュアンスを抜本的に変えなくてはなりません。
 私としては既に『共産』という言葉へのイメージがまだ固まりきっていない若い層に浸透するのが手っ取り早く効果的かと。そのためには民青に協力を仰ぐのが良いと思うんですがどうでしょう。
 まあ、民青も民青で乗っけから政治的過ぎるので、ノンポリ化の進む若い層には引かれるかもしれませんけど。だから、もうちょい政治色を薄めて「青少年の雑談会 進路・人生・恋愛相談歓迎、政治的話題も可」程度であると取っ付きやすいかもしれませんね。今の民青は「青少年の雑談会 進路・人生・恋愛相談可、政治的話題歓迎」な感じがします。

 第二にアピールが地味かつパッとしない。
共産党の選挙運営の中の人って、『地道な活動を見ている人は見ていてくれる』思考じゃないでしょうか。確かに見ている人は見ていますが、逆に言うと、見ていない人は全く見ていません。特に忙しい労働者の皆さんは残念ながらそういう地道な活動なんて見ている暇はないです。
 地道な活動は否定しません。むしろ推奨します。毛主席も『大衆路線』『大衆の中から大衆の中へ』という革命の基本原則の重要性を繰り返し仰っています。しかし、地道な活動の範囲からどうしても漏れてしまう忙しい層にも確実に訴えかけられるような手法もほしいです。

 第三。どれくらいの人が見ているかは分りませんが、選挙に負けても誰も責任を取らず、いつも『赤旗』に都合のいい弁解ばかりしているのもマイナスかも。
 今回の選挙も議席数は減ったものの、得票数は微増したらしいです。(http://www.jcp.or.jp/giin/senkyo/2007_sanin/2007sanin_kekka.html)しかし事前設定の目標には遠く及ばないし、そもそも『多数者革命』を目指している党にしてみれば、今回の微増なんて誤差の範囲内です。しかしながら、いつもどおり役員人事は変わらんし、前掲の弁解記事みたいなのを出しています。
 こういう何があっても変えない変わらない体質は見ている人は見ており、そして政治的・経済的に失敗しても政策や役員人事を何一つ変えようとしなかったソ連共産党始めとする旧共産圏執政政党とダブらせて見ているのでは無いでしょうか。
 私は一応共産党支持者です。しかし毎回の選挙のたびの党勢衰退とみっともない弁解には大変失望しています。

 ちなみに、共産党関係者氏は1998年の躍進が相当印象的なようで、党体質に対する批判的な意見に対してよく「1998年の選挙ではこの体制で勝ったんだから体質は関係ない」というご意見を頂きます。しかしあの選挙って自民党は相当ダメだけど、一方で社会党がぶっこわれてしまった関係で有力な野党が不在だったことで自民党への批判票が流れたんじゃなかったでしょうか。(民主党は当時は出来たばかりで、まだ何なのか良く分からん政党だった)

 今回に限らず、近年の共産党の党勢衰退は党内の事情と社会の事情の両方が、複合して発生していると思います。党内事情、具体的に言えば党体質については『関係ない』という声も根強いでしょうが、出来る限り考えられる限りの改善しうる点は改善するのが党勢巻き返しのためには必要じゃないでしょうか。

 ちなみに、昨日の開票速報の時、私はNHK総合実況板にいました。そのとき採集した共産党関連の書き込みを幾つかご紹介します。
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/MATERIAL/HTML/21SANGIIN-JCP/jcp.html
http://www.geocities.jp/s19171107/DIARY/MATERIAL/HTML/21SANGIIN-JCP/jcp2.html
 確かに2chは便所の落書きであり、取るに足らない書き込みが多いです。上記保存記事内にも『綱領よめ』といいたくなる書き込みもありますが、逆に『共産党への誤解』とも取れることが出来ます。『2chなんて』と言わずに真摯に受け止めるべきではないでしょうか。
posted by s19171107 at 01:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月06日

婉曲表現はイヤだねぇ

「+++ PPFV BLOG +++」さんとこからこういう記事のTBが来ました。

私自身も「+++ PPFV BLOG +++」さんが引用している大元の記事を書いた人が、何を狙ってああいう婉曲な言い回しをしているのか分かりかねますし、日本共産党史についても多少、聞きかじった程度の知識しかありませんが、これは1946年に作られた「日本人民共和国憲法草案」(http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/kyouwakokukennpou.htm)の事を指しているのでしょうか?
というか、日本共産党が作った憲法草案って後にも先にもこれしかなかったような。

そうだとすれば、確かに人民共和国憲法草案には「9条」的なことは書いていないけど、常備軍とかそういうことにも追及はないんだけどなあ。
さらに言えば、2000年7月に、不破哲三委員長(当時)は、この人民共和国憲法草案について、下記のように述べている。

http://www.jcp.or.jp/jcp/78th_koen/fuwa_78th_honbun.html
 なお、この憲法草案について、今でも日本共産党は、こういう憲法を目指しているのかという質問をする人がいます。今年の二月に、日本記者クラブで話をしましたときに、そういう質問がでました。私は、“これは、戦争が終わった翌年の一九四六年、日本で新しい憲法をつくろうというときに、当時の党が提案したものであって、そういう歴史的な文章だ、われわれの今後の行動はそれを基準にするものでもないし、それに拘束されるものでもありません”とお答えしましたが、これがわれわれの態度であります。

んんん、良くワカンネ。
ちょっと明日か明後日図書館行ってきて日本共産党史関係の本を探してみようと思います。
ついでに共産党考察サイトも幾つか覗いてみようと思います。一眠りしてから。
posted by s19171107 at 20:38| Comment(0) | TrackBack(1) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月03日

「みながわblog」のコメント欄が変わりつつある気がする

どういうことかというと、最近、某巨大掲示板でみるような超古典的な反共宣伝が「みながわblog」(http://yaplog.jp/dione/)で見られ始めているってことです。
たとえば、下記のようなのとか。
共産主義者の政府批判ですか。恥知らずも甚だしいですね。

http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/06/060912b.htm
中国共産党の中国の自由度は劣悪
民主国家の台湾は最高レベル

ロシアも共産主義に染まってソ連になってから没落してしまいましたが、その後、自由・民主・資本主義のロシアになって盛り返してきましたね。

共産主義と自由主義、どちらがいいか一目瞭然ですね。

たとえどんなに自民党がダメでも、真っ当な思考力を持った人は、共産党なんかには絶対に投票しません。
共産党は、まずは今までの悪行非道を詫び、共産主義を捨てて改名して出直してくださいね。

古典的すぎてなんか懐かしさすら感じてきます。

しかし、一つ不思議なのは、「なぜ今、こういう古典的な書き込みが出てきたか」なんですよ。
「みながわblog」の管理人の皆川氏はもう1年以上前から共産党員であることを明かして、むしろ前面に押し出して主張されてきたんですけど、そのときは、まあ「共産主義者の掲げる階級闘争は何時終わるんですか」とかいうピンボケな質問や批判等も多少はあったんですけど、さっきあげたような書き込みはあまり無かったんです。
また、皆川氏はブログ再起動前から「人気ブログランキング」に参戦して、30位台〜20位台をウロウロ、現在は10位台にランクインする、左派ブログの中でもかなり人気があるブログで、もしこういう殆ど某掲示板のコピペのような書き込みならば既にかなりの回数されている思うんですよ。
それが何故今まで、即ち旧「カッシーニでの昼食」時代に余りされず、そして何故最近、即ち共産党公認候補となり「みながわblog」になってから沸き始めたのか。
なんか反共ネット工作組織でもあるんですかね。
posted by s19171107 at 05:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月03日

京都府民ではありませんがご健闘を心よりお祈りいたします

遅ればせながら、「しんぶん赤旗日曜版の魅力を探る」というメルマガより、8月9日に冬眠宣言をされた「カッシーニでの昼食」が、「みながわblog」として復活し、さらに主宰者の皆川朋枝氏が来年の京都府議選に日本共産党候補として立候補されることを知りました。

皆川氏はまだ20歳代で、共産党という組織の中では末端に位置する党員でいらっしゃるのに、あの官僚構造的イメージの強い共産党から立候補のオファーが来たことから、私としては日本共産党の変化の兆しかと少々期待している次第です。

私は京都府民じゃないので、京都府議選への投票権は有しませんが、皆川氏の若い頭脳の勝利を心よりお祈り致す次第です。がんばって!


(これより下はただのボヤキ)
「しんぶん赤旗日曜版の魅力を探る」を読んでいて思ったんだけど、『赤旗』って党事務所での個別販売していないのかなぁ。キヨスクみたいに。共産党のサイト見ても良く分からない。
私も『赤旗』読みたいんだけど、今、両親と同居の上に、父親がちょっと共産アレルギーと言うかそういうので自宅配達頼みにくいんだよねぇ、、、
キヨスクみたいに売ってくれたら、毎朝新聞買いに共産党事務所まで行くよ。
posted by s19171107 at 17:58| Comment(5) | TrackBack(1) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

高挙毛沢東思想偉大紅旗

(タイトルに関して)
そんなことを考えていた時期が私にもありました。(あのAA風に)
それより大変ですよ共産趣味の同志諸君。あの「日本共産党(行動派)」がサイト閉じちゃいましたよ。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~NKK/
行動派はスターリンや毛沢東の肖像画を掲げる連中(http://web.archive.org/web/20050227201530/www2u.biglobe.ne.jp/~NKK/new_page_6.htm /web.archive.orgに保管されているミラー)だし、以下のようなことを口走るトンデモ連中だから、思想的には全く波長は合わない、宗教や「宗教かがった反共」の連中へより嫌悪感を感じるけど、単純に見ていて面白かったから、ちょっと残念。
http://web.archive.org/web/20050225221736/www2u.biglobe.ne.jp/~NKK/new_page_12.htm /web.archive.orgに保管されているミラー)

論点の2 「スターリンの暴力と大量虐殺は許せない」ということについて。

 暴力とは国家と権力そのものである(国家論と人民戦線綱領をみよ)。殺すのが悪いというのであれば人間の歴史は戦争と殺人の歴史であり、この世の中に国家の指導者でよい人は一人もいない。二十世紀は大量破壊兵器による戦争と殺りくの世紀であったというこの歴史をどうみるのか。古代奴隷国家ではどれだけ奴隷が殺されたか。キリスト教徒はあの十字軍戦争でイスラム教徒をどれだけ殺したか。第一次世界大戦と第二次大戦で六千万人が殺された。第二次世界大戦以後ですでにもう二千万人も殺されている。

 二十世紀は一億七千万人が殺された。ヒトラーはユダヤ人を六百万人も殺し、日本軍国主義は中国侵略の十四年間に三千五百万人を殺し、日本人もまた三百十万人が殺された。アメリカは原爆で日本人の五十万人を死傷させた。

 暴力と戦争と殺人というものはそれなくして歴史は存在しなかったのだ。このことを理解できない人物はとうてい歴史を語る資格はない。そういう人物はしょせん観念論の世界、空想と妄想と幻想の世界をさまよいつつ歴史的に価値なき人生をおくる徒食家にすぎない。問題の本質は、どのような歴史的時代に誰が何のために、誰のために誰に対して行った暴力と殺人だったのか、ということなのだ。

 スターリンは階級的殺人者たちに対して階級的殺人をおこなったのだ。十月革命の前後ロシア皇帝はどれほどの人民を殺したか。あの外国干渉と国内右翼反乱軍はどれほど人民を殺したか。一九三〇年代に帝国主義陣営とナチスはどれほどスパイとかく乱を展開したか。スターリンは人民のため社会主義と人類の歴史の開拓者としての使命と責任にもとづいて殺人者を殺した。それは歴史上の英雄たちがみんなそうしたように、そうしたのだ。これが分からない人たちは、自らが資本主義と帝国主義と独占支配の側・その陣営に立っているからわからないのであり、われわれはそういう人たちに期待はしない。


論点の4 「スターリン時代は怖くて何もいえなかった。スターリンが死んではじめて自由になったからスターリン批判を提起した」というフルシチョフの言い分について。

 こういう言い分はまさに裏切り者、背教者、臆病者のせりふである。怖くてものが言えないのは小人物だからである。人民と歴史に忠実な革命家は生命を賭して闘うのだ。卑怯者の小唄とはこのことである。裏切り者はいつでも自分を高く見せるために前任者をたたく。過去を否定することによって自分を正当化する。組織人として、組織の一人として、当時の総意にもとづく決定に従った自分の行動に責任を感ずることなく、あっさりと過去を否定するのは、まさに歴史の否定であり、自分の過去もまた否定されるということである。否定するものはやがて歴史によって自分そのものが否定される。フルシチョフの死後はそのようになっているではないか。これは人間性の問題、人間としての良心、人間のあり方の問題である。こういう人間に歴史は何も期待しないであろう。フルシチョフは完全に抹殺されているではないか。こういう犯罪人の言うことをまだ信ずるのか。信ずるものはやがて自分自身が歴史に抹殺されるであろう。ここできわめて重要なことは組織人としてのマルクス主義党と党員の行動規範についてである。党の組織と機関においては「批判の自由と行動の統一」がはっきりとうたわれている。そのうえで個々の人間が何も発言することなく決定や議決を承認した場合、それは発言する必要もなく承認したということ。つまりそれほど積極的に賛成したということなのだ。党というものはそのように積極的にものごとを判断するものなのだ。したがって何人も、その決定と決議に責任を負わねばならない。これは党と組織体にとっては生命であり、個人と組織の相互関係のイロハである。このようなことすら自覚しないフルシチョフが如何に程度の低い人物かがおわかりであろう。こういう人物の言うことを信ずる人物もそれ以下の程度の低い人間だということになる。いずれにしてもフルシチョフ的非人間性、非組織人、非マルクス主義的党員の運命とは、それが実際に教えているとおり、歴史を否定するものは自分が否定され、組織原則を否定するものは組織によって否定され、マルクス主義を否定したものはやがて人民にとって無価値な人物と断定されるであろう。否定の否定(弁証法)である。


しかし、気になるのは「こちらはBIGLOBEカスタマーサポートです。このアドレスの個人ホームページは主催者の都合により閉鎖されました。」って部分。
サイトのキャッシュ見ると、今年の1月にも新年の挨拶みたいなことを書いていた連中が、「主催者の都合で閉鎖」することなんてあるのかねぇ。
posted by s19171107 at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 共産党とかそっちの方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。